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★低体温症に注意 発泡スチロール、アルミシートも暖かい

2011年03月16日 | 健康情報
低体温症は、体の外に奪われる熱が多く、体温が維持できない時に起きるので、

気温がそれほど低くなくても、栄養不足や疲労によって症状が出る。

特に高齢者や持病のある人、子供はなりやすい。

一般の体温計では、診断ができないため、手足が冷たくなったり、寒くて体が震え

たら、低体温症のサインだという。

症状がでたら、ぬれた衣服、冷たい床、風に当たる場所などを避け、カロリーを摂取

してエネルギーを補給すること。脱水症状になるため、温かい飲み物でなくても水分を

とった方がよい。顔、首、頭部からも熱が逃げるため、帽子やマフラーも効果的。

1人よりは2、3人で、元気な人も一緒に毛布にくるまると、より暖かい。

震えていなくても、ふらついたり、意識がもうろうとしてきたら、低体温症かもしれない。

また、それまで震えていて、体が温まっていないのに震えが止まったら、重症化して

いるとみていい。急速に悪化するため、病院へ連れて行くことが望ましいという。

搬送が難しい場合は、湯たんぽをわきの下、足の付け根、首の周りにあてて保温する。

42度以上の湯たんぽを長時間あてるとやけどをするので注意が必要だ。

ホームセンターなどで販売されているアルミ蒸着ポリエステルのブランケット(500

円程度から)は、薄くて約50グラムと軽量だ。弱い風でもひらひらと舞い、取り扱い

が難しいが、米国製の製品は気温が氷点下の雪の中でも、ブランケットの内側は

12.9度に保たれた。すっぽり体を包むには、あぐらをかいて座ると効果的という。

ブランケット自体に発熱効果があるわけではないので、肌にあたったり、地面に直接

座ると効果が落ちる。破れやすいこともあり、寝袋や毛布に勝るものではないが、

「それなりに役に立つ」という。

一方、暖房をつけたまま寝る場合、また車の中でエンジンをかけたまま寝る場合

には、こまめに換気をする必要がある。

(2011年3月15日 毎日新聞)


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