鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

冷雨の天皇誕生日に想う昭和、平成、令和の断章、そして桃の節句のお雛様

2024-02-23 17:09:11 | エンタメ
街が冷たい雨に濡れる三連休初日の朝、愛車メガーヌでちょこっと出かけてみたところ、ダッシュボードに掲示された外気温度はなんと1℃…。

つい先日は昼間の温度20℃を越えているほどの暖かさだったので、その寒暖差にはほとほとカラダがついて行けそうにありません。

この寒さ厳しき三連休初日の朝刊第1面にはなんとも景気の良さそうな感じで

との見出しが躍っています。で~も、ワタシの周りを見回しても、「バブル越え」の感じはどこにもありません。テレビやラジオでも識者の皆さんのコメントは「実態と乖離している」という意見が大勢を占めています。

新聞をよく読むと「1989年以来、34年ぶりの株式高値更新」とのことです。この1989年とは、昭和天皇が1月7日に崩御されて「昭和」の時代が終わり、55歳の皇太子様が即位なされて「平成」の世の幕開けとなった年です。この「昭和」と「平成」にまたがる年に日経平均株価最高値を記録し、そしてこのたび史上最高値を超えたことを伝える新聞を読みながら、おりしも「今日は令和の天皇陛下の誕生日…」ではありませんか。

妙なところで「昭和」と「平成」、そして「令和」が繋がった感があります。

ひるがえって我が家ではこのところ、ウチの女房どのが何を思ったのか「断捨離」にいそしみ始め、「昭和」と「平成」の時代をとおして積もり積もった衣類や丁度品、雑貨の類を整理しています。その甲斐あってか、家の中が見違えるようにすっきり片付いてきています。されど、つい油断しているとワタシまで断捨離されてしまいそうで怖いことこの上ありません…。

そして傍らで繰り広げられる断捨離シーンが伝播してしまったのか、ワタシにとっても長年の課題のひとつであった逝き果てたノートパソコンを破壊処分に出す機会を得ることができました。今回はこの4台ですが、まだあと数台あります…。


パソコンに限らず、カメラやオーディオをはじめ、壊れたからといってもきちんと修理すれば使えることも多々あり、サクッと処分する気にならずほとほと困ります。直近の例でいえば、昨年秋から今年はじめまで修理の時間と費用がかかった愛車メガーヌ…。

今では17年前の新車当時のスムーズな乗り心地がよみがえって、日々ステアリングを握ることが楽しくて仕方がありません。

ことほど左様に、断捨離をめぐってもあれこれ思案の連続ですが、絶対に断捨離出来そうにないものもあります。そのイの一番が、間もなくやって来る桃の節句のお雛様。我が家にはワタシの亡き父が「これは僕のお雛様」と言うほど大切にしていた七段飾りとともに、ウチの女房どののお雛様の2世帯分のひな人形さん達がいます。

一週間先の桃の節句に向けて「今年もキミのお雛様だけでも飾ろうかなぁ…」とそっと問うてみたところ、

女房どのも「私も考えていた…」のだとか。

これをして、以心伝心というべきか、異心伝心と解くべきか、答えは出ぬままひな祭り…



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春の淡雪とともに想う、いい時もあれば悪い時も…

2024-02-06 13:03:40 | 日記
先の週末の土曜日に節分、そして日曜日には立春を迎えて暦の上では春となりました。暖冬気味で比較的過ごしやすい冬でしたが、皮肉なことに立春とともに寒さが厳しくなり、週明けは「雪の便り…⁉」との天気予報とともにスタートしました。

まもなく降り始めるであろう雪に備えて、「石油ストーブの灯油を」とガソリンスタンドに向かうと、早やくも灯油を買い求めるクルマの列が続きます。

傍らの県道も、雪が降る前に用事を済まそうとの思いからか、クルマが大渋滞。雪模様になる前の当地のこの状態を見るにつけ、遠く離れた能登地方の震災と孤立、そして雪と厳しい寒さに見舞われている現在の状況を伝えるマスコミの報道が頭をよぎります…。そして、かの地はもちろん、冬の時期を雪に覆われる日本海側の地域に暮らす方々の苦労が心の底から偲ばれます。このような時、東京や当地・南関東以南の大平洋沿岸は気候的に本当に恵まれていると感ぜずにはいられません…。

せまり来る雪に背中を追われつつ、打ち合わせに向った先は隣町の逗子の海沿いの,はるか昔は「デニーズ」としてとても人気のあったお店。

いつもならば鎌倉駅近くで打ち合わせするのですが、何の因果か、雪の予想の日に限ってちょっぴりクルマで移動した場所でのミーティングです。

いろいろ話している中、お店の本棚で見つけたこの雑誌も熱く語れるテーマのひとつとなります。が、「それにつけても、アジアカップのイラン戦は…」と言ったきり、しばし言葉が繋がりません。表紙に躍る 日本代表「史上最強論」。の文字がむなしく目に映ります…。

あらためてページをめくっているうちに、ふと心に響いたこの小見出し

このような一節はまさにこの「Number」という雑誌の特徴というか、面目躍如のような存在意義のようなものを感じます。

シャンパンとサッカーをイコールで繋ぎ、時も年も良い事も悪い事もいろいろあるよ…とでも言いたげで。

日々のスポーツシーンを公開することがメインのスポーツ紙ではなかなか実現できないストーリーを伝えてくれる「Number」は奥行きがあるね、と意気投合して雪間際の打ち合わせはピリオドとなりました!?

ひるがえって雪の具合はといえば、午後2時にはそろそろ積もり始め


午後5時にはすっかり雪に覆われて


2階の窓から見渡すと、街はすっかり雪に覆われていました。

折りから大雪警報も発令されて「明日の朝の雪の様子は…」と少々不安をいだきながら、夜が明けて

今朝、すでに雪は止み積雪もさほどではなく

これならば、雪掻きをしないですみそうです、よかったぁ…。

月に一度の「資源ごみ回収」指定場所に向かう道すがら、

水分をたっぷり含んで溶け始めた雪の感触を靴底に感じながら「これは春の淡雪、暖かくなるかな」と、少しばかりホッとしてみたり。

ふと気がつくと、ここ2週間前から患った風邪の後遺症で続いていた耳鳴りが治まっています。一昨日の立春と雪模様のエッジの利いた冷気によって、鼓膜がビシッと引き締まったのでしょうか。反射的に昨日、逗子のカフェで読んだスポーツ誌「Number」のかの小見出しを再び思いだし


シャンパンは耳鳴りと同じ
いい時も悪い時もある…⁉






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