元幸福の科学の会員で1987年より三十数年間、在籍し、活動をしてきました。その間を振りかえります。

最初は勉強会だったのに大川隆法氏は1991年に突然に自分は地球神・エルカンターレだと宣言し、宗教法人となった。

「時間厳守」の価値観を変えたら、息子に自主性が生まれた!

2015-12-28 13:51:59 | 日記

http://voicee.jp/2014100310299

時間にルーズな息子

以前の私は、一人息子のTを、毎日のように叱っていました。

「○○君のうちに遊びに行ってくる」

「何時にお約束してるの?」

「……3時」

「えっ。もう3時過ぎてるわよ!時間に遅れて人に迷惑かけちゃいけないって、いつも言ってるでしょ!」

こんなふうに、私がTに約束の時間を聞いてみると、すでにその時間が過ぎていることが度々でした。将来社会に出ても困らないように、「時間を守れる子」に育てたいと思っているのに、時間にルーズな面がなかなか治らないのです。

「時間厳守」だった自分

「早く朝ごはん食べなさい!遅刻よ!」

毎朝、学校に行くのにも、Tはいつまでものんびりしていて、学校の始業時間にはとても間に合いません。私がいつも時間を気にしていなければ、毎日が遅刻という状態です。

私自身は、子どもの頃から、時間に几帳面な性格でした。時間を守ることは、社会人として最低限のルール。そう思って大人になり、私は社会に出ても常に「時間厳守」でした。おかげで上司からも信頼されていました。

だからこそ、時間にだらしないTを見ていると、つい許せなくなり、イライラしてしまうのです。それでも、Tが1年生のうちは、「まだ1年生だから仕方ないか」とも思っていました。

ところが、いくら注意しても治らないまま、1年が過ぎてしまったのです。

「このままでは、この子は社会に出て困ることになってしまう」と、不安が募っていきました。

「私の育て方が甘いせい」

私は「子どもの生活態度はすべて親の教育の表れ」と考えていました。そのため、「Tが変わらないのは、私の育て方が甘いせいだ」と思い込み、さらに厳しくTをしつけることにしたのです。

「何回言ったらわかるの!」感情的に怒ることが増えていきました。

でも、どんなに強く叱っても、Tに変化は見られません。そればかりか、陽気でおしゃべりだったTは、次第に言葉数が減っていき、私に叱られる度に、ただ黙って泣くようになりました。

べそをかいているTを見ていると、「時間のしつけができないばかりか、子どもを萎縮させている……」と、親として情けなくて苦しくて、自分を責める日が続きました。

「このままでは、Tは立派な大人になれないのでは」という心配もふくらみ、不安で押しつぶされそうな毎日でした。

 

子育ての指針となった法話

そんな私に転機が訪れたのは、幸福の科学総裁・大川隆法先生の「心の成熟について」という法話を聴いたことでした。

大川先生は、会場に集まった大勢の人たちを前に、優しく、分かりやすく、時にユーモアも交えながら、悩み解決のための心の持ち方をお説きくださいました。そして、次のような例え話をされました。

「時間ばかり気にしている母親は、子どもが時間通りに動かないと、他にいいところがいくらあっても許せません」「自分の生き方で子どもを裁こうとして、多様な価値観を受け入れられないのです」「親が『子は親にないものを持っている』と考えると、子どもの態度も変わってくることがあります」

まるで一対一でアドバイスをくださっているのかと思うほど、私にピッタリ当てはまる内容でした。

私は、「時間を守る」という価値観だけで子どもを見ていて、他の長所に目を向けていなかったのです。

「自分が『時間厳守』で社会に出て評価され、自信を持っていたから、こだわっていたのね。

Tのいいところを全然見ようとしないで、いつも怒って、怖い顔ばかりしてた。本当にゴメンね」――お話を聞きながらも、Tに申し訳なく思う気持ちが、胸にこみ上げました。

 

Tにはすばらしい長所がある

それからというもの、私は、Tを見ていてイライラし始めると、大川先生の説法を思い出し、心を落ち着かせる努力をしました。

感情的な言葉が出そうになると、まず口に出さないようにして、心の中で「私の偏った価値観で裁こうとしていないか」と自分に問いかけたのです。

さらに、「Tの長所を見つけよう。大川先生のお話の通り、親にないものを持っているはず」と考えていきました。そうするうち、以前、担任の先生が言ってくれた言葉を思い出しました。

「Tくんはみんなに優しくて、たくさんの子と仲良くしていますよ。協調性がありますね」

先生にそう言われた時、「でも、Tは時間にだらしないし……」と、私はその褒め言葉を心の中で否定していたのです。

また、こんな光景も思い出されました。ある日、親戚一家が家に来た時のこと。Tと小学生の従兄たちは楽しそうに遊んでいましたが、その陰で、小さい子がポツンと独りでさみしそうにしていました。Tは、その子を見つけると、すぐに駆け寄って話しかけ、ふたりで遊び始めたのです。

Tは、人の気持ちがわかる、優しい心を持っていたのです。それはすばらしい長所でした。

 

気持ちに余裕が持てたら子どもが輝き始めた

Tの長所を実感できると、Tの時間のルーズさも、「この年齢の子なら、よくあることかもしれない」と寛容に受け止められるようになりました。

「時間厳守」も、肩の力を抜き、「少しずつできるようになればいい」と考えを変えました。

叱る回数が減り、Tも以前のように陽気で快活になり、よくしゃべるようになってきました。

さらに、私は、思い切ってパートに出ることにしました。思えば、これまでの私は、一人っ子ということもあって、気持ちが「子どもべったり」になり過ぎていたのかもしれません。

子どもとも少し距離を置いて、自分も外の世界を見た方がいいと思ったのです。

「お母さん、少し働こうと思うの。5時には帰ってくるから、それまでに宿題をしておくのよ」

私が働き始めてしばらくすると、Tはびっくりするほど変わっていきました。仕事から帰る私に、Tは「お母さん。今日は友だちと遊んだけど、時間を守ったよ。今日は宿題まで済ませたよ」と言うのです。

朝の支度も、私に言われなくても前の晩には自分で済ませ、私が細かく注意しなくても学校に間に合うよう登校していきます。

夏には、一人で初めて岡山の祖父母の家に2週間もお泊まりに行きました。祖父母からは、「毎日、午前中には勉強もしていたよ。毎朝早くに起きて、夜も、毎晩9時には寝ているよ」と聞きました。

以前は、ガミガミ叱っていないと時間を守れなかったT。私が自分の価値観のみ押し付けるのをやめ、Tの長所を実感していくことで、自主性が育まれたのだと思います。

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