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(開設2015年1月1日)

ミクロミル1/72 カリーニンK-12試作無尾翼爆撃機 製作記・その1

2018年06月08日 23時02分00秒 | ミクロミル1/72カリーニンK-12製作記
今年も梅雨の季節になりました。四季の移り変わりを感じられるのが我が国の良い所なんでしょうが、大雨による災害は発生しないで欲しいものです。梅雨入りが早かった分、梅雨明けも早いと、気象庁では言っていますが、どうなんでしょうね。今年の夏も猛暑になるらしいですよ。

ヘッツアーの完成後、何を作ろうか決めていなかったのですが、日本機の1/48飛行機キット完成の次は、AFVキットを挟んで日本機及びドイツ機以外の1/72飛行機キットを作ると言う自分ルールがあって、そのルールに沿ってキットを物色していました。必然的に米機かソ連機(他の国の飛行機は殆ど持っていません…w)と言う事になって来るのですが、ブログ開設後ソ連の飛行機が一つも登場していないと言うのに気付き(遅い!)、早く作れ!と言うお声も頂戴していましたので、こちらのキットを作る事にしました。

こちらが今回料理する事になった「ミクロミル1/72カリーニンK-12試作無尾翼爆撃機」です。去年12月に発売された比較的新しいキットですが、私自身全く知らない飛行機で、こう言う飛行機の存在すら知りませんでした。某ネットショップを徘徊中、イラストを見た瞬間にポチっていました(笑) まさに衝動買いです。我がブロ友さんに、鯉のぼりのような飛行機と言わしめた飛行機でもあります。😊

到着キットとしてマイブログでも紹介しています(こちら)が、私のポリシー(そんな大それたものではないですが…)として、作るまでは中の袋を開封したくなくて、今回製作にするに当たって、やっと御開帳となりました。

中身です。パーツ数は、まぁこんなもんかなと言った感じですが、小さなパーツが多く、バリもかなり目立ちます。パーツの整形に時間を取られそうな雰囲気満載です。
離型剤がちょっと気になったので、洗剤で洗浄しましたが、一つパーツがないのに気付きました。赤丸で囲んでいるパーツですが、主脚の支柱パーツで、一番負荷のかかる部分のパーツです。強度的に不安があるので、金属化する必要があるなとは思っていたのですが、それが現実のものになってしまいました。ハンダ付け作業が必要になりそうです。

右下はデカールとエッチングパーツ、それにキャノピーのマスキングシールが入っています。このデカール貼りが最大のポイントになると思いますが、白い台紙に白のプリントなので、形状把握が非常に難しくなっています。せめて台紙を違う色にするか、デカールの番号だけでも黒っぽくして欲しかったですね。デカールを貼る以上に、指定デカールを探すのに苦労しそうです。

このマーキングにしたくてこのキットを買ったようなもので、当然こちらのマーキングで仕上げる事にしていますが、デカール貼りをミスった場合の補償(←この字で合ってんの?)の為に、ウロコ模様のないマーキングも用意されています。驚いたのは、ウロコ模様が下面にも描かれているんですよね。これは開封して初めて知りました。😲

開封して分かった点がもう一つあり、フラップ&エルロンが、Ju87のような懸架タイプだと言う点。これを翼に接続するパーツがとても繊細で、強度も不安。金属線に置き換えるのがベストでしょうが、この加工がかなり面倒な作業になる上に、うまく形に出来るのかと言う問題もあります。そんな不安を抱えながらの製作開始です。

凡その形状を確認するために、胴体と主翼を仮組みしてみました。簡易インジェクションキットですので、位置合わせ用のダボ穴などは一切ありませんし、合いも良いとは言えません。お分かりだとは思いますが、写真上側が前方になります。(笑) 爆撃機と言うだけあって、翼スパン約25cmになります。

まずはインストに従って、コクピットの組立てから製作開始です。シートは前後2座となっていますが、両方とも背もたれと座面が別パーツになっていて、これを接着します。イモ付けの上、かなりの段差と隙間が生じるので、瞬間接着剤で接着してサンペ掛けしました。(右のクリップで挟んでいるパーツ)シートベルトは、ストックの中から適当に見繕うと思っています。

コクピットの床面と隔壁も別パーツで、隔壁の角度調整は、胴体内部のモールドに合わせて調整しましたが、接着面には隙間が生じます。塗料皿に入っているのは、計器盤と操縦桿です。計器盤はエッチング製で、プラパーツに張り付けました。

主翼の上下も貼り合わせましたが、中が空洞でベコベコ感があるので、ポリパテを餡子代わりに詰め込みました。ポリパテを詰め込んだせいで、その分重量アップになり、主脚の強度が益々不安になってしまいました。金属化は避けて通れそうにないです。(うまく行くのか心配)😓

ここまでが、製作開始から今夜までの状態です。主翼の後縁が厚くて隙間も生じているので、接着強度アップも兼ねて、黒瞬を充填しようと思っています。

この飛行機の資料をネットで探しても、実機の写真が数点見つかるだけで、キットの完成写真は一つもヒットしません。説明書には、細部の塗装指示は一切なく、塗装図にも単にライトブルーとかダークグリーンとか書かれているだけで、塗料の番号表記はありません。ソ連機と言う事で、ハセガワやICMのI-16の説明書を参考に塗色を確認していますが、下手するとドイツ機と同じカラーになってしまいそうで、それは避けたいと思っています。我が師匠の松樹氏によれば、ソ連機の下面色(ライトブルー)は、Mr.カラー20番のライトブルーよりはかなり濃くて、やや濁った感じだと言う事です。上面の緑色も良く分からないと言うのが正直な所です。コクピットはグレーと言うのは分かっているのですが、実際どんなグレーなのかまでは分かりません。悩みの尽きない製作になりそうです。

明日からの2連休でどこまで進むでしょうか? 雨はまだ降り続いています☔

悩みながら、その2に続く。


ミクロミル 72-009 1/72 カリーニン K-12 試作無尾翼爆撃機
クリエーター情報なし
メーカー情報なし



10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (かりめろ)
2018-06-09 06:51:14
おはようございます。なんか、宮〇駿のアニメにでてきそうな機体ですね。(^^)
鱗模様はデカールなんですね?パッケージの写真を見たときにはどーすんの、と思ってました(笑)。
そういえば、AZの190A-1当方のも操縦桿が折れてました。もしかして別パーツ
なのか?って思っちゃいました。
その2、楽しみです。
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こりゃまた・・・ (クラキン)
2018-06-09 09:20:17
こりゃまた・・・珍機中の珍機ですねぇ。
宮崎駿のアニメから飛び出してきたような・・・よくこれでちゃんと飛べたものだと感心してしまいます。
設計者の独創性に敬服!
爆撃手席、銃座など一応爆撃機らしい感じは出ていますがどのくらいの爆弾が積めたんでしょうね。
尾翼が無い分、銃座の射撃は邪魔物が無くてやり易かったでしょう。
このウロコ模様が全部デカールになっていたり、キャノピーマスキングが付いていたりとモデラー思いのところもあって、大助かりですね。
機体や主翼のモールドはかなりいい感じで、これからの進行が楽しみです。
私ならまず手を出さないキットなので完全に観客の気分で拝見させて頂きます。(笑)
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Unknown (日の丸航空隊)
2018-06-09 21:27:38
こんばんは。
かりめろさんと同じことを思いました。
機体形状は「ジブリ」塗装は「鯉のぼり」ですね。
下面色が「20番より暗くて濁っている」なんて初めて知りました。
簡易キット故の作業のし難さもあるでしょうが、頑張ってください。
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Unknown (0-sen)
2018-06-09 22:44:12
かりめろ殿、早朝からコメント頂き有難うございます。私はまだ爆睡中でした(爆)
去年12月の到着キット紹介の時にも、ジブリ映画に登場しそうな飛行機と比喩されましたが、イラストを見た途端、ポチっていましたね(笑)
ウロコ模様って勝手に言ってますが、なぜこのような塗装になったのかは分かりません。ユニークと言えばユニークですが、塗装で仕上げるのは私にはまず困難なので、デカールは有り難いですね。ただ、このデカール貼りがうまく行くかどうかは、本編に書いた通りです。
AZモデルのFw190の操縦桿は、8割がた折れているらしいですよ。
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Unknown (0-sen)
2018-06-09 22:57:19
クラキン殿、コメント有難うございます。
珍機はドイツばかりとちゃいまっせ!と言わんばかりの、ソ連の珍機です(笑)私もこのイラストを見付けるまで、全く知らない飛行機で、あとからネットで検索すると色々と面白い記事が見付かります。K-7と言う巨大機もあったらしいです。
パーツは見た目綺麗に成型されているように見えますが、そこは簡イキットの宿命で、簡イトラップが潜んでいます。いつ完成とは言い切れませんが、夏が終わり涼しくなる頃に、季節外れの鯉のぼりが見られたらいいですね。
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Unknown (0-sen)
2018-06-09 23:09:46
日の丸航空隊殿、今晩は!
今日は、午後から夜まで外出していましたので、模型作りは殆ど出来ず、パテ盛りした部分のサンペ掛け程度で終わってしまいました。
鯉のぼりの季節は過ぎてしまいましたが、梅雨空に舞う鯉のぼりが今回の製作キットです。鯉のアライになるか、はたまた煮つけになるか、無残な姿になるかは私の腕次第ですが、見た目以上に手こずりそうな予感がします😓
ソ連機の下面色であるライトブルーは、34番スカイブルーと20番ライトブルーの中間位の青で、そこに黒などをごく少量足して濁った感じだという事らしいです。(昔、モデルアートで松樹氏がI-16の作例記事中に記載されています。)
夏が終わる頃に、空をかけ上る鯉のぼりが見られればいいですね。
コメント有難うございました。
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Unknown (ヒロシ)
2018-06-10 00:09:50
私が製作を後押ししたようで、良かったのか悪かったのか・・・(笑)
簡易故の厄介な部分もあるようですが、メーカーの愛を感じるキットですね。

機体の塗装は悩むところですが、ご自分の思われる色で塗ればいいと思います。
頑張ってくださいね。
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Unknown (0-sen)
2018-06-10 00:43:42
ヒロシ殿、コメントお待ちしていました。(笑)
貴殿の「早く作って!」の声に押されて、こちらのキットを作る事にしました。到着キット紹介時に、「来年(今年)後半には作れそう」だと書きましたので、その約束を果せてよかったと思います。
資料がないのが良いのか悪いのか、とにかく不明な点ばかりで、どうしようか悩みながらの製作です。現在、主翼の上下を貼り合わせ、後縁の隙間処理を行なった所まで来ていますが、ここにエンジンナセル、エンジン、カウリング接着する訳ですが、接着位置などは全く示されていなくて、どうやって取り付けるの?って感じです。さらにプロペラは、キットのままでは接着する以外に方法がなくて、ここも回転するように加工しようと思っています。その方法を今思考中です。パーツも一つ無くなっているので、金属線で自作する必要がありますが、ちょっと複雑な形状なので、ハンダ付け加工が必要になるかもしれません。と、こんな感じで、スンナリとは進ませて貰えないキットですが、完成目指して努力したいと思います。デカールに関しても、本編に書いた通りで、苦労しそうです。デカールの質も問題ですね。塗装自体は難しくないと思うのですが、使用カラーに迷いそうですね。
来週から少し忙しくなるらしい(と会社の人が言ってました)ので、製作は少し滞るかもしれません。
コメント有難うございました。
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ビックリ (ganpon)
2018-06-10 01:32:52
この飛行機、実際に飛んだんですよね。
「火の鳥」ということらしいですが、この色合いでは鯉のぼりとしか思えませんね。
ネット検索したらオレンジ色の機体も有りました。
出来上がりが楽しみですね。
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Re:ビックリ (0-sen)
2018-06-10 01:50:40
Ganpon殿、コメント有難うございます。
キットを購入してから、私もネットで検索して見ました。実際に飛行していますが、出力不足だったらしいです。カリーニンと言うのは人の名前で、他にはK-7と言うとんでもなく巨大な飛行機も作っていますね。(YouTubeにも登場しています。)
やはり皆さん鯉のぼりのようにお感じになるようで、そこが私の琴線に触れてしまった部分でもあります。(変な形の飛行機が好きなんですよね。)製作に当たっては、悩みの尽きないキットになりそうですが、何とか完成を目指したいと思っています。(途中で投げ出す可能性もありますよ…w)
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