JR北海道が日高本線・鵡川ー様似間を廃止するとした案に、
沿線首長らが反発しているとの報道がありました。
6月27日の苫小牧民報が詳しく伝えています。
→ https://www.tomamin.co.jp/news/main/14107/
「JR北の経営再生見直し案や社長の発言に驚くばかりだ」
「JR北の対応は極めて残念で憤慨している」
「今までの議論は何だったのか。日高の公共交通を後退させないよう、7町で足並みをそろえたい」
各首長からはこのような発言があったと報じています。
まだこんなところで足踏みしている。
住民向けのパフォーマンスということもあるのでしょうが、残念なことです。
知恵も金も出さないでJRに文句ばかり言っているように見えます。
今のJRに何を言ってもそれに応えられるだけの財力がないのは明白なのに。
これではJR側もまともに話には応じないでしょう。
輸送密度200人未満の線区は国の支援もないと分かっている以上、どうしようもないのだから。
いや、知恵も負担の話もしていますよ、という声が聞こえてきそうですが、
だとしたら何とも発信力が足りません。
過去には札幌直通の特急を走らせるとかDMVの導入という話もありましたが、
そのコストや道南バスの路線バスやペガサス号との関係をどうするかなどの話が聞こえてきません。
それこそ“日高の公共交通”をどうするのかという視点に欠けています。
未だにこのようなことを繰り返すのであれば、
JR北海道から見限られてバッサリ切り捨てられるでしょう。
いい加減パフォーマンスはやめた方が地域のためになると思いますが。
※地域で金を出して鉄道を残す覚悟、はないのであろうな