鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

今年もありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。

2022-12-31 23:52:07 | 日記
2年前から続く先行きの見えないコロナ禍に加え、2月に始まったロシアのウクライナ侵攻は本当に衝撃的でした。その後も7月には安倍元首相が凶弾を浴びて逝去して、さまざまな問題が白日の下にさらされるということもあり、ある意味、今年は「パンドラの箱が開いた」感のある一年だったようにも思います。

そして迎えた年の瀬。大晦日イブの昨日早朝、我が家の裏の瀟洒なお宅の向こうに広がる里山が朝陽を浴びて煌々と輝いていました。

毎年、暮れが押しつまると、この風景を眺めながら過ぎゆく一年をじっくり振り返るとともに、来るべき年に思いをはせます。

過去2年にわたり年末年始はコロナ禍の下で行動制限がかかる状況でしたが、今回はいかなる規制もなく、全国各地で多くの人の動きがみられるようです。ここ鎌倉でも昨日は、大晦日イブとしては「今だかつて記憶にないくらいの多くの人出…⁉」というくらい活況を呈していました。買い物に出かけた長谷界隈の午後

人はもちろん道路もごった返して、普段ならクルマでほんの1分ほどでたどり着ける大仏様の前まで渋滞を抜けるまで10分ほどを要してしまいました。

そして本日、大晦日。大掃除や年賀状をはじめ、やり残したこと多かりしと焦り気味ながら、買い物に駆り出されて街角へ。遠くに見える鶴岡八幡宮本宮に早くも掲げられた「迎春」の二文字が年明け気分を誘います。


今年最後の工房&カフェのお客様は、今から約50年前に東京の下町・向島の都立高校でともに時を過ごし、現在は偶然にも鎌倉仲間となっているオンナ友達さん。ウチの同居人さんとはともに「オンナのオジサン」と化していてウマが合う仲で、本日もお正月の鏡餅を眺めながらお互いのダメ亭主の虚弱体質と意気地の無さを嘆いています。

ワタシが目の前にいることなど、まったく目に入っていないようです。まあ、ワタシのような「オトコのオバサン」はほとんど意識の外の外という感覚はわからないでもありません、トホホ…。

大晦日は静々と過ぎゆき、年越し蕎麦をいただいて、「紅白」は今年も観ません。その代わりに、つい先日、テレビでオンエアされていたこの映画を観ています。

この映画が公開されたのは、今から約35年くらい前の1987(昭和62)年。当時、ワタシは30歳くらいで野球雑誌制作に携わり、人生の中で最も働いていた、というか働かされていた頃でした。そのような若かりし頃に観たこの映画は、今も心に深く残っています。時まさに、バブル景気前夜。西武&パルコ、東急ハンズをはじめとするショッピングスポット、そして、ぴあ、ホットドッグ・プレスといった情報誌が花盛りで、若者カルチャー全盛のとっても健全で活気あふれる時代でした。思えば、西武ライオンズ1年目の清原選手もきわめてハキハキ受け応えしてくれるとても素敵な青年でした。時を経て、今もこの映画とその時代が懐かしい…想いでいっぱいです。

振り返れば、この映画の主題歌を制作した松任谷由実さんも今年はデビュー50周年とのこと。今年の大晦日はなにかと気になる「私の好きにしてくれ」な一日となりました。

そして、間もなく年明け。

今年もいろいろありがとうございました。良いお年をお迎えくださいませ。

そして皆様にとりまして、来るべき年が良き一年になりますように…。
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いろいろなことがあった今年のクリスマスは 修繕’S Greeting…⁉

2022-12-24 12:03:49 | 日記

今年一年をとおしてとても盛り上がっていたかの大河ドラマ「鎌倉殿…」が終了し、そして、世界中のサッカー・エンスーが熱い想いとともに見守っていたカタール・ワールドカップもアルゼンチンが頂点に…。今を去ることちょうど10か月前の2月24日にロシアがウクライナに侵攻して以来、世の中の多くの秩序や常識、その他がひっくり返った感のある一年でしたが、「鎌倉殿…」のエンディングのこの画面を見た時に

つくづく「ともあれ、今年も幕を閉じるのだなぁ…」と、妙にしんみりとしたひと時を。

22日の「冬至」を迎えて、「あぁ、これから少しずつ陽が長くなる。間もなく年明け。さぁ、もうひと頑張り…」と心から元気に、そして暮れのあわただしさに向けて幾ばくかのカラ元気…。

駅前の若宮大路にはお正月三が日の鶴岡八幡宮参詣にともなう交通規制の掲示板がかなり前から設置されていましたが

暮れもここまで押し迫ってくると、グッと身近に感じられます。

そして、暮れといえば一年のけがれと汚れを払う大掃除と年賀状の準備がとても大きな課題となります。とはいうものの、大掃除も年賀状も、遅々として進みません。なにより大掃除よりも、家やクルマの修繕や手入れが喫緊の課題となっています。

まずは愛車メガーヌのお手入れから。この秋くらいから雨の日に活躍するワイパーがやたらにビビります。ワイパーブレードをそっくり交換することが手っ取り早いのですが、コスト的にもやや高価ということでワイパーゴムだけ替えることにしました。ネット通販でググってとっても安いワイパーゴムを探して入手に成功。この「探す」という作業が、つかのま何とも楽しいレジャーのようにも感じます。

ワイパーゴム交換は、ネット通販で買い求めた左ハンドル車用のワイパーブレードを細工します。左ハンドル車用は需要が少ないためか、とてもリーズナブルな価格です。


新品のワイパーブレードからワイパーゴム部分だけを抜き取り


メガーヌのワイパーブレードに換装して、ワーパーゴムの交換終了。




ひさしぶりのクルマのお手入れとあってココロは満タンに、メガーヌも喜んでくれていることでしょう、たぶん…。と思っていたら、

雨あがりの朝、メガーヌを駐めている路面がオイル漏れでうっすらとレインボウに光っていました。一難去ってまた一難…、愛車メガーヌは、いつも気を揉ませてくれます。ウチの黒猫ノワールと同じく、メガーヌはホントに気になる可愛いパートナーです。残念ながらウチの同居人さんは、どうやらこの可愛さを忘れてしまったのか、それとも持ち合わせていなかったのか、なんともトホホな今日この頃でもあります…。


そしてこの夏以来、我が家の修繕課題となっていたキッチン水栓水漏れを思い切ってDIYしてみました。前もってネットでじゅうぶんに学習してチャレンジしたのですが、それなりのスキルと工具が必要なようで、かなりハードな道のりとなりました。

こちらが今年の夏から水漏れが続いていた水道栓


まずは水道の元栓を止めてから、水流ハンドルを外しにかかります。


水流ハンドルを外した後、旧くなっていた青いカートリッジを新しい部品に交換します。ところが、使い込まれたカートリッジが水道栓の内側にキッチリとはまり込んでいてなかなか外れません。ネットで「なかなか外れない」との情報を得てはいましたが、はたして取り外せるのか少々ビビりが入ります…。スパナやドライバーを馳駆すること約1時間、なんとか新しいカートリッジに入れ替えることができました。


そのあとは、元通りに組み上げる作業を続け


水漏れもピタッと止まりました。この修理に際しての費用は中国製カートリッジの代金780円ほどですみました。

きわめて異例なことに、同居人さんからも「良く出来ましたね…」と誉められてしまいました…。

じつのところ、このキッチン水栓修繕に際しては、新聞折り込みとして入っていた「水のトラブル解決します!」というチラシの業者さんに連絡して修理に来てもらった経緯があります。来ていただいた業者さんは「この水栓は特殊で、メーカーしか修理できません」「他のメーカーの水栓が今ある。今なら格安で修理出来ます」と説明してくれました。ちなみに「格安」のハズのお値段は6万円…。けっして格安とは思えません。そして、部品交換で治ることはネットを通じて認識していたのでやんわりお断りして、DIYとなった次第です。

いま現実の前にあり、そして間もなく迎える「ゆく年くる年」を実感しつつ、とかくに慌ただしい師走の日々の中において、物事を進めるにあたっては「慌てず騒がず」「明日の朝より前に今宵を見つめて」をやんわりココロにとどめて、残り少ない師走の日々に臨みたいと思います。

それにつけても年賀状、どうしましょう? 25日のクリスマス、有馬記念も気になるし。


執権・義時ならば、こんな時 どのように差配するのでしょうか。三谷幸喜さんにお尋ねしたいクリスマスイブ…
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戦い済んで陽が暮れて、そしてまた陽が登って、まだまだ師走の熱い日々が続きます

2022-12-08 12:04:44 | 日記
期待、希望、ときめきから始まって、畏怖、戸惑い、そして若干の不安をいだきつつ熱い気持ちで見守ってきた、かのワールドカップ・グループEでの強豪ドイツ、スペインを破っての決勝トーナメン進出を経て、ベスト8をかけたクロアチア戦…。まさに「まだ見ぬ世界と歴史の扉を開く」闘いのスタート。

真夜中の午前0時キックオフということで「はたしてキックオフの時間まで起きていられるのか? その頃には酔いつぶれてしまっているのでは…」と不安だったのですが、この日に限ってウチの黒猫ノワールがテーブルの傍らに陣取って

ワタシを「まだ見ぬ世界と歴史の扉」へと誘ってくれたようです。テーブルには、ベスト8進出の白星にも勝る赤星をあしらった大好きなビールも用意したのですが、結果は惜しくも延長、PK戦の末の敗退。

日本時間の真夜中に行なわれた熱戦を経て9時間後、月曜お昼前の鎌倉駅西口は、いつもよりも人影もまばらで極めて落ち着いた風情が漂っていました。


それにつけても、惜しい戦いでした。あらためて、新聞をとおしてふり返ると



テレビでも闘い後のイレブンの姿がさまざまな角度から報じられていました。



本来ならば、白星とともに「赤星で乾杯!」のはずだったのですが、悔しさとともに飲む赤星はいつもよりも少々ほろ苦く…

火曜日の夜あたりからは、報道も熱戦をふり返る企画を報じはじめ、フジテレビでは

元代表監督の岡田さんと森保監督が日本の戦いを総括、ならびに激闘の舞台裏について語り合うとても興味深いドラマを披歴してくれました。チームの帰国後、森保監督はテレビ各局の番組でも激闘を冷静に分析するとともに、日本代表について「システム、戦術とともに、個のチカラ」を中心に明日への希望を控えめながらも熱く語ってくれます。

今回のワールドカップでの日本代表の戦いをとおして、私事ながらとても興味深いことがありました。テレビで元日本代表選手がさまざまな視点から各試合を予想、分析、解説してくれましたが、なかでもこのお二人

福田正博さんと槙野智章さんの解説が群を抜いてわかり易く、そして的確だったように感じます。このお二人は選手時代の同時期に全盛期の浦和レッズで活躍していました。今あらためて、浦和レッズのサッカー・ポリシーの秀逸さを感ぜずにはいられません。自分勝手な評価で、褒めすぎかな…。そういえば、とかく物議をかもした田中マルクス闘莉王さんも元浦和レッズ…、あれれ⁉ 蛇足ながら、ワタシはきわめて控えめながらも横浜マリノス…。

ともあれ、日本が敗退してしまったことで熱量は少々ダウンしますが、ワールドカップはこれからベスト8が戦うまさに佳境の時を迎えます。もう、リアルタイムで観ることはないと思いますが、ワールドカップの日々はまだまだ続きます。

そして佳境といえば、当地・鎌倉を舞台にしたかの大河ドラマも最終盤、そして3代将軍・実朝が討たれる劇的な展開の時を迎えたようです。ワールドカップに注視し、ドラマの行方を気にしながらもまだ観るところまでは至っていません。かのドラマもワールドカップと同様に、戦術、策略、そして個のチカラが交錯して、日本中の耳目を集めています。

今年の師走は、ことほど左様に 忙し、急がし。今朝、6時前の西の空には大きな月が輝いていました。聞くところでは、今夜は今年最後の満月だそうです。これからしばらく、いろいろなところで「今年最後の…」という言葉がかわされるのでしょう。

そしてとても寒かった今朝、愛車メガーヌは「今年最初の氷まみれ…」。


今年も残り3週間あまり、ワールドカップの行方ともども、気が急かされます…。












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たぶん、世界中のサッカー・エンスーも驚きのグループE首位突破。夢は果てしなく広がる…

2022-12-02 20:25:52 | 日記
いやはやなんとも、またまたサッカーワールドカップの話になってしまいますが、先月23日のドイツ戦に続いて本日早朝のスペイン戦で今大会2度目の「ドーハの奇跡」が起きてしまいました。ともに優勝経験のある強豪ドイツとスペインを中心に、コスタリカとの「死の組」と評されたグループEを勝ち抜くなどとは夢にも思いませんでした。しかもこのたびの「死の組」首位ということは、国内や海外で活躍した元日本代表選手達がほぼ一様に「すごいことやってくれました。ドイツとスペインに勝つなんてにわかに信じられません」と驚きの声をあげていることからも、桁外れの快挙に違いありません。

それにつけても先の日曜日にコスタリカ戦で敗れて以来、とっても長く不安な日々を過ごしてきました。そしてようやくやってきた金曜日。試合開始は朝4時なのですが、困ったことに1時前に目が覚めて大好きなクロアチアが戦う試合も観ることができました…。

クロアチアがグループFを勝ち抜いたことを見届けて、いよいよ間もなくスペインとのグループ最終戦。同時刻に行われるドイツとコスタリカの試合も観るべく、ABEMA on PC。

キックオフ当初、2試合を同時に観るのはなかなか難しかったのですが、慣れてくると左目で日本戦、右目でドイツ戦…という感覚でなんとなく2つのゲームの中に溶け込み始めるから不思議です。でも、ピンチとチャンスの時のハラハラドキドキは2倍どころか2乗にアップします。まこと、心臓に悪い感じです。

前半、スペインとドイツがともに先制という最悪の状況下、あらためてこちらを

チェックしつつも「グループE通過は黄色信号かなぁ…」とため息も。

ハーフタイムの間に、とっても早い朝ごはん。スペインを討ち取るという願いを込めて、マカロニサラダとパンをあわただしく…。

イタリア製西部劇マカロニウエスタンの多くがスペインで撮影されたといわれているからマカロニを選んだ、と言いたいところですが、実際は単なる偶然。

後半3分の堂安選手、その直後の田中選手の連続ゴールとその後のスペインとの激しい攻防、そしてドイツとコスタリカが点を取り合うたびにテレビ画面では

ドイツが得点するたびに(このままいくと…)の順位が、日本とスペイン、ドイツの間で目まぐるしく入れ替わり、とても生きた心地がしません。

7分にも及ぶアディショナルタイムを経てゲームセットを迎え、

しかもグループE首位が決まった時は、大きな嬉びとともにその数倍の安堵感のようなものにも包まれていました。

試合後、知り合いが送ってきてくれたメールには、あるサッカーファンが手がけた 同時に2試合が行われたグループE順位変化の様子を時間経過とともにきれいににまとめた表が添付されていました。これがじつにわかり易い…。


かのスペイン戦終了から約8時間後、外出先にもタブレットを持って熱戦の再放送を注視しています。試合の流れを変えた後半からの三苫選手のキレキレの「VARリターンパス」や

試合後の堂安選手の「奇跡が必然になった…」その他、素敵なシーンやコメントがよみがえってきます。

ウェブサイトではドイツの記者が「正直言って、ちょっと予想外だ。日本が? スペインをリード? サッカーのすべての法則に反している」とブログに書き込んだとか。多分、その言葉はヨーロッパ人の多くが思っていることではないでしょうか…。

この先、日本代表チームは6日の火曜日午前0時からグループF2位のクロアチアとベスト8をかけて対戦することになってしまいました。よりによって、私が大好きなクロアチアと…。

ともあれ、またこの週末も工房とカフェにお越しの方々とともにサッカーをテーマに話が盛り上がると思います、たぶん…。そういえば、つい最近いらしたお客様から「この工房でみんな集まって応援したのは、いつのワールドカップでしたっけ」と質問されました。あれはたしか8年前、2014年に開催されたブラジルでのワールドカップ初戦6月15日の日曜日午前10時キックオフのコートジボワール戦でした。

敗れたとはいえ、サムライ・ブルーの一日は果てしなく続く・・・予感が!? - 鎌倉 佐助の風街便り

あ~ぁ、負けちゃいましたね…。さんぽ市のお店仲間やご近所さんがウチの工房に集まって、ワックワクでコートジボワール戦を熱烈応援し始めて前半16分に本田が左足でシュート...

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この試合で得点を挙げた本田圭佑選手が今、ABEMAで今回のワールドカップにて味のある解説を行なって「時の人」になっています。時の流れの速さ、そして役どころの妙味を感じます。

戦い済んで陽が暮れて、ゆっくりとビールを飲りながらまた再びスペイン戦勝利の余韻に浸ります…。

あらためて冷静に試合を振り返ると、三苫選手の存在そのものこそがシステムや戦術の中枢のようにも感じられます。

奇跡から必然へ、その旅は次戦、そしていざその先まで…!
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