「モダン」読了

2016年06月21日 | 健康・病気

「モダン」(原田マハ 著 文藝春秋)を今日読み終えた。
ニューヨーク近代美術館(MoMA)で仕事をしている人間を描いた短編集です。
長編ほどの感動はなかったが、読後感は良かったです。
著者がMoMAに勤めているのでそこで経験したことが書かれているのでしょう。

「中断された展覧会の記憶」
「ロックフェラーギャラリーの幽霊」
「私の好きなマシン」
「新しい出口」
「あえてよかった」
の5編が入っています。

私は「中断された展覧会の記憶」という小説が心に残っている。
ふくしま近代美術館でやっと開催した「アンドリュー・ワイエスの世界」展が、
東日本大震災が起きて放射能のことなどもあり中断された話です。
私は、アンドリュー・ワイエスの絵が大好きです。

先週、女房が出勤するときに、
「何か本ない?今ある本全部読んじゃったの」という。
それじゃということでまだ読み終わってない「モダン」を渡した。
あの人は1日で全部読んでしまった。
通勤の往復でほぼ4時間、読んでしまうだろうな。
私は読むのが遅いのでその倍の時間は必要です。
女房に小説の感想を訊いた。
「書いてあるところがアメリカだし、出てくる人が外国人、イマイチかな」
その感想もわからないこともない。
5月、彼女に原田マハの「奇跡の人」を読んでもらった。
良いといってくれた。
女房が良かったといってくれると嬉しい。
彼女は、子どものときから小説を読んでいる。
外国の文学も読んでいる。
私はあまり読んでいない。
私が読書を生活の中で習慣としたのは、20歳になってからです。
今は、本がないと生きていけません。


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