退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「昨日と今日のあれこれ」について

2024-04-08 02:47:52 | Weblog
晴れ。やや風が吹く。

昨日はまた身体に従う。
意識出来ない疲れがあったのだということで。

蓮實重彦「フランス語の余白に」を読む。

81年に出た本書が43年ぶりに復刻らしく。
「学生向けの教科書」がどうしてそうなったのかは謎で。

フランス共和国憲法、ポール・クローデルの書簡、フローベールの手紙、
アントワーヌ・メイエ「歴史言語学と一般言語学」、

プロスペル・メリメ「コロンバ」ガストン・バシュラール「水と夢」、
マクシム・デュ・カンにポール・ヴァレリーが各レッスンに引用されて。

久方ぶりに学生時代に買った仏和辞典を引いてみたり。
忘れている単語などを思い出してオオ、ララ。

三池崇史「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」(’17)を観る。

残念ながら原作のマンガは未読で。
監督の作品としては「不思議さ」が成功している模様。

ラストで「家族の話」になるのは微妙だけれど。
ミニチュアの戦隊がなかなかに魅力的。

「紅一点」の小松菜奈は神木隆之介を「支配」しようとする「魔女」。
彼が「男仲間」に帰ってくるあたりがいかにもな展開。

マル激を観る。

今回のテーマは「成年後見制度」について。
「世界の潮流」は認知症であっても「本人の意思」はあるという方向。

ここでも「地域」がちゃんとしていればどうにかなることをあらためて。
「遺産が一億以上だと必ずモメる」というゲスト佐藤彰一の指摘に笑う。

「困った人」をどうにかするのが「本懐」だとのこと。
なぜ彼もしくは彼女がそうなったのかを問うことが肝心らしく。

以上が昨日のこと。
そして今日は。

ガブリエル・ブレア「射精責任」を読む。

プロライフ(中絶反対)であるかプロチョイス(中絶賛成)であるか以前に。
それをもたらしているのは「男子の無責任な射精の結果ゆえの不本意な女子の妊娠である」と。

言われてみれば実にもっとも。
この「コロンブスの卵」は知っておきたいもの。

身体への影響を考えても。
男子が少なくともコンドームを使えばいいだけ。

避妊具もピルも女子の身体に相当な「苦痛」を与えるのは確かで。
それに比べれば「男子の負担」は「パイプカット」も含めて楽で。

「快楽を得ないと妊娠させられない男子」と。
「快楽などなくても妊娠させられる女子」の「非対称ぶり」よ。

本書は男子必読の書であること間違いなし。
かくも「男子の責任」が「前提」にならない現実があることを知っておこう。

飯塚健「ある閉ざされた雪の山荘で」(’24)を観る。

本作のダメさが逆に東野圭吾の原作の優れぶりを思わせる内容。
森川葵が観たくてということで。

彼女が台詞回し以外には活躍しないのが何とも残念。
もっと「実力」を発揮させてくれないとどうにも。

重岡大毅、中条あやみ、岡山天音、西野七瀬、
堀田真由、戸塚純貴、間宮祥太朗といたずらな「豪華キャスト」がもったいない限り。

「スプリット・スクリーン」と「監視カメラ」が全く活きていず。
かつて「流行したもの」を不自然に採り入れただけなのだからいやはや。

「物語の展開」も何だか。
とりわけ前半のダルさがどうしようもなく。

「俯瞰の地図」は「ゲーム感覚」を狙ったのだとして。
「で?」というひと言で吹っ飛ぶはず。
コメント
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