退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「生命の歴史と特定の歴史あるいは旬な女優と原作者の発想」について

2017-01-15 03:35:40 | Weblog
雪ときどきくもり。さすがに冷える。

今宵は仕事場の研修もなくなり老舗バーへも行かず。

マイケル・J・ベントン「生命の歴史 進化と絶滅の40億年」を読む。

淡々とした記述の中にほんの少しだけユーモアあり。
英国風味の「悠揚迫らざる趣き」がいかにも。

「正解のない場所」で事態の推移を見守る感じがいい。
なるほどこの「冷静さ」があれば「植民地支配」もできるわけだと納得。

マル激の先週の回を観る。

ゲストは哲学者の内山節。
以前から名前だけは知っていたもののやはり著作を読んでみるべきかと思った次第。

「自己実現」という言葉をショペンハウワーを使って否定しているのにふむふむ。
「個性」同様「実現しなければならない自己」など無きに等しいという「事実」よ。

「高齢化」をわが国史上初の「サラリーマンの高齢化」として捉える視点が新しい。
要は「組織」の中で「ポジション」を争ってきた人間が仕事を奪われてどうなるのかと。

「関係性」の中でこそ人は「生きる=活きる」のだというのには大いに納得。
「自分を認めろ」と要求するのではなく「他人からの評価」が自分に寄せられる「健全さ」よ。

NHKでドラマ「精霊の守り人」のシーズン1のまとめを観る。

綾瀬はるかのこのところの「旬ぶり」は著しい。
「サイボーグ」が「人間」を演じる「利点」も与ってのことか。

「邪気」の多くなった「世界」でその「無邪気さ」は好まれやすいのだろう。
本作では「決して泣かない男気」が魅力だったりする。

その後「SWITCHインタビュー 達人達」を流し観ていたら
原作者上橋菜穂子が本作を「カッコウの托卵」から思い付いたような話が出てきてなるほど。

さて。

ちょうどいい加減に酒が回っているのでもうちょいと飲む予定。
部屋の中の息が白いのはちょいと風通しをよくしているせい。
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