奥井みさき、旅の記録と徒然日記

仕事の合間に旅行、旅行の合間に仕事。
フリーライター・奥井みさきの旅日記と、日々思うこと。
札幌からです。

『HOKKAID LOVE!6日間周遊パス』の6日間 … 根室駅

2022-04-30 06:02:58 | 北海道の“鉄旅”日記

17日

 

 

 

 

釧路まで来たならついでに、ということで根室駅までやってきました。

開業は1921年、鉄道省・根室本線が西和田駅から当駅まで延伸してきました。
ホームは1面1線、来た列車がそのまま折り返すという運用になっています。

そのホームの一番端には『日本最東端有人の駅』の看板があります。
その看板では“最西端”が「佐世保駅」となっていますが、それはさて…。

 

 

 

 

ところで私がこの前、根室駅に降り立ったのは2009年8月22日。
それ以来、何と13年ぶりの訪問となりました。

北海道は広い、根室ともなると東京よりもずっと遠い地なのです。
時間に余裕があれば『タイエー』で焼き鳥弁当を買って帰るところですが。

駅自体は有人駅でみどりの窓口があるというだけで他に何があるわけではありません。
ただ単に、ここまで来たぞという思いだけで駅舎を眺めます。

駅舎は1959年に改築されたもので、国鉄時代の風情が残っています。
昔はこういう駅が各地にあり、駅内にはキヨスクがありホームの向こうに側線があったな。

今はもちろんキヨスクも側線もありません。

ところで日本最東端の駅は根室駅ではなく、お隣の東根室駅です。
最後に、乗車中に撮影した東根室駅に設置されている駅名板と案内をどぞ。

 

 

 

 

東根室駅は市立光洋中学校と道立根室高校の最寄駅です。

明日は根室駅の北の大地の入場券。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『HOKKAID LOVE!6日間周遊パス』の6日間 … 根室へ往復

2022-04-29 05:25:45 | 北海道の“鉄旅”日記

17日

 

 

 

 

釧路13:25-根室15:57、16:12-釧路18:51

根室本線の釧路ー根室間は『花咲線』と呼ばれ、列車の運転系統は完全に分離されています。
列車はこの間を片道約2時間半で結んでいます。

この区間の特徴は何といっても雄大な北海道の原風景を見ることが出来ること。
その主なポイントは3か所あります。

まずは門静を過ぎてから厚岸到着までの厚岸湾の風景。
ここで育まれたサンマは“大黒サンマ”、そして養殖された牡蠣は名物として各地に提供されています。

次は厚岸を出てから車窓右側にその後両側に広がる別寒辺牛湿原。

 

 

 

 

よくこんなところに線路を敷いたなと思うような、湿原のど真ん中を列車は走ります。

そして別当賀を過ぎたあたりから車窓右側に見える落石海岸。

 

 

 

 

昆布盛あたりまで、根室半島の複雑で変化に富んだ海岸線が太平洋に落ち込むさまがよく見えます。

2時間半、意外と飽きないで乗り通すことが出来るのです。
が、実は花咲線の一番の特徴は沿線に生息する鹿の数の異常な多さではないか。

列車は見通しの効かないカーブでは減速し直線に入ると加速、を繰り返します。
何でそんな運転をするかというと、鹿との衝突を避けるため。

実際に運転中は警笛を鳴らし減速、鹿が線路沿いから逃げる、を頻繁に繰り返していました。
車窓からはその鹿が逃げ惑う姿が見える。

鹿の心配がなければ片道1時間半くらいで走破するのではないか。
でもこの減速があるから、車窓を楽しめるのでもありますが。

明日は根室駅。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『HOKKAID LOVE!6日間周遊パス』の6日間 … 釧路まで

2022-04-28 05:11:46 | 北海道の“鉄旅”日記

17日

 

 

 

 

札幌6:48(特急おおぞら1号)-釧路10:57

 

 

 

 

札幌から特急でまっすぐ釧路に行くなんぞ、記憶にありません。
学生時代も札幌から釧路まで乗り通したというのは急行も含めなかったと思います。

小樽から釧路まで、夜行普通列車の「からまつ」に乗ったことはありますが。

特急「おおぞら1号」は去年、新夕張ー新得間に乗りました。
そのときの車両は283系でしたが、この3月で引退しています。

今は十勝・釧路方面の特急列車は走りっぷりに安定感のある261系に統一されています。

日曜日の釧路行の始発、平日ならビジネスマンである程度混んでいるであろう列車はすこぶる空いています。
私の乗った指定席の2号車は終始10名以下の乗客で淡々と進んでいきます。

 

 

 

 

2号車に限らず、自由席も含め各車両は同じような状況だ。

空いている列車は乗っている分にはストレスがなく快適なのですが、
この先を考えるとそうとばっかり言っているわけにもいかんわなぁ…。

コロナ禍が収まると乗客が戻って来るのであろうか。

列車は厚内を過ぎ直別信号場の辺りまでは太平洋を望む絶景の区間を走ります。

 

 

 

 

この区間を通るたびに述べていますが、私はこの区間が大好きなのです。

この景色を見るためならその前後のあれやこれは全く苦になりません。

この区間を過ぎても馬主来沼や庶路近辺の道東らしい景色が続き釧路駅へ。
車なら自分で運転して6時間、JRなら何もしないで4時間。

こんなに楽していいものか…。

明日は根室に往復。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『HOKKAID LOVE!6日間周遊パス』の6日間 … 稚内駅

2022-04-27 05:46:43 | 北海道の“鉄旅”日記

16日

 

 

 

 

日本最北端の駅、稚内駅。

稚内訪問は2017年11月以来、あのときは札幌ー北見ー滝上ー雄武ー稚内ー札幌と走破しました。
その前は同年の4月に訪問、帰りには音威子府駅の常盤軒で駅そばを食べて取材に来ていた新聞に載った。

さて最近は都市の代表駅だからといって立派で売店などが揃うとは限りません。
そのような駅は今はわずかで、地方ではキヨスクもほぼ撤退してしまいました。

が、稚内駅はショップ、飲食店、観光案内所、バスターミナルなどが併設されています。
それはなぜかというと、稚内駅は道の駅(こちらがメイン)に併設されているから。

宗谷本線は閑散としていますが、国道沿いにある道の駅はそこそこ賑わっています。
それはさて置き、日本最北端の駅ともなればいろいろなモニュメントがあります。

 

 

 

 

駅を出て線路をまっすぐ伸ばした先にはレールと車止めがあり「日本最北端の線路」の碑があります。
改札を通りホームに入ると「日本最北端 稚内驛 北緯45°25′03″」の看板があります。

 

 

 

 

この看板は3代目駅舎の入口脇にあったものを移設したものです。

その他いろいろあって、じっくり駅を味わいところなのですが何しろ折り返し時間が足りない。
その上、列車の発車間際に一つしかない発券窓口に張り付いている方がいたので記念の入場券が買えなかった。

いろいろありましたがそれなりに駅を楽しんだ、とだけは記しておきましょう。

稚内は何度か行っているのですが、まだ見ていない施設や景色がいっぱいあります。
機会があればまた稚内に行って、楽しみたいと思います。

日本最北端は奥が深い。

明日は釧路へ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『HOKKAID LOVE!6日間周遊パス』の6日間 … 稚内へ行き帰り

2022-04-26 05:42:33 | 北海道の“鉄旅”日記

16日

 

 

 

 

札幌7:30(特急宗谷)-稚内12:40、13:01(サロベツ4号)-旭川16:49、17:00(ライラック36号)-札幌18:25

ただひたすら、稚内まで行って帰ってくるという単純な行程です。
車両も札幌から乗った261系特急車両が稚内でそのまま折り返し旭川まで戻ります。

実はこの日こそが、6日間で一番大事でその後の予定もこの日があったこそとなっていました。

予定では「宗谷」と「サロベツ4号」は多目的車両の「ラベンダー」編成となる日でした。
それが車両不具合ということで通常編成での運行となりました。

これは17日のブログに書いた通り。
    → https://blog.goo.ne.jp/okui-m/e/bc99a8b0e0beaf5dca952568f9f52a1d

事故や車両繰りならともかく、昨年営業運転開始の新車が車両不具合とは、何てことだ。
しかし何であれ、乗るしかないので乗った。

 

 

 

 

乗ってしまえばあとは列車に身を任せます。

名寄までは高速運転、名寄ー稚内間は国鉄時代のようなのんびりとしたスピード。
沿線は音威子府を過ぎると天塩川に沿い、抜海辺りでは利尻山を眺めるという、風光絶景な路線。

 

 

 

 

 

 

いつもは車でしか行かない稚内への行き帰りもJRでとなれば違う景色を見せてくれます。
これがJR旅のだいご味ですね。

一つだけ贅沢を言えば、普通列車で来てみたかった。

旭川まで戻ればあとは一気に札幌へ、帰宅すれば夢を見ていたような感じ。
1泊して観光できれば、楽しかろうなぁ。

明日は稚内駅

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『HOKKAID LOVE!6日間周遊パス』の6日間 … はじめに

2022-04-25 05:36:24 | 北海道の“鉄旅”日記

 

 

4月16日から21日まで6日間、JRの主に特急に乗って道内各地を巡ってきました。

使用したのはJR北海道から発売されている『HOKKAID LOVE!6日間周遊パス』、
JR北海道の在来線を特急自由席を含め乗り放題となるきっぷです。

普通車指定席も4回まで利用できます。

これで結局、稚内、根室、網走、函館とついでにいさ鉄で木古内まで、
それこそ端から端まで行ったわけだ。

期間中はほぼ毎日札幌からの日帰り、泊まったのは釧路での1泊だけ、
ハードでしたが楽しい6日間でもありました。

15日のブログにも書きましたが、6日間の大まかな行程は以下の通り。


16日 札幌ー稚内ー旭川ー札幌
17日 札幌ー釧路ー根室ー釧路
18日 釧路ー網走ー旭川ー札幌
19日 札幌ー室蘭ー札幌
20日 札幌ー函館ー木古内ー函館ー札幌
21日 札幌ー旭川ー札幌


ということで、明日からその間にあったことを書いていきます。

書き終わるまで何日かかるか、わからん。
気長にのんびり、やりますのでよろしくお願いします。

明日は特急「宗谷」で稚内へ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

佐々木朗希

2022-04-24 07:08:21 | スポーツ

プロ野球は日本ハムファイターズがリーグ最下位、相変わらず勝てないですね。
と思ったら、そのに日ハムの半分の勝ち数しかないチームがありました。

でもあのチームは、何があっても人気があるからなぁ…。
チーム別観客動員数が巨人より多く、1位なんですから(日ハムは最下位)。

そのプロ野球、今日は佐々木朗希の登板予定日です。
対戦するのはバファローズ、2週間前に完全試合を達成した相手です。

佐々木朗は先週、日ハム戦で投げ8回までこれまたパーフェクトを達成しました。
17イニングもパーフェクトピッチングをし、継続中です。

こういう試合は観戦したい。
現地に行くことはできないのでテレビ観戦だ。

と思い調べてみると、我が家ではBSの「J SPORTS 3」で観戦できる。
これは観るしかあるまい。

1回からヒットを打たれて楽な気分で投げてほしいような、
この試合もパーフェクトに抑えてほしいような、複雑な気分だよ。

佐々木朗本人より緊張するのが野手だろうな。
エラーできないんだから。

押さえても打っても緊張感のある試合、どうなるやら。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

函館と松前で桜が開花

2022-04-22 05:42:11 | 北海道のこと

昨日、函館と松前で桜の開花が宣言されました。
函館では平年より9日早く昨年より1日遅い開花となっています。

私は一昨日、函館にいたのですがその翌日ですか。
だから何だという話ですが、各地とも桜の開花は昔より早くなっていますね。

津軽海峡には本州と北海道で動物相が違うという『ブラキストンライン』があります。
桜の開花もこの影響があり、桜前線は青森で開花した後函館に達するまで1週間かかるとされています。

距離にするとわずかなのですが、それを超えるのに1週間だ。

今年は弘前公園の外堀で開花したのが4月13日なので函館までは8日かかっています。
温暖化しても『ブラキストンライン』の1週間という目安は変わらないのだな。

桜前線、ここからの北上は早いよ。
札幌の開花は早ければ明日あたりになりそうです。

道内各地も桜の開花は例年より早い予想ですが、これからはこれが平年並みになりそうですね。
春の大型連休は札幌では桜の見ごろか、後半には散るのか。

季節感がずれているなぁ。
暖かいのは嬉しいですが、それに浮かれてばかりではいけませんね。

どうしたもんかねぇ…。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今度は沿線火災

2022-04-21 05:17:07 | 北海道の“鉄旅”日記

一昨日は室蘭からの帰りに乗っていた列車がエゾシカと衝突、
札幌到着が17分遅れたのは昨日書いた通り。

昨日は函館に日帰り、順調に予定を消化し函館を15:01発の特急「北斗15号」に乗りました。

その列車が八雲駅手前で緊急停車、黒岩駅ー山崎駅間で沿線火災が発生したとのこと。
列車は八雲まで進んだあと運転抑止(運転一時見合わせ)となりました。

火災が鎮火した後安全確認をし、運転再開をするとのこと(そりゃそうだ)。
これでは簡単に運転再開とはならないな…。

ニュースでたまに見る、○○線沿いで火災があり何時間不通に、というあれです。

火災は長期戦になる、覚悟を決めればそれはそれで楽しい。
八雲駅に停車していることですし、あとは腰を据えて待ちましょう。

他の乗客も冷静に運転再開を待っています。
誰が悪いわけではない、トラブルの対応なんぞこんなものです。

結局、1時間28分遅れで運転再開、意外と早かったな。
札幌到着は1時間32分遅れでした。

JR北海道に限らず、鉄道事業者(鉄道だけではありませんが)、
日々さまざまなトラブルに対処しているわけだ。

ここ数日、鉄道であちこち行っていますがいろいろなことがあります。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エゾシカがねぇ…

2022-04-20 05:02:35 | 北海道の“鉄旅”日記

17日は釧路で所要を終えた後、ここまで来たからにはと根室まで行ってきました。

普通列車で片道約2時間半、そこを往復だ。
何も考えなければ結構な苦行です。

が、この沿線は景色が素晴らしい。
行きでポイントをチェックし帰りにそれを踏まえ堪能する。

それが根室本線・釧路ー根室間(通称・花咲線)の醍醐味なのではないか。

それを邪魔するのが、エゾシカです。
とにかく多い、沿線に群れで現れ列車の進行を邪魔するのです。

札幌では考えられない程の異常な多さで、これは車内からも確認できる。
他のJR沿線でも見ることがない、数の多さです。

直線ではそこそこスピードを出せますが、エゾシカを現認すると減速し警笛、
カーブでは先が分からないので減速し先が見通せるようになると加速する。

それを繰り返すので時間がかかるのだな。
1両編成なので運転手さんの苦労がよくわかる行き帰りでした。

エゾシカの心配がなければ釧路ー根室間は1時間半くらいで走破できるのではないか。
幸いなことに、釧路―根室を往復している間はエゾシカとのトラブルはありませんでした。

が、昨日。
室蘭から札幌に戻る特急に乗っているときに白老―苫小牧間で列車がエゾシカと衝突した。

特急は基本的にフル走行なので、急ブレーキをかけても間に合わないわな。
お陰で札幌の到着が17分遅れました。

このところ、いろいろな経験をしております。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする