涙が溢れました・・・。
アンコールは用意していませんでした、
この日は即興演奏が出来るかと・
弾き始めて直ぐに、二つの音が降りました。
胸にグッと迫るものがあり、
窓の外からの富士山が、
「これでいい・・・ありがとう。」
と言ってくれた気がしました。
私を含め、多くの方も涙されていました。
それは、
優しくて・優しくて・優しい曲で、
こんな優しい富士山のメッセージは、
これまでの私には初めてでした。
この日の富士山は本当に優しい顔を初めて私に観せてくれました。
富士の女神の荒ぶるパワーに、
何度も両腕を・
身体全身を持っていかれた事でしょう。
何年もの間身体は不具合を来たしていました、
涙が溢れます。
子供の頃から作曲を始め、
ずっとそれは頭で考えて作ると思っていました。
頑張って勉強もしました。
奉納演奏が始まった頃から、それは降りてくるものだという事に気付き始め、
それからは、ずっと曲が降りて来るものだと思っていました。
でも今回のこの演奏で、
曲は降りるのではなくて自分が昇って降ろしている事を・・・。
富士山の御山の形「Д」の様に、
音を、天から放射状に降ろす、
そんな感覚を与えられました。
富士も熊野も元は一つ、
ただ一つのもの。
これまでどれだけの間富士山は人々の願い事を聞き、人々に勇気とパワーと感動を与え続けて来た事でしょう。
富士山が教えてくれました。
ありがとうございます、
心より感謝。