鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

はたして如何にして時は過ぎてゆくのか、さまざまな想いとともに10連休が始まりました…

2019-04-28 21:01:35 | 日記


「待ちに待った」と歓待するか、それとも「お休みなんて夢の夢」と天を仰ぐか、はたまた「いやはやなんとも」とため息つくかはともかく、史上初!?のゴールデンウイーク10連休が昨日の4月27日からスタートしました。とはいうものの、ウチの工房とカフェは普段通りのウイークエンドです。予約のお客様が怒涛のように押し寄せるなどということはありません。

まずは「いつものように…」週末の朝の身支度を進めながら27日付け朝日新聞朝刊を読み進めるうちに、読書欄に思わず釘付け!

見た瞬間、「美術は魂に語りかける」という本に対する横尾忠則氏が記した書評が「版ズレ」している!?…。のではなく、この読書面編集長・吉村千彰氏の解説によれば、この書評は横尾さんがこの本のために書いた評の本文を重ね摺りした「画評」、「造形作品」ともいえるものでしょう…ということのようです。

平成最後の朝日新聞読書面を舞台に美術家・横尾忠則氏が発信してくれた? アートの心に触れて、こちらの遊び心も少なからず揺すぶられて「いざ、楽しい陶芸教室&カフェタイムを…」と、とっても控えめにガッツポーズ…。

連休初日の陶芸教室は、会員さんのほとんどが女性の当教室において極めて珍しくイケメン男子二人も作陶する展開となりました。

一般的に女性会員さんは普段使いの食器を手堅く作る傾向がありますが、若い男性の場合は概して大胆に「アート寄り」の作品にチャレンジする傾向もあるようです。こちらもついついチカラが入って身振り手振りも大きくしながら時の経つもの忘れて指導の一幕も…。

連休2日目の本日・朝9時前、街のランドマークの一つでもある銭洗弁財天は、思っていたよりもゆったりとした雰囲気に包まれていました。例年、ゴールデンウイークともなると朝早くから多くの参拝客で賑わうことが常なので少々拍子抜けの感もあります。




高速道路は朝7時頃からどの道路も渋滞を示す赤いラインが表示されていました。されど混雑の始まり、渋滞状況ともに予想よりも若干控えめで、こちらもやはり少々肩透かし気味…。


昼間、鎌倉駅まで人を迎えに行きましたが、鎌倉散策の方々の数もいつもの週末に比べてほんの少し多いくらいという状況です。たぶん、当地・鎌倉でのこのゴールデンウイークの人出は5月3~5日に集中するのではないでしょうか…。

このところウチの陶芸教室に限ったことではないのでしょうが、陶芸後の皆さんとの会話やカフェのお客様との語らいの中で「平成最後の…」というワードが枕言葉のようになっています。

ワタシにとって、毎週土曜日早朝のお決まり視聴番組「皇室アルバム」も昨27日「平成最後」の放映となりました。天皇皇后両陛下の皇太子・妃殿下時代の姿が若々しい…。

蛇足ながら天皇陛下に縁のある事といたしましては本日、JRA日本中央競馬会主催「平成最後のG1」として、そして「平成最後」となる「天皇賞」が京都競馬場にて開催されました。

また、平成の世を迎えてからワタシの趣味嗜好のひとつに復活した落語の話題においても昨夜、WOWOWにてシリーズ化されている「はじめての談志×これからの談志」平成最後の放映が成されました。昨夜の演目は、今から12年前の平成19年の暮れに有楽町「よみうりホール」での「芝浜」。俗に「暮れの芝浜」と言われる大ネタのひとつで、今は亡き談志師匠の年末恒例の演目でした。

この映像はワタシの手元にもデータとして残してあるのですが、ひさしぶりにあらためて観てみると以前感じた「思わず引きこまれる…」感覚が減少していました…。

12年の時を経て映像を通して演ずる談志師匠の噺が下手になるなどと言うことは無いので、ワタシの感性が鈍ってしまったのでしょうか…。たしかにここ数年で少々老化してきていることは自覚してはいるのですが、なんとも腑に落ちません。

これぞ「平成最後の永遠の謎!?」とでも言ったらよいのでしょうか…。

ともあれ、10連休も残りあと8日…。そして連休最中の令和の時代の始まりとともに、ウチの工房&カフェ発のささやかな集まりを企画しております。すでに一部では案内披露していますが、近々、当ブログ、Fecebook等にてあらためてご紹介させていただきます。

ヒント;風薫る土曜の午後のお楽しみ…という感じの集まりになる予定です。乞うご期待!






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散りゆく桜をいとしみながら、着物を愛でるひと時を「伊と彦」さんと共に

2019-04-13 09:55:39 | 日記


この4月はじめにウチの工房で開催した「黒猫展」が盛況のうちにその幕を閉じ、早くも1週間経とうとしています。「黒猫展」に際し、お越しのお客様に全開で愛想を振りまいて看板猫の役割を全うしたウチの黒猫ノワールは、かの展観の余韻を楽しむように「黒猫のタンゴ」のような軽快なステップでリビングを駆け回っています。


連日連夜、あまりに楽しそうにダンスしまくるので、「コラッ、ノワール。静かに!」とやんわり一括すると、ご飯をポリポリ食べてからソファでくつろぐことがルーティンになりつつあります。

そういえば数日前に新聞紙上にて、「飼い猫は人間の言葉の中から自分の名前を聞き分けている…という研究結果がイギリスの科学誌に発表された」と話題になっていました。

私感ながら「猫と暮らしている人はみんな同じようなことを感じているのでは…」という思いもあります。猫好きの人の間でもあの研究発表は少なからず話題になっているようで、皆さん異口同音に「う~ん、みんな何となく分かってたことかも…」という反応です。ワタシ的には「本来、猫は自分勝手な生き物でありながらも、普段からコミュニケートできる間柄の身近にいる人間に対してはその思考や感情を先回りして行動する忖度も持ち合わせている愛すべきヤツ」という感覚です。たとえばわが家においても、あわや激烈なる夫婦喧嘩…という時に「ニャ~ン」のひと鳴きで「War is over」ということが幾度もありました。

それにつけても特段の猫好きというワケでもないワタシが「黒猫展」を積極的にサポートしてきているこの現実だけを見ても、我ながら「猫とは、まこと不思議な生き物だ」と思わずにはいられません…。

閑話休題。

このところ、春本番の暖かな日々とともに花冷えの陽気が目まぐるしく展開しています。鎌倉の街の桜はほぼ盛りを過ぎていますが、わが家の裏の家のソメイヨシノはまだまだ鮮やかな華やぎを保っています。

不思議なことに例年のことながら、このソメイヨシノは開花が遅く、その故に散り始めも4月半ば過ぎになります。

鎌倉の街の桜のほとんどはその盛りを過ぎつつありますが、市内を代表する洋館であるレストラン「古我邸」前庭の桜は鮮やかな白い花で包まれています。


春の風情溢れるこの邸宅レストランのお隣りに佇む「ギャラリー檜松」さんでは昨日から明日まで、かねてよりワタシの個展をはじめとしてさまざまな面でお世話になっている「京都 きもの京小町 鎌倉店 伊と彦 」さん主催の「Enjoy!! KIMONO in 鎌倉」が開催されています。




鎌倉駅西口から徒歩数分の所に位置する会場は、昭和時代の趣を残す落ち着いた佇まいに満ちています。


会場では「伊と彦」ご夫妻が笑顔でお出迎えしてくれます。

ふり返れば、このお二人には2月に開催されたこちらのイベントでもお世話になったばかりでした。

お二人に案内された邸内には、このような「昭和」の薫りが色濃く残されています。


無垢の木材をふんだんに使いながらも抑制の効いた仕様でしつらえたスペースの中、展示された反物と帯、小物がとても映えて見えます。


邸内東側部分の純和風居間での反物と帯での展観は、落ち着いた雰囲気の中で心ゆくまでお品定めすることができます。


和装に際しては甚だ浅学ではありますが、こちらの「しょうざん 生紬」ふかみどりと漆黒の反物がとても印象に残った次第です。


「伊と彦」さん提供の反物や帯、小物はもとより、会場が位置する扇ヶ谷(おおぎがやつ)の街の風情ともども、春の鎌倉の風情を感じてみてはいかがでしょうか…。






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第5回目の黒猫展、盛況のうちにその幕を閉じることができました。ありがとうございました!

2019-04-09 07:27:50 | 日記

今を去ること数日前の4月3日、桜の花の華ぎとともに開幕した 第5回黒猫展 それぞれの「黒猫&パリシック」も7日の日曜日にその幕を閉じることが出来ました。初日の開幕直前にはこのような感じで のんびりモードも漂い

「今回もお越しいただいた方々をゆったりまったりお出迎え…」などと思っていたのでした。

されど11時のオープンとともに予想以上のお客様がお見えになり、


会期中、工房内は時として「カオス」の如く混沌たる様相を呈することになりました。

新年度のあわただしさやお花見等の予定満載の候にもかかわらずわざわざお越しいただいた皆様方、ならびに今回の黒猫展に作品を出品していただいた約30名の作り手さんにあらためましてお礼申し上げます。

今年、ひとつの区切りとなる5回目の展観を迎え、例年以上の300余名の方々のご来場を頂きました。黒猫展の主宰者たるウチの同居人さんともども、これからもより一層充実した展観をめざしていきたいと思っています。

今回の黒猫展では約30名の作り手さんの作品の展観とともに、ウチの黒猫ノワールと会いたい…という方々が多くお見えになりました。会期中、ノワールはチカラの限り愛想を振りまいてくれた末、展観終了後はしばし お気に入りの猫ちぐらで安眠を決め込んでいました。

黒猫展が終わり、作り手さんの作品搬出作業でバタバタあわただしい中にあっても気力と体力の「充電」にいそしんでいるのでしょうか、猫ちぐらから一歩も外へ出てきません。どうやらココロの底から「My sweet home」のようです。

ひとしきり休息を取った後のノワール…。

「お客様のおもてなし、頑張ったでしょ!」とでも言いたげに、心なしか誇らしげな表情を浮かべています。

黒猫展出品作品の搬出もほぼ終わり、リビングのチェストの上にはお買い上げいただいた後にお取り置きしている作品がずらりと並んでいました。 

さまざまなテイストの作品が雑多な感じで収まっている「この感じ…」が、これまた良い風情を醸し出しているようにも思うのですが…。

そしてその傍らでは、ウチの同居人さんが黒猫展終了後の諸々の事務処理に追われています。

しかしながら、細かいスキルが必要な事務処理は甚だ苦手のようで、幾分 目が釣り上がっているようにも思えます。ふと、「さわらぬ神に祟り無し…」という言い伝えがアタマをよぎります。ここは静かにお酒を飲るに限ります…。


ここで一句

黒猫展が撥ねた朝 さながら同居人は苦労猫展!?

ともあれ、今から24年ほど前にワタシが陶芸を生業をした頃と時を同じくして東京・白金に輸入雑貨セレクトショップ「イル ヴィアッジョ」を展開し続けてきた上村素子さんとの今回の「黒猫&パリシック」を通してあらたなるご縁がつながることとなりました。

あらためまして、今回も黒猫展にご協力いただいた イル ヴィアッジョさんとともに、ワタシども佐助Room114、そしてカフェ チー坊ノワールをよろしくお願いいたします。

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「黒猫展」、今年も満開の桜とともに開幕しました!

2019-04-03 13:36:54 | 日記

平成最後の新年度が始まり、こんなことがありました…。

もうすでに、なんだかはるか前のことのようにも感じられます。「できれば『永光』がいいなぁ…」などと思っていたのですが、その願いはかなわず…。間近に迫った「黒猫展」の準備を進めながらも、工房を訪れた同世代の方々とともにあらためて「昭和は良かった…」と若き頃の思い出話に花が咲きます。

時あたかも、当地 鎌倉はソメイヨシノが咲き競っています。昨日時点で若宮大路は八分咲きといったところでしょうか。

今日明日あたりには「満開」の時を迎えそうな気配です。

そしてウチの工房では、本日から「黒猫展」がスタートしました。


ありがたいことに今回も開幕と同時に多くのお客様がお越しいただき、工房とカフェの「黒猫エリア」も、そしてリビングの「パリシック・エリア」も大にぎわい、です。




今回の それぞれの「黒猫&パリシック」に展観された約30名の作り手さんの作品の一端をこの場にて。































そして今回の拙作は、ディスプレイにも注目が集まっています!?…。


ワタシの工房に併設のカフェ チー坊ノワールで展開されている今回の「黒猫展」では、カフェ特製のキーマカレーも数量限定でご用意しています。鎌倉スパイス、鎌倉紅茶、鎌倉黒珈琲、鎌倉ソルトも販売しています。

本日から7日(日)までの5日間、「黒猫展」ではとりどりの「黒猫」が皆さまをお待ちしています。お花見と鎌倉散策かたがた、是非お立ち寄りくださいませ。

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