鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

旧鎌「百年名家」と北鎌「緑の洞門」に想いをはせたゴールデンウイーク エンドの午後

2018-05-09 20:52:28 | 日記


ゴールデンウイークの終焉までじッと待ってくれていたかの如く、雨雲が連休明けからずっと空を覆っています。愛車メガーヌで街なかをゆっくりと駆る中、連休中にお越しいただいた陶芸のお客様や遠来からの友人知人達との楽しいひと時の記憶が、雨のベールの向こう側に刻まれていくようにも感じられます。

この雨に濡れたクルマのウインドウ越しにおぼろけに見える建物は、鎌倉三大洋館のひとつに数えられる邸宅です。

そして、それは連休最終日の5月6日 昼過ぎのこと…。わが家から徒歩約5分の場所に位置し、かねてより街の人から「古我家」と呼ばれていたこの邸宅の「現在過去未来」が、BS朝日「百年名家」にて放映されていました。


日本各地に残る古い家を紹介するこの「百年名家」は欠かさず観ていますが、番組をナビゲートする「旅人」八嶋智人さん、牧瀬里穂さんの表情からは、いつもの探訪紀以上の「ワクワク感」と「驚き」が感じられました。
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大正時代初期に三菱合資会社の幹部だった荘清次郎氏の別荘として桜井小太郎氏の設計のもとで建てられて以来、さまざまな名士が引き継ぎながら今日まで残ってきた数々のストーリーはまさに「圧巻」…。


なんの因果か、この邸宅の設計士・桜井氏の直系のご婦人をはじめ、この家に住んできた名士諸氏の子孫の方々が、知り合いを通じて我が家にふらりと立ち寄ってくれたことがあります。その方々との会話といったら、時としてまさに「異次元」の感覚。たとえば、「えっ、あの元総理大臣とご親戚ですか?」と言問うと、事も無げに「あぁ、〇〇さんは私の叔父で、とっても気さくなお人ですよ」ということになります。根本的にワタシ達のような平民とは「育ち」が違います…。

ふりかえれば今からちょうど3年前、この「古我家」がレストラン「古我邸」としてオープンする直前に、内覧させていただいたことがあります。







今思いかえしてみても、新装なった邸内には いにしえの趣きとともにいくばくかの緊張感も漂っていました。

今ではウエディングパーティーのメッカとして「一年後まで式の予定が埋まっている」超人気スポットになっています。ウチの工房での陶芸を経てのランチと鎌倉散策プランの中のひとつとして、この「古我邸」探訪はおススメ…。


この6日午後は、BS朝日「名家百年」に続いてTBS「噂の東京チャンネル」にて、JR北鎌倉駅ホーム横に残る「緑の洞門」問題のレポートが放映されていました。連休最終日は、まさに「The Day of Kamakura」…!?

ちなみにワタシは、北鎌倉史跡研究会(北鎌倉緑の洞門を守る会)に所属し、この洞門の保存にも微力ながら組みしています。

この洞門をめぐっては…

2014年8月に地元のごく一部の人の間で話し合われた協議会で、「洞門の開削・破壊案」を採決したことから、街の人の間では逆に洞門保存へ向けての意識が高まりました。そのような中、北鎌倉史跡研究会は洞門保存へ向けて署名運動をはじめ、市長・市当局や市議への各種要望要請、市民集会等さまざまな活動を続けています。

この間にも、2015年には4月28日の市による突然の「洞門通行止め」措置や、8月18日の「緑の洞門開削」市長決裁が発表され、洞門は「開削の大ピンチ」を迎えたこともありました。その後、2016年5月に文化庁が現地視察して「洞門を含む尾根筋保存」の見解を表明し、現在は保存へ向けてさまざまな工法が検討されている、とのことです。

ここで お断り…。TBS「噂の東京マガジン」取材班が洞門取材に来た時の写真や、さらなる記述をこころみたいのですが、ブログシステムが少々お疲れのようで、文字も写真も思うようにアップできない状況になっています。当ブログを始めて約7年が経ちますが、このような事態は初めてです。仔細に点検すると牧瀬里穂さんと八嶋智人さんが写る写真の横に残る妙な英文字が、ブログシステムの不調を解くカギかも…。

ともあれ、ゆえに今回のブログは心ならずもこれまでにて失礼いたします。この「緑の洞門問題」は、いずれおりをみて別の機会に…。

ブログシステムさんも少々遅ればせながら 連休モード…!?









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1 コメント

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古我家にいきたい。 (barneko)
2018-05-17 02:34:58
倉田さんおはようございます。今度古我家に連れてって下さい。素敵なところですね。母の田舎 湯本は旅館になったりしてますが、そちらの方はつくられてなくていいですね。

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