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[なっ解く]花粉シーズンの掃除

2014年03月05日 | 健康情報

舞い上がる前 朝一番に

スギ花粉対策には、家の中に入り込んだ花粉の除去が何より大切だ。

軽くて舞い上がりやすいのが花粉の特徴。

掃除する時間帯や、掃除機のかけ方にも気を配りたい。

スギ花粉の粒子は約30マイクロ・メートル(1マイクロ・メートルは1000分の1ミリ・

メートル)。非常に小さく、玄関や窓の開閉の際、外気と一緒に流入する。

衣服に付着して、家の中に入ってくる花粉もある。

アレルギーに詳しい奈良県の大和高田市立病院小児科部長、清益功浩(きよます

たかひろ)さんによると、スギ花粉は、ティッシュが揺れる程度の空気の流れでも

フワフワと舞い上がり、空気中を浮遊する。「なるべく花粉が舞い上がらないように

気をつけながら掃除すること」

ライオンの「お掃除マイスター」杉本美穂さんは、「花粉シーズンの掃除は朝一番に

済ませましょう」と勧める。花粉は、家族が寝静まって空気の流れがなくなる夜間に

床に落ちる。「家族が起きて動き始めると、また花粉が舞い上がる。その前に掃除

してしまえば一網打尽にできます」と話す。

まず、家の中で花粉がたまりやすい場所を、こまめに掃除したい。

杉本さんによると、「2大スポット」は玄関と窓の周辺。

フローリングなら、ウエットタイプのモップや固く絞った雑巾で拭き掃除をすると

よい。このほか、トイレや浴室の脱衣所も重点箇所。

花粉は換気扇に吸い寄せられる。服の脱ぎ着の際に花粉が落ちやすいので、

マット類もこまめに洗濯する。

気をつけたいのは、掃除機の排気だ。ライオンが実験室で、掃除機をかけた時の

ホコリが舞い上がる量を調べたところ、一般的な家庭用掃除機のスイッチを入れる

と、1~2分で空気中のホコリの量が9倍になった。スイッチを切ると、1時間ほど

かけて床に落ちてくることもわかった。

民間の研究機関「東京環境アレルギー研究所」所長の白井秀治さんは、

「掃除機のかけ方を工夫しよう」と助言する。最初は掃除機本体を部屋の外に置き、

入り口から奥に向かってかけるとよい。部屋の奥に進んでいく際には、掃除を済ま

せた方向に排気口が向くように。花粉が舞い上がるのを極力避けるためだ。

しっかり吸い取ろうと、力を入れて「ゴシゴシ」と掃除機をかけると、実は逆効果だ。

掃除機のヘッドが浮き上がってしまい、フローリングの継ぎ目や畳のヘリなどの

花粉を取りこぼしてしまう。「片手でかけるぐらいの強さの方が、ヘッドが床に密着

する」

杉本さんも、「掃除機のヘッド部分は、押すときではなく引くときに吸い込むつもりで

使うといい。力が入り過ぎず、花粉の除去効果も高まります」とアドバイスする。

 

2014年2月27日 読売新聞)

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