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猛暑でやけどやアレルギー発症の危険も

2013年08月19日 | 健康情報

連日の猛暑で、熱中症の患者が増えている。熱中症は、体温調節する発汗が

うまくできない高齢者と子供で特に注意が必要だ。また、熱中症だけでなく

暑さによるやけどや皮膚アレルギーの危険にも注意したい。

帝京大病院救命救急センター長の坂本哲也教授によると、心疾患や肺疾患、

脳卒中などの既往症がある人は健康な人より暑さに弱い。

「今年は疾病をもった高齢者が体調を崩して運ばれてくるケースが多い」と

話す。

熱中症で意識障害だけでなく脳や肝臓、腎臓など多臓器に障害が出る危険も

あるという。

せんぽ東京高輪病院の辻祐一郎小児科部長は「子供は体温調節をつかさどる

中枢の発達が未熟なので、大人より頻繁に水分や休憩を取ることが必要」と

話す。身長が低いため道路の照り返しで大人より温度の高い熱を浴びる。

辻部長は「ベビーカーなどはなるべく座席が高い風通しのよい素材のものを選ぶ

とよい」とアドバイスする。

高温の鉄やアスファルトに触れることによる事故もある。公園の滑り台や鉄棒、

チャイルドシートのバックルなど、子供が触れる金属は多い。

緑園こどもクリニック(横浜市)の山中龍宏院長は「日光を浴びて鉄は70度、

アスファルトは60度にもなる。子供は皮膚が薄く、転んでもすぐ立ち上がれず

長時間熱に触れてしまう」と指摘する。

また、降圧薬などの服用後に紫外線を浴びたり、一部の湿布や日焼け止め

などに日光が当たると皮膚がアレルギーを起こすこともある。

浜松医大の戸倉新樹(よしき)教授は「夏は薄着になるが、光にさらされる際

には注意が必要だ」と話している。

 

2013年8月13日 サンケイ新聞)

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