春から要注意!!“マダニ”の感染症
この時期から注意が必要なマダニが媒介する「SFTSウイルス」があります。
去年、日本で初めて感染が報告された「SFTS=重症熱性血小板減少症候群」。
去年1年間だけで40人が感染し、13人が亡くなるなど致死率がとても高い病気
です。
SFTSウイルスに感染すると発熱やおう吐、下痢といった症状のほかに、
白血球や血小板が低下するという特徴があります。
■すべてのマダニはSFTSウイルスを持っているの?
すべてのマダニがSFTSウイルスを保有しているわけではありません。
■マダニはどんなところにいるの?
マダニは日本全国にいます。その多くは民家の裏山や畑、あぜ道のほか、
自然環境が豊かな場所に生息しています。
※室内などにいるダニとは異なる種類です。
■マダニにかまれたらどうすればいいの?
マダニがかみついている場合には、皮膚科や外科を受診し、マダニを適切に
除去してもらうことをおすすめします。
SFTSウイルスに感染するとおよそ1週間ほどで発熱やおう吐、下痢といった
症状が現れます。マダニにかまれるような場所に行ったあと、2週間程度は注意し、
体調が悪くなった場合には早めに内科を受診することをおすすめします。
■マダニから身を守るためにはどうすればいいの?
マダニが多くいそうな場所へ行く場合には、長袖や長ズボンを着用するなどして
肌の露出を避けるようにしましょう。また、袖やすそはしっかりと閉じ、
首にはタオルを巻くなどして、マダニが服の内側に入ってこないようにすることを
おすすめします。
(2014年3月13日 あさイチ)