鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

今回も「やっぱり負けた」後の「絶対に負けられない戦い」の結果は如何に…

2022-11-30 19:41:01 | 日記
いやはやなんともそれは今から一週間前、もうすでに散々伝え広められていますが、サッカー・ワールドカップにて日本が属するグループEにて、日本代表チームが世界の強豪ドイツに対して、なんと

今から60年近く前の子供時代からサッカーを観続けてきたわが身としては、日本がドイツに勝つなどはまさに「想定外」の出来事…。試合前にアップしたこのブログでもなんとか「引き分け」に持ち込む展開を強く望むのが関の山と思っていたのですが…。

これまで国際Aマッチで対ドイツの戦績は1敗1分でしたが、まさかワールドカップでドイツを破るとは夢にも思いませんでした。この感覚は私と同世代のサッカー好きにとってはほとんど共通のものだったと思います。

それゆえに、喜びとともに幾何かの戸惑いを覚えつつ、グループE2試合目のコスタリカ戦を迎えて、「やっぱり」というか「いつもどおり」というべきか

きっちりしっかり、これまで何度も味わってきた「あ~ぁ」の展開となってしまいました。

ドイツ戦で見られた三苫選手のキレキレのドリブルから始まる先制点や浅野選手の「ナイスまぐれ」とも評したくなるような見事なトラップとシュートとは対照的に、コスタリカ戦では攻守ともに そして森保監督のフォーメーション、選手起用ともにちぐはぐ感満載だったような感があります。こと、サッカーに限らず、とかく人の世は上手く行った時は多くの面で受け入れられて、ちょっとマズると手厳しく批判されることが散見され勝ちでもあります。

かつてサッカー日本代表監督を務めた故オシム氏ならば、今回の日本の戦いぶりは「これがサッカー、そしてこれも人生…」とでも評するのでしょうか。

ともあれ今、グループE最後の強豪スペイン戦へ向けての様々な予想、分析、希望的観測がかますまびましくなっています。そして、スペイン戦での勝敗を経ての決勝トーナメント進出条件がとても複雑になっています。テレビでは

なんとなく、理解出来るような出来ないような…。

ということで、こちらの新聞記事のほうが

若干、理解し易い感じなので、この記事を工房の壁に貼ってしっかり学習して、来るべき金曜日朝4時キックオフのスペイン戦に今から準備を整えて。

それにつけても、これまでのグループリーグA~F組の各試合は日本時間午後7時から午前6時くらいの約11時間の間に4試合が行なわれるということで、観戦する身にとっても、かなりハードな展開となります。夜の試合はほぼ観ながら、不思議なことに明け方には目が覚めて午前4時キックオフの試合はほぼ「皆勤賞」で観戦し続けています。ということで、なんとも眠い日々が続いています。

今回のワールドカップはネットツールのABEMAが全試合をネット配信しています。私的にはネット媒体での配信があまりに進みすぎるのは好みではないのですが、ABEMAが全試合を配信してくれるのはおおいにありがたい限りと思うに至り、ことほど左様に人間はまこと勝手な生き物なのだと感ぜずにはいられません。

今回のワールドカップでは、不思議なことにアルゼンチンのゲームがテレビの地上波、BSともに放映されていません。このあたりはABEMAの何らかの意向が働いているのでしょうか、必然的にPCでABEMAをとおしてアルゼンチンの試合を観ることになります。しかし…、PCを操作する際のカーソルが全く反応しません。「うわっ、困った!、試合が観られない!」とあたふたしていたところ、なんと、奥の部屋にあるデスクトップPCのマウスを間違って操作していたことが判明…。

こんなところにも、睡眠不足の影響が見て取れます。ことほど左様に、ワールドカップ観戦は日本代表の戦いぶりとともに毎回困さまざまな困難が伴います…。

それにつけても、決勝トーナメント進出に向けてのごちゃごちゃは前回のワールドカップでも、西野監督率る日本代表は「あえて攻めずに負けを選んで、他力本願で決勝トーナメント進出」を目論み、見事にトーナメントに進みましたっけ…。その時の状況はこちらにも。
梅雨明けとともに想う、試合に負けて勝ち抜いた絶妙の「武士は食わねどパス回し」… - 鎌倉 佐助の風街便り

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このところすっかり真夏を思わせる陽気の日々が続いていましたが、昨29日は気象庁から「関東甲信地方が梅雨明けしたとみられる」と発表されました。記録に残る限り、関東地...

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そして昨日あたりから、ドイツ戦で同点ゴールを決めた堂安選手の「簡単に言うと根性という言葉になるけど。最近、戦術、戦術という言葉が流行りがちだけど、それ以前にベースとなるところではそこが大事なのかと…」と、あらためて根性の重要性を説いていました。昭和の根性至上主義をどっぷり植え込まれながら野球をしてきた我が身には、とても心に沁みるコメントでした。いいぞ、堂安選手!

ともあれ、決勝トーナメント進出を賭けた金曜日早朝の強豪スペイン戦までは、まだ2日ほどあります。その時まで、深夜と早朝に行われるグループリーグ各組の最終戦を観なければなりません。はたして、金曜日までカラダが持つのか、全国のサッカーファン、そして私にとっても「負けられない戦いがそこにある」状況ということなのでしょうか。

サッカーから視点を変えて世界を見回すと、東欧のウクライナをはじめ、ワールドカップが開催されている中東のカタールからそう遠くないトルコや旧ソ連連邦諸国、そして中国でも政情が揺れつつあります。世界中がサッカーのワールドカップに注目するその傍らで、国際状況はまさにワールドカップ級の激変の時を迎える時を迎えているのかもしれません。

東京では、日頃ことあるごとにその言動を注目している社会学者・宮代真司氏が何者かに襲われる事態にもなりました。さまざまな面で、世の中が揺れています…。

ともあれ、金曜日のスペイン戦に向けて いざ進め森保ジャパン。そして、混乱する政局に翻弄される岸田ジャパンの行く末、限りなく心許なし。

岸田総理には期待していたのですが…。そして、森保さんには最後までついて行きます、ついていくしかありません。

金曜日、どうなることやら…。
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師走を思わす冷気とともに紅葉の色も鮮やかに、ワールドカップの夜は続く…

2022-11-23 19:26:02 | 日記

本日は祝日…とは認識していたのですが、「はて、どのようなお休みの日?」といった具合に、即座に祝日の正式名称が浮かんできません。ややあってようやく「勤労感謝の日」ということを思い出す始末です。

そういえば…。数日前のとあるテレビ番組で「スマホ脳をはじめ、アタマの退化とボケ防止に向けて、キッチンでは皿洗いとキャベツの千切りが、そしてクルマの運転に際してはカーナビを使わずに目的地へ向かうことが有効」と紹介されていました。ウチの同居人さんは「あらあら、アナタは皿洗いもキャベツの千切りもするし、カーナビは嫌いなのに、なんだかボケ始めてるんですけど。この番組、どうなんでしょう…」とつぶやいていました。

まったくもって、最近つとにアタマの具合に自信が持てなくなってきました。本日が勤労感謝の日であることに気づくまで時間がかかったのですが、対照的に新嘗祭の日でもあることに思いが至るのはまさに電光石火の早わざ。まったくもって、自らの思考回路のヨレヨレ度とクリア加減の塩梅がまことにカオス…です。

それにつけても、本日はまさに師走を思いださせる寒さ。工房でもこの秋以来はじめて石油ストーブに点火してみましたが

室温とともに心のまったり度も確実に上昇します。陶芸教室にお越しの会員さんも「うわぁ、石油ストーブ、暖かい」と顔をほころばせていました。

陶芸教室を終えて駅まで車で送った後、帰路の途中にある鎌倉歴史文化交流館にクルマを向けて、つかの間、紅葉狩り。






すぐ横には、ややミステリアスながら安全対策も万全な素掘りの洞門も残っています。


この文化交流館に関しては、今から8年前にもブログアップしています。気が向いたら見てやってくださいませ。
トンネル抜けて、扇ケ谷に「蛍雪」ゆかりの建物めぐり…。Part-1 - 鎌倉 佐助の風街便り

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4月も半ばを迎えて桜前線はゆっくりと北上を続け、現在は北関東方面が見ごろとなっているようです。当地でも街を淡いピンク色に染めたソメイヨシノの花は、若草色の葉桜へ...

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そして、紅葉とともに時まさに


ならびに、新聞紙面をきっちり切り抜いて

熱狂の一か月が始まりました。

昨日のアルゼンチンVSサウジアラビア戦。テレビ中継が無いため、ABEMAで観戦。

テレビにPCを繋いで観戦…してみたものの、古いPCでは画面が時折コマ送り状態になるので、最新のPCに接続し直す羽目に。肝心の試合はメッシがPKを決めてアルゼンチンが先制したのですが、

既報のとおり、サウジアラビアの奇跡的逆転勝利。

今夜10時キックオフのグループE初戦・日本代表VSドイツとの試合へ向けて? まずは関東大学ラグビー対抗戦・早大対慶大戦をテレビ観戦。伝統ある早慶戦なのですが、ちっとも話題になってません…。


「かつて1980年から90年代は大学ラグビーが世の中のトレンドのひとつだったよね。コロナ前の2019年は日本でのワールドカップで国中が沸き立ってたのに。みんな、飽きっぽいんだから…」と、少なからず感傷めいた気持ちにもなってしまいます。

そして今、大好きなクロアチアのグループF初戦、モロッコとの試合がキックオフとなりました。

そもそも、グループEの日本の試合よりも先にグループFの試合が始まることがなんともわけがわからない気もします。

それはさておき、私はすでにビールを飲みながらクロアチア戦観戦ということですでに酔いが回り始めています。次に控える日本対ドイツの引き分けを思い描きつつ、晩秋の夜は果てしなく長い予感…。
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遥か昔以来の天体ショーと、昭和の薫りを回顧する佐助の街の写真展…

2022-11-14 17:23:52 | 日記

今を去ること一週間ほど前の8日・火曜日の夜、日本中が皆既月食と冥王星食の「ダブル食」で沸き立ちました。日本で皆既月食と惑星食が同時に観測となるのは今からじつに442年前の西暦1580年以来のことなのだとか。1580年といえば江戸時代の少し前、織田信長が世を収めていた安土桃山時代いうことになるのでしょう。信長、そしてお茶の世界の匠として召されていた千利休ははたして442年前の天体ショーを愛でていたのでしょうか…。別の意味からも、今回の天体ショーに対する興味は尽きませんでした…。

翌9日の朝日新聞朝刊の第1面にも同紙・山本裕之氏が撮影した皆既月食とともに天王星が月に隠れていく間際の様子をとらえた写真が掲載されていました。

この写真を見た時、反射的に「これ、これ、これですよ。天王星にもしっかり注目してくれて…」と、納得納得…。

私は縁あってJR北鎌倉駅下りホーム横に残る「緑の洞門」と呼ばれる素掘りのトンネルの保存に向けて活動してる「北鎌倉緑の洞門を守る会」事務局に属しています。同会共同代表の一人である関戸勇さんも、おそらくスマホで撮影されたと思われる今回の天体ショーの様子をご自身のFacebookにアップしていました。関戸さんも朝日新聞の写真と同じく薄暗く赤く染まる月に隠れ行く天王星の姿をとらえています。

以下、関戸 勇さんのFacebookから

撮影:関戸 勇氏

関戸さんも長らく映画配給会社写真部で活動していた生粋のカメラマンです。報道や写真を生業としている人々の物事をとらえる視点はある意味共通するものがあるのだなぁ…とおおいに感じ入ったひと幕でもありました。

「写真」という観点においては、私が住まう佐助の街でとても楽しく歴史的にも興味深い写真展が昨日まで開催されていました。

数年前まで10年余にわたり佐助自治会長を務められた森本和夫さんが企画発案、そして自ら製作したパネルで展観する
~写真展~写真で見る佐助の昔・今 です。


自治会館入口の門をくぐると、会場となっている佐助自治会館。

コロナ前までは、夏の納涼バーべキュー大会や年末の餅つき大会をはじめ、佐助の街の方々やちびっ子たちが集う場所でもありました。

会期中、私は何度か足を運びましたが、最終日の昨日13日にあらためて会場へ。主催者の森本さん(写真・右)とともに佐助仲間の八星さんが展観運営をお手伝い。

森本さんは80歳をとうに超えていますが、お元気そのもの。

今回の写真展では、昭和30年代から50年代まで鎌倉市内の風景をカメラに収め続けた鈴木正一郎氏が残した写真の中から特に佐助の街の様子を展観しています。

鈴木氏が残した昔の写真の横に、写真展主催者の森本さんがほぼ同じ構図で撮影した現在の街の写真が添えられていて、風景の変化がじつに良くわかる趣向になっています。

このようなカタチで佐助の街の新旧の姿を対比できるパネルが30余枚。来場された方々は「昔と今の佐助の変化がひと目でわかって、これは素晴らしい展覧会ですね」と語り合っています。

写真とともに新旧の地図も展示され、さまざまな角度から佐助の街の歴史と風情を感じることができる写真展でした。ぜひ、アンコール展示を…望むばかりです。

8日間にわたる写真展の来場者は約400人を数えたようです。森本さんは「開始前は50人くらいが観に来てくれればいいかなぁ、と思っていたのですが、こんなに多くの人が寄ってくれて…」と、とても感慨深めな表情をみせてくれました。

最後になりますが、メインの写真を撮影された鈴木正一郎さんのご紹介


並びに、主催者・森本和夫さんのお礼のお言葉…






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