元幸福の科学の会員で1987年より三十数年間、在籍し、活動をしてきました。その間を振りかえります。

最初は勉強会だったのに大川隆法氏は1991年に突然に自分は地球神・エルカンターレだと宣言し、宗教法人となった。

明治維新の震源地・吉田松陰が大事にしていた「絆」と「救済の心」

2015-12-28 16:52:08 | 日記

明治維新の震源地・吉田松陰が大事にしていた「絆」と「救済の心」
http://the-liberty.com/article.php?item_id=10108

 

吉田松陰と言えば、日本史上最高の革命家として、そして誰よりもストイックな勉強家として有名です。しかし、その著作を紐解くと、何よりも大事にしたものが「絆」と「救済の心」であることが分かります。 

"絆"の教え、「五倫」とは?

「学問とは、人がいかにあるべきかを学ぶことである(学は人たる所以を学ぶなり)」

 

これは、吉田松陰著『松下村塾記』の中の一節です。そして、この「人がいかにあるべきか」を具体的化したものが、松陰が開いた松下村塾の精神として掲げられた七つの心得である「士規七則」。その筆頭に来る、次の言葉に注目です。

 

「一に、人として生まれたからには、動物との違いを知らなくてはいけない。思うに、人には君臣、親子、夫婦、長幼、朋友の五つの倫理がある(一、凡そ、生れて人たらば、宜しく人の禽獣に異なる所以を知るべし。蓋し人には五倫あり)」

 

例えば、朋友への倫理は「朋友の信」、すなわち、「友との信頼を結ばなければならない」というものでした。松下村塾で学ぶべきことの第一は君臣、親子、夫婦、長幼、友との「絆」の大切さだったと言えます。

 

 

"弱者救済"の心でもある、「忍びざる心」とは?

元々、孟子によって提唱された「五倫」ですが、その教えの根幹には「人間の善性」である「忍びないと思う気持ち(忍びざるの心)」を磨きだすという考えがありました。

 

「忍びないと思う気持ち」の意味について、松陰が獄中で囚人たちに行った『孟子』全巻の講義をまとめた『講孟余話』ではこう解説されています。

 

「忍びざるの心というのは、孟子のいうよちよち歩きの小さな子供が、井戸に落ちかかっているのを見た人は、『ああ、危ない助けなければ』と瞬間的に思って、衝動的にその場に駆けつけていく。その一瞬における衝動は、まさにそのよちよち歩きの赤ん坊を助けたいと思う一心だけである。これがつまり誰もが持っている忍びざるの心であり、だからこそ人間の性は善性なのだ」

 

松陰は、この「忍びざるの心」とは「他人の不幸を痛ましく思うこと(惻隠の情)」であり「他人への思いやりの気持ち」であるとしています。これは正しく「弱者救済の精神」でもあります。

 

 

「絆」「救済の心」を磨きだす学問

松陰は、さらにこう続けます。

 

「この心を持っていない人間など一人もいないはずだ。ただ、普通の人間はその心をさらに広げる方法を知らないだけだ。ここが、普通の人間と聖人(優れた人格者)との違いになる」

 

最初に取り上げた「学は人たる所以を学ぶなり」という言葉の通り、松陰は塾生たちの「善性」を開花させることに腐心しました。

 

大川隆法・幸福の科学総裁による霊言の中で、松陰の霊はこう述べています。

 

「私は、敵対する者に対しては厳しいところもあったかもしれないけど、基本的に、塾生には優しかったほうではあるのでね。基本的には、孟子の「性善説」を信じていて、「人間の本性は善である」と信じていた。どのような泥棒みたいな人とかであっても、井戸に子供が落ちようとしているときに通りかかったら、その子供を助けようとするだろう」(下記、関連書籍『吉田松陰「現代の教育論・人材論」を語る』所収)

 

明治維新の震源地ともいえる松下村塾で、最も大事にされていたのは、「絆」「救済の心」といった愛あふれるものでした。

 

現代は情報社会でありさまざまな情報が氾濫するとともに、交通機関やインターネットの発展もあり人的ネットワークも拡大した時代です。そうした中でこそ、吉田松陰が大切にした「絆」や「救済の心」は現代人に必要な力だと実感させられます。(HSU/悟)

 

【関連書籍】

幸福の科学出版 『吉田松陰「現代の教育論・人材論」を語る』 大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1350

 

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