鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

雨にもまけず、風にもまけず、陶芸&プチクラス会の一日がほのぼのと…

2018-09-30 21:45:42 | 日記

昨日の朝5時にいつものように目を覚ますと、東の窓から朝焼けに染まる紅い空の光が柔らかに差し込んでいました。そして玄関先の新聞受けに向かいつつふと空を見上げると、夜明けの空にかすかに虹の光跡を仰ぎ見ることができました。

思わず「きれいだなぁ…」と思いつつも、同時に「朝焼けは荒天の兆し。明日からは台風が来るみたいだし…」と、少々気持ちにさざ波が押し寄せた一日を経て…。

天気予報では「朝から激しい雨と風も…」と報じられていた本日、ウチの陶芸教室にはワタシの高校時代の友人がそろって作陶に。もっとも、本日の主目的は「作陶後のランチ&プチクラス会」かな…。

お互いの現在の状況や昔話に花を咲かせつつ、その折々にすでに逝ってしまった友人たちを偲び、そして自らの 終活 の一端も語り合う、なんとも楽しく、そして妙に考えさせられるひと時となりました。おりしもカフェに竹内まりやさんの「人生の扉」が流れています。この歌の中に ♪気がつけば五十路を越えた私がいる… という一節があるのですが、この場に集まったみ~んな還暦を越えてしまっています。かつて、あんなに若かったのにね、とビールをグイッといっきに飲み干し、プチクラス会もそろそろお開き。

荒天が予想された中、はるばる東京から出かけて来てくれた友人たちを見送りながら、「みんな、いい人だね」とつぶやいてみたのですが、

はたしてその声は届いたのでしょうか。

遠い昔の思い出にチョッピリ浸りつつ、台風の予兆とも思われる南風に急き立てられるように駅前に向かうと、常ならば散策帰りの人で賑わう周辺は、人影もなくまさにゴーストタウン。


近づいてくる台風の行方をしっかりと確認した後に常ならば混雑するお店でご近所の仲間と夕餉を楽しみながら

帰途に向かいつつ、交わし合う「台風の避難場所は駅前 御成の小学校」は符丁の如く。

明日朝、目覚めた時に何事もないことを願うばかりの 今、この時です…。


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2週続けて3連休、紅葉の前にテニスとカフェのブレイクタイムはいかが…。陶芸もやってます

2018-09-22 22:41:58 | 日記


8月のプレオープンを経て今からちょうど一週間前、ウチの工房に「カフェ チー坊ノワール」がグランドオープンしました。カフェ開店に際してのアナウンスメントは、あえてワタシのこのブログからのみ…という抑制的なスタイルを試みてみました。そして、ご近所の友人知人の方々への告知方法も、街で出会った方にそっとお伝えするだけの超ローカルでアナログチックなものとなっています。その甲斐あって、というか当然のことながらというか、オープン以来、お店に来てくれるのは知り合いの方々ばかり。路地の奥の立地で、しかも看板もいっさい出していないので、東京近郊から鎌倉散策にやって来る方々は当然のことながら、足を運んでくれることはありません。まさに文字通り、そして究極の「隠れ家的カフェ」の様相を呈しています。それでも、来ていただいた方々は「こんなカフェが欲しかった…」と長居を決め込み、「紹介の輪」が広がる予感も…。

陶芸教室に来てくれる方々も、作陶後にランチを楽しんで、ついでにワタシも一緒にお酒をちょっぴり。

午後の陶芸ははなはだ危なげな手つきとなり、あやうく「倒芸…」になりそうな今日この頃、となってしまいました。

ほろ酔い気分で作陶のお供は、東レパンパシフィック大会・大坂なおみ選手の準決勝。

思いおこせば子供の頃から今に至るまで、テレビやラジオを傍に置いての「ながら勉強」「ながら仕事」がすっかり身についてしまっています…。

大坂選手の勝利がほぼ決まりそうな安ど感の中、聞き覚えのある「こんにちは~」の声とともに、ウチで販売している鎌倉スパイスを作ってくれているバラッツ青年ファミリーがひょっこり顔を見せてくれました。

ちょっと見ないうちに、お嬢ちゃんもすっかり女の子に成長しつつあります。また一人、孫が増えたような気分にも…。

陶芸、そしてカフェも閉じてお客さまと街に繰り出す道中、超人気の洋館レストラン&カフェ「古我邸」では、ウエディングパーティが今まさに最高潮…。

レストラン・ウエディングの代表たる堂々とした容姿を仰ぎみながら、傍らの友とともに「隠れ家カフェ&まったり陶芸教室のスタンスを一歩ずつ踏みしめて…」と、囁き合ったりしちゃう秋の夕暮れ。


明日23日・秋分の日、当カフェならびに陶芸教室では、午前11時から大坂なおみ選手の決勝戦を視聴、応援しながらの営業となります。決勝戦の模様を一緒に観戦してくれる方、お待ちしています。「観に行くよ!」のご連絡、お待ちしています!

ウチの黒猫ノワールも、待ってます。
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「カフェ チー坊ノワール」しばしの充電期間を経て、明日から営業再開いたします。フル放電!?…です。

2018-09-14 19:58:58 | 日記


ウチの工房に併設するカタチで8月半ばにプレオープンした「カフェ チー坊ノワール」はユルユルのんびりとしたスタイルとともに、当初の予定にしたがって月末にクローズしてしばし小休止させていただいていました。お陰様でプレオープン期間中は知り合いの方々がお立ち寄りいただき、メインのキーマカレーをはじめカフェオレやチャイをお楽しみいただきながら、新たに立ち上げたカフェの感想やアドバイス等もいただき、私どもにとっても大いに意義ある2週間でした。

そして秋を迎え、このたび明日9月15日の土曜日からカフェの営業を再開いたします。本日も朝から明日の営業へ向けて、静々と準備を進めています。

9月の営業日は9月15日(土)、16日(日)、22日(土)、23日(日)、24日(月)、25日(火)、28日(金)、29日(土)、30日(日)。

営業時間は11時半~16時までとなっています。

※上記以外でも日時はご対応できる場合もございますのでご相談ください。

カフェ チー坊ノワールや各種詳細情報はこちらから。

ふり返ればカフェの計画を立ち上げて以来、ご近所のお店仲間をはじめ多くの方々に支えられて、8月のプレオープンを迎えることが出来ました。

そのワンシーンがこちら…。

カフェでお出ししているカフェオレはウチの同居人さんがブランドアップした「チー坊ノワール」から発売されている「鎌倉黒珈琲」がベースとなっています。その「鎌倉黒珈琲」を焙煎してくれている神奈川県小田原市の「スズアコーヒー」の若き三代目オーナー・鈴木雄介さんが、カフェのオープン直後にわざわざ足を運んでくれてコーヒーの入れ方をチェックしていただく幸運に恵まれました。

カフェのオープンに至る過程をとおして詰まるところ、人と人との縁がより充実した毎日を送る糧になるのだということを新たに認識した次第でもあります。そして、ささやかにではありますが私ども「カフェ チー坊ノワール」がより良いご縁を育む場としてご活用いただければとも思っています。

「カフェ チー坊ノワール」はまだスタートしたばかりですが、皆様に可愛がっていただけますようなオープンスペースになりたいと思っています。これからもよろしくお願いいたします。


閑話休題。

本日より16日の日曜日まで、鎌倉の象徴でもある鶴岡八幡宮例大祭が始まりました。


本日は生憎の雨模様…。鎌倉散策の方々の姿も控えめで

昼時ともなれば多くの方々で溢れる 裏小町 も人影はまばらな印象。

それでも八幡宮前では、例大祭を彩る御囃子の太鼓の音が雨雲を払かの如く境内の緑の杜に響いていました。


お時間ありましたら、秋風そよ吹く鎌倉へようこそ。そして、私ども カフェ チー坊ノワールで「ゆったりまったり鎌倉時間」をお過ごしくださいませ。キーマカレーにカフェオレとチャイ、そしてカフェの看板猫「ノワール」も心よりお待ちしています。


隠れメニューで、シャンパンもチョピットご用意しています…。

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物心ついた時から常に「親友」であり続けた亡き父の13回忌法要によせて…

2018-09-10 20:23:21 | 日記

9月を迎えるやいなや、日中はまだまだ暑いものの夕刻ともなると気の早い秋の風もそよ吹き始めています。ウチの工房での作陶・陶芸教室の作業は暑さとの戦いから解放されて快適な陶芸環境となっています。

この工房の一角に8月半ばにオープンした「カフェ チー坊ノワール」も、約2週間の「充電期間」を経てこの15日の土曜日から営業を再開いたします。9月の営業日の詳細はこちらから。

カフェを取り仕切るウチの同居人ともども、よりいっそうゆったりしたひと時をお過ごしいただける場になれば…との想いを新たに、皆さまのお越しを心よりお待ちしています。

そして、佐助の我が家から広く世間に目を向けてみると、大坂なおみ選手のUSオープン初制覇のビッグニュースが世の中を席巻しています。ワタシは特段のテニス好きというワケではありませんがそれでも、大坂なおみ選手と決勝戦を戦った「女王」セリーナ・ウイリアムズ選手のそれぞれの準決勝の戦いぶりを見比べて、「大坂が優勝しちゃう。カラダのキレが違う!」と公言していました。その発言への責任もあるのでリアルタイムで観戦したかったのですが、事情があって10時間遅れで「ちょっと微妙な、そして結果知ってる決勝戦」をテレビ観戦。「たぶん、観てても気合が入らないよなぁ…」と思っていたのですが、これがこれが自らの予想に反してテレビに釘付けに…。野球やサッカーは結果を知っているゲームを録画視聴しても、興味半減の傾向があるのですが、このたびのテニスの大坂選手の戦いぶりは「あたかもリアルタイム!?」のように引き込まれてしまっていました。なんとも不思議な感覚です…。

それにつけても決勝戦のテレビ中継をナビゲートしていたダバディ氏は、サッカー日本代表監督トルシエ氏の通訳時代の強烈キャラはだいぶマイルドになっていましたがそこかしこにキレ味の鋭い質問を投げかけて、やっぱり「ダバディここにあり」な感じがとても愉快。そしてコメンテーターを務める元プロテニスプレーヤーの村上武資、松岡修造両氏ともにどことなく貴公子の雰囲気を漂わせて、なんともスガタが良い感じです。やはり、テニスは上流階級のスポーツなのかと、思わずにはいられません。

この注目の試合をリアルタイムで観ることのできなかった「ある事情」とは、きわめて極めて私事ながらもとっても重要な、今は亡き父の13回忌。つい先頃の土曜日曜の2日間、親族揃って福島県会津・喜多方市郊外にある倉田家の菩提寺・曹洞宗・示現寺に詣でる亡き父のお墓詣りの旅に。今から40年以上前に祖父の納骨に訪れて以来、かれこれこのお寺には毎年お墓詣りに来ています。

母は「今年の13回忌でひと区切り。もう私は来れないね」としみじみと呟き。


そして、法要をすませて向かった先は会津から約120キロ南へ下った栃木県日光市にある日光金谷ホテル。

今回のお墓参りに際し、母の「昔、お墓参りの帰りに宿泊したことのある金谷ホテルにもう一度泊まってみたい」というひと言で、日本を代表するクラシックホテルの一夜となりました、ルンルン。お母さん、ありがとう…!?。

宿泊した別館は、箱根宮ノ下にある富士屋ホテルにある花御殿と兄弟関係にある建物なのだとか。獅子や尾長鳥の彫刻や凝った意匠の照明が迎えてくれます。

この別館には、昭和天皇・皇后やヘレン・ケラーをはじめ多くの著名な方々が宿泊されたのだとか。

宿泊する部屋に一歩案内された瞬間、窓の向こうに趣のある白壁の建物と深い緑が迎えてくれます。

かつて約30年ほど前にこのホテルを取材で訪れたことのあるウチの同居人さんは「あの頃と変わっていない。思うに、ワタシのインテリアの原点はこのホテルだったのかも。この部屋の照明器具もウチの部屋と同じ…」と、感慨深げな表情を浮かべていました。

ちなみに、その照明は我が家ではこのようなカタチで収まっています。


夕食はこの「本日のオードブル」から始まって

スープ、メイン料理、サラダ、デザート、コーヒーまで、質量ともに、一同「オナカもココロも満タン」…です。

翌朝、窓越しに緑いっぱいの景色を眺めながら、朝食を済ませ


帰路に就く前にホテルからほど近い二荒山神社(ふたらさんじんじゃ)に参拝。隣接する日光東照宮とともにこの地を代表する名所とあって、朝から参詣の人で引きも切らず。

同行した叔母の教えに従って、拝殿はもとより大国殿、弁財天を丁寧にお参りを済ませた頃には、朝から時おり降っていた雨も止み、境内を囲む杉の大木のはるか上にすっきりと晴れわたった秋空が広がっていました。

今回の亡き父13回忌に赴いた親族一同、あらためて「呑気なオジチャン、ありがとう…」







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おかげさまで、カフェ チー坊ノワールの第一章は好評のうちにひとまず終了。ちょっと充電後にフルオープンいたします。

2018-09-01 20:51:16 | 日記

記録的とも、そして災害級とも例えられるほどの猛暑となった8月も去っていきました。そして9月最初の本日、佐助は朝方の小雨をもたらした雲がほぼ一日中垂れこめ、幾ばくか「秋色」の風が吹きこんでとても過ごしやすい土曜日となりました。

そして…。去る8月19日にウチの陶芸工房・佐助Room114の一角にプレオープンしたカフェ チー坊ノワールは昨日8月31日をもってひとまずクローズ。あらためましてプレオープンの期間中にお越しいただいた友人知人の方々に御礼申しあげます。

暮れゆく晩夏の空を眺めながら後片付けをする傍ら、カフェを主宰するウチの同居人さんは「まずはひと区切り。これからもみんなに愛されるカフェに…」とそっと誓っているようでもありました。カフェに関していえば、ワタシはこれからもきっちりと「パシリ」の立ち位置を全うする所存です…。

当初の予定では本日1日からしばのお休みを経て「9月半ば過ぎからフルオープン」という構想を描いていたのですが、ふと気がつくと本日も友人知人の方々が近所や遠方から足を運んでくれてシャンペンまで開けて、ユルユルまったりと午後の時間が過ぎてゆきます。キーマカレーやサラダを盛り付けた拙作もそれなりに好評で、

ワタシとしましても「カフェを開いた甲斐がありました…」と思わずニッコリ。

お越しいただいた男性陣の何人かからは「このスピーカーはタンノイ?」などと問われて、

その言葉に触発されて、「はい、タンノイの同軸というタイプです。アンプはだいぶ昔のラックスを引っ張り出してきて鳴らしてみました…」などというやり取りから始まって思わぬオーディオ談議に発展することも。

はたまた部屋の仕切りの上に飾っていた鉄道模型にも、ひとしきり話の華が咲きます。

赤い先導車両に率いられる4両のメルクリン製HOゲージはまだまだ現役で、きっちり走行する状態をキープしています。「操縦してみたい…」という声もあり、カフェの運営が落ち着いたらいつの日かカフェ内で走らせてみたいと秘かに画策しつつあります。

プレオープン終了を経て9月最初の夕餉は、近所のお蕎麦屋さん。


ここ一年ほどの間に鎌倉駅西口界隈のお店で徐々に「増殖」」しつつあるサッポロ赤星とともにする夕食は、殊のほか美味しく…。

明日の陶芸教室も作陶と共に、みんなのテーマはもっぱら「カフェ」模様、かな…。
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