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★夏の倦怠感 「夏バテ」に隠れた病気、注意を

2011年08月25日 | 健康情報
全身の倦怠(けんたい)感や食欲不振など、夏バテは「夏の疲れ」と考えられて

いることが多い。夏バテになったからといって病院に行くことは少ないが、

本当の病気を見逃してしまうことが危ない。

倦怠感をきたす病気が夏に起きたため、夏バテとして見逃されてしまう可能性が

あるからだ。

夏バテと間違われやすい病気は睡眠時無呼吸症候群などの睡眠障害や熱中症

が多く、鉄欠乏性貧血のような血液疾患や急性肝炎などの感染症、甲状腺機能

障害といった内分泌代謝疾患などがあげられる。

なかでも気をつけたいのが、うつ病と糖尿病。

一般内科を受診した患者のうち、身体症状をともなったものも含めれば、

4割ほどは精神面や心理面の問題を持っているともいわれている。

本人が気づかないまま倦怠感などを訴えて病院に行き、そこで初めて「うつ病」と

診断されることも珍しくない。

糖尿病も倦怠感から見つかることがあり、農業や自営業など、定期的な健康

診断を受けられない人に多いという。発見が遅れるほど、合併症は起きやすい。

厚生労働省によると、年間1万人ほどの糖尿病患者に人工透析が必要となり、

視覚障害は年間で約3千人が発症している。

見逃したくない病気として、飯塚病院(福岡県)の総合診療科医師、清田雅智

さんは甲状腺疾患もあげている。「がんやHIVなども見逃したくないですが、

甲状腺疾患は早く見つければ、本人も早く楽になります」。甲状腺機能低下症

などはホルモン剤によって、症状が劇的に改善されるという。

しかし、自分の状態が夏バテなのか、それとも病気なのか、判断することは

難しい。

順天堂大医学部(東京都)の総合診療科准教授、内藤俊夫さんは「2、3日休ん

でも回復しなければ、おかしなサインです」と話す。疲れているのに眠れなく

なったり、好きなものを食べられなくなったりしても注意が必要だ。

(2011年8月25日 朝日新聞)


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