「だから、生きる。」( つんく♂著 新潮社刊)を今日の午前中、読了した。
それほど期待しないで読みはじめたが、よかったです。
つんく♂の素直な気持ちが書いてあった。
喉頭(声帯)全摘ということになったら、私はどうなるか?
つんく♂のような結論を出せるか?
まして彼は、歌手なのだ。
歌手が商売道具を失う。
私だったら“絶望”して、右往左往しているだろう。
> そして、最後に。
> 今の僕がこの本を通じて、本当の本当に言いたかったこと。
> 長々といろいろ書いてきたけど、突き詰めれば、実はたったの一行なんだよなぁと思う。
>
>「僕は妻を愛している。子供たちを愛している。だから、生きる。」
>
> ただ、それだけだ。
彼の考えに共感しながら読みました。
ー目次ー
序章 新たな一歩 2015.4
第1章 最後のステージ 2013.8~2014.2
予兆/最後のステージ/まさか、俺が!
第2章 終わりのない悪夢 2014.2~2014.10
治療法を探す/誰が悪いのか/治療開始!/完全寛解/ニューヨーク公演
第3章 仕事漬けの日々 1992~2006
見逃したSOS/あわや契約解除からの急上昇/プロデューサー・つんく♂誕生
/記憶が飛ぶほどの日々/僕はコイツと結婚するんやな
第4章 守るべきもの 2006~2011
化学調味料禁止令/暮らし方が分からない/「本物の夫婦」への道/父親になる!
/私たち二人の子供でしょ!!
第5章 永遠の別れ 2014.10~2015.4
最後のメッセージ/そして手術へ/ああ、俺生きてる/喉頭(声帯)全摘とは、どういうことか/
身体からすべての管が取れる/仕事再開!/退院五日後にライブ!
終章 未来へ続く扉 2015.4~
僕にしか出来ないこと/僕が本を書く理由