今から10日ほど前にBS-TBS「ねこ自慢」にてウチの黒猫ノワールが紹介され、番組をご覧いただいた友人知人の方々からも心温まる「観たよ」メールを頂戴しました。そして今も、我が家にお越しの皆さんから「観たよ」コールをいただき続けています。あらためまして、ありがとうございます。このたびは番組スタッフの方からノワールとウチの二人の様子を収めた番組DVDが送られてきました。
番組特製のラベルが貼られたDVDをあらためて視聴すると、ノワールとウチの同居人さんはともかくとして、ワタシのお間抜けな姿ばかりが目につくような気がします。なんとも恥ずかしい…限りです。
そして去る8月19日は、かつてともに暮らしていたオルカというねこの命日でした。今から15年前のこの日に亡くなったオルカは、つい先ごろ放映された「ねこ自慢」の中でもウチの同居人さんが「相思相愛…」と振り返っていました。ワタシからみても、ただただ「まったくごもっとも。あなた達の間には入り込めません…」という感じで約10年ほどともに暮らさせていただきましたっけ。
そのようなこともあって、オルカの誕生日と命日にはオルカの大好物だったショートケーキを供しています。
ケーキ屋さんで買ってくるのは、もっぱらワタシの役目。
今年も在りし日のオルカの写真とショートケーキとともに、ビールで献杯…です。特段のねこ好きではないワタシですが、このオルカとチー坊、そして今ともに暮らしているノワールとの日々はたしかに心の中に刻まれています。まこと、ねことは不思議な存在です。
そして、それはオルカの命日の2日前の17日。いつものように朝刊に目を通している際にふと目に止まったこの紙面。
ご存じ、元文藝春秋記者でその後「知の巨人」と言われ、今年4月30日に鬼籍に入った立花隆氏の業績をあらためて振り返る特別編集・永久保存版の広告でした。
この本の中でもメインともいえる田中角栄の金脈と人脈を深く掘り起こした記事が掲載された月刊文藝春秋が発行されたのは今から47年前の1974(昭和49)年11月。当時、ワタシはまだ高校を卒業して1年足らずの18歳でしたがこの田中角栄の金脈問題にはおおいに興味を惹かれ、即座に買い求めて食い入るように読んだ記憶があります。
「この永久保存版、手にしなきゃ‥」と思っていたところ、数時間後になんと我が家のテーブルの上に…
「なんたること?、どうしてここに?」と同居人さんに尋ねてみると、「買い物に出かけて本屋さんに立ち寄った時、たまたまこの本を見つけて。私、立花さんみたいな人が好みなの…」だそうです。
ちなみに立花氏はねこ好きでも知られており、「たしか後年、東京の小石川に膨大な蔵書を納めた猫ビルという建物を建てたよなぁ…」と思いながらページをめくり始めると、真っ先に「猫ビル」が…。
新聞広告には、この猫ビルのことは一行も記されていませんでした。なんとなく、粋な感じがします、文藝春秋さん…。
そして本号のメインともいえる、かの「田中角栄研究」をあらためて
というか、まだ読み終えていません。読み込むにも相当のパワーが必要です。いっきには進めません。こんなところにもちょっぴり歳を感じます、トホホ…。
ともあれ、「ねこ自慢」とオルカから始まって、「知の巨人」までつらつらつながる、ワタシの初秋のねこ日和。
特段のねこ好きではないワタシですが、つくづく ねことはまことに不思議な存在です…。