世の中的には本日からゴールデンウイーク。この長いお休みに向けて、ご近所のお店仲間の方々、ならびにウチの工房も、かなり前からいろいろと準備に余念がありません…!?。
つい先ごろの夜、お店を終えてフラリと我が家にやって来たご近所のお店仲間「甘味処 こまめ」のかえさんとともに「連休に足を運んでいただいたお客様がいかに満足していただくかの一考察…」のような観点から話を広げつつ…。ウチの黒猫ノワールが「ニャ~ン」とやって来て、かえさんと「ランデブー」。
ノワールをナデナデしながら、かえさんは「ゴールデンウイークが明けたら、荒井由実を歌いたい…」と、ウチの二人をカラオケに誘ってくれます。すかさず、ウチの同居人さんが「あっ、たまにはいいわね それ。一緒にカラオケもいいかも」とポツリ。もっとも、ウチの同居人さんの歌唱力のほどに疑問符をいだいているワタシにとって、この「カラオケ企画」に対しては少々腰が引けてしまいます…。
かえさんが軽く口ずさむ「♪中央フリーウェイ…」や「♪卒業写真のあの人は…」の歌声を聴きながら、「では、一枚」と写真撮影を試みたところ、「スッピンなので…」と、やんわりシャットアウト。
きっちりとメイクをキメた晴れ姿も「夢で逢えたら…」といったところでしょうか。
閑話休題。
例年、ゴールデンウイーク初日の朝は、この画面を眺めることから始まります。この交通情報を見ているだけでも つかの間の「旅気分」に浸ることが出来ます!?。
午前5時、都心から各地に向かう高速道にはまだ渋滞は見られません。
そして6時を過ぎた頃から、渋滞を示す赤いラインが目立ち始めます。それでも例年に比べると渋滞の始まり時間も若干遅めで、混雑の度合いもいくらか抑えられているように感じられます。
そういえば、ご近所のお店仲間も「連休後半5月3日と4日が人出のピークかなぁ…」との予想を立てていたことを思い出します。
そして陶芸の合間をぬって、「街の人出の具合は…?」と佐助界隈をプチ散歩。まずは佐助稲荷神社と並んで街のランドマークたる銭洗弁財天へ。朝方の交通情報を見た時に感じた「混雑の度合いはいくらか控えめ」と同様に、参拝客の数は普通の土曜日くらいで境内には落ち着いた雰囲気が漂っています。
佐助の北側の丘を登った所に位置する銭洗弁財天から再び街に降りると、ご近所のお店仲間・人力車「有風亭飛車(ゆうふうていとびぐるま)」清水さんが「定位置」でお客さんを迎える態勢を整えています。
この連休中、清水さんはお客さんを載せてこの銭洗弁財天下と鎌倉駅西口の間を何往復するのでしょうか。その回数すらまったく見当がつかないくらい、大車輪で闊走する姿が見られそうです。
また、銭洗弁財天に近い場所には、このようなシックなお店も。毎年夏休みに開催している「鎌倉 佐助のさんぽ市」の長老夫妻が営む手づくり雑貨のお店「HAND & SOUL」さんです。
お店の横に位置する丘の上に建つご自宅から見える佐助の杜と街の光景は、それだけで「旅気分」に浸ることができます。
プチ散歩から工房に戻ると、おりしもお昼前のNHKテレビではワタシが育った街・葛飾区立石の「呑んべ横丁」がド~ンと映っていました。どうやら「街メシ人気の陰で… 押し寄せる再開発の波」というテーマで、消滅の危機にある昭和モードの残る街の状況が紹介されているようです。
さらに画面はワタシが大学生時代から飲み歩いていた三軒茶屋の飲み屋さん街へと移っていきます。
ふと、国道246号と世田谷通りに挟まれた飲み屋さん街「三角地帯」の最奥に数年前まで営業していた「小料理おみつ」の今は亡き大将の顔を思い出して、思わず「グスン…」。
初夏を思わせる陽射しの下、「佐助の街のプチ散歩」を経て、テレビ画面越しの立石、三軒茶屋探訪はさながら「巡礼の旅」のようでもありました。
ワタシの黄金週間はこれまで! と思っていたら…
明日4月29日は、ウチの同居人さんいわく「私と一身同体」と言い続けている 今は亡き愛猫オルカの二十数回目の誕生日。
オルカの遺影の前に、大好物だったショーとケーキを手向ける時こそがさしずめ、黄金週間ならぬ黄金瞬間…。