鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

こんな時こそ心の平静に務めて、今年も「黒猫展」開催いたします

2020-03-30 17:42:25 | 日記
過日届いた新聞の一面広告に掲げられた「春へ一歩ずつ」の足取りは二歩三歩…そして駆け足の如く歩みを進め、はや春真っ只中。


かと思えば4月目前にして、時ならぬ名残り雪…。


裏のお宅の庭に静かに佇む桜は市内のソメイヨシノが満開を迎える頃に開花し、その後しばらくの間 淡く、そして華やかな花を楽しませてくれます。

現在、市内のメインストリート・若宮大路のソメイヨシノは五分咲きであと数日で満開となり、時を合わせてウチの工房・カフェの窓越しにかの桜を臨み親しむ頃がやってきます、楽しみだなぁ…。

とはいうものの世の中を騒がせているあのウイルスの影響で、ワタシ的には心待ちにしていた春のセンバツ甲子園大会が中止となり、そしてともに4年に一度のサッカー欧州選手権と東京オリンピックも来年に延期が決定。さらに広く世の中に目を向けるとお花見や各種イベントも見送られ、そしてついには「不要不急の外出を控えて…」という要望まで出されて、日本全国総自粛モード…。

せめても、新年度に入る頃から陽気は春本番を迎えるとか。とかく縮こまりがちで窮屈なムードが漂う今日この頃ではありますが、今から45年前に当時 山下達郎さん達が活動していたロックバンド「シュガー・ベイブ」がリリースした「SONGS」というLPレコードアルバムの中のこの曲を聴きながら

新たなる明るいフェイズを迎えられることを願うばかりです…。

ということで「いつも通り」「明るく」ありたいという願いも込めて、来たる4月2日からウチの陶芸工房 佐助Room114に併設のカフェ チー坊ノワールでは春恒例の「黒猫展」を 開催させていただくことといたしました。

つきましては、間もなく始まる黒猫展に出品される個性あふれる作品の一端をご覧くださいませ。

















このほかにも、参加していただく作り手さんの趣向を凝らした作品が満載…の展観となります。当ブログにて、この後も引き続き黒猫展出展作品を紹介の予定です。よろしくお願いいたします。
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なお、今回の黒猫展開催に際しましては、コロナウィルスの感染予防として以下の対策を講じつつ展観させていただきます。

・3部屋構成にてディスプレイしている会場は、各部屋とも同時に観覧していただく人数を4∼5人までとさせていただきます。
・会期中、出入口と窓は常に開けつつ、さらに1時間に1度、出入口とすべての窓を全開して換気の徹底に努めます。
・会場入口にはアルコール除菌スプレーをご用意し、手指の除菌がじゅうぶんに行なえます。
・マスクご希望の方に向けて「黒猫意匠入り手作りマスク」の販売も行ないます。

・来場のお客様におかれましては、マスクの着用、ならびに咳エチケットにご協力をお願いいたします。
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あらためまして、今年の黒猫展のご案内を…










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弥生3月雛祭り、お雛様を前にちっぽけながらも自分史も…

2020-03-03 18:50:19 | 日記
昨年末以来、この冬はおおむね暖冬のまま、弥生3月を迎えました。「桜の開花は3月16日!?」との予想も発表されて春へ向けての意識が高まります。その一方、このところ徐々に影響が広がりつつある「新型コロナ」予防に向けての関心や注意喚起への意識の高まりゆえか、友人知人、そしてお客様と会った時にまず交わされるのは「コロナ…」。これまでの60余年ほどの人生において、幼いころの「コレラ」や小学生時の「集団赤痢」その他いわゆる感染症が流行したことが何度かありましたが、このたびの「コロナ」の深刻度は桁が違うようにも思います。こんな時こそ落ち着いてしっかりと地に足をつけて的確に判断、行動を心掛けなければ、と自らに言い聞かせながら毎日を送っています。

そして3月は雛祭りから…。

例年2月半ばになると3月3日に向けて、わが家の2階に住む母のもとにある雛人形を飾り続けてきていました。今から60年近く前、妹が生まれた時から数年をかけて両親が徐々に買い揃えたこの段飾りは、ワタシにとっても思い出深い「わが家のお気に入りアイテム」のひとつです。

しかしながら今年は母の「この春は飾らなくてもいいね…」との言葉に従って、ご開帳はお預け…。

「ならば…」というワケではないのですが、ウチの同居人さんの雛人形を数年ぶりに飾り付けてみました。

本来ならば三人官女以下お道具類まで七の段すべてを飾りたいところですが、カフェスペースにはお内裏様とお雛様がジャストサイズ。ワタシの好みで向かって右側にお内裏様が位置する「京風」にしつらえてみたのですが、

ほどなく、「こちらは関東だから…」という多くの声に従って「関東風」に飾り付け。


不思議なことにこのお雛様は、こちらが見る位置を右に変えても左に移しても視線が合うようにも感じます…。


2階に住む母のもとにある雛人形は東京浅草橋「久月」、そして同居人さんの雛人形は横浜伊勢佐木町の人形店で買い揃えたのですが、飾り付け始めるとお互いに雛人形や雛祭りの頃の思い出話がとめどなく続いてしまいます。

そして雛人形とは、いろいろな想いもつまっています。たとえばウチの同居人さんのお雛様を収納する場合、薄用紙でくるんだ上にさらにこの慶事を伝える1993(平成5)年1月7日付けのこの新聞紙で包まれています。

当時、30歳を越えてもまだシングルだったウチの同居人さんへ向けて、お母さんはある想いを込めてこの新聞をお雛様に添えたのでしょうか…。

この日の紙面には他にも当時の皇太子様と小和田雅子さんにまつわる様々な逸話が面々と綴られており、ついつい時を忘れて読みふけってしまいます…。


1993年当時、ワタシは30代半ば、そして皇太子様は30代前半。あれから27年を経て皇太子様は天皇陛下として新たなる道を歩まれ始めています。それにつけても、天皇陛下が自分よりもお若い…ということがなんだか不思議な感覚でもあります。

ともあれ、お雛様を愛でる雛祭りにつかの間、子ども時代からの思い出と27年前のわが身にもタイムスリップ。

そしてこのところすっかり悪しき存在となってしまった「コロナ」が一刻も早く本来の意味である「太陽や月の周りに見える光冠」に戻ることを念じられずにはいられません…。





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