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筋肉を鍛えれば「心配性」も改善する

2015年01月05日 | 健康情報

◆慢性疾患を改善
腰痛の人の身体機能を改善コレステロールや血圧が低下

一つが慢性腰痛。痛み緩和作用はストレッチなどに次ぐ第3位だったものの、身体機能の改善効果に

ついては最も優れると評価されている。脂質代謝改善効果も明らかだ。“悪玉”のLDLコレステロール

低下作用が、複数の研究で確認されている。

血圧低下にも効く。高血圧患者の血圧低下に関しては有酸素運動のほうに軍配が上がったが、

高血圧“予備軍”に対してはアイソトニック運動(動的筋トレ)が最も効果があることが分かった。

平均4mmHgの低下を見込めるという。

さらに筋肉への糖取り込みを増やしメタボの高血糖を改善する効果もある。ただし、糖尿病患者の

血糖値改善には、有酸素運動と併用することが最も望ましいとされている。

◆脳を活性化
抗不安作用で心配性を改善 高齢者の認知機能改善も

一つは、全般性不安障害(GAD)の改善効果。GADは日常のあらゆることを過剰に心配する

不安障害で、女性に多い。筋トレによる寛解率は60%と、有酸素運動より高い効果があることが

分かった。

筋トレには有酸素運動と同等の自尊感情を高める効果があり、これが不安緩和に役立っている

可能性がある。筋トレ中は不安から注意がそれるとともに、運動後は筋緊張が緩む。

これらも効果の一端を担うようだ。

高齢者にとってもメリットが大きい。認知機能の改善はじめ、抗うつ効果、不眠改善効果、

転倒不安の緩和効果、気力を高める効果などを示す多くの研究が登場している。

高齢者は筋トレの継続により、筋力とともに脳の全体量も変化することから、筋トレ中に増える

血中のIGF-1が脳に移行し、BDNF(脳由来神経栄養因子)などの成長因子を活性化する

可能性が指摘されている。

 

(2015年1月4日 日本経済新聞)

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