鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

歯を抜きました、もうヘトヘトです。ウチの黒猫ノワールが…

2024-03-12 17:56:01 | 日記
昨日の3月11日、かの東日本大震災から早や13年が経ちました。


震度7の大地震と大津波、そして福島第一原発の爆発と放射線漏れをはじめとするさまざまな被害の影響がいまだに深く残る東北地方を故郷に持つ友人知人との会話ではいつもかの震災の話が出ます。ワタシの父方のルーツが福島県会津であることもあり、また、東北地方にはいろいろな形で震災の被害を受けた友人知人もいるため、かの大震災からの復興を願う気持ちは常に心の中にあります…。

過日、作品の納品で市内をまわった折、かの大震災への鎮魂を…との想いをこめて、妙本寺に参詣してきました。境内の一番奥、森に囲まれた祖師堂を見るたびに、肩の力が抜けて穏やかな気持ちになります。


鎌倉駅東口から徒歩にして数分ほどの場所ながら、周囲を深い杜に囲まれている妙本寺は、今から1,000年近く前の1,260(文応1)年にかの日蓮証人がこの寺を「妙本興山 妙本寺」と名付けたことを起源とするのだとか。その歴史的成り立ちも含め、ワタシにとっても市内で最も好きな神社仏閣です。そのようなこともあり、ウチの工房やカフェにお越しの方々から「どこかお勧めの神社やお寺は…」と尋ねられた際、真っ先にこの妙本寺の名を挙げます。

境内には本堂や祖師堂、二天門の彫刻をはじめ見どころも多いのですが、参道から駐車場に至る緩い坂道に敷き詰められた石畳のしっとり感がなんとも良い雰囲気を醸し出しています。


境内には、今から90年近く前の1937(昭和12)年に開園した比企谷(ひきがやつ)幼稚園があります。開園に合わせて建てられた夢殿を模した木造園舎がとても印象的です。


この日、本妙寺を訪ねた際、もう一つの願いがありました。ウチでともに暮らしている黒猫のノワールの牙がかねてより歯槽膿漏との診断を下されており、抜歯していただく前に「無事祈願」の意味も含めて妙本寺に詣でました。

治療に向かう際、ノワールの年齢を数えてみたら、この4月で満13歳。今さらながら、かの大震災が発生した2011年3月の翌月にこの世に生を受けてきたことにはじめて気がつきました。

ともあれ、抜歯前の動物病院にて

右上顎部の牙が歯槽膿漏でグラグラなのだとか…。

朝の診療時に軽い全身麻酔を施し、午後に抜歯して夕方帰宅しましたが

前日から食事を控えられていたせいか、なんとなく痩せて帰ってきたような感じです。

後ろ姿も…

妙にくびれ感が漂っています。

ともあれ明日で抜歯手術後一週間、なんとか元気を取り戻してきているように感じます。

蛇足ながら、東日本大震災が発生した際、ウチの陶芸教室に毎週かよってきていた近所の小学生たちは今、二十歳に成長しています。そしてワタシはあと数年で古希を迎えてしまいます。あらためて、時の流れの速さを感じてしまいます。

そして、特段のネコ好きというワケでもないワタシがともに暮らす黒猫ノワールの体調をこれほどまでに気にするとは…。

大震災、そしてウチの黒猫ノワールが生まれた2011年からの日々をふりかえり、あらためて明日からの平安を願う今日この頃のワタシでもあります…。







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