(1)2つ以上のことを同時に行う
神経細胞で成り立っている、脳。
その神経細胞同士をつなぐ、ネットワークのようなものを「シナプス」といいます。
情報を正しく処理するために重要な部分です。
この「シナプス」は歳とともに失われ、情報がスムーズに行き来しなくなり、
物忘れや認知症を引き起こす原因と言われますが、脳に刺激が入れば入るほど
「シナプス」は数が増えるといいます。
(2)みんなで音楽を楽しむ・他人とコミュニケーションをとる
アンサンブルの演奏では、ピアノの音、バイオリンの音、ギターの音など…
それぞれ音色の違う楽器を、脳の中で処理しています。
これは脳の「シナプス」を増やすには、非常に良いことです。
また、仲間とコミュニケーションを取る事も「シナプス」が増え、脳が若々しくなる
のに効果的です。
【「シナプス」を増やす簡単トレーニング】
★輪ゴム手指運動
まず輪ゴムを親指にかけ、指の動きだけで、親指→人差し指→中指→薬指→
小指へと移動させていきます。小指までいったら、逆に親指まで戻してみましょう。
脳の多くの領域を占めている手指を動かすことで、脳が活性化します。
初めは難しくても、成功させることで新たな「シナプス」がつながっていきます。
★ときめきがもたらす「長寿の秘訣」
実は、常に“ときめいている”ことが、一つの大きな長寿の秘密と言えるようです。
恋愛をするとドーパミンが大量に放出され、脳の活性化につながると言われて
います。また人とのスキンシップは、心と身体を安定化させてくれます。
“ときめき”の対象は、“モノ”や“コト”でも効果があり、趣味や仕事の達成感でも
「ドーパミン」が放出され、脳が活性化すると言われています。
毎日の生活の中に、ときめきの対象を見つけましょう。
(2014年3月23日 健康カプセル!ゲンキの時間)