奥井みさき、旅の記録と徒然日記

仕事の合間に旅行、旅行の合間に仕事。
フリーライター・奥井みさきの旅日記と、日々思うこと。
OYOYO美術部所属。

バター、16年度も国内生産不足で輸入へ

2016-01-28 06:16:42 | 農業を考える
バターが国内生産だけでは国内消費量を満たせず、不足分を輸入することを決めました。

この問題、毎年騒いでいますね。

原因は酪農家が減っているからとされています。
生乳が鮮度が優先される飲用乳に回され、加工品のバターが不足するということらしい。

普通は需要がひっ迫すると商品が値上がりし、それを見越して供給を増やす。

生き物相手の酪農ではだからといって急に供給を増やせないのはわかります。
それにしても、何年も同じ状況が続くのは腑に落ちない。

毎年バターが足りないのだから生乳の生産を増やしても売り先はある、ということになる。
だったら生産を増やしてどんどん売ればいい。

ですが酪農家は減り続け生乳の生産量が需要を満たしていない。

不足分は輸入で簡単に賄える。
しかも国産よりはるかに安い。

これでは農家は投資ができないな。
日本農業の現実である。
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十勝地域の農協取扱高過去最高、4年連続

2014-12-28 06:22:45 | 農業を考える
十勝地域の農畜産物の農協取扱高が4年連続で過去最高になりました。
27日付朝日新聞朝刊道内版が伝えています。

記事によると今年の取扱高は2798億円で前年比5%アップ、
「十勝農業ビジョン」で目標にしている2900億円にあと少しとなりました。

畑作は前年対6%アップ、酪農が同じく5%アップとなっています。

私は毎年末に全道を回りいろいろなお話を聞きますが、
停滞する他地域をよそに十勝地域はいつも元気がいい。

その元気の源が農業生産にあることは間違いないのですが、
それがこの記事で裏付けられました。

4年連続で過去最高とはすごいことですね。

十勝地域の本当の農業の強さは単に農畜産物の取扱をするだけではなく、
それを域内や他地域で6次産業化し付加価値を高めていること。

このことは私のブログでも書いています。

「JA士幌町」 → http://blog.goo.ne.jp/okui-m/e/6ec89d9cb998da41c173535fe3d797ca
「中札内村の枝豆」 → http://blog.goo.ne.jp/okui-m/e/d9de92b409713e3f0c2a5536971abed4

農畜産物の取扱高だけ見れば2798億円でしょうが、
そこから派生する2次・3次産業分の売上高を入れると数字はもっと膨れ上がる。
それが地域に循環し経済を潤している。

十勝農業のこの取り組み、他地域でも見習ってほしいものです。
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ワラビ産地、ロシア産を北海道産と偽装 … 占冠山村産業振興社

2014-07-04 06:02:35 | 農業を考える
おなじみ食品偽装でまた家宅捜査が行われました。
北海道新聞が伝えています。
   → http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/549100.html

やっぱりな。
それが私の感想です。

占冠の道の駅などに行くと、“地元産”とされる山菜の加工品がたくさんあります。

加工は確かに地元の占冠でなされているのは間違いない。
しかしその原産地は、製品の表示を見るとイマイチはっきりしない商品が並んでいました。

私はこういう表示には敏感なのです。

山菜の生産が多い占冠、という触れ込みではありますが、
それが本当かどうかはわからなですしそれが商品に使われているかも不明。

その疑問が売られている商品の原産地表示に現れている。
だから私は占冠では少なくても、山菜関係の商品は買いません。

実は私、山菜商品にはかなり中国産が入っているなと思いました。
それを占冠や北海道で採れたものと表示している。

ふたを開ければ、ワラビはロシア産だったのか。
捜査が進むと、多分違う産地も出てくるぞ。

このことは村では周知の事実だったろうに。

あぁ、やられちゃったよ。
村では今、そんな感じではなかろうか。

いろいろと救われないニュースでした。
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帯広貨物駅発熊谷貨物ターミナル行き貨物列車

2013-09-23 04:45:11 | 農業を考える
JR北海道大沼駅付近で脱線した貨物列車は、
帯広市から埼玉県熊谷市までジャガイモを運ぶ列車でした。

ジャガイモの収穫時期にだけ運行される専用列車。
石北本線には“たまねぎ列車”がありますが、この列車は“ジャガイモ列車”ですね。

何のために埼玉県熊谷市までジャガイモを運ぶのか?

実は熊谷市には十勝北部5農協共同の倉庫などが10棟(熊谷市消費地出荷施設)あり、
ここを基地に首都圏のユーザーにジャガイモを供給しています。

またJA士幌町は同県東松山市に「関東食品開発研究所」を持っており、
首都圏向けにカルビー社のポテトチップスの製造を行っています。

つまり脱線したこの列車はジャガイモの生産地・十勝から消費地・東京に、
ジャガイモを送り届けるという大事な役割を持っているのです。

そしてJA士幌町では独自に加工を行い付加価値を付け業者に販売している。

普通のJAは生産するだけでその先は丸投げ、
ましてや北海道から遠い首都圏まで持って行って加工・販売を行うなど考えられない。

生産から販売の直前まで一貫して行うことによって利益を最大化している。
これこそが十勝農業の強さです。

その強さの一翼を担っていた貨物列車。
台風やこの事故の影響で滞貨も発生していると聞きます。

早く正常化するといいですね。
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でんすけすいか、初セリで1玉30万円

2013-06-18 05:34:54 | 農業を考える
当麻町特産の「でんすけすいか」が昨日、初セリで1玉30万円の値がつきました。

昨日は旭川と札幌で初セリがあったようですが、
どちらの市場でも1玉30万円だったようです。

ちなみにこれは去年と同じ値段。

「でんすけすいか」は生産を開始して今年で30年、
最初は黒くて巨大なすいかにビックリしましたが今ではすっかりお馴染みになりました。

初セリの模様は全国ニュースにもなるほど、ブランドになった。
ここまでブランドを育て上げた関係者の努力はいかほどだったろうねぇ。

初セリが全国ニュースになるのは、北海道では他に夕張メロンくらい?
わからないけど。

さて、旭川で落札したのは「ウェスタンパワーズ」で店頭に並べられているようです。
売っているのかどうか、売っているとするならいくらなのかは確認できませんでした。

札幌で落札したのは「北海道ロコファームビレッジ」です。
これは…言い値で売るそうです!

買いたい方は、買いたい値段を専用応募箱に入れて最高値に方に売るという(〆きりは23日)。

上手いことを考えましたなぁ。
果たしていくらで売れるのか。

買うことはできなくても見ることはできる。

1玉30万円のすいか、ひと目見に行こうかな。
↑ 乏人根性丸出し
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2012年度の農業白書から

2013-06-12 05:46:05 | 農業を考える
時事通信社によると。
私が農業白書を全て読んだわけではないので悪しからず。

その中で農家の品目別の年齢構成の話題が出ていました。

農家の65歳以上の比率です。

稲作・74%(平均年齢70歳)、果樹・58%(同66歳)、施設野菜・40%(同60歳)、
養豚・31%(同57歳)、酪農・26%(同55歳)など。

微妙な結果ではありますが、
いろいろと比較的恵まれていると思われる稲作農家の平均年齢が高い。

これは後継者がいないということですね。
稲作農家の危機、なのかどうか。

酪農や養豚は65歳以上の比率が低いのですがこれについて白書は、
「経営規模の大きい農家が多く、農業所得も多い傾向にあることから、後継者が確保されやすい」
と述べています。

農業の細かい産業構造は私にはわかりません。
論評する立場にもない。

ですがはっきり言えることは、すべからく儲かるところに人は来る。
だから酪農や養豚の65歳以上比率が低いのでしょう。

若い人が就業しているからですね。

農業はちゃんと経営すれば儲かるのです。
それをわかっているからいろいろな企業が農業に参入している。

後継者の若い人もわかっているからそこに就業する。
それがこの白書の結果です。

それを一番わかっていないのは農水省と農協だな。
というか、わからないふり。

経営感覚をもった農家さんは強い。
従来の“家業”ではなく“企業”として農家を語る時代にならないといけませんね。
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北海道農業の強さの理由

2013-05-08 05:51:30 | 農業を考える
北海道の「ゆめぴりか」や山形の「つやひめ」など、新興ブランド米の販売が好調だと、
4日の時事通信社が伝えています。

これは今更話題にするまでもなく、日本各地で美味しいお米が増えてきました。
日本穀物検定協会の食味ランキングでも一昔前とは全く違う品種がランキングされています。

その代表が北海道の「ゆめぴりか」で、全国で販売を伸ばしているようです。

このニュースで私が注目したのは、各ブランドの作付面積。
この中に北海道農業の強さを見ました。

では記事から各ブランドの作付面積を見ていきます。

山形の「つやひめ」は12年産が6400ヘクタールで前年より倍増、13年産は6500ヘクタール。
福岡の「元気つくし」は15年産が8000ヘクタールで12年産の倍。

これに対して「ゆめぴりか」は12年産が1万1000ヘクタールで14年産は1万6000ヘクタール。

作付面積が他県とは倍は違います。

作付面積は広ければいいというものではありません。
特にブランド米は品質維持のため作付面積を押さえ気味にしています。

それでもこれだけの差がある。
そこで私は考えた。

北海道は土地が広いので他県に比べ農業経営が大規模、
それだけに一律に品質維持の目的で営農指導をしても単位が大きい。

なので北海道米はマーケットに合わせて増産の余地があるのではないか。

販売業者は安定して仕入できることも大事なので、この圧倒的作付面積の差は大きい。
いくら美味しくても入荷できないのであれば販売できない。

これが北海道農業の強さの理由のひとつなのだろうと思いました。

美味しい農産物は収穫量があってこそ市場の支持を得られる、
そしてそれに応えられる北海道。

しばらくは北海道米の躍進が続くかもしれませんね。
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JA士幌町

2012-12-22 05:37:39 | 農業を考える
太田寛一が基礎を作ったJA士幌町。

彼らが考えていることは自らの手で付加価値をつけて自らが売る、
そして農業の安定経営を図るというもの(付加価値農業、と呼んでいます)。

その始まりは澱粉工場だったといいます。
それまでは原料として安く買い叩かれていた馬鈴薯を加工する工場を自前で作った。

よつ葉乳業も農家主導の乳業メーカー設立を目指して太田寛一が創業したもの。

そこから始まり今のJA士幌町はまるで商社ではないかと思うような発展を遂げています。

例えば士幌市街地南側にある馬鈴薯の集荷施設や工場は、
「馬鈴薯コンビナート」と呼ばれる一大施設群を形成しています。

食品加工処理施設ではポテチやコロッケ、コーンなどの冷凍食品を作っています。

また苫小牧には3棟、釧路には6棟の倉庫を持ち物流基地になっている。

更に埼玉県東松山市にはポテチ工場などが、
同県熊谷市には倉庫など10棟(十勝北部5農協共同事業)があります。
関西にも京都府福知山市に工場を持っています。

畜産関係では搾乳牛18,500頭、肉牛44,000頭を飼育し、食肉処理施設を持っています。

搾乳牛より肉牛の方が圧倒的に多いのですね。
この施設では年間11,000頭が処理され関東・関西を中心に出荷されています。

どうです、単一農協でこんな施設を持っているところがありますか?
農産品を出荷するだけではなくどう付加価値をつけて売るか、
それをよく考えた施設群であることもわかりますね。

大手業者向けポテチも自分たちで作って業者に売っている。
ただ原材料をメーカーに売るだけの農業ではありません。

十勝の農協はこのような経営をしているところが多いのです。
農作物の高付加価値化が十勝農業の強さの秘密なのだと思いました。

それは太田寛一という先人がいたからこそ。
やはり最後は“人”次第だということですね。
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TPP

2012-12-03 05:24:18 | 農業を考える
12月2日の朝日新聞に、島原半島でトマトを栽培している農家のコメントがありました。

トマト栽培一筋に20年、今では「大雲仙トマト」というブランドに仕上げ、
キロ3千円で売られているのだとか。

昨年はJAの仲間70人で10億円の売り上げ。

それで、TPPに反対だそうです。

こういう農家さんはTPPで安いトマトが入ってきても関係ないと思うのは私だけ?
逆に輸出するチャンスと考えたら面白いだろうに。

いつも3千円のトマトを買っている人が、
安いトマトが輸入されたからといってそちらを買うとは思えません。

農家さんはみんな反TPPなのだろうか。
そんなもん関係ない、と思っている方も相当いらっしゃると思うのだが。

先日お邪魔したニセコの高橋牧場、私が枝豆で話題にしたJA中札内村、
長いもを海外に輸出しているJA帯広かわにし、興部町のノースプレインファーム…。

その他いろいろ思いつくのですが、
これらのどれもがTPPがあろうとなかろうと経営には関係ないように思える。

外国から安い長いもが輸入されても、
JA帯広かわにしの長いもは中国へ輸出され続けるでしょう。

枝豆がいくら安くなってもJA中札内の枝豆は今のまま売れ続けるでしょうし、
街中に安いチーズがあふれてもニセコのミルク工房には客が押しかけるでしょう。

JAや農家さんは反TPPでまとまっているように見える。
でもどこかにそんなこと関係ないと思っている農家さんもいるはず。

だからといって、「私は賛成です」とは言えないのでしょうが。

それともやはり農家さんは全て反TPPなのでしょうか?

農家さんの正直な意見を、私は聞きたい。
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冬に美味しい牛乳の秘密

2012-11-25 06:55:37 | 農業を考える
皆さん、牛乳を飲んでいますか?

私は酪農地帯育ちなので搾りたての生乳をよく飲んでいました。
子供の頃が懐かしい~。

その牛乳ですが、夏と冬で味が違うと知っていましたか?
加工乳は変わりませんが「成分無調整」の牛乳は味が変わるのです。

乳牛は暑さに弱く、夏は食欲も落ち水もよく飲むので
体内の脂肪分が減って牛乳の乳脂肪分も下がります。

冬は水分の少ない干草をいっぱい食べることもあり、
乳脂肪分が濃くなります。

ということで、牛乳はこれからが一番コクがあって美味しい季節。
普通に飲んでいるだけではなかなか気付きませんが、そうなのです。

これからが牛乳の美味しい季節。
昨日、ニセコグランドホテルの朝食で飲んだ牛乳は美味しかったなぁ。

と言いながら、画像はセコマの牛乳です。
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