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★下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)

2007年07月23日 | 健康情報
静脈とは、組織に酸素や栄養を渡し終えた血液が、組織から二酸化炭素や老廃物を

受け取り、心臓に戻る血管。

足の静脈の場合、重力に逆らって血液を送り出す必要があるため、筋肉の力で押し

出すとともに、弁で逆流を防いでいる。

ところが、その弁が壊れてしまうことがある。

このために血液が逆流し、下肢にたまってしまうのが下肢静脈瘤(りゅう)だ。

原因は不明だが、長年の立ち仕事や出産などをした人に多い。

血管が網の目になるタイプと、ぼこぼこするタイプに分かれる。

命にかかわるものではないが、放置すると、むくみ、皮膚炎、かいようへと進む

ため、両国あしのクリニック(東京都墨田区)の遊佐祐子・血管外科医師は「弾性

ストッキングなど圧迫療法から始め、皮膚炎が出たら手術を勧める」と話す。

圧迫療法は、下肢静脈瘤を治せるわけではないが、進行を遅らせることができ、

術後の再発も防ぐ。弾性ストッキングの値段は同クリニックの場合、3000~

2万円ほどという。

網の目タイプには、注射で血管を固める「硬化療法」が有効。

15分程度の外来で可能で、1回で効果が出る場合もある。

ぼこぼこタイプには手術がよく用いられる。ぼこぼこそのものを切除する「静脈瘤

切除」、ぼこぼこの原因となる血管を抜き取る「ストリッピング手術」が主だ。

診察を受けるには、血管外科、心臓血管外科、外科などがよい。

遊佐医師は「緊急治療が必要なものではないが、自然と治ることもない。

医師と相談し、納得のいく治療をしてほしい」と話す。

(2007年7月20日 毎日新聞) 

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