元幸福の科学の会員で1987年より三十数年間、在籍し、活動をしてきました。その間を振りかえります。

最初は勉強会だったのに大川隆法氏は1991年に突然に自分は地球神・エルカンターレだと宣言し、宗教法人となった。

エローヒムとヤハウェは同じ神? 今さら聞けない旧約聖書の中身。・「エローヒム」は天地創造の神として描写、「創世記」の後半から混入する神「ヤハウェ」、 両者の混同が中東紛争の原因へ

2019-07-05 10:48:33 | 日記


https://the-liberty.com/article.php?item_id=13997  幸福の科学出版

《本記事のポイント》
・「エローヒム」は天地創造の神として描写
・「創世記」の後半から混入する神「ヤハウェ」
・ 両者の混同が中東紛争の原因へ

旧約聖書に出てくるエローヒム(Elohim)は、ユダヤ教やキリスト教で「神」という意味をもっています。

しかし、エローヒムは、一体どのような神であり、旧約聖書でどのように描かれているのでしょうか。

本稿では、エローヒムの正体に迫ってみようと思います。

旧約聖書やユダヤ教の聖書には、2500回以上エローヒムという言葉が出てきます。
その中には以下のような記述があります。

「創世記1:1」 - 初めに神(エローヒム)は天と地を創造された。
「創世記1:26」 - そして神(エローヒム)は、「われわれに似るように、われわれのかたちに、人を造ろう。そして彼らに、海の魚、空の鳥、家畜、地のすべてのもの、地をはうすべてのものを支配させよう」と仰せられた。

「詩篇82:1」 - 神(エローヒム)が神々の会衆の中に立つ。神(エローヒム)は神々の中央で裁きを下す。わたしは言った。「お前たちは神々だ。お前たちはみな、いと高き方の子らだ。にもかかわらず、お前たちは、人のように死に、君主のひとりのように倒れよう」

「詩篇82:1」の意味については様々な解釈がありますが、その中でも有力なのは、「エローヒムが他の神々や天使の頂点に立つ」という説です。

このように、エローヒムは7日で天地・人類を創造した、全ての生命の起源の神として紹介されています。

しかし、エローヒムの正体についてもう一つ違う考えが存在します。旧約聖書の中で天地創造を記す「創世記」は、前編と後編に分かれており、前編では神をエローヒムと呼んでいるのに対し、後編では突然「ヤハウェ神」を名乗る者が登場します。

ユダヤ教・キリスト教・イスラム教では、エローヒムは天地創造や生命の起源としての普遍の神であるのに対し、ヤハウェは人と神との関係や契約を司る、「同じ神の二つの側面」として捉えられています。

しかし、これは正しい認識なのでしょうか。

「出エジプト記6:3」では、「わたしは、アブラハム、イサク、ヤコブに全能の神として現れたが、ヤハウェという名では、わたしを彼らに知らせなかった」とし、神はヤハウェとの関係を否定しています。これを、古代ヘブライ後の文法的な理由で「矛盾はない」と言う者もいますが、素直に読めば、エローヒムとヤハウェが違う神であると考えるのが妥当です。

幸福の科学の霊査では、ヤハウェがユダヤ教の民族神であり、エローヒムとは違う存在であることが分かっています。実際、ヤハウェという神が初めて現れるのは、紀元前13世紀のエジプトの文献であり、紀元前11-12世紀の文献では、イスラエルと契約を結んだ神として登場しています。時代が下るにつれ、ヤハウェ信仰は次第に非寛容性を帯びてきて、他の神々を排し、いつの間にかユダヤ教の至高神となっていました。

このように、エローヒムが広い意味において宇宙・世界の創造に関り、人間に生きる糧を与えた愛の神であるのに対し、ヤハウェは排他性や非寛容性が目立ちます。

現在の中東の紛争・混乱の根源は、実はこのヤハウェまで辿ることができます。「ヤハウェがイスラエルと契約した人類の至高神である」という考えが、ユダヤ教の選民思想を生み出しており、他の民族(現代ではイスラム教徒)の扱いを顧みない傾向があります。もっとも、この裁きの神の教えはキリスト教やイスラム教にも一部入っており、それが混乱と紛争を増長させています。

中東の紛争を終わらせるには、各教が信じている神が、宗教、民族、人種などを遥かに超えた愛の神であることを知ることです。(2015年2月6日付本欄再掲)

【関連記事】
2015年3月号 ユダヤ - スッキリわかる中東問題【後編】 Part2
https://the-liberty.com/article.php?item_id=9100

2014年10月10日付本欄 イスラム国など中東紛争の原因に「教義の解釈の混乱」 イランの宗教学者が指摘
https://the-liberty.com/article.php?item_id=8547

幸福の科学の信仰 ― 地球神エル・カンターレ ―
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