鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

チョピット歩いて紅葉を愛でて、たまにはゆったり 師走の好日…

2017-12-05 11:28:28 | 日記

今から1カ月と少し前に個展が終わった時から秘かに「紅葉を愛でる時間もないまま、アッという間に年末だ…」と感じてはいたところです。そしてその予感どおり11月・霜月はまさに「まばたきしている間」?に過ぎゆき、ふと気がつくと、師走もはや5日目を迎えました。この師走の飲み会を「忘年会」と定義した場合、昨夜まですでに忘年会は3回を数えています。「ちょっとはカラダを労わらねば…」というわけではないのですが、週明けの昨日12月4日は鎌倉の街を囲む山ふところの紅葉を愛で歩くこととなりました。

恥ずかしながら、このたびも山歩きツアーの名称は「牧郎とチョピット歩こう会」となっています。私の名前が「冠」になってしまったことだけでも、なんともこそばゆい気持ちでいっぱいです。この会の起源は今から約3年ほど前のこと。ご近所に住む人生の先輩にして山歩きの達人さんが「牧郎さんは歩き不足気味なので、街と山の徘徊へ向けてのエスコートをしましょう」ということで、アッという間に「牧郎とチョピット…」が発会の運びとなった次第です。以来、数次にわたって鎌倉の山野を歩いてきていますが、この会は「チョピット歩こう」に限らず、隙あらば「たくさん飲もう会」にも変身可能なとてもフレキシブルな風情の集まりのようにも思われます。

この日の「牧郎とチョピット…」は、山歩きの達人さんが永きにわたって住まわれてきた広大な自宅のお庭探訪からスタート。

春ともなれば気が遠くなるくらいの筍が収穫できる山と趣ある井戸が残るお庭を眺めるにいたり、あらためて佐助という地の奥深さを感じます。

そして、本日の「チョピット」歩くメインフィールドへ向けて、鎌倉駅から「大塔の宮」行きのバスに乗ります。驚いたことに、午前10時前のバスは、ハイカーと思われる人で超満員。

バスの入り口デッキにかろうじて身を寄せていましたが、ぎゅうぎゅう詰めのデッキから垣間見える鶴岡八幡宮のなんともすがすがしいいことか…。「段葛の桜の葉は、みんな落ちたね」という会話の中に「初冬」という想いを新たにします。

鎌倉駅から約10分ほどバスに揺られて鎌倉宮前に降り立ち、いよいよ山ふところに向かいます。まずは、このたびオープンした「永福寺跡」へ。

今から遠い昔、仏人や鎌倉武士たちが集い賑わっていたであろう頃に想いを馳せてはみたものの、人工的な池がいやに目立つ史跡の今後は「いかなるものか?」と、しばし複雑な思いがアタマをよぎったりもします。

この史跡脇のテニスコートから響くラケット音に追いたてられるように紅葉の名所「獅子舞」へ向けて進路を東北方向に。途中、このような道標が。

「獅子舞」とは、はたして「lion dance」…、と表記してよろしいものなのしょうか?なんとも気になる師走の昼…。

渓流沿いの道をゆっくりと登りつつ、頬に当たる風が徐々に冷たく、そして固く感じるようになってきます。


鎌倉宮から登り歩くこと約20分、鎌倉の紅葉の名所のひとつ「獅子舞」に到着します。

「獅子舞」への道中、「この時期、こんなに人の姿を見ない年は無かった」というくらい閑散としていた山道ですが、「獅子舞」にたどり着くと、そこは真っ赤な紅葉を愛でる方々でいっぱい。
一説によると、今から100年以上前の日露戦争に際し大日本帝国連合艦隊を指揮していた東郷平八郎大将がこの「獅子舞」の地に山荘を築き、その山荘をより趣きのある地にすべく鮮やかな彩りの紅葉を植え揃えたのだとか。

たしかにこの一帯だけ、紅や黄色に輝く紅葉が乱舞しています。

「獅子舞」を経て沢をさらに登り、天園・六国峠から歩を南に進めて約15分ほど登り下ると二階堂の瑞泉寺付近で下界に降り立ちます。そして今回の「チョピット」のスタート地点・鎌倉宮へ戻る途中、日本画壇の巨匠・故平山郁夫画伯の自宅前を「チョピット」探訪。

玄関前の紅葉が、いい味出していました。

鎌倉駅方面に向かう道中、学問の神様として信仰を集める荏柄天神社の前では受験生を持つヤングミセスの皆さんが「今度、ゆっくりお参りに来なくては…」とつぶやき合っています。

その言葉とともに思わず「あぁ、あの子とあの子だね…」と、受験勉強に励むチビッ子たちの顔が浮かびます。我が身を振り返って、師走の平日の昼日中から「チョピット」ぶらぶらと紅葉狩りなんぞしていてよいものか、少々罪の意識も芽ばえますが、その想いもすぐに消え去ります…。

鎌倉駅に戻ってやや遅めのランチは、つい2週間前にも母親の「米寿」のお祝いをした小町通り脇のあのフレンチのお店。


美味しいランチでオナカもココロも満腹になったところで「私の名前を冠した 牧郎とチョピット歩こう会 という名称はちょっとばかり身分不相応です。私の名前を外してください」と申し出たのですが皆さんから即座に却下され、さらに次回「牧郎とチョピット歩こう会」は飲み会に趣向を変えて実施される気配が濃厚です。さしずめ「牧郎とチョピット アルコール会」…!?










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「ハレの日」に黒留袖を前にして、「昭和は遠くなりにけり」…

2017-11-20 21:52:05 | 日記

昨日の日曜日、陶芸教室を終えた夕刻にテレビのスイッチをオンにしてチャンネルをパシパシ押していたところ、今から約45年前の1970年(昭和45年)に公開された日米合作の戦争映画「トラ・トラ・トラ」が放映されていました。ビールのグラスを片手に、70年以上も前の日本海軍によるアメリカ・ハワイ真珠湾攻撃を描く名作品を前に目も心も釘付けになってしまったことは言うまでもありません。

惜しくも番組途中からの視聴となったのですが、コンピュータグラフィックなぞ無い時代の実写戦闘シーン満載の映画の造りに圧倒されてしまいます。

山本五十六役の山村聡さんは、じつに堂々としていました。

南雲海軍中将役の東野英次郎さんは渋く、源田実中佐役の三橋達也さんは若く、きりっと…。

真珠湾攻撃飛行隊長役の田村高廣さんは、緊迫した航空攻撃シーンを飄々と演じていい味出しています。

この映画には他にも、千田是也、島田正吾、内田春雄さんはじめ多くの名優がそろって出演していました。そして時を経て、みんな天に召されてしまっています。久しぶりに「トラ・トラ・トラ」を観賞し、あらためて「昭和は遠くなりにけり…」と感じ入ったひと時でした。

おりしも本日、ウチの二階に暮らす母の米寿のお祝いをささやかに開いたのですが、母も感謝の言葉に続いて「私の誕生日は12月8日なんだけど、何の日か判る?」と同席していたみんなに問いかけていました。私たちの親世代にとって、「真珠湾攻撃の日」からそれ以後の戦争体験は一生のうちで永遠に忘れることのできない記憶であるようです。

母いわく「女学校時代に東京大空襲に見舞われ、同級生や知り合いの大人の人もたくさん亡くなって。あなたたちは本当に良い時代に生まれ育ったのよ。それだけでも幸せですよ」云々、米寿を迎える年寄りの言葉はいちいち身に沁みます。同席していたみんなもうなずいていましたが、少々ご迷惑をかけたかも…。米寿のお祝いの席ですから、許してくれるでしょう。

母の米寿のお祝いは鎌倉駅近く、小町通り脇のフレンチのお店でのランチからスタート。

テーブルの左側に、普段から母を「お母さん、お元気ですか」と気にかけてくれているご近所のお店仲間「甘味処 こまめ」のかえさん、そしてその奥には本日の着付けをお願いした「伊と彦」の好江さんが並びます。テーブルの向かいにはウチの同居人さんとワタシの母、一番奥でワタシの叔父もお祝いしてくれています。

お祝いのテーブルは 勘八のカルパッチョ サラダ仕立て 有田みかんのヴィネグレット というお料理から始まって

スープ、メインのお肉料理、デザート、そしていろいろなワインまで、一同すっきり美味しく、きっちり完食しました。

お店のオーナーはお料理とワインの解説をしながら、頃合いを見てさりげなく「記念写真はいかがですか」と声をかけてくれて

恥ずかしながらの ワンショット。みんな少し酔っぱらっていい調子、間際…。

ランチを終え、かねてより「私のあの黒留袖を身にまとって記念写真を…」という母の希望に従って、「伊と彦」さんで衣装替え。

留袖を着付けてもらっている中、母は「伊と彦さんの着付けはとてもお上手ですね。身体にしっくりきて、とても楽」と、満足そうな笑顔を浮かべていました。

留袖がビシっと決まったところで、小町通りに古くからある写真館にて念願の記念撮影。

母から「米寿には黒留袖を着て記念写真を」と聞かされた時には「おいおい、そこまでは…」と思ったのですが、なるほど、これは確かにいいかも…、という感じもします。

母が、そしてお祝いの席をともにしたみんなが「いい一日だったね」と話ながら家に戻ると、ノワールが帰宅を待ちくたびれたようにリビングの床に寝転がっていました。


そこはかとなく、

ニャンと鳴く 黒留袖の 手足伸び…
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サッカー三昧の向こうに、楽しい計画が静々と進みます…

2017-11-15 22:20:01 | 日記

日本ではほとんど話題になっていませんが、来年に迫ったサッカーワールドカップ・ロシア大会の欧州地区最終予選(プレイオフ)がまさに最終盤を迎えています。ワタシがひそかに応援しているクロアチアは、このプレイオフを勝ち抜き なんとか本大会進出を決めてくれました。そしてこのたび昨14日は、今回の欧州予選で思わぬ苦戦を続けているイタリアの予選最終戦が行なわれました。

朝9時から陶芸作業をしながらテレビ観戦となりますが、ついつい青いユニホームのイタリアと黄色いユニホームのスウェーデンの熱戦に見入ってしまいます。


「イタリア、頑張れ!」「一人で観るのはもったいないなぁ…」などとつぶやきながら、激闘の末、ゲームは0対0の引き分け。その結果、スウェーデンがイタリアとのプレイオフで1勝1分けでワールドカップ進出を決め、イタリアはなんと予選敗退…。

イタリアがワールドカップに出られないのは、1958年(昭和33年)以来60年ぶりのことなのだそうで、さすがに新聞でも昨日の夕刊で「イタリア敗退」を大きめに伝えていました。なんとなく来年のロシア大会に向けて「華」が一つ欠けたように感じられます。

そして我が日本代表は本日早朝、強豪ベルギーと現地で対戦。昨日に続いての一人でテレビ観戦となりましたが、つい先日の国際強化試合初戦ブラジル戦での完敗に続いて今回も敗れてしまいました。

画面では「優勝候補ベルギー相手に惜敗」とのテロップが出ていましたが、ハリルホジッチ監督の表情も冴えません…。ワールドカップ・ロシア大会まであと7カ月ほどに迫りました。12月1日には対戦国抽選会が開かれます。早くも徐々に気分が高鳴る今日この頃。

今回対戦したベルギーの隣国オランダを母国とする友人ディルクが今月はじめにインドからまたやって来た折、我が家でささやかなバースデイパーティーを開いた時に偶然にも「ワールドカップ欧州予選オランダ敗退」が話題になりました。

特段のサッカーファンではないディルクですが、母国オランダの敗退に対しては「オーっ」「アッチュチュ…」と身ぶり手ぶりとともに無念の表情。そして「ニッポン、ダイジョウブです…」と、ワタシの肩をポンポン叩いて励まして!?くれました。何が「ダイジョウブ」なのか定かではありませんが、たぶん、来年ロシアでのワールドカップで「ニッポン、ダイジョウブ」という意味なのでしょう。

ディルクの還暦バースデーパーティーでの会話はサッカーやオランダに住む親族の話から始まり、彼が今住むインドでの暮らしや日本文化に至るまで、居合わせたみんなのあやふやな日本語と英語で交わされます。

ディルクは自身でも「今年、ニホンに来たのは4回目かな、5回目かな…!?」というくらいの親日の度を深めています。おりしも先日、知り合いの方から市内のちょっとかしこまった和食屋さんでの夕食の誘いを受け、ディルクも誘ってみたところ、驚いたことに彼は和服を身にまとって現れました。

和食屋さんでの皆さんとの会話と所作、そして味覚、いずれをとっても、もう立派な「日本人」になりつつあります。

そして和食屋さんからの帰り道、駅で電車を待つ間にディルクから「壮大な計画」!?を打ち明けられました。ディルクの計画が実現した折には、また一歩 彼は真の日本人に近づくものと思われます。

ちなみに今宵は、11月ディルクの鎌倉ラスト・ナイト。お馴染みのお店「六弥太」さんで、プチ送別会と相成りました。

間もなくディルクは日本を離れ、インドに戻ります。そして年末にはまた来日して日本でお正月を過ごすのだとか。新春の三が日、ディルクとおせち料理を食べながら「壮大な計画」をあれこれ練り進める時間が今から楽しみ…。
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紅葉の便りに乗せて、若宮の杜から始まる 姪っ子物語…

2017-11-06 10:02:41 | 日記



11月初めの3連休初日「文化の日」、夜明け前の闇に包まれた早朝4時半、愛車メガーヌをそっと駆り出して一路、進路を西へ取ります。相模川沿いに北へ伸びる圏央道から東名高速を経て新東名高速に入り、ほどなく朝6時過ぎには静岡県内へ。

新東名高速は設計速度時速140kmを担保した構造とのことで道幅も広くカーブも緩くてすっきりまったり!?、トンネル内もキラキラ明るく、とっても楽にドライブできます。静岡県内の一部区間はこの11月から最高速度が国内唯一の時速110kmにアップされ、ふと気がつくとメガーヌのスピードメーターとタコメーターの針はグングン上がり、真上よりもだいぶ右の方向に傾いています。

後ろから猛然と追いついて来たクルマはおそらく時速160kmは優に超えていたと思われます…。追いかけてランデブー走行したいところではありましたが、軽度のスピード恐怖症でもあるウチの同居人さんが助手席に座していることもあり、グッと我慢。おとなしく!? 追い越し車線を飛ばします…。

我が家から4時間弱のドライブにて到着した先は、愛知県名古屋市内の若宮八幡社。この神社は鎌倉時代以前に創建されたと伝わり、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康ともかかわりのある名古屋の総鎮守なのだとか。このたびウチの同居人さんの姪っ子がこの由緒ある神社で結婚式の運びとなった次第です。

七五三のお祝いで詣でる親子も多くて朝からごった返しているのだろうなと思っていたのですが、境内は思いのほか落ち着いた雰囲気を保っていました。

本殿での結婚式の前、姪っ子と新郎さんを囲んで両家親族が記念写真の場へ。

ふと傍らを見ると、同居人さんはわが子を見るように目を細めて、姪っ子の晴れ姿を見守っていました。

主役の二人の友人や職場の仲間の皆さんも、晴れやかな式をともに祝してくれます。


今から20年以上前に私達二人が結婚した時、この姪っ子はたしか幼稚園児だったように記憶しています。以来、会った回数は十数度ほどだと思いますが、きらりと光る大きな瞳と明るい笑顔がいつも印象に残っています。また、ウチの工房で体験陶芸に来た若い女性が偶然にもこの姪っ子の大学茶道部の2学年先輩で、みんなその偶然にビックリ! なんてこともあり、なんともいつも気になる姪っ子です…。

若宮八幡社での結婚式を経て、披露宴は名古屋駅近くのホテルにて。

新郎新婦を囲んでの約2時間半は晴れやかに和やかにアッという間に過ぎて行ったことは言うまでもありません。そして披露宴がお開きとなり、新郎新婦と両家の両親が出迎えの準備を進める間に、会場内ではこの日の若宮八幡社での結婚式とホテルでの披露宴の様子を約5分間にまとめて映像リプレーする趣向が用意されていました。

つい今しがたまで、新郎新婦の晴れの日をともにした人たちの喜びの表情を凝縮したシーンの連続とあって、会場の一同は宴を反芻しながら巧みに編集された映像に見入っています。そして、式に参列したみんなの名前が映画のエンドロールのテロップの如く流れていくのを見ているうちに、不覚にもワタシの目頭が熱く、そして鼻がグシュグシュ…。同居人さんは「なんでアナタが泣いてるの!?」と少々あきれてはいましたが、ワタシを見るその目にもうっすら涙…!?。

ふりかえればここ数年来めでたい宴からは少々遠ざかっていましたが、先月は陶芸教室会員さん、そして今月はこの姪っ子の祝宴が続きました。ウチの同居人さんは「先月は地元・佐助で色留袖、今月は名古屋で黒留袖。あと残るは、白装束を身に着けてあの世に行くだけかな…」と、笑顔でポツリ。「残るは 白装束…」は軽いジョークとしても、もはやワタシ達世代にとって「あの世」はあながち無縁ではないかも…。


留袖を着慣れた頃に宴跳ね 姪子の笑顔 瞼に揺れて…








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雨、雨、雨の神無月、〆の晴れ間は収穫多きつかの間の「小休止」…

2017-10-30 20:34:05 | 日記


多くの方々に知られていることではありますが、10月は日本中の神様がすべて出雲の地に出かけてしまうことから神無月…といわれています。ということで、俗にお天道様とも呼ばれる太陽の道程を司る神様もず~と出雲で豪遊していた?ためか、この10月はお日様にはすっかり見放された一ヵ月となってしまいました。ふり返ってみても、ワタシの個展や友人知人が関わっていたイベントも軒並み雨の影響が…。

しかしながら神無月終盤の昨日、襲来した台風の後を追ってお天道様の道程を司る神様もようやく当地に戻って来てくれたのでしょうか、本日は朝からお日様の光がくっきり。出雲の地に出かけていた八百万の神様も、11月・霜月を前にようやく地元に里帰りし始めているのかもしれません。

気のせいか、佐助の杜は一夜のうちに紅葉が進んだように思えます。秋が深まったからか、はたまた、昨夜の台風による塩害で葉色が悪くなったのか、なんとも微妙なところでもあります。

我が家に目を移せば、今月中盤の個展後も毎日 納品やお礼参りで慌ただしく動き回っていましたが、本日ようやく「小休止」。ウチの同居人さんは、近々に控えた親戚の婚礼に着ていく留袖の点検をするひと時。と、その様子をうかがっていた愛猫ノワールが、さっそく点検に割り込んできます。

「コラぁ、キミの真っ黒な毛色は留袖と同じ色だからね。チェックしないでいいよ」と言ってはみたものの、留袖に染め抜かれた家紋に最後まで「興味津々」のようでした。

この親戚の婚礼に際しては、ご祝儀とともに拙作をお祝いの品として贈ることを考えています。本日、間近に迫った親戚の披露宴に向けてラッピングを、あれこれと…。

常々、各所に作品を送る梱包に際しては、その安全性と見栄えを常に心がけていますが、今回のおめでたい門出に際してのラッピングはひときわ心躍るものがあります。今から「その日」が待ち遠しい…。

工房では、10日ほど前に終わった個展後も訪ねて来てくれる方々に向けて、引き続き作品の一端を展観しています。

陶芸教室会員さんともども、作品を見ながらゆっくりと語り合えるひと時がなにより貴重な時間です。

そしてそして、本日はなんと約3カ月ぶりに愛車メガーヌを洗車する機会に恵まれました!個展の準備にかまけて日々乗りっぱなしで「放置プレイ」だった故、ワックス掛け作業のなんと楽しいことか…。

かつて若かりし頃において自らの趣味の中で、洗車という行為は野球、競馬、カメラetc…とならんで常に上位に位置していました。それが50代を前にメガーヌに乗るようになって以来、洗車作業に対する情熱が徐々に冷めていったのも事実です。

そのバチが当たったのか、はたまたルノーというクルマメイカーの性格故か、とにもかくにもメガーヌは頻繁に故障してくれるまま、10余年を経ています。おりしも本日、メガーヌの車内天井に異常発見。天井の布製内張りシートが弛んだテントの如く垂れ下がってきています。ディーラーさんに修理依頼する前に、いろいろ方策を練る衝動に駆られます。良い意味でも悪い意味でも、ホントに飽きさせてくれません。かつてルノーが標榜していた「退屈へのレジスタンス」とは、これまさに名言です…!?

メガーヌの天井落下に想いを馳せるなか、ふと天を見上げると木枯らし1号によって清められた夜空に月が冷めざめと輝いています。


間もなく11月 霜月。

残り少ないカレンダー 早くも問わず語らう新春三日…






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雨の中、お越しいただいた方々に心より御礼申し上げます…

2017-10-16 18:37:38 | 日記

自宅工房にて二日前の土曜日に個展開幕して以来、ず~っと雨が降り続いています。もう、雨はすっかり慣れっこになりました。個展3日目の本日はなんと、46年ぶりの寒い10月…なのだとか。個展会場の自宅工房の窓からは 氷雨!?そぼ降る晩秋の風情が…。


個展という「ハレ」の場には似つかわしくない天気ではありますが、雨の中、初日から多くの方々がお越しいただき、ありがたい限りです。特に昨日の日曜日は今回まで8度の個展を振り返っても「1日当たり過去最高」の賑わいとなりました。

開場前の午前10時半くらいから午後5時半の終了時間を過ぎてもお客様と話し続け、この間の約7時間はまさに「あっ」という間に過ぎてゆきました。

皆さんの感想としては、やはり案内ハガキに掲載したこの作品に「真っ先に目が向かう」との声が多く聞かれました。


そしてコチラの4色の淡い色目のカップ&ソーサ―は、技法を訊ねられること、しきり…でした。


制作において、いわゆる一発勝負の「一点モノ」への反応も上々です…。


今回は、これまであまり制作してこなかった「和」のテイストの作品も少々多めに発表しています。



この「和」のテイストは、あと数年後にはワタシのメインの流れになる、かも!?…。自分でもまったくわかりませんが…。

同時開催の「さわやかな秋に映える帯展」では京都伊と彦鎌倉店さんの帯を展観しています。
●塩瀬 京友禅 染帯「乙女椿」


●塩瀬 京友禅 染帯「雪結晶」、塩瀬 刺繍帯「うずまき」

この他にもご用意があります。

今やウチの工房でのイベント恒例となっている「星の間」星井サトルさんの算命学占いは今回も大好評。

星井さんの鑑定を受けた方々のさわやかな笑顔が印象的でした。

ウチの同居人さんがブランドアップしているCHI-BOU NOIRから今回新たに販売された鎌倉黒珈琲も上々の滑り出しを見せています。


昨日の日曜日は個展にやって来た幼馴染と高校時代の友人たちが偶然遭遇し、ワタシの母を囲んで東京の下町談義に花を咲かせていたようです。今から思うと、彼らはワタシの作品を観ることなく、ただただ酔っぱらって家路についたのでした。困った奴らです…。

高校時代からの友人で今は市内に住むオンナのオジサンは「あ~、みんなに会えて良かった。クラス会より楽しかったよ!。来て良かった。別の日に作品、見に来るね」と、お愛想のニッコリ笑顔をプレゼントしてくれました。。

ちなみに本日 個展3日目のスペシャルは地元テレビ局J:COM鎌倉さんの番組収録。個展の紹介やワタシの陶芸活動等をもっともらしく、トークさせられてしまいました。

収録の模様は明日17日火曜日夕方午後6時30分からの「デイリーニュース」にて、オンエアされる予定となっているそうです。もし気が向いたら観てやってくださいませ。少々間抜けな顔してしゃべってると思います…。

あらためまして、個展のご案内…。












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本日より 個展開幕いたします。よろしくお願いいたします。

2017-10-14 08:41:55 | 日記

本日から自宅工房「佐助Room114」にて、個展開催の運びとなりました。3,4日前から伝えられているとおり、本日の天候は雨…。個展に向けて数日前から掃き整えていた庭道も、秋の雨にしっとり濡れています。


天気予報によれば、20日までの会期中はほとんど曇り、もしくは雨…となっています。

一般的にどのような催しでもお天気の状況が気になるものなのですが、この一週間の予報を目の当たりにすると、逆にお天気は全く気にならなくなります、グスン…。せめても、しっとりとした気候の中、来てくれた方々とゆったり話が出来そう…との願いもいだきます。

あと数時間後に開幕を控えた工房。

おっと、土間に履き置かれたスニーカーが、開幕前のあわただしさを現わしているかのようでもあります。

一昨日あたりから準備状況を見に来てくれた方々の間では、案内ハガキの四角皿をはじめ、好い反応をいただき、心強いかぎりです。








CHI-BOU NOIRからは、これまで販売している 鎌倉スパイス、鎌倉紅茶、鎌倉ソルトに加え、今回新たに 鎌倉黒珈琲をラインアップしました。

CHI-BOU NOIRをブランディングしているウチの同居人さんは「味わい深いカフェオレが飲みたくて、焙煎士・鈴木雄介さんにブレンドしていただきました。ほのかな酸味のニュアンスで奥行きが広がり苦味をひきたてています。甘みもあるのでストレートでも美味しいです」と、その味と香りを伝えています。

鎌倉駅西口から市役所通りに向かい、紀ノ国屋やスターバックスカフェの前を経てトンネルを抜け、ほどなく斜め右に入って約30メートル、ご近所のお宅前には誘導看板もご用意いたしました。


そして今年も一番目のお客様は、ご近所のお店仲間「ブンブン紅茶店」のマスター・小木曽さん。

例年どおりのスタートということで、これで今年の盛会も間違いなし‼

少々の雨模様ではありますが、皆様のお越しを心よりお待ちしております。よろしくお願いいたします。

あらためまして、個展のご案内…






















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「鎌倉の父と母」と呼ばれて幾年月、娘の旅立ちは嬉しく、そして少し寂しく…

2017-10-09 12:23:31 | 日記


ワタシにとってこの3連休は、1週間後に迫った個展に向けて諸々の準備でまさにラストスパート! のハズなのです。が、ウチの陶芸教室にかよって来てくれているお嬢さんの結婚披露パーティにお呼ばれし、幸せをみんなで分かち合うとてもステキな時間をいただきました。

時は3連休初日の10月7日。所は我が家から徒歩数分の場所に位置し、鎌倉市の景観重要建築物にも指定されている 笹野邸。ワタシ自身、これまで何十回も結婚式に参列していますが、家からこれほど至近の地での宴は記憶にありません。共に参列するウチの同居人さんは色留袖に身を包んでいましたが、やはり「近くだから、着物に気を遣わずに思う存分、式を楽しめそう…」と、家を出発する前からウキウキしていました。

笹野邸まで数分の道のり、ご近所のお店仲間さんから「今日はおめかしですね。いずこへ…?」などと声をかけられながら、着物の裾を気にしつつ歩を進めます。

蛇足ながら、ワタシには「今日は七五三ですか?」との声がかかりました…。

佐助の街に広がる青々とした里山の風情を楽しみながら 程なく、笹野邸へ。

常日頃、笹野邸の横の道を通ることはあるのですが、邸内に入るのは今回がはじめて…。

受付を済ませて邸内西側の方向に目を向けると、木々の奥に秋の陽射しがたっぷり注がれるお庭を垣間見ることができます。


宴の前、会場の笹野邸前庭は厳かな雰囲気に包まれていました。


この日は朝方まで雨が残り、午前中は肌寒い曇り空に覆われていたのですが、午後の宴が始まる頃には見事なまでの晴天の秋空が広がり、陽に照らされてジリジリと額が焼けてきます。

会場のスタッフから配られた日傘の陰に身を寄せ合って、初めて会う人もみんな「お友達」…。

パーティのお料理は、市内でも評判の あのフレンチのお店…。


本日の主役の二人。

思い起こせば、彼女が大学時代の友人とともにウチの陶芸教室に来たのは今から6年くらい前のことだったでしょうか。ウチの近くに住んでいたこともあり、陶芸の時に限らず我が家に立ち寄り、ひいてはウチの二人とお酒の席をともにする仲になりました。そしていつしか、街で人に会うたびにウチの二人を「鎌倉の父と母」と紹介してくれるようになっていました…。いきなり「父と母」に成り、ウチの二人はこそばしいやら、恥ずかしいやら。なんとも、嬉しいひと時でもあります…。

午後半ばに始まった宴は、夕闇が迫る中においても華やぎの度を増して行きます。


式のクライマックスといえばやはり、新婦から両親への挨拶 ということになるのでしょうか。

陶芸教室の際に折に触れてご両親への感謝の気持ちを聞いていたので、挨拶の言葉ひとつひとつがより一層私の心にも沁みてくるようです…。

宴の締め、新郎新婦、両家ご両親の挨拶の折り、たまたま立っていた所からカメラのファインダー越しの光景を見た時、「往年の日本映画のワンシーンのようだなぁ…」と、幸せの深呼吸。

新郎の父が感謝のご挨拶を締めた時、万来の拍手が秋の夜空に響いたことは言うまでもありません…。

式がお開きとなり、ふと気がつくとウチの同居人さんが真っ先に新郎新婦が迎え待つ元へ駆け寄っていました。


鎌倉の母 と呼ばれて迎えた宴 色留袖の裾の乱れも夜露に紛れ…


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間もなく個展開催、「中秋の名月」をあの外人と眺めココロ和んで…

2017-10-05 09:03:43 | 日記


ふと気がつくと10月 神無月を迎え、ワタシの個展準備も急ピッチ、というか窮ピッチのような様相を呈しながら、総仕上げの時を迎えつつあります。

白と黒のコントラストで個展のたびに好評を博している通称「クジラ」は、あらたに白と新色の組み合わせも制作中。



4色のうわぐすりを掛け分けたカップ&ソーサ―は目下のところ、うわぐすりの掛け分け作業に悪戦苦闘の日々が続いています。

作業の様子を見ていた知人は「そんなに面倒なことをしなくても…」と言ってくれます。「そうなのですよ。わかってはいるのだけれど…」いったんスタートしてしまったことは、もう後には戻れません。それはあたかも来るべき選挙に向けて揺れに揺れる政局のよう…!?

朝から作業を始めたと思っていたら あっという間に午後も深まり、工房の西側の窓からは傾きかけた陽射しが入り込んでいます。時間の流れのなんと速いことか…。


おりしも昨夜は「中秋の名月」なのだとか。昨夜、インドに住むオランダ人・ディルクが夏以来 約2ヶ月ぶりに来日しました。「一緒に飲みましょう」と誘われて、駅近くのあのお店「六弥太」さんで旧交を温めて

ほろ酔い気分で仲良く「中秋の名月」を拝みます。真っ先に「おぅ、いい月ですね…」とつぶやいたのは、やっぱりディルク…。日本人以上に日本の風情を愛しているようです。

♪月がとっても蒼いから!?もう一軒…、御成通りをぽつぽつと。

常日頃 ふらりと工房に立ち寄って「やってますね」と声をかけてくれる友人知人や、インドから日本に来た時に真っ先に会ってくれるこのディルクに応えるためにも、個展に向けてもうひと頑張り…を誓いつつ、夜空を見上げると「中秋の名月」は、よりいっそう輝いていました。

あらためまして、あと10日足らずに迫った個展のご案内を…。











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クロネコヤマトも濡れる街角、仏と神の御利益ありや無しやと…

2017-09-17 22:45:21 | 日記


かつて、敬老の日といえば9月15日に決まっていたのですが、いつの頃からか9月の第3月曜日に移されて土日月の3連休となってしまいました。これと同様に10月10日だった体育の日をはじめ、無理やり土日月に移されてこしらえられた3連休のおかげでその祝日の意味が大ボケするお間抜けな状況になっています。
ウチの2階に棲息する母も「いったい、いつが敬老の日だっけ? その日には、外に食事に行こう。日頃の感謝の意を込めて、アタシがご馳走してあげるよ」と、これまた少々ワケのわからぬことを言っています。
まあ、90歳近い母からそのようなありがたい提案を授かるとその時限りとはいえ「敬い」の念が沸き起こるのは自然のことで、この成り行きこそがまさに「敬老」の神髄!?…。

ウチの黒猫ノワールもこの9月半ばの3連休を知ってか知らずか、連休前夜の金曜日はウチの同居人さんの仕事の邪魔をしながら、ベッタベタにくっついていました。

この日は同居人さん曰く「とにかく、パソコンのキーボードを打つ邪魔をして甘えて…」困り果てた挙句、こんな感じでなんとか折り合いがついたようです。

そして3連休初日の16日朝、ウチの黒猫ノワールを可愛がってくれているご近所の奥さんがfacebookに「建長寺のお坊さんが廻ってきてくれています…」と知らせてくれて、余裕を持って迎えることができました。

些少ながらお布施?を差し上げて、なんとなく身も心も爽やかになります。

この3連休初日は予約が入っていた陶芸教室も急遽キャンセルになり、「寒川神社にお参りに行こうか…」と話していたところでした。禅宗のお経を身に受けた後、すぐさま神様のもとへ詣でること自体はたして良いのかどうかはさておき、我が家なりのおごそかにして「たった一日だけの3連休」ということになります。

土曜日午前中の渋滞を避けて小雨降る中、江ノ島界隈をわずかにかすめるルートを選択して寒川へ。


ウチの黒猫は家で寝ている頃でしょうが、こちらのクロネコさんはあたりの渋滞を避けるように忙しそうに走りまくっています。

「みんなで成功させよう」と言われても、この江ノ島で開催予定のセーリング会場の準備も「百合揺すられて」しまっているような感があります。いざ3年後、オリンピックが始まると都心の大渋滞は必至で運送業界は今から対策を練る日々が続いているのだとか。「みんなで成功させよう」とのステッカーを貼らされている? クロネコさんの悩みは尽きない…!?。

小雨模様の中、約1時間ほど愛車メガーヌを駆って辿り着いた寒川神社は、ほんの少しばかり世間のわずらわしさを忘れさせてくれる「聖地」の雰囲気がそこはかとなく漂っています。

我が家からほど近い佐助稲荷神社や銭洗弁財天、そして鶴岡八幡宮に詣でるのとはまた異なる「凛」とした独特の余韻がいつまでも心の中に残ります。

その「余韻」を感じつつ、夜を迎え「修行」と称してビールのグラスを重ねつつ、傍らでは同居人さんとご近所仲間の「甘味処こまめ」のかえさんが、なにやらゴソゴソと…。耳を傾けると、ウチの二人が近々参列予定の結婚披露宴に着ていくドレスをめぐって「あれやこれや」と楽しんでいる様子です。

オンナのオジサン二人の間で様子をうかがっているノワールも、事の成り行きを巡って興味津々。

はじめて判ったのですが、どうやらノワールは「靴フェチ」のようです…!?。


閑話休題。

台風が次第に近づいて来ている連休中日の17日。陶芸教室ではウチの同居人さんの友人さん達が、かしましく作陶の時間を楽しんでいました。

その中のお一人はつい最近、市内・江ノ電長谷駅の近くにパン屋さん「ねこうさカンパニー ホワイト」をオープンし、陶板製の看板を作成中です。

ちなみに看板の奥の制作中の器はご主人の作品。グレーのうわぐすりがかかった作品は深緑に、そして右側の肌色の作品は白地に水色の水玉が浮き出る作品になる予定です。

そして今宵、街は間もなくたぶんやって来るであろう台風の雨風に向けて、少しばかり息をひそめているようにも思えます。ウチもほんの少しばかり台風対策を。雨風にさらされて木戸がガタつかないように、戸柱との間に新聞紙をパッキン替わりに詰めて、ひとまずは準備万端!?。

素焼きの窯焚きも無事終わったし、あとは夜半に風雨が過ぎ去るのを願うばかり…。

9月18日敬老の日 追記…。

まさに台風一過、早朝から生温かい南風が吹き、真夏に逆戻りの「予想最高気温33℃」も楽にたどり着きそうな予感が…。

本日、裏庭でのうわぐすりかけ作業は「炎熱地獄」の予感でいっぱい。夕方までカラダが持つかどうか、ちょっぴり不安がよぎります。

どこからともなく、「敬労の日!?」なんて声が聞こえてきそうな気も…。
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