鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

紫陽花色の向こうに見える、夏の花火と佐助を彩る「さんぽ市」

2019-06-23 22:26:26 | 日記


ふと気がつくと、一年のうちで最も日中の時間が長い夏至を迎えていました。毎年、夏至を迎えるたびに「これから毎日少しずつ夕暮れが早くなっていく…」と、妙にさびしい気持ちにもおそわれます。夏はこれからが本番だというのに…。

そして今年の夏至を目前に控えたある日、これまで「体力は無いけど、病気はしない…」と威張っていたワタシのカラダにも異変が…。朝食後、いきなり強い眩暈(めまい)に襲われてそのままダウンし、翌日かかりつけのお医者さんに診てもらった結果「脱水症状と軽度の良性発作性頭位めまい症」との診断が下りました。また、ワタシの幼馴染みの整骨医イッコウ君に問い合わせてみたところでは「それとともに、気圧症の疑いも濃いようだ」と、聞き慣れない病名まで登場します。いろいろ話をきいていると「不定愁訴」「温泉療法」「ミネラルが大事」云々、さまざまな注意点を列挙してくれます。とても有難いのですが、フラフラのアタマではすべて理解できないのがとても残念…。

何十年かぶりに寝込み、少々回復して臨んだ陶芸教室でかの体調不良について触れると、居合わせた若い会員さんも「気圧症です、私も。周りにも同じ状態の人、多いです」と、明るく教えてくれます。なんだか、流行りモノのようになってもいるようです。

名整骨医イッコウ君によれば「快癒に向けての早道として、まずは規則正しい生活。さらに近くの温泉に浸かり、そして鎌倉の砂浜を裸足で歩いて足の裏からミネラルを吸収することを心がけよう」と、今のワタシにとってはどれもかなり困難なことばかり示してくれます。ウチの同居人さんも「だから、一週間は禁酒しましょう」と、今のところは少しばかり優しくしてくれています…。

夏至を控えた梅雨空の下、我が身とココロにちょっとした異変があったことを知ってか知らずか、家の裏の紫陽花は今朝も静かに佇んでいました。


そして、この街に彩りを添えている紫陽花の輝きは終盤を迎えつつあります。ワタシども「チー坊ノワール」発の鎌倉スパイスをはじめとする各アイテムを販売させていただいている「鎌倉いとこ期間限定 北鎌倉明月院通り店」前は週末ともなると、明月院へ向かう人の列が絶えません。「鎌倉いとこ」さんのきんつば、そして鎌倉スパイス等も上々の人気のようです。


紫陽花巡りと鎌倉散策の方々の流れも最盛期に比べて落ち着いてきたとのことで、ある意味これからが紫陽花の見頃なのかもしれません。知り合いからは「北鎌倉駅と明月院を結ぶ線路添いの道も心持ちゆったりと歩けます」とのコメントと写真がメールに載せて届いてきました。





間もなく紫陽花の6月が終わり、7月に入ると10日には花火大会が開催されます。そして季節はまさに夏真っ盛りへ…。

そして、ちょっと気が早いような気もしますが、わが街・佐助のとっても大事なイベントのお知らせを…。

今年で10回目を迎える「鎌倉 佐助のさんぽ市」が8月3日(土)、4日(日)に開催されます。


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今年も参加店舗一同、さまざまな趣向をこらして皆さまのお越しをお待ちしています。毎年好評を博しているスタンプラリー景品のバッグも今年はちょっぴりグレードアップしてみました。こちらも、乞うご期待!



















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紫陽花開く梅雨空の下、舞踏と「えにし」に触れる 非日常のひと時・・・

2019-06-12 19:42:10 | エンタメ


このところ、ご近所のお店仲間との会話の中では「紫陽花」の話題が花盛りの感があります。かのゴールデンウイーク10連休の後、鎌倉探訪の方々の姿は「通常モード」に戻って落ち着いた状況でした。そして6月に入り「紫陽花」に誘われて、鎌倉の街は徐々に散策に訪れる人が増えてきているように思います。ウチの陶芸教室とカフェに来る方々との会話でも、「紫陽花」がキーワードになっています。

わが家の裏庭や東側の斜面に生育する紫陽花も、徐々に色合いを深めつつあります。


そして家の東側にそびえる斜面に咲く紫陽花の傍らには、前日までは影も形もなかったタケノコがニョキニョキと成長し始めています。

まさに「雨後のタケノコ…」。

一日に1m近く成長してしまうタケノコとの闘いが始まって一ヵ月弱。竹を駆する時間はしばし「無心になれる貴重なひと時」でもあります。ちなみに毎日毎日、庭の斜面に生えてくる竹との格闘はこんな感じです。


そして、とってもちっぽけなスペースでの芝刈りもこれまた「無心」の境地への近道…。


梅雨の晴れ間の限りあるひと時を使って、慌ただしく草刈りにいそしむ時間はまさに「ありふれた日常」のワンシーンということになるのでしょう。

そのような中、時々お呼びがかかる「非日常の世界」は、日々の暮らしを楽しいものにする上での格好のコンテンツです。

たとえばつい数日前の週末の夕刻、徒歩で向かった先は由比ガ浜のちょっぴり秘密めいたスペース。この日、こちらで展開されていたのは市内在住で現代日本を代表する舞踏家・秀島実さんとそのお弟子さんになる中村早紀嬢のシークレットなパフォーマンス。

まもなく予定されているフランスでの舞台に向けて、ごくごく内輪の人に仕上げのレッスンを公開…となった次第です。

常に何となく謎めいたパフォーマンスはこのような感じ…でスタート…。
 
これまでに何度か秀島さんと早紀嬢が演ずるスローなテンポの舞台を観てきています。そのたびにいつも、秀島さんの「ネコ足」とでも形容したくなるくらいしなやかな足の運びが印象に残ります。激しい動きをした時でも、足音ひとつ立てません。そして観終わるたびに心温まる思いとともに、ちょっぴり物悲しい抒情的な感覚に包まれます…。

この秀島さんと早紀嬢、そしてウチの二人の間にはじつに不思議なつながりがあります。その一端が今から6年前に記したワタシのブログに残っています。以下、ブログの抜粋を…

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つい先日、地元テレビ局の「何でもこなす才女」中村早紀嬢が明るい笑顔で「こんにちは~」してくれました。


これまで何度か取材・収録を受けた経緯もあり、ウチの二人は早紀嬢からは「マキロウさ~ん、おみつさ~ん」と、公私にわたってお友達付き合いさせてもらっています。親子ほども歳の違うお嬢さんに相手していただき、「まこと嬉しい限り」のわが家でもあります。

この日、まずはいつものようにお茶を飲んだ後、早紀嬢が「是非お二人に観てもらえたらと思って、真っ先に持ってきました!」とテーブルに広げたこのチラシ。

聞くところによれば、来年1月に市内にて舞踏公演を開催する舞踏家・秀島実氏は鎌倉在住のコンテンポラリー・ダンスの名手とか。

早紀嬢いわく「秀島先生はかつて、大野先生というとても有名な人からコンテンポラリー・ダンスの指導を受けていたらしい」とのこと。その説明を聞いていたウチの同居人さんは「あっ、その大野先生って、ひょっとしてワタシの女学校時代の学校のセンセイ…。霞を食べて生きているような、ステキな仙人のような人」と言ったまま思わず絶句。

同居人さんが書棚から紐解いた一篇の印刷物には、今から約3年ほど前の「大野先生」の逝去を伝える記事が。


「ああ、大野先生が亡くなったんだ…との思いから、この同窓会誌だけは処分せずに取っておいたの」と、遠い昔に目を凝らす同居人。そして、「こんな偶然ってあるんですか!?」と目をパチクリする早紀嬢。
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という感じです。今あらためて読み返しても、なんとなく不思議…。

この日のシークレット・パフォーマンス終了後、近々フランスへ向かう二人の姿をカメラに納め…
 

その後、軽い「打ち上げ」は飲み屋さんではなく、若宮大路のフレッシュネス・バーガー。なんとも健康的です…。
 
舞踏の話や間もなく向かうフランスの話題、そして共通の友人の話に至るまで、秀島さんを囲むスタッフやワタシ達との会話は途切れることなく続きました。その中でも、もっとも熱心に語るのはもちろん秀島さん。舞踏という芸術の世界に身を置きながらも「昭和モード」あふれる秀島さんと「再会のウインク」を交わしつつ、梅雨の夜は過ぎてゆくのでした…。

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紫陽花の季節到来。今年も鎌倉スパイスは「明月院ブルー」とともに・・・

2019-06-01 21:29:13 | 日記

新緑が萌え 風薫る5月が過ぎ、6月を迎えるとともに鎌倉の街はにわかに「紫陽花」モードに染まります。今朝届いた新聞に折り込まれた地域情報紙のトップも紫陽花にまつわる話題がメインとなっていました。


これから約1ヵ月間にわたり市内各所にある紫陽花の名所、名刹では、咲き競う紫陽花の彩りをお目当てに多くの方々が訪れることになります。鎌倉という街にとって6月とは、一年のうちで最もシックでしっとり賑わう時季とも言えるのではないでしょうか…。

そして、わが家にとっても、6月は特別の月…。

今を去ること2年前の6月から「紫陽花」の声とともに、北鎌倉・明月院前の通称「明月院通り」の一角に、長谷や小町通りにお店を構える鎌倉きんつばの名店「鎌倉いとこ」さんが1カ月間の期間限定でオープンしています。そしてこのお店の一角にて、ウチの同居人さんがブランドアップした「チー坊ノワール」が提供する「鎌倉スパイス」「鎌倉紅茶」をはじめとするさまざまなアイテムも販売しています。

「鎌倉いとこ 明月院通り店」初日となった本日の土曜日。ワタシども「チー坊ノワール」も朝7時前には明月院通りに向かい、1ヵ月期間限定店舗の準備にいそしむこととなります。この初日を迎えるにあたり、ここ数日来あわただしく準備に明け暮れていた時が目の前を走馬灯のようによぎります…。

朝7時過ぎ、限定店舗準備の合間を縫って向かった明月院前には「明月院ブルー」と称される紫陽花を愛でに、早くも約20人ほどの人が列を作っています。


明月院門前の紫陽花の色づき具合ははまだだいぶ浅めで、あの濃く鮮やかな「明月院ブルー」に染まるまでにはこの先 相当の日数を要するような感じではあります。


それでも午前8時半開院前に門越しに見えた境内は、すっかり「紫陽花モード」につつまれていました。


この時期、北鎌倉の水辺と杜の小径、そして趣のある住宅が織り成す風景は別格です。

鎌倉駅東口方面や西口の扇ケ谷や佐助にも杜と旧い住居は少なからず残っていますが、この明月院通りが醸し出す「昭和の邸宅群原風景…」の前に身を置くと、あらためて「北鎌倉、スゴいかも…」と、つぶやいてしまいます。そして、ワタシが所属している「北鎌倉史跡研究会」のお仲間がある時しみじみと語っていた「東京駅からJRで乗り換え無しに1時間足らずで、徒歩5分ほど進めばホタルが舞う駅はここ北鎌倉しかないだろうね」という言葉があらためて思い出されます。


明月院通り中ほどに位置する風情ある門構えの古民家フレンチ「ゆかり」さんの地階部分に「鎌倉いとこ 明月院通り店」があります。


6月のこの時期、この場所に来ると、何故か愛車メガーヌの写真を撮っているワタシがいます。普段、メガーヌの姿をカメラに収めることなど皆無なのに、毎年、何故かこの地で「見えない何かに誘われて記念のワンショット」。まことに不思議な一瞬でもあります。

そして今年も明月院に向かう方々の中から「あっ、メガーヌですね。懐かしい…」と声をかけていただき、思わずニッコリ顔を見合わせるというひと時も…。

北鎌倉の風情やメガーヌにまつわるさまざまな光景が交錯する中、明月院開院の午前8時半、「鎌倉いとこ 明月院通り店」もめでたくオープン。紅い毛氈で彩られたカウンターの上には「鎌倉いとこ」さんの13種類のきんつばをはじめ、多くの商品がお客様をお出迎えしています。




その傍らに、ワタシども「チー坊ノワール」発、鎌倉スパイス、鎌倉紅茶、鎌倉黒珈琲その他、各アイテムも皆さまのお越しをお待ちしています。



なお、6月期間限定「鎌倉いとこ 明月院通り店」での鎌倉スパイス販売等各アイテムの販売とともに、鎌倉佐助の自宅カフェ チー坊ノワールは通常どおり「土曜・日曜営業」となっております。

北鎌倉・明月院通りの期間限定ショップスペース、そして佐助の自宅カフェ「チー坊ノワール」ともども、よろしくお願いいたします。









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