鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

「ふぞろいの林檎」から「不器用な公務員」へ。貴一さん、上手い!

2012-02-29 20:58:05 | エンタメ
前の日あたりから天気予報で「明日、4年に一度の2月29日は未明からは雪模様・・」としきりに報じられていましたが、その予報のとおり、今朝目覚めると窓の外は一面の雪景色。

午前6時過ぎ、愛車メガーヌの外気温度計は「-1℃」を表示しています。ご近所の街並みは、うっすらと雪に覆われてなかなかの風情を醸し出していました。


メガーヌのフロントガラスにも約2cmほどの積雪が。


ややあって約3時間後の午前9時。
 
わが家2階から見える街はまるで、雪国のよう。松任谷由実さんの「ブリザード」の詩とメロディが浮かんでくるようでもあります。裏庭のまだ茶色く枯れた枝々もいっとき「雪の花」で満開です。

思えば今朝からのこの雪を予感させる如く、昨日午後からは時を追うに従って気温が下がって行くのを感じました。この日の午後、自宅工房に隣接する窯場にて、素焼きへ向けて作品の窯づめを行なっていたのですが、作品をつめる手が寒さのために震えて作業を中断することしきり。午後5時過ぎにようやく窯つめを終了し、「さあ、出発!」。

って、何処へ・・。

出かけた先は、ウチから愛車メガーヌを駆って約5分の某神社。じつはある筋から「28日の夕方、あの神社でアレがあります」とお聞きしていました。「アレ」とは、今年1月からオンエアされている鎌倉を舞台にしたあのテレビドラマのロケ・・。

いざ、夕闇に包まれゆく現場にたどりつくと。

約50m先、神社の鳥居の手前でなにやら撮影が行なわれているような。その様子を見守る野次馬? は私を含めて十数人ほど。地元の人、観光に来てたまたま通りかかった人・・。お互いにドラマのお話をしながら、仲よく「現場観賞」です。

「もっと近くで・・」と思っても、ガードマンさんがやんわりニラミをきかせています。近寄れません。


と、撮影の情報を教えてくれたその方が現れて、「あら、先生。こちらへ」と言って、撮影現場のほうへ誘導してくれます。情報主のその方はご近所の方ゆえか、ガードマンさんもノーチェック。

撮影現場の脇を通った時、約7m先にいた主演の中井貴一さんと目がビシッと合った! ような・・。限りなく、気のせいです。すみません。

角度を変えて、神社の中から現場をジーっと。「いざ、シャッターチャンス!」と思った瞬間、

なぜか、江ノ電がガタンゴトンと行く手をさえぎってくれます。そのタイミング、まことに見事でした。

神社でも私が立っていた位置からほんの5m先にガードマンさんがニラミをきかせている中、決死の激撮!

写真・画面の中央よりやや左、鳥居の柱の黒いシルエットの向こう側にグレーのショールに身を包んだ小泉今日子嬢!。うーん、鳥居に隠れて見えません、惜しい・・。

ここで私の撮影秘話をひとつ。

2月上旬のある日の午後。市役所の前で偶然、撮影の場に出くわしました。多くのスタッフが活動する中、たまたま中井貴一さんとお話しができまして。

バカな私「あのう、やはり写真なんかは撮ってはいけないんでしょうね・・」
中井さん「あー、写真はちょっと具合、悪いみたいなんです。ほんとうにすみません・・」。

この時の中井さん、実際の市役所の人と同様に、いえいえ、それ以上に実直な「公務員」さんしていました。市役所の観光推進課課長の役にはいりきっていたのでしょう。素晴らしい役者魂・・。

でも、「ほんとうにすみません」との言葉とともに見せてくれたさわやかな笑顔。本当にいい人なんですね。私、思わず「ありがとうございます」と、頭を下げてしまいました・・。












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「Gochiso」が奏でるシタールとブンブンの響き・・

2012-02-27 00:23:04 | エンタメ
つい2、3日前でしたか、鎌倉駅前に買い物に出かけて花屋さんの前を通りかかったところ、店先にたくさんの桃の花が売られているのを見かけました。あぁ、もうすぐ雛祭りです。春もすぐそこまで来ています。

そういえば、ここ佐助界隈を散策する観光の方々の服装もなんとなく春めいて、なんとなく華やぎを増してきたような・・。今から約一か月後、若宮大路の満開の桜に想いをはせて、心も踊ってしまいます・・。

25日の土曜日の午後。ウチのご近所の「ブンブン紅茶店」さんにて開催された、インドの伝統的な楽器・シタールの演奏会に行ってきました。このイベントは「Gochiso」という、女性3人で活動するユニットが主催したものです。

「Gochiso」のコンセプトは、『様々なテーマにあわせた型にはまらない会場や環境で、新たな料理界の才能や地域の生産者、アーティストなどを紹介することを目的とし、食と他分野とのコラボレーションを通して繋がっていく輪を育むことを大切にしています』とのことです。

この「Gochiso」のスタッフの一人・森山ちひろさんがウチの陶芸教室の会員さんというつながりでお誘いを受け、「よろこんで!」ということで、「シタールでゴチソウ」を楽しんできた次第です。

ブンブンさんの店内から、窓越しにイベント受付を望むとこのような感じの光景が。どことなく、異国のような・・。


まずは、ブンブンさん特製のスコーンとインド風たまごパン、そしてとっても香ばしい3種類の紅茶がお出迎えしてくれます。
 

店内にお集まりの方々は、まことに国際色豊か。日本語、英語、そしてどこかの言語が飛び交っていました。


写真左の女性が、森山さん。右は、ブンブンさんで毎月一回開催される「鎌倉で紅茶を楽しむ会」の講師をつとめる初鹿野みのぶさん。


「ブンブン紅茶店」のマスター・小木曽さん(写真・中央)は初鹿野さんの弟さんというご関係。このお二人でオープンしたことからスタートしたお店は今年で開店35年周年となります。


初鹿野さん自ら、紅茶の歴史や楽しみ方を解説していただいた後に、この日のメインともいうべきシタールの演奏がいよいよスタート。シタール奏者はこの方!?

あらら、失礼。このお子さんは「ブンブン」さんのご長男。衣装も、そしてポーズも、シタール奏者のようでした・・。よく似合うよっ!

シタールを演奏してくれたのは、Aki Uedaさん。若いころからギタリストとしての活動の後にシタール及びインド音楽に取り組むに至ったとのことでした。

演奏を始める前に「シタールはインドの伝統的な楽器」、「季節、そして一日の時間によって演奏する曲が決められています」・・等の解説をしてくれます。おもわず、「あぁ、そうなんだ・・」とうなずいてしまいます。

おごそかに「ビョイーン・・」と演奏が始まってほんの数分後。私は陶芸教室の予定が入っていたためにその場を後にしました。なんとも心残りの極み。あぁ、ずっと聴いていたかった。

このイベントにはわが家の「特派員」としてウチの奥さんも参加していたのですが、その「特派員」は帰宅するなり、「とっても、いい時間を過ごした気分・・」だとか。シタールの響きの中に身を置くだけでリラックスできたようです。

さらに特派員いわく、「Uedaさんの言葉を借りれば『シタールとは、一本のきまったらラインがあって、あとはその時の解釈やらでいかようにでも演奏する楽器。たとえば、落語と同じような感じ』なんだって」とも。

その言葉を聴いた瞬間、「ふーむ、絶妙なお話し。終まいまで聴き損ねたシタールの響きがその言葉の例えで『府に落ちた』ということで・・」と、思わず一人で納得している私がいました。













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「落語」ってえヤツは、高座の奥にもドラマあり!

2012-02-23 23:45:32 | エンタメ
いやはやここ数日来、知り合いの方々との語らいや電話等での会話において、「確定申告の具合、どう?」という会話が常套句となっています。

当然のことながら私、「確定申告」へ向けて目下のところ、鋭意努力してはおりますが、「まだ、道なかば・・」といったところで、青色吐息の毎日です。

「経費のみ 積り積もって 実りなし」という感じでもあります、トホホ。

思えばつい先日は、こんな所へもチラっと寄る余裕も。私がかねてよりごひいきにしている立川志らく師匠のお噺を聴きに・・。


日頃お世話になっているお客さまからかねてより、「一度、落語に行きたい」と言われておりました。で、その方からお誘いを受けて、ウチの奥さんともどもお付き合いさていただいた次第です。今から思えば、つかの間の「余裕の日々」でした・・。

この日の師匠の演目は「松竹梅」と「人情八百屋」の二席。幕の合間にお客さまに「志らくさんは、あの立川談志の弟子で・・」とか、「落語の楽しさは・・」などとエラそうに解説しながらのアッという間の2時間でした。志らく師匠、いつも楽しい高座、ありがとうございます。

というわけで、その日はその後、なんとなくというか、必然というか、お客さまがウチへお越しになりまして。

「そうだ、今年の1月3日にNHK-BSで放映された談志の特集、ビデオに録ってありましたっけ。私もまだ観てませんでした。観ますか」と提案し、3人揃ってシズシズとテレビの前へ。


毒蝮三太夫氏、嵐山光三郎氏、山藤章二氏をはじめ、談志氏ゆかりの人々の「談志論」とともに師匠の落語の映像が。「やかん」、「首提灯」。


お客さまにそれぞれの噺のバックグラウンドをお話ししていましたところ、「明烏(あけがらす)」を演ずる談志師匠の映像が。「明烏」といえば、私のブログ・今年2月5日分の中で「上野黒門町、文楽、甘納豆」つながりでアップしましたあの「明烏」。なんたる、タイミングの良さ。

さらにさらに、このNHK-BSでの「談志落語をたっぷりと」を観ていましたら、あらら・・。談志師匠演ずる「人情八百屋」の映像が流れ始めています。つい数時間前、志らく師匠の「人情八百屋」を聴いたばかり・・。「明烏」といい、「人情八百屋」といい、なんたる偶然。

ちなみに、この映像は1982年5月、談志師匠46歳の時のものです。師匠も若い。

それにつけても、お客さまの感性は素晴らしいです。

「この人情八百屋というおはなし。さっき聴いた志らくさんと、今、ビデオで観た談志さんのはなしはなんだか少し違うみたい・・」と。

「そう。演ずる落語家さんによって噺の解釈が微妙に異なるので、噺の流れやオチが変わってきます」と説明すると、「落語っておもしろいね」と、言っていただきました。

ちなみに私、熱狂的な談志ファンというわけではありません。

あくまでも、「志らくさん、いいね!」で、キマリです。

志らく師匠、最後まで「志らく 命」でいかせてください。ウチの奥さんも「志らく 命!なのだそうです。

落語に関しては超ビギナーなウチの奥さんですが、「以前聴いた、志らくの『中村仲蔵』がまた聴きたい」らしい・・。彼女、落語のセンス、案外イケるかも。そして、お客さまの感性も・・。






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ちびっ子のピュアなアートに触れまして、「あの日に帰りたい」・・

2012-02-17 22:09:47 | 陶芸
このところ私もウチの奥さんもそこそこに、いえ、かなり忙しい日々が続いておりまして、そんな時はたとえば市内・名越の「登茂ゑ寿司」さんの美味しいお寿司を食べて気分転換を、などと思ったりしています。

そのような矢先、まっこと美味しそうなマグロ赤身の握りが・・。私的には、マグロはこのような上質の赤身に限ります。


んー、でもなんだか、ちょっと・・?

グーッと近寄ってみると。

じつはこれ、ウチの陶芸教室に通ってきてくれている小学2年生のちびっ子陶芸家・ケンちゃんの渾身の「SUSHI ART」。
ケンちゃんが粘土で制作した後に素焼きをし、再びケンちゃんがマグロとシャリに陶芸絵の具で色をつけ、私が透明のうわぐすりをかけてお焼きいたしました。

窯から出した時、私、思わず「素晴らしい!!」とつぶやいてしまいました。ホント、可愛く、そして見事な作品だと思います。

何枚かの写真の中からこのカットを選ぶ過程において、「こっちの写真のほうが、赤身の色が美味しそうに見えるかな」などと悩んでいると、おもむろにウチの奥さんが「いやあ、隣の写真のシャリの感じも捨て難い」などと・・。まっこと、いいオトナを「その気」にさせてくれる素敵なアートです。

ちょうどよく本日の夕方、ケンちゃんとお母さんがウチに立ち寄ってくれました。ケンちゃんに「お寿司、食べな」と差し出してみると、「うわぁ、いいじゃん!」というばかりの満面の笑顔を見せてくれました。お母さんも「ケンちゃん、これ、かなりいいかも。これから、粘土でお寿司作れば・・」と、声を弾ませています。うーん、なんとも微笑ましい。

このような瞬間こそが、お教室の醍醐味かも・・。


そして、ちびっ子陶芸家の作をもう一点。

ご近所に住むお父さんサーファーと一緒にやってくる、小学校入学目前の男の子・ユウちゃんの手になる「カブト虫とクワガタ」。ともに体長約20センチほどまでにすくすく育った「大作」です。

お父さんが陶芸している間に、ウチの奥さんとともに「ワーワー、キャーキャー」言いながら、手際よく作陶してくれました。ウチの奥さんいわく、「こうすれば、とお手本を見せるとすぐに同じように出来る」のだとか。ウチの奥さんとユウちゃんの作陶の様子を見ていると、なんだか祖母と孫のお遊びのようでもありました・・。

さらに、ユウちゃんの絵心あふれるこんな作品も。「大きなお皿にチーターの絵を描きたい」ということで、このようなほのぼの、そしてちょっぴりシュールな光景が表現されました。


この日のお教室にて同席していた「湾岸」さんのブログには、

素晴らしい色合いと構成
チーターの余裕な表情と シマウマの一生懸命な感じが とてもリアルです。
「この絵皿ほしい・・・」

と、ユウちゃんの才能に感心しているようでもありました。

まこと、私も同感です。


ちびっ子たちの作品をとおして、あらためて「もの造り」のヒントをもらったような気がするここ数日間でした。

「無邪気に、楽しく、根気よく・・」という感じかな。でもこれがまた難しい。特に「根気」が・・。












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「そんな時代もあったね」と、みんなウチ来てバカ笑い。癖になりそな予感です。。

2012-02-12 21:51:22 | 日記
つい3日ほどまえの2月9日は私の56回目の誕生日でした。うわっ、コワい!あと4回ほどお正月を迎えると「赤いチャンチャンコ」。「中年、いと老い易く、ガクッとなりがち・・」な心境です。

私、昨年の夏に友人から勧められてfacebookしています。といっても、その活動状況はいたってささやか、いわゆる「お友達」がアップした「記事」に「いいね」する程度。で、迎えた初めての「facebookなお誕生日」は、あらあらビックリ。「お友達」から、「お誕生日おめでとう」メールが続々届くのですね・・。心より、感謝いたします。ありがとうございました。そして、faceのそのような活用法、恥ずかしながらまったく知りませんでした。

facebookに触発された訳ではないのでしょうが、このところしばし音沙汰のなかった友人知人からもメールや電話が。この日は朝から晩まで、私の携帯は「おめでとコール」を告げる「ピロピロ」の音が続いていました。ありがと!

そしてこんなサプライズな「プレゼント」も・・。

あたたっ、横浜・上大岡の鎌倉街道にて「赤信号無視」の罪状にて、お縄になってしまいました。そこに信号があったことさえ、わからない、覚えていません。56歳になった途端に急に認知症?


嬉しく、そしてちょっぴりほろ苦い誕生日の後のこの週末。土曜日のお教室のあとには、大学時代の親友とともに「プチ同級会 in 鎌倉」の始まりです。メンバーは・・。

照ちゃん:新潟に生まれ、現在も新潟で学校の先生してる。かつて東南アジアの日本人学校に赴任していた当時、現地の人に間違えられたことが自慢。

雅ちゃん:徳島に生まれ、現在は製薬会社新潟営業所勤務。びっくりした時に明るく「ホンマかいな・・」が口癖。阿波踊りの名手。

公ちゃん:東海地方のとっても堅い業種にお勤め。鎌倉に来る時はいつも妻のリサちゃんも一緒。なんだか、妻の尻に敷かれたがっている風情、私に似てるかも・・。

そして私、ならびに妻という名の同居人の計6人。

すみません。備忘録代わりということで、長々とプロフィールしてしまいました。

お店はココ。

鎌倉駅西口より徒歩約5分ほどに位置する「マッチポイント」。

メニュー、ならびにアルコールの種類がとにかく豊富です。

友人たちはお店の女の子に「いろんなカクテルがあるのぉ。楽しみだぁ」と言いつつ、生ビールばかり飲んでました。迷惑な客です。


お店には偶然、鎌倉在住の「知る人ぞ知る」有名な女性シンガーの姿も・・。そういえば一昨年、ここ鎌倉にてこの方とジャズギタリスト・吉田次郎さんのジョイントライブを観にいきました。また聴きたいなあ。

がっつり食べて、たっぷり飲んで。お店を出た時には、写真の撮り手も被写体もヘロヘロ。

久しぶりに語り合うその懐かしさに誘われて、身も心も「ゲームオーバー」寸前。なるほど、この状態がお店の名前「マッチポイント」の由来かも・・。

照兄と雅兄はウチにお泊りし、本日の朝7時過ぎに私のクルマで七里が浜のパンケーキのお店「BILLS」にお運びしました。雪国の男たちは「こっちは暖ったかいなぁ」と、重い荷物もものともせずに朝からバカみたいに元気です。


8時開店の「BILlS」は、7時半には長蛇の列。並ぶお客さんはもちろん、お店のスタッフもきっと大変ですよね。

私は陶芸教室があるので「じゃあまたね」とクルマから手を振って、二人とお別れです。

日本一の米どころ・越後の銀シャリを毎朝食する幸せな照兄と雅兄にとって、「BILLS」の「世界一の朝食」のお味は? その答えを早く聞いてみたい・・。












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そこここに「鎌倉物語」。不思議 大好き、いと可笑し・・。

2012-02-08 22:30:32 | 日記
何ゆえにか、そのきっかけは自分自身でも定かではありませんが、小学校に入学する頃から毎朝、毎夕、新聞を熟読していた記憶があります。もちろん、読めない漢字だらけなのですが、掲載されている記事のひらがなや読める漢字、そしてモノクロの写真をアタマの中で整理して記事の内容を探求することが楽しかったのかも・・。

やがてその「新聞好き小僧」がオトナになり、スポーツマスコミの会社に籍を置いた時にはまさに「この世の春」状態でした。東京の一般紙、スポーツ紙はもちろん、関西や九州のスポーツ紙もくまなく読めるその幸福感・・。それこそ、「只今、企画を練ってます」と言えば、一日中、新聞を読んでいられたことも。今思い返してみても、いい会社、いい時代でした。

そして今。たとえば「愛読書は?」と聞かれた際にも何のためらいも無く「新聞です」と答えるくらい、やはり永遠の「新聞好き」でもあります。

おおむね、「新聞好き」の人種は、本紙はもちろん折込広告も丹念に「読み込む」ことに喜びを感じます、というか、私は感じています。

そんなお話をマクラに、先週の土曜日、こんな広告を発見。


真っ先に目とアタマに飛び込んでくる「極楽寺の へいけ」?。えっ・・?

一瞬、「ここ鎌倉は、源氏の里だよなぁ。平家(へいけ)も住んでたの・・?」と、アタマの中には「?」マークがいっぱいです。

で、もう一度その広告をあらためて読んで、そうか「極楽寺の へいけ」とは、「極楽寺のひらや」、すなわち「平屋」なのね、と納得した次第です。

赤瀬川源平氏の著書「新解さんの謎」でつとに有名になった「新明解 国語辞典」にて「ひらや」を調べてみると「二階の無い家。一階建ての家。(平家とも書く)」とあります。「平家」を「ひらや」と読ませても、あながち間違いではないようです。されど、ここは源頼朝さんの地、そして今年のNHK大河ドラマがこれがまた「平清盛」とあって、場所がら、時節がら、「平家」なる表記はまことにややっこしい。

この広告の、なんとも曖昧な、そして角度を変えればなんともタイムリーともいえるような一文の効果のほどは。

ここ数日、家の中でウチの奥さんと目が合うたびに「極楽寺のへいけ」と、つぶやき合っています。いまではちょっとした合言葉に・・。

ことほど左様に、「謎めき」「可笑し」「楽し」いっぱいのこの地に住むようになってもうすぐ3年。かつてパルコの一世を風靡した「不思議 大好き」というコピーそのままの事柄や謎の人々との出会い、事欠きません。


先日、「華のお江戸」にお出かけした日曜日の夕刻、鎌倉駅西口付近にて信号待ちしていた時のこと。

目の前を3頭のお馬さんが悠々と横断歩道を渡っていくではありませんか。周りの地元民、観光の方々、みーんな一様に「?」の表情をしています。

あわてて後を追うと。

3頭のお馬さんは駅西口を経て御成通りの奥の空き地で雑草をおやつがわりにパクパクと。北海道出身という「騎手」の男性にお話をうかがったところ「鎌倉からやや西の場所でコイツらを面倒みてる」のだそうで。ときたま、鎌倉にも遠征してくるらしいとか。

そういえば過日、ご近所の「ブンブン紅茶店」さんにて、マスターと奥さんが「つい先日、お店の前を馬に乗った人が通ったんですよ。何事? と思って後を追ったんですが見失って・・。いやぁ、びっくり」とお話ししてくれましたっけ。そのお馬さん達はこのご一行様だったのですね。

ふと気が付くと、「あっ、馬だ」ということで街行く人びとが集まってきています。

「騎手」さんは「オレも馬も、写真は苦手だからねー」と言いながらも、にっこりとポーズしてくれます。

ややあって、「トーっ」との掛け声とともに、お馬さんの一行は夕闇迫る御成通りの雑踏の中に姿を消してゆきました。


あー、残念。夕闇迫る中での撮影ゆえ、惜しくも手振れした写真になってしまいました。

「こんなこともあるからさ、手振れ防止機能つきのカメラが欲しいかな・・」と、そっとつぶやく私がいます。

「誰にって」?

それは「言わぬが華」ということに・・。








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ひさかたの休日。「華のお江戸」詣でして〆はサザンか文楽か・・

2012-02-05 22:57:37 | 日記
気がつけば、もう2月も5日ほど過ぎました。ふと振り返ってみると、今年の元旦から昨日の「立春」までの1か月余の間、1日も休まずに作品制作や陶芸教室の日々を過ごしています。とかく、世間では「不況」という言葉がいたるところでささやかれているこの時勢において、まこと、ありがたいことです。

本日は所用のため、「華のお江戸」へお出かけです。ひさしぶりに愛車メガーヌを駆ってのハイウェイ走行ができるとあって、身も心もウキウキです。

朝9時過ぎ、いざ「お江戸」に出発。首都高横浜湾岸線を気持ちよくドライブです。

本牧の三渓園あたりにさしかかったところで、助手席に座っていたウチの奥さんが写真をパチリ。彼女は、ここ、三渓園界隈で生まれ育ってきたこともあり、この辺りを通過する時はいつも、周辺の景色に熱心に目をこらしています。きっと、風景の向こう側に透けて見える「子供時代」を思い起こしているのでしょうか。

と自分勝手に思っていたら、ふいにウチの奥さんが「あのポルシェ乗りみたいにならないように気をつけな」と注意喚起してくれました。

先ごろ、ご近所に住むポルシェ乗りの友人からメールがありまして。

そのメールには
「首都高横浜湾岸線を気持ちよくドライブ。もちろん、覆面パトカーに検挙されないようにバックミラーで後方をしっかりチェックしながらね。そしたら、前のパトカーに気がつかず、不覚にもお縄になってしまった・・」旨の一文が記されておりました。いい話です、私にとっても、とかくありがちな事です。気をつけなければ・・。

前後左右、くまなく「国家権力」に注意を払いながら湾岸線を北東方向に進み、東京・お台場のレインボーブリッジを渡っていると、右側の車線をポルシェ911が猛スピードで駆け抜けていきました。

しかも、友人と同じシルバーのポルシェ。「あれぇ、彼かな」とナンバーを確認すると、それはもちろん別のクルマ。

でもねえ、なんともタイミングのよい911出現のひと幕でした。

本日の用事の時間まで少々の余裕がありそうなので「ならば、寄ってみよう」と、かつての黒門町・上野広小路にある和菓子舗「うさぎや」さんに立ち寄ってみました。


ご承知の方も多いと思いますが、一個180円のどら焼きはつとに有名です。きっと添加物はいっさい使用していないのでしょう。一晩経つと、味が別物のようにガクッと落ちます。上野界隈にお出かけの際にはぜひお買い求めください。そして、その日のうちにご賞味あれ。絶品、だと思います・・。

用事の地へ向かう道すがら、なにやらやたらに目立つ樹が一本。高く育ち過ぎて、赤信号で止まった交差点では一コマの構図に収まりきりません。

「♪あのー樹、なんの樹、気になる樹」と口ずさんでみたところ、助手席から「うるさい! スカイツリーでしょうが!」との声が・・

通常、スカイツリーの写真といえば、いずれも見事なくらいすっきりと凛とした構図です。その例からいくと、こんな切り口のスカイツリーはいまだかつて見たことがありません。新「鏡」地かも・・。

スカイツリーのある墨田区押上は、今から約40年ほど前に私が高校時代を過ごした街でもあります。ツリー建設開始までの落ち着いた佇まいの街が日に日に活況を帯びて来るのを見聞きするにつけ、少々複雑な気分です。「いにしえの風情」と「新しい街づくり」の共存を願って止みません。

さてさて、「気になる樹」の根元を通過した後、本日のメインの用向きはこれ。

江戸川区松島にある山田恵大師宅・日蓮宗妙倉寺東京布教所へ。一般の家庭では台所に、そしてウチの場合には陶芸窯の無事なる焼成を願って、窯の傍らにお供えする「荒神(こうじん)様」のお札を頂戴してきました。

友人を介して山田師を知り、以来お付き合いさせていただいてから約15年ほどが経ちます。陶芸を生業とする故、作品制作の過程において目に見えない「神」のチカラを感じることも間々あります。されど、日常においては「神様、神様」というタイプではありません。むしろ、特定の宗教に傾倒することは敬遠しています。

されど、山田さんにはじめて会った時からそのお人柄、そして山田さんが唱えるお経の滔々たる響きに感服。日々の暮らしの中で心の余裕が無くなって来つつある時には、「山田さんのお経を聞きに行こう」とウチの奥さんを連れて山田さんのお宅に伺っています。

山田さんのお宅に伺うたびに宗教の難解なお話はいっさい無縁。日々の暮らしやお仕事の中で生じた悩みを聞いてもらい、そして向かうべき方向へのアドバイスをいただいて・・。

ひるがえって見るにつけ、山田さんは私よりたった一歳だけ年上なのですがその「良識」と「学」の高さにただただ頭が下がるのみです。私、まことに修業が足りません・・。

「華のお江戸」からの帰りの高速、サザンオールスターズのCDを聴きながら「サザンの歌って、アップテンポの曲でも『侘び寂び』があるよね。いつまでも旧くならない良く出来た『古典』の境地かな・・」などと語り合っていました。

「古典」といえば・・。本日立ち寄った「うさぎや」さんのある黒門町は、かつての落語界における古典の一大名人・八代目桂文楽が住んでいた街でもありました。文楽は自宅が黒門町にあったことから「黒門町」とも呼ばれていましたっけ。

そうだ、今宵は文楽の「明烏(あけがらす)」を聴きながら寝ようかな。このお噺し、甘納豆を食べる場面がいいんだ。「うさぎや」さんのどら焼きつながり、ということで・・。

今宵も長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。

本日はこれにて。御後がよろしいかどうか、はなはだ疑問・・。






















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節分、そして佐助稲荷初午祭り。今宵、福豆をつまみに「越乃寒梅」

2012-02-03 20:39:33 | 日記
ここ数日、テレビをはじめとするマスコミでは「記録的寒波・・」と報道し続けています。まったくもって、各地の豪雪の映像を観るにつけ、つくづく「雪国に住む人たちは大変だなぁ」と、寒さや雪と闘うことの労苦に対して思い入ってしまいます。お疲れさまです・・。

そのような苦労とは比べるべくもありませんが、ここ鎌倉も「この冬は寒い!」。そして、今朝はとりわけ冷えました。わが家のガス給湯器もお湯の配管が凍結し、午前中はお湯が出ない事態となりました。こんなことは初めてです。

とはいうものの本日は節分、「鬼は外、福は内・・」。そして明日は「立春」。ということで、なんとなく「気分も春めく」、と単純に心ウキウキするのは私だけかな・・。

ご近所の佐助稲荷では、正午から「初午祭」が執り行われました。「初午」とは二月の最初の午の日をいい、お稲荷さまを祀る稲荷祭りとか。この日、全国各地の稲荷神社で「初午」のお祭りが行われるのだそうです。

蛇足ながらブログなんぞをアップするにあたり、たとえば「初午」の由来等を調べたりしてみると、はじめて知るようなことのなんと多いことか。これまで半世紀以上もこの世に棲息してきていますが、「これほどまでに不勉強だったか」とひとり恥入ってしまいます。

それはさておき、本日正午の佐助稲荷。

「初午際」という響きからすると、なんとなく「アンティーク」というか「ヴィンテージ」な方々ばかりがお集まりなのかと思いきや、若いお嬢さん達の姿も多いことにビックリ。思わず、なんだか訳もわからず「この国の未来も明るいかも・・」と勝手に思ったりしました。

「初午祭」は神主さんの祝詞から始まり、クライマックスは女性の神官のおごそかな「神楽の舞」。

うーん、写真手前側の銀色の不思議な物体、というか、白髪がなんとも気になります。すみません。「初午」なのに・・。

派手な「舞」の後にやや控えめな「舞」。


正午から始まった「初午際」は都合30分にて、お開き。

ここ佐助稲荷にて三回目の「初午祭り」となるウチの奥さんいわく、「今年はいつもよりも少しばかり人が少ないけど、しっとり落ち着いた雰囲気」だとか。今回がはじめての私としては、ただただ「ああ、そうなんだ・・。本日も勉強になりました」と、うなずくのみ、です。

それにしても、本日の佐助稲荷は冷えました。本殿脇の石の桶の水はビシッと凍っていました。傍らの小石で氷の表面を叩いてみたのですが、ビクともしません。アイススケートができそうなくらいの見事な厚さの氷でした。


佐助稲荷のお参りするたびに思うのですが、本殿から下界へ降りるこの階段の景色、

この赤い鳥居が並ぶ光景に凛とした「何か」見えないものを感じます。

お昼前のひととき、陶芸の手を休めての厳かな「神事」。佐助ケ谷の春 近し。

明日は、立春。

昨年の大晦日に鶴岡八幡宮にて授かってきた「おはらいさん」を、あらたに玄関に飾り変えます。

五十路を経て、なんだかとっても「神事」が気になる今日この頃。

おっと、わが家はこれから「節分」の儀式が始まるようです。

「鬼は外! 福は内!」








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