鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

春はすぐそこまで。日差しと風温む鎌倉佐助ヶ谷へお立ち寄りくださいませ

2013-01-29 09:29:24 | 陶芸
早いもので一月も終盤を迎え、今週の金曜日には二月・如月を迎えます。伝え聞くところでは鹿児島県奄美地方では早くも緋寒桜が満開、さらに関東にほど近い伊豆高原あたりからは開花の模様を伝えるテレビ映像等に触れることができました。

そして今週末の2月3日は節分・・。陶芸教室にかよってきているちびっ子たちのお母さんから「長谷寺の豆まきは、とっても盛大で楽しいんですよ~。先生も一緒にいきませんか!?」とお誘いを受けました。なんとも楽しそうで、嬉しいお誘いです。されどされど、2月3日は日曜日・・。朝から夕方まで陶芸教室の予定が入っているので、長谷寺での「鬼は外~」はやむなく断念。夜、家の中で小声で「福は内~」と唱えながら豆をポリポリ、ビールをチビチビと飲ってみようかな、と。

うーん、このところ日も少しずつ長くなってきましたし、「春はすぐそこまで来ているね」なんてひとり勝手に微笑んでみたり・・。

例年、春の気配を感じられるこの季節になると、体験陶芸の申し込みや陶芸教室へのお問い合わせも増えてきます。私ども佐助Room114のホームページをご覧いただ方々からお問い合わせフォームやお電話にて、体験陶芸や陶芸教室入会に関するさまざまなご質問等をいただくこともあります。その際にはできるだけ詳しくご説明させていただいています。

今回の当ブログでは、陶芸教室の一端をあらためてご紹介させていただきます。題して「佐助Room114陶芸教室 雰囲気編」とでも言えばよいのでしょうか。では、いざ‥。


陶芸教室、ならびに作陶の朝は、ほぼ毎朝午前5時の目覚めとともにスタートします。5時起床と決めているわけではなく、ほとんど無条件にその時間に目が覚めます。これも、そこそこの年齢の故かな、とも。


「本日の陶芸教室の会員さんはあの人、この人‥」などと、教室の予定に思いを巡らせている傍らでは、こんな光景が‥。

なんとも形容のし難い二つの黒い物体‥。この写真を白日の下にさらしてよいものかおおいに悩んだのですが、これも限りない現実です。


ウイークデイの工房は比較的ゆるやかに時間が流れてゆきます。週半ばにはチビッ子陶芸家さん達が心の底から自由奔放に作陶の時間。

この日、ケンちゃんは「学校の宿題を置くヤツを作る」とかで、粘土を延ばし、そしてヘリを捏ね繰りまわしていました。なかなかの力作です。

週末の土、日曜はほぼ一日中、会員さんや体験陶芸の方々で賑わっています。わが教室において、最近のトレンドはマグカップ。この日、このお嬢さんもマグカップの制作にいそしんでいました。


この会員さんは、将来生まれるであろうお子さんとともに使うご飯茶碗を制作中。

自ら仕上げたライトグリーンのご飯茶碗を手本に慎重に3点目の作品作りに余念がありません。いずれスタートする新生活、そして、将来の家庭像‥。聞いているだけでも、幸せそうな様子が伝わってきます。そして、なんとも羨ましい。わが身をふり返っても、バラ色の結婚生活なぞは、ついぞ記憶がありません。その思いは、たぶん、ウチの奥さんも同様でしょう。

つかの間のお昼どき。

ひと頃よりも、工房の奥まで日差しが差し込むようになってきました。春はもうそこまで来ていることを実感する一瞬です。


この写真のお嬢さん達に限らず、体験陶芸をきっかけに何回も作陶にお越しになる方々も多数いらっしゃいます。時には、ウチの奥さんも工房にていろいろと話しながら、陶芸の輪に加わることも。


粘土を捏ねて、カタチを成し、そして細部を仕上げること約2時間。その間の約120分の時間を共にするということはことのほか濃密なひと時のようで、時として単に陶芸の話のみならず仕事や身の周り諸々、まことにさまざまな話題を語り合うことになることもしばしば。話しているうちに「この街に引っ越して来ちゃおうかな。先生、どう思います?」なんて答えを求められたりすることも。

もちろん、陶芸の道をこよなく求める会員さんに対しては、私が持つ陶芸のスキルのすべてを余すところなくお伝えしていることは言うまでもありません。

ともあれ今後とも、当ブログにおいて折に触れて私ども 佐助Room114 陶芸教室、ならびに工房の活動状況や陶芸にまつわるさまざまな話題に関して配信して行きたいと思っています。よろしくお願いいたします。



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時ならぬ火遊び、「クロネコの暖路」の行く末はいかに・・

2013-01-21 10:55:17 | ネコ
思い起こせばほんの少し前に年が明け、5日の小寒、7日は七草、そして一週間前の14日は雪に見舞われた成人の日を経て、ふと気がつけば睦月も20日の大寒を迎えていました。この大寒の日曜日 午後、作陶しながらTOKYO-FMのご贔屓プログラム「サンデーソングブック」を聴き始めると、番組パーソナリティを務める山下達郎さんも「早いもので本日は大寒。毎日寒い日が続き‥。しかしながら、間もなく立春‥!」という感じで春を心待ちしているかのような風情も感じられました。

達郎さんのその声を聞いた途端に「そうかぁ、間もなく立春かぁ。暦の上とはいえ、春が来る!。でもちょっと待てよ、立春まであと2週間もあるよね‥」と、少々複雑な気持ちになったりもしましたが、幸いにもまばゆい陽光にも恵まれて「大緩」とでも書き換えたいくらい穏やかな大寒の一日でもありました。

されど、天気予報によれば早々にも再度の雪模様とか。身長170cm弱、体重49キロ、体脂肪6%の研ぎ澄まされた? カラダには、この冬の寒さはとっても辛い‥。ちなみに体脂肪6%という数値は、現在はニューヨーク・ヤンキースに在籍するイチロー選手と同じです。「だから、どうなの?」と自らオチをいれつつ、工房での作陶や陶芸教室においては引き続き石油ストーブとガスストーブを併用して、防寒対策には万全の構えをとあらためて気を引き締めた今日この頃。

そしてここにもう一人、寒さを大いに気にする御仁が‥

はい、このクロいヤツ。ウチのクロネコ・チー坊も、今年からすっかり寒がりになってしまいました。

事のきっかけは、今年の元旦。お雑煮のお餅を焼くべく、私がリビングにて石油ストーブを使用したことに始まります。それまでのエアコン暖房しか知らなかったチー坊にとって、石油ストーブの赤々と燃える炎はまさに「未体験ゾーン」だったようで。

元日の朝、はじめは恐る恐る近づき



ややあって、「遠赤外線効果」があるかどうかはさておき、とにかくその炎がもたらす温かさがさぞや気に入ったようで

石油ストーブの前を離れようとしません。ウチの奥さんが「こらっ、そんなに近づいたら焦げちゃうよ!」と注意しても、「ネコの耳に念仏」よろしく、まったく意に反さず微動だにしません。



普段は、窓の外に飛び交う小鳥たちと「ニャァニャァ」と戯れたりして、それなりに可愛い一面もみせるのですが‥。


いざ、私が石油ストーブに点火するやいなや、炎の前に身を横たえて、ただただ怠惰な物体へと姿を変えてしまいます。


うーん、この姿。わが家に棲息する誰かの日常を彷彿とさせます。類は類を呼ぶ、ということか‥。なんとも、アタマが痛い。


ともあれ、今年で満9歳、ネコ年齢ではそこそこ老女の域に入りつつあるクロネコ・チー坊の「火遊び」はまだ始まったばかり。


ここ数日来、わが家では朝に夕に「こらっ、チー坊。それ以上ストーブに近づくと、アタマが焦げちゃうよ!」と言う誰かさんの声が部屋中に響きわたっています。この先、その「火遊び」の行方のほどはこの写真よろしく、まったくピントが合わないというか、先行きが見えません。
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春早々の三連休、すべてが白に包まれて「北国」はせる佐助ヶ谷

2013-01-14 21:58:42 | 日記
このたびの3連休初日の1月12日 土曜日の昼過ぎのこと。陶芸教室の合間をぬって鎌倉駅西口に所用のために出向いた折、駅前ロータリーで客待ちのタクシーの多くがスノータイヤに履き替えていました。たしかに14日「成人の日」は雨、もしくは雪模様との予報が出ていました。「それにつけても、手回しが良すぎ‥?」といささか驚かされたり、はたまた「慎重すぎるくらいが一番‥」と感心してみたり。

連休の中日 春を思わせる暖かな陽光に包まれた昨13日を経て、連休最終日の本日14日は関東地方南部は朝から冷たい雨模様。そして、あっという間の大雪の一日でした‥。

とても曖昧な記憶なのですが、大学入試のシステムとして「共通一次」なる試験が「成人の日」に時を合わせて導入された頃から、なんとなく「成人式と共通一次‥、雪の日が多いね」という印象があります。もっとも、「共通一次」は現在では「センター試験」というような名称に替わってしまったらしいのです。とにかく、「成人の日」の晴れ着は雪混じり‥?。

本日朝9時過ぎ。工房からふと窓の外を見ると、それまで雨が雪に変わっています。


雪はしだいに大粒になってゆき、10時過ぎにはうっすらと白く半化粧。
 

それから約30分後の10時半にははっきりと白く、そして正午にはずっしり見事な積雪。
 

工房の窓から降りしきる雪を眺めつつ、「今日はどこへも出かけるのは止そう。いやぁ、出かけられないよな」なんて思っていたところ、すぐ近所に住む叔母からいきなりの エマージェンシー・コールが。

叔母いわく、「昨日から所用にて家を空けている。今日中に帰宅するけど、ウチのネコが心配。ちょっと様子をみてきてほしい」ですと‥。これがたとえば「息子がちゃんと食事をしてるかどうか心配だから、様子をみにいってほしい」と言われたならば、即座に「ノー」と答えるのでしょうね。されど「ネコが心配‥」と言われると、どうにもこうにも無下には断れません。

私自身、ウチでは妻という立ち位置の同居人さん、ならびに「チー坊」という名のメスのクロネコと暮らしています。蛇足ながら元来、ちっともネコ好きではないのですが、どうした加減か「チー坊」は私にとって一緒に暮らす2匹目のネコ。この、ネコという生きモノはまことに不思議で、世話をやかせられるほどに「やれやれ、また可愛く思えてくるのかね‥」なんて具合にシンパシーを感じてくる気配が。けっしてネコ好きではないのですが‥。

さてさて、わが家から叔母の家まで、時ならぬ「雪中行」。市役所通りの車道はポツポツ通るクルマが跳ね上げる雪でグジャグジャの態。

行き交う人影は皆無です。

普段なら徒歩3分ほどの叔母宅への道のりも、本日に限ってはその倍以上の時間を要します。

叔母宅への坂道は傾斜にして約10度ほどはあるでしょうか。かように雪が降り積もると、格好のゲレンデへと姿を変えることをはじめて知りました。雪も満更ではありません‥?

ネコの様子をたしかめて、早々に叔母宅から帰宅の途へ。道すがら、「甘味処 こまめ」さんとはお互い「雪だよ、元気?」と声をかけ合い、「cafe cacacara」さんが店前の雪かきをする姿に妙に感激したり。早々に臨時休業したお店も、みんな年明け以来ずーっと頑張ってきてそれぞれの「雪模様」。

ほうほうの態で家に戻り、ふと窓の外を見ると、家の東側斜面の竹やぶの竹が降り積もった雪の重みで折れ果てています。

明朝、この折れ曲がった竹を如何とするか、思案にくれるわが身が即座に思い浮かびます。あーぁ。

雪の勢いがやや収まりかけた夕刻、開いたfacebookにアップされた話題はずらり「雪」「雪」「雪」ばかり‥。

さりとて、ふと振り返れば、山陰、北陸、東北、そして北海道に住む友人達からすれば「そのくらいの雪、何、悲鳴をあげてるんだ!」と一喝されてしまうかもと、しばし反省してみたり。

そうだ、明日の朝はあの親愛なる「雪男」どもに「寒中お見舞い」をしたためることから始めてみようかな。

朝からすっかり難儀した雪ではありますが、北国の旧友たちを思い起こさせてくれたことに、しばし感謝の「六花撰」。


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そういえば、「退屈へのレジスタンス」なんてコピーがありました‥

2013-01-08 11:55:44 | クルマ
新年最初の日曜日、そしてやはり新年はじめての大安吉日となった一昨日1月6日のこと。わが家の愛車であるルノー・メガーヌの後継タイプとしてフルモデルチェンジした新車のメガーヌGTラインがやってきました。ピカピカです!!




後部ハッチゲートにはこれまでのタイプと同様に、ルノーの菱形と「MEGANE」のエンブレムがくっきりと。

やはりこの新型も街中で「メ・ガ・ネってどういうこと?」と不思議な目で迎えられることは必至です。そして、やはりやはりこの新型も街中で見かけることはめったにないであろう「絶滅危惧種」であり続けることに疑いはありません。

朝10時前にルノー厚木インター店にてセールスアドバイザーのM氏から新型メガーヌのカードキーを受け取って、「いざ、本日から新たなる楽しいメガーヌ・ライフ」の始まり始まり! と事が運んでくれればとってもステキなのですが、そういうことではありません。

実は実は‥。

昨年の秋ごろからわが家の愛車メガーヌは、オートマチック・トランスミッションという極めて重要なシステムががしばしばダダを捏ねるようになってきていました。以来数カ月、なだめすかしながら運転し続けて来たのですが昨年の暮れにそのトランスミッションは「これはもう、限界かな」というレベルまでトラブることに。

走行中、ほんの少しでも登り坂になるといきない「ガーン」という衝撃とともにミッションが3速に固定されてしまいとても運転しにくい状態になるトラブルが頻発という状況に陥りました。インパネには「CHECK GEARBOX」と「SERVICE」という表示が燦然と輝いてしまいます、あーあ。

そして急遽、ルノー厚木インター店に緊急入院。同店のM氏のご厚意により、代車としてこの新型メガーヌを駆る機会に恵まれたという次第でした。

余談ですが、このブログにていわゆる「クルマねた」は、ウチの奥さんのお友達の間では「自動車の事、よくわからないから‥」ということにて、あまり評判は芳しくないようです。他方、私の古くからの友人知人達からは「もっと、クルマの話をアップしてもいいかも。ただでさえ珍しいルノー、それも滅多に乗ってる人がいないメガーヌなんてクルマと毎日つき合ってるんだからさ!」なんて、妙にけしかけられたり‥。うーん、「どうすりゃいいのさ、思案橋‥」と思ってもみましたが、たまにはクルマのお話しをサラッと、ということで。しばし、お付き合いくださいませ。

まずは新型メガーヌGTラインのインパネまわりから。

グレーブラックとアイボリーのツートンの色調、ならびにメーター等のデザインにおいては、いろいろと賛否両論あるようです。イタリア車、北欧車、そしてかつて私が大好きだった西ドイツのクルマとも異なる、なんともユルユルな感じのテイストをフランス的というのかどうかは、好みのわかれるところでしょか。

メーターに関して言えば、スピードメーターのこのデジタル数字の表示形式が、私的には「きわめてノー・グッド」でした‥。

アクセル・ワークに従ってメーターの針がピョイピョイと動くアナログ表示形式のあの「味」がやはりとっても好ましい、ような。エンジンの回転数を示すタコメーターがアナログ針の表示形式であることがかろうじて「納得」です。

こちらはウチの愛車、今となっては旧型になってしまったメガーヌのインパネ周りです。

改めて写真にしてみると、そこそこに「いにしえ感」が漂っています。ほんの7、8年前にデビューしたクルマなのに、なんだか隔世の観があります。

されどされどクルマにおいては、「質実剛健」かつ「飛ばす時は徹底的に」を旨とするわが身にとっては、ウチのメガーヌのいにしえ感いっぱいの黒いインパネがなんともしっくりとくるような気がします。

そういえば、ウチの奥さんは「愛車にするなら、戦車みたいな武骨なクルマがいいな」といってましたっけ。あらためて彼女いわく、「うん、ウチのメガーヌ、この黒一色のインパネはけっこういいかも」・・、だそうで。

ほんの2日間ほどわが家にやってきた新型メガーヌの乗り味は、「軽やかにスムーズに、そして限りなくフレンドリー」という感じでしょうか。運転席に座って走り始めた瞬間から、とても扱い易い印象のクルマです。

されど、かつてルノーというブランドは「退屈へのレジスタント」を標榜していました。その伝でいえば、この新型メガーヌは少々物足りないかも。きわめて日本のクルマに近づいたという感じがします。

今を去ること6年前、はじめてルノー・メガーヌを駆ったときの、「へえー、フランス人が作るクルマはこんなにエンジンをぶん回すセッティングにするんだね。なんだか少し変な感じもするけど、これこそが『退屈へのレジスタンス』なのかも」その他、数々の驚きの瞬間を今だ忘れられません。

今回の大修理を契機に、新型メガーヌに乗る機会を得、そしてあらためて愛車メガーヌの面白さを再認識しました。

この先、タイヤを替えて、ゴムのブッシュ類を総交換して、電気系統のアーシングを徹底的に施工して・・。ビシッと決めてみたい、なぁ。

ともあれ、ウチの奥さんのお友達の方々にとっては「退屈なるクルマいじり」の様相を呈する今回のお話し、まことにすみませんでした‥。さりとて、「退屈へのレジスタンス」、そして「大いなるクルマいじり」への限りなきその思い、とどまるところがありません。

この先も、ルノー・メガーヌにまつわる私の「独り言」、折につけ、お付き合いいただければ幸いです。

それにつけても新年早々 修理代7万円は超・超大出費。「退屈へのレジスタンス」は、私のお財布を直撃。この先、当分は「窮屈へのレジスタンス」が続きそうな気配が‥!?










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謹賀新年 今年も「佐助なる日々」がスタート。よろしくお願いいたします。

2013-01-03 11:54:19 | 日記
謹賀新年 今年もよろしくお願いいたします。

新年最初にして、そして同時に本年最後の定休日でもある元日の朝‥。

ふり返ってみるに東京にて生まれ育った幼少時代から、新年最初のお仕事はお雑煮用のお餅を焼くことから始まっていました。今年の元旦も、こんな感じでスタートしました。普段は工房で使用している石油ストーブをリビングに持ち込んで、朝も早よから「餅奉行」。石油ストーブの炎がよほど珍しいのか、クロネコ・チー坊もしきりに様子をうかがっていたような。



子どもの頃からわが家のお正月は、イクラ、数の子、その他の縁起モノの食材を「八寸」よろしく盛り付けた一皿とおせち、お雑煮が通例となっています。思えば子ども時代、この「八寸」がとても苦痛でした。なにしろ酢の物が大の苦手で、「ふーっ」と深呼吸してから勢いをつけてお皿を平らげていた記憶があります。不思議なもので、50代も半ばを過ぎた今、この「八寸」こそがお正月、という感じがします。この感じ方の移ろい、いったい何なんでしょ。よわい、歳を重ねるということはまことに不思議、そして、いとおかし‥。

わが家流のお正月用お手軽「八寸」は、イクラ、数の子、しめ鯖、唐墨、雲丹、銀杏、芽キャベツ、そして寒天という取り合わせ。ちなみにお正月の三が日はとりあえずは器にも多少は趣向を凝らして全て有田焼の磁器に盛り付けることを常としています。「八寸」は、今から30年以上も前に私が陶芸の手ほどきを受けた井上萬二先生の白磁のお皿に。そして、赤カブの絵柄のお猪口は今は亡き先代・今泉今右衛門先生の作。このお猪口は、氏が今右衛門を襲名する前の昭和40年代半ばに手がけた作を、私の父が直接いただいてきたところのとても貴重とも思える一品です。考古学を生業としていた父が佐賀・有田焼の1600年代の古窯を発掘していた際に譲り受けた経緯があります。

父がこのお猪口でウイスキーをチビチビ飲りながら「こんなに細筆の効いた絵付けはなかなか無いんだよなぁ‥」と言いながら目を細めていたことを、昨日のことのように思い出します。

新年の祝いの膳を済ませ、年が明けてもまだ書き続けている年賀状を投函へ。表の市役所通りには元日から営業しているお店も。「ブンブン紅茶店」さんの三角部屋では早くも草木染めと陶器の企画展を開催しています。


ウチの工房も2日からは通常営業。お客様を迎えるにあたり急遽 小町通りへ買い物に向かいましたが、まるで身動きが取れないくらいの大賑わい。

雑踏の中、ふと足元を見下ろすとかねてよりずうっと繰り返して工事し続けていた道路の舗装面が芸術的にデコボコに。「道路も鎌倉彫みたい‥。これも古都なればこそ?」なんて、今年も新年早々おバカな思いも‥。今年も進歩がありません。

新年早々 閑話休題。

ここでプチ交通情報です。

本日までの三が日、朝から夕刻まで鎌倉市内中心部へはクルマでの進入はできません。


不思議なことに元日の「道路交通情報」では市内の通行止めの規制がまったく表示されていませんでした。ようやく昨日の2日からは、通行止め区間が黒い色で表示されるようになりました。元日の「非表示‥」、なんででしょ‥?

常日頃から、クルマでお越しのお客様には市内へ向けて恒常的な渋滞にてご迷惑をおかけすることもしばしば。ゆえに折に触れてついつい「道路交通情報」に目を凝らしてしまいます。

蛇足ながら、元来 子どもの頃から地図が好きで、大学でも地理学を学んだ身。たとえば工房にて作陶する時間にも傍らのパソコン画面では「道路交通情報」を表示させていることもしばしば。一人静かに陶芸している際、刻々と変化するこの「道路交通情報」画面こそが「外との接点」としてとても安心感を与えてくれているような気になるのですね、これが。作業のお供として好んでAMラジオ放送に耳を傾けるのもやはり「外との接点」を求めているからでしょうか。

ともあれ 市内の交通規制が解除後の明日以降、市内へ向けての各幹線道路は初詣の方々のクルマでまさに「鬼のような」大混雑となることはほぼ間違いありません。明日から数日間、こちら方面へクルマでお越しの際には時間に余裕をみておくことが必要かと。


あらためまして、

今年もよろしくお願いいたします。





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徒然なるまま大晦日。あらためまして今年一年、ありがとうございました

2013-01-01 00:59:03 | 日記
いやはや、ふと気がつけば今年も早や大晦日。公私ともども首尾よく成し遂げた成果にはそっと安堵しつつ、心ならずも道半ばに終わった事柄への申し訳なさを感じつつ‥。とにもかくにも、間もなく新たなる年の幕開けがやって来ます。

ふり返れば今年は1月2日から始まった陶芸教室も昨12月30日で終了。今年も会員さんや体験陶芸にお越しの方々との楽しい出会いがたくさんありました。陶芸教室にて初めて会った方々と会話を交わす中で「えっ、その人、私の友人ですよ‥」なんてことも枚挙にいとまがなかったなあなんて思いつつ、大晦日の本日は朝から最後の作陶、そして清掃を経て午前11時前に鶴岡八幡宮でとり行なわれる「大祓式」へ。

「大祓式」とは、知らず知らずのうちに身についた罪や穢れを人形(ひとがた)に託して払い清めるという、古来からの儀式とか。毎年、6月30日と大晦日、鎌倉では鶴岡八幡宮で行なわれています。この地に移り住んで以来、どんなに忙しくてもこの式だけはなんとか参列したいと願いつつ、この大晦日もどうにか詣でることが出来ました。

午前11時前、昨年の大晦日のほぼ同じ時間とは比較にならないくらい大勢の人が八幡宮に詰めかけています。

宮司さんによると「昨日が大雨だったので、本日、一斉に暮れの納めの参拝や観光にいらしていただいたのでしょう」とのこと。

たしかに、たしかに‥。「大祓式」に参列する方々の数はほぼ例年並み。
 
宮司さんとともに「大祓詞(おほはらへことば)」を唱えた後、人型(ひとがた)を身体に当てて穢れを払います。私自身、暮れにはこの「大祓式」を経て、あらためて新年へ向けてひとつの区切りとの感を得ることができます。

大晦日の世帯主は多忙です。昼食もそこそこに、同居人さんに命じられるままに愛車メガーヌを走らせること約20分。横浜市内の「横浜パンの家」にて、お正月用限定予約の食パンをピックアップ。この日のための特別な粉を使用した限定品にもかかわらず1斤240円というリーズナブル価格にも、このお店の「心意気」が感じられます。
          
このお店のパンはいずれも「昔ながらのホッとする食感」のやさしくふっくらしっとり感いっぱい。メガーヌの車内いっぱいに香ばしいパンの香りを感じつつ佐助の街にとって返すと、材木座の丘の上が夕陽を浴びて萌える侯‥。 

家へとって返し、沈みゆく夕陽と競うが如く年賀状をしたためて、急ぎポストへまっしぐら。と思いつつ、その道すがら「サスケストア」の店内では早くもご近所のお仲間さんが「ちょいと一杯」を決め込んでいます。

近所のおじちゃん達は600円也のイタリアのビールをぐびぐびと。この街の人達、なんでこんなに楽しそうなんでしょ‥。永遠の謎、です。そして、「サスケストア」の大将・井上さん(写真右)には、SNS方面も含めて今年もいろいろとお世話になりました。心をこめて「大将、ありがとう!」

気がつけば、夜のしじまに包まれて。私がこよなく愛するテレビ番組・BS-TBS「酒場放浪記」年末恒例特番にて、吉田類氏が、この大晦日もすっかり「酔いどれ」の態で酒場をレポートしています。
 
テレビを観ながら「いいなあ、吉田類さん。ほんと、楽しそうだなぁ‥」と思わずつぶやくやいなや、同居人から「いやいや、アナタほどではありませんよ」ですと‥。

ともあれ、今年もこのブログをご愛読いただき、ありがとうございました。

そしてあらためまして、来たるべき年もよろしくお願いいたします。




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