鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

あらためまして、この秋 佐助Room114,ならびにチー坊ノワールでのイベントのご案内です

2019-10-23 20:51:11 | 日記

この秋、わが国で開催されたラグビーワールドカップでの日本代表チームのベスト8進出に伴う国を挙げての喝采、そしてこのたびの天皇 皇后両陛下「即位礼正殿の儀」もつつがなく行なわれ、あらためて新たなる時の幕開けを感じたここ数日間でした。

そして私ども 佐助Room114、ならびにカフェ チー坊ノワールにおきましても、この秋に開催いたしますイベントのご案内をさせていただく次第です。

これまで毎年秋に私の陶芸展を開催してきましたが、今年は夏前からの熱中症の影響により一時は個展開催取り止めの方向を固め多くの方々にもその旨お伝えしていました。その後、夏が過ぎ行く頃から熱中症も少しずつ快方に向かい作陶再開を果たす中で「秋の展観を今年も…」との想いの末、これまでの秋の個展とは時期と趣きを少々変えてご飯茶碗に特化した陶芸企画展を開催することといたしました。

そのような経緯も踏まえながら、まずは来たるべき11月霜月初旬から、ここ20余年にわたり私どもの作品を紹介いただいてきた東京・白金の輸入雑貨店「イル ヴィアッジョ」上村素子さんがセレクトしたクリスマスに向けてのアイテムを取り揃えたイベントを開催いたします。

そしてその期間中の11月15日から24日まで、私どもの陶芸作品企画展「あらためて、ご飯茶碗。30客」を同時開催いたします。

詳細は以下のとおりとなっています。




お時間ありましたら、鎌倉散策と併せましてお越しいただきますれば幸いです。心よりお待ちしています。
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もはや「災いは忘れ ぬ 頃にやって来る!?」時代になってしまったのでしょうか…。台風惨連休備忘録

2019-10-14 16:49:38 | 日記

体育の日に連なるこの3連休は過日の巨大な台風19号の襲来により、ただただ大きな被害が出ないように息をひそめて過ごすことから始まるという、とても窮屈な日々となってしまいました…。今回の台風で被害を受けた方々にあらためましてお見舞い申し上げます。そして発災2日後の本日付け朝刊にて、このほどの台風がもたらした惨禍の一端がしだいに露わになってきました。


約1カ月前の台風15号襲来の際、ここ鎌倉も市内各所で崖の崩落や停電等が発生しましたが、その時に比べると今回は幸いにも軽微な被害で済んでいるようです。それにつけても今回の台風はその規模、コース、通過時刻と沿岸潮位…その他いずれも台風15号よりもさらに危険な要素をはらんでいたように思います。ワタシは地理学を学んできていますので、そのあたりの判断と感は良く当たります…。いつもなら台風接近時でも特段以上の準備をせずにいたわが家も今回ばかりは小規模ながら飲料水等の「買い出し」も…。

というワケで、さながら台風惨連休備忘録…。

12日の土曜日。午前中から風雨が強まり、工房の窓から見える佐助の街は東風に乗って横なぐりの雨に見舞われています。

しかしながら、わが家の周りは東側にそびえる崖というか丘に守られて、雨はそぼ降る程度の振り方…。ただ遠くに風の音が響くばかり。

先の台風15号襲来の折に雨がポタポタ漏ってきた作品乾燥スペースの屋根が、今回も気になります。

ガラスの扉に飛散防止用に養生テープを張りたかったのですが、テープがありません…。

「LEDの懐中電灯は光が青白くて、非常時には違和感あるなぁ」とつぶやいていたら、目の前に…。

いざ点灯した暁には相当明るいと思いますが、その時には転倒時の火災が心配です…。

普段、カップ麺の類はほとんど口にしませんが、いざ必要なときには最もオーソドックスなカップヌードルが好みです。

外の風雨が次第に強くなってくる中、ふと気がつくとミニタイプのカップヌードルが一つ無くなっています。この日、わが家にはワタシと同居人、そして黒猫ノワールしか居ません。ワタシが食べた記憶は無いし、同居人は風邪の初期症状で少々苦しがっていたようだし、はたして誰が早くも食してしまったのか…。

ともあれ、夜間の暴風に見舞われながらも、わが家的には家の周りの損傷や停電も無く、ひとまず無難に夜が明けて、昨日の日曜日は朝から文字どおりの「台風一過」。カフェの窓超しに朝陽を浴びて佐助の杜がまばゆく光り輝いていました。

雨露に濡れた外側の窓ガラスを拭き清めてみたのですが、強風で飛ばされてきた葉が窓ガラスにピチッと張り付いてなかなかきれいになりません。こんなところにも台風の影響を感じます。

東日本が暴風雨に見舞われた直後でも、朝刊はきっちりと配達されています。

「紙媒体としての新聞は近いうちに消滅する」とも言われていますが、新聞製作から宅配サービスに至るシステムこそ「けっして消滅させてはいけないアナログ遺産」との想いを新たにしています。

朝刊を郵便バケツ?から取り出して、ふと辺りを振り返った時、なんとご近所のお店仲間の屋根に折れた大木が落下しています!

このお店仲間さんによると「土曜日の夜、大風が吹く最中に大きな音とともに大木が屋根と天井を突き破って振り落ちてきた…」という感じのようでした。

ちなみに約1カ月前の台風15号襲来翌朝の光景…。

あらためて、今回の大木直撃の衝撃の大きさがうかがい知れます。お店仲間さんによると、原状回復までの方針、道のり、期間ともに不明のようです。こんな時こそ、「ご近所力」で乗り切らねば…。

ご近所のお店仲間宅に覆い被さる大木を横目で見ながら、付近の道路一面に広がる落ち葉の撤去作業。

ここでも過ぎ去った台風談義を交わしながら、予定時間を大幅に退縮して速攻で清掃完了の運びに。早くもご近所力の賜物です。

そして日曜日の夕刻…。台風の惨禍に思いを馳せて幾ばくかの申し訳ない気持ちをいだきながらのラグビーワールドカップ・対スコットランド戦。大一番での勝利後、ワタシのもとにもいろいろな人から「ともに喜びましょう!」とのメール等が届いてきました。そしてNHKのテレビ解説では日本ラグビー協会・清宮副会長とともに日本の勝利を伝える同局の大越健介キャスターの姿が。

大越氏はかつてさまざまな経緯からニュースキャスターの座を降板させられたとの噂があります。同氏がこの日本ラグビー史上初となるラグビーワールドカップ準々決勝進出の報を伝える晴れがましい場に登場してきたことは、なんとなく「復活」「再生」の感じが漂います。そして同時に、「大越さんの姿が、このたびの台風の惨禍から復活を目指す地域にダブる…」と感じたのはワタシだけでしょうか…。

そして、連休最終日の今…。

早や、ご近所のお店仲間宅では落下した大木の撤去に向けて屋根周りの養生作業が進められています。

台風の惨禍に見舞われた各地域、ならびに佐助の街にも、徐々に復旧の気配が芽生えつつあります。

災害は忘れぬように記憶して 起こらぬようにチカラ合わせて…。


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「秋のミニ茶会」でお茶の心と文化の一端に親しんでまいりました…

2019-10-07 16:26:46 | 日記

ふと気がつけば大好きな夏も彼方に去り、月影が日一日と深さを増す十月・神無月を迎えました。

わが身をふりかえると、今を去ること約4カ月前の6月半ばに熱中症に見舞われて以来その病状を気遣っていただいた方々から「その後、体調は?」との温かい声を今もいただいています。まことにありがたいかぎりです。おかげさまで朝夕涼しくなった気候と歩調を合わせるように、体調のほうも徐々に上向いてきているような気がします。

そして秋の気配が感じられるようになった頃から「今年の陶芸展は?」とのお問い合わせもいただいています。これまで毎年10月に自宅工房にて個展を開催してきていました。しかしながら今年は熱中症発症により、例年のような個展開催はしばし繰り延べとさせていただき、あわせて別のカタチでのイベント開催を準備中です。概要が固まり次第、当ブログその他さまざまなルートにてお知らせさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

閑話休題。

このほど、本格的な秋の訪れを前に市内で開催された「秋のミニ茶会」へのお誘いを受けて参加してきました。知り合いの裏千家茶人が主宰する「亀乃子社中」の皆さんとお客様が集まるお茶会々場に到着すると、和服姿の知り合い女性の方も数多く見受けられ、少々かしこまった中にリラックスした雰囲気も感じられます。






つい数日前に「帰国」?してきた、インドと鎌倉を行き来するオランダ人ディルクは大好きな和服を身につけてご満悦!


男性3名、女性6名の中、「男子で、しかも最年長。そしてなんとなく適任…」ということで、お茶席に臨んだ人の中でいちばん主な客とされる「 正客(しょうきゃく)」に指名されて、まずはちょっぴり緊張気味にお菓子を手元の懐紙に取り分けて…。

今回のお茶会の亭主もご近所に住む知り合いのヤングミセスということで、なんとなく安心…です。

今回のお茶会に向けて用意されたお菓子の数々。

写真左から 香川県東香川市・ばいこう堂「栗佳景」、神奈川県大和市・みどりや「月に兎」、鳥取県倉吉市・石屋精華堂「打吹公園団子」。
そのお味、色合い、季節感…そこかしこにきめ細かい心配りが感じられます。

三島手や鉄黒をはじめ用意された数客の抹茶碗に点てられた薄茶2席をいただきながら


茶道の知識やお茶会の流れその他全般をやさしく解説してもらいながら、ゆったりとした秋の午後が過ぎていきました。



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