奥井みさき、旅の記録と徒然日記

仕事の合間に旅行、旅行の合間に仕事。
フリーライター・奥井みさきの旅日記と、日々思うこと。
OYOYO美術部所属。

乗りっ放し、道東弾丸ツアー! … 2日目の車窓から

2009-08-30 01:58:55 | 北海道の“鉄旅”日記
序盤のハイライトはやっぱり釧路湿原。
釧路川と塘路湖にはカヌーが何艘も浮かんでいました。
それが楽しそうなんですよ。
これは機会があれば是非チャレンジしたい!

知床斜里駅から網走駅の間はオホーツク海に沿いながら進みます。
途中の北浜駅はそのオホーツク海に一番近い駅。
駅に近い涛沸湖のほとりに原生花園YHがありまして、よく泊まっていました。
いつだかも仕事の途中で泊まったことがあったなぁ…。
また泊まりに行こうかな。

網走からは内陸へ向かいますが、呼人駅あたりまではまたもや車窓に網走湖が。
なんとまぁ風光明媚なところを走る路線だこと。

このあたりは私がまだ実家にいた頃に頻繁に乗った区間です。
急行天都(名寄本線・興部ー網走間)なんざ本当に懐かしい。
その当時から変わったのは、北見駅の前後に駅が増えたこと。
愛し野、西北見、西留辺蘂の3駅は高校の最寄り駅や新興住宅街に新しくできた駅です。
細かく需要を拾って少しでも乗客を増やそうとしているのですね。

逆に遠軽駅から上川駅の間は駅がなくなっています。

この区間は現在瀬戸瀬駅から上白滝駅まで6駅ありますが、
私が実家にいた頃は12駅もありました。
なくなったのは新栄野、伊奈牛、奥白滝、上越、中越、天幕の各駅で、
そのうち奥白滝、上越、中越は現在信号場となっています。

当時は駅の周りに集落もあって賑わっていたのに、今は完全に無人地帯となっているところもあって…。
いくら過疎地とはいえ、駅の数が半分になったなどというところは他にないでしょうね。
その結果が1日1本の普通列車となっているわけだ。

ところで白滝エリアは山と畑の間にある小規模な扇状地が連続して観察できるところとして有名でした。
鉄道の車窓からもその様子が眺められたのですが、
そんな様子も建設が進んでいる旭川紋別自動車道によってなくなってしまいました。

古来、黒曜石の大産地として名を馳せたこのあたりは発掘されていない遺跡もあったろうに。
今は全て道路の下です。

最後に、鹿。

釧網本線も石北本線も、峠越え区間は鹿の侵入が多い。
この日も頻繁に警笛と徐行が繰り返されました。
普通列車だから鹿を発見したら徐行も停止もできるけど、特急列車なら無理。
これはJRとしても頭が痛いことだろうよ。

以上、旅行記でした。
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乗りっ放し、道東弾丸ツアー! … 到着

2009-08-28 18:17:06 | 北海道の“鉄旅”日記
8月23日。

前日に家を出て釧路まで来ましたが、この日はもう帰ります。

この日の出発は私にしては遅くて、釧路駅を出るのは9:05の網走行き快速“しれとこ”。
ホテルも駅の至近なので時間近くまでゆっくり過ごします。

釧路駅の改札で青春18きっぷラスト5日目、最後の改札を受けました。

1両編成の列車は駅をほぼ満員で出発。
釧路湿原に入り地図を広げ車窓を楽しみます。

線路の右手は根釧台地、左は釧路湿原、湿原の中を線路に付かず離れず流れる川は釧路川。
丹頂鶴がいないかと思ってみていましたが、見つかりません。
どこかにはいるのでしょうけれど、残念。

列車の運転手は若手の見習い、ベテランが横についていろいろと指導しています。
が、それにしても運転が下手。
加減速の衝撃が頻繁にあり、細かい振動が絶え間なく続きました。

『キハ54』という車両でしたが、この車はこういうことがあるのでどうも好きになれません。
新しくて、馬力はあるんですけどね。

釧路湿原駅と塘路駅で大量に下車があり、以降車内は閑散としたまま網走まで走りました。

網走駅には12:05に到着、すぐに12:10発の遠軽行き単行に乗り換え。
北見駅で1両増結、常紋峠越えにかかります。
遠軽駅は14:53に到着、しばし休憩。

遠軽駅出発は16:12の旭川行き、車両は私が網走から乗ってきた2両編成がそのまま使われました。
網走から旭川まで実際は1本の列車なんですが、運用の都合で遠軽で降ろされたわけです。

さて、私が乗ったこれこそが上白滝駅に1日1本だけ止まる希少な列車なのです。
私が札幌からはるばる釧路まわりでここまで来たのはこの列車に乗るためだったのですね。
そのように大回りしてこないとこの列車に乗れないというこの事こそが、
この区間の特殊性を現しています。
(特急に乗れば?という疑問にはお答えできません)

日曜日なので通学客もなく、2両編成の列車はガラガラです。
わずか数名の客を乗せて白滝駅を出発、次が上白滝駅です。

降りる客が1人いました。
っていうか、それはいるだろう。
いなければ廃駅だ。

それよりもびっくりしたのは上白滝駅で乗った客も1人いたこと!

これは鉄ちゃんだね。

白滝駅から上川駅まで乗った感想。

鉄ちゃんが乗っていたのはこういう列車の特殊性から仕方ないにしても、
一般客が数名とはいえちゃんと乗っていたのにはびっくり。
この区間で特急料金なしで利用できるのは1日わずかに2往復ですが、
そんな少ない本数でもそれなりに利用客があるんだね。

今度は真冬に乗ってみたいもんだ。

さて、旭川駅到着は20:05、岩見沢で乗り継いで琴似へ戻ってきたのは23:25。

所要時間、14時間20分。
そのうち乗り換え待ち時間は網走駅5分、遠軽駅79分、旭川駅41分、岩見沢駅10分。

実乗車時間、12時間5分。
乗車距離、547.4km。

健全な精神を持つ者は、こんな列車の乗り方なんてしない。
くれぐれも真似しようだなんて、チラとも思わないこと。
思っただけでも、あなたは人間失格です。
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乗りっ放し、道東弾丸ツアー! … 1日目の車窓から

2009-08-27 04:01:31 | 北海道の“鉄旅”日記
まずは本当に、鉄ちゃんが少なかったですね。

滝川駅から富良野駅まで乗った快速列車は“1日散歩きっぷ”を使うといろいろ便利なのでいつもかなり込み合います。
それが拍子抜けするくらい空いていました。
私なんざ4人掛けボックスシート独り占めでしたからね。
この快速列車に乗ってこんなことは今までありませんでした。

オタクは不況に強いと言われていますがさすがに世の中、大変な事態なんですね。
ちなみにこれは高速道路1,000円の影響ではありません。
鉄ちゃんは例えタダでも高速道路を使ってどこかへ行こうなんて思わないから。

それにしても狩勝の峠越えはいつ見ても素晴らしい景色です。
四季それぞれいつ乗車しても、飽きることのない車窓が楽しめます。

さて、最近の私の旅で恒例になった地図を見ながらの道中。
この日に用意した地図は浦幌から白糠までと厚岸付近。

浦幌駅から直別駅までは山を越えてから海岸沿いを走る区間。
途中の上厚内駅から直別駅まで線路は国道から離れています。

この、国道から離れる区間が風光明媚なのですがねぇ。

浦幌駅から峠を越えて上厚内駅まで。
この区間はゆっくり進む普通列車ならではの風情のある山間の景色。
人跡もない峠を超えて辿りついたところが上厚内駅です。

ここでは列車待ち合わせの時間があったので駅舎見物。
この駅は無人駅ですが駅舎は昭和の雰囲気をそのまま残した昔ながらの佇まいを残しています。
本当に、鉄道が華やかだったころの正しい国鉄駅はこうだったと思わせる建物がそのまま残っているのですね。

駅舎は国道を走っていてもちらと見ることが出来ますので、ここを通ったときには是非見て欲しいですね。
いつまでも残しておいて欲しい建物ですが、さてどうなることやら。

このような建物をきちんと残すことが、社会的には大事だと思うのですが。

音別駅から白糠駅までは国道と別れ馬主来沼の湿地帯の中を迂回するコースを取ります。
車や特急に乗っているだけではわからない景色が広がりますよ。
線路の両側に広がる景色を楽しみました。

厚岸駅を過ぎてからは湿原。

線路は別寒辺牛あたりの湿原のど真ん中を横切っています。
窓の両側はもちろん湿原地帯。
こんなところは他にはないよ。

なるほど、湿原というのはこういう景色が広がるところなのか。
釧路の博物館で見た湿原の様子が思い出されました。

ジメジメしているだけが湿原ではないんだね。
そういうところも含めて豊かな湿原が形成されているんですね。

根室本線は滝川駅から根室駅まで。
区間ごとにいろいろな顔を見ることが出来ました。
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乗りっ放し、道東弾丸ツアー! … 出発

2009-08-26 00:00:02 | 北海道の“鉄旅”日記
8月22日・土曜日の5:40ころ、場所はJR琴似駅。

早朝、でございますね。
私はこれから出かけます。

お盆に竜飛を訪問したときに利用した、普通列車限定の“青春18きっぷ”。

これは5日間(回)有効なのですが、私は3日分しか使っていません。
この切符を使えばまだ2日間、どこかに行けるわけです。

そこでこの切符を利用し、普通列車だけを使って道東へ行こうというのでした。

で乗ったのはJR琴似駅の始発、5:51の新千歳空港行。
札幌駅ですぐに旭川行きへ乗り継いで滝川駅、更に8:05発富良野行きの快速列車に乗りました。

このコースは“1日散歩きっぷ”で北へ向かうときに利用する代表的なコースです。
いつもは滝川駅の乗り換えで階段を走る鉄ちゃんの姿が人々の失笑を買うのですが、
この日は土曜日にもかかわらずそんな姿は少ししかなくのんびりと乗り換えることが出来ました。

富良野駅では観光客が下車、接続する9:15発帯広行きの快速列車に乗り継ぐ客はまばら。
それでも1両編成の車内にほぼ座席を埋めるほどの乗客を乗せて富良野駅を出発。

新得駅で一般客と、有効エリアがここまでの1日散歩きっぷを持った客が下車して車内は閑散としてきました。
あとは11:28着の帯広まで、のんびり進みます。

“1日散歩きっぷ”の利用者が少ないですね。
今年はどこへ行っても18きっぷやその他鉄ちゃん用お得な切符を使った利用者が少ない。
オタクの世界も不況なのでしょうか?

帯広駅で約1時間のインターバルの後、12:37の釧路行きに乗りひたすら東へ。
40系の単行ですが釧路駅までのんびりと過ごせました。

釧路からは16:14発の根室行きで根室駅へ、すぐに折り返し再び釧路駅へ戻ったのが21:35。

ほぼ1日乗りっ放し、普通列車だけで札幌から根室へ行き釧路まで戻ってきました。

所要時間、15時間44分。
そのうち乗り換え待ち時間は札幌駅5分、滝川駅7分、帯広駅69分、釧路駅17分、根室駅16分。

実乗車時間、14時間10分。
乗車距離、706.6km。
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1日に1往復しか列車が止まらない駅

2009-08-25 05:44:08 | 北海道の“鉄旅”日記
先月行った岩手県のJR東日本・岩泉線の運行本数は1日3往復でした。

これはいかにローカル線といえども究極に少ない列車本数といえるでしょう。
1日に到着する列車、出発する列車が共に3本ですから、かなり使い勝手が悪い。

岩手県以上の過疎地が広がる北海道でそういうところを探すと…。
学園都市線(札沼線)の末端区間、浦臼ー新十津川間が1日3往復でした。
でもここは平行して走るバスの方が本数が多いですし、超過疎地というわけではありません。
事情は岩泉線とは違いますが、とにかく3往復でした。

ところが駅ごとに見ていくとそこはさすが北海道、とんでもない駅があるのです。

それは、1日に1往復しか列車が止まらない駅。

止まる列車は上下合わせて1日に2本だけ。
これ以上止まる本数を少なく出来ない、究極の数です。

石北本線、『上白滝駅』

場所は紋別郡遠軽町(旧白滝村)。

この駅は下りは7:04に遠軽行きだけ、上りは17:08に旭川行きだけ止まります。
上下1本ずつ、合計1日2本。

石北本線の上川ー白滝間はほとんど人が住んでいません。
この区間を走る列車は特急「オホーツク」4往復と特別快速「きたみ」1往復、それと普通列車が1往復。
その普通列車がこの間に存在する唯一の駅である『上白滝』駅に止まるのです。

こんな本数で、果たして駅として存在する価値があるのか?
乗降客はいるのでしょうか?

さて『上白滝』駅とは、どんなところなのでしょうか?

この駅、気になる。
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竜飛は快晴、津軽海峡夏景色 … 札幌へ戻ってきました

2009-08-21 20:11:49 | 道外の旅日記
竜飛で遊んだあといろいろ用事を済ませて8月16日、夕方の青森駅。
日中は汗もかいたので温泉にでも入りたい。

時間があれば浅虫温泉にでも行こうかと思っていましたがそれはちときつい。
何年か前に行ったことのある鶴ヶ坂駅近くのたらぽっき温泉まで足を伸ばすのも面倒くさい。
ということで、私が行った温泉とは…。

“青森まちなかおんせん”

ここは便利、青森駅から歩いて数分の文字通り街中にあります。
ゆっくり温泉につかって390円、まさに旅のリフレッシュで元気が戻ってきました。

これから船で青森を離れます。
青森のフェリーターミナルまでは駅前からシャトルバスもありますが遅い時間は運行していません。
また青森駅から歩くとかなり時間もかかるので面倒くさい。

ということでターミナルの近くを通る青森市営バスに乗ることにしました。

乗り場はまちなかおんせんすぐ近くの古川停留所、20:43発の野木和団地行き。
新田停留所を降り、歩いて数分でフェリーターミナルです。

私が乗るのは津軽海峡フェリー25便、青森港23:00発函館行きの『えさん(1,998総トン)』。
この船は津軽海峡フェリーが青函航路で運行している船の中では一番小さいものです。
輸送人員はわずか78名、客室は74名の大部屋と4名の小部屋のふたつ。
ソフトドリンクの自販機が2台あるだけでロビーも案内カウンターも売店も何もかもありません。
車さえ乗ってくれれば人の輸送なんかどうでもいい、という割り切った設備です。

ちなみに同航路で一番大きな船は『びなす(総トン7198トン)』で輸送人員は600名。
ロビー、売店はもちろん、客室は特等まであるという豪華な船です。
これで運賃が同じなんだもんなぁ。
なんか納得いかないものを感じます。

お盆ということもあって車両、旅客とも満員での出航ですが、客室のお客さんはほんの10名ほど。
その他の乗客は車に乗ったままらしい。
乗船前には狭い客室に70人以上が雑魚寝、という想像をしていたのですがそんなことはないんだね。
お陰さまで客室でゆっくり寛ぐことが出来ました。

函館港到着は早朝2:50。
こんな時間ではどうしようもないと、しばらくターミナルで休んでおりました。

8月17日、時間は4:00。

さて私はどうしたかというと…。
函館駅まで歩いた!

ターミナルから駅までは地図で見ると5キロほど。
荷物もあるのでゆっくり歩いて1時間半もあれば行けるでしょうということで、出発。
予定通り、5:30頃には函館駅に着きました。

ここから先は辿った経路だけ記しておきましょう。

函館駅発7:08で江差駅へ行き、折り返し江差駅10:08発で木古内駅へ。

木古内からは函館バスの快速松前号で函館駅まで。

函館駅13:17発森行き(藤城線経由)で大沼駅下車、
1時間ほどの待ち時間の後大沼駅15:10発の長万部行き(砂原線経由)をつかまえ長万部駅へ。
これで15日とあわせ函館本線七飯ー大沼ー森間の8の字を完乗。

長万部駅からは今回の旅で初めての150系、17:50発東室蘭行きで東室蘭駅まで。

東室蘭駅からは19:38発の苫小牧行きで苫小牧駅へ、更に南千歳駅、札幌駅で乗り継ぎ琴似駅到着は22時過ぎ。
これで今回の旅は終わりです。

道中は列車に揺られながらいろいろなものを見聞きし、暇に任せていろいろ考えたりもしました。
考える時間がたっぷりあるというのは、今の生活では贅沢なこと。
特急や飛行機で一気に行くのもいいですが、
1年に1回くらいは18きっぷで鈍行オンリーの旅もいいな。

おしまい
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竜飛は快晴、津軽海峡夏景色 … さぁ、竜飛(後半)

2009-08-20 22:54:50 | 道外の旅日記
記念館は丘の上にあります。
このあたりは青函トンネルの工事が盛んだった頃、工事に従事する方たちの住まいがあったところ。
工事が終わり、住まいを撤去したあとにいろいろな観光施設などが建てられています。

その丘の先には竜飛崎灯台、その灯台と海岸沿いの集落を結ぶのが有名な“階段国道”(339号線)。
丘の上にいる私は下界に降りるべく、階段国道がある灯台下の駐車場へ歩いていきました。

階段は362段、かなりの急勾配ですが下りるのは楽。
途中に竜飛中学校跡に碑がありました。
こんな山の中腹の、階段の途中に中学校があったなんてという場所です。
運動場とか広い土地が必要だろうに、どうしていたのかと心配になるようなところでした。

その中学校も、小学校と共に工事終了に伴い廃校になっています。
良くも悪くも、竜飛はトンネル工事と共に歩んできたのですね。

階段を下りてしまえば普通の港町。
岬の先のほうへ歩いていけるところまで行き海辺を歩き、
港を抱えるように佇む帯島(小さな神社がありました)に渡り風情ぶち壊しの民宿を見学。

廃業した食堂、係留された漁船、本日休みの看板を掲げた民宿。

竜飛は風の町らしいですが、この日は穏やかな空気が町全体を覆っていました。
のどかなり、北の港町。

今度は港と反対側にある龍飛岬観光案内所、“龍飛館”へ。
ここは太宰治や棟方志功ゆかりある旧奥谷旅館を改装したところ。
奥谷旅館は明治35年から平成11年まで営業していたといいます。
建物はその堂々とした歴史と風格を備えた立派なものでした。

中は案内所としてだけではなく、いろいろな資料も整備し展示していました。
どちらかといえば案内所としてよりそちらの方がメインのような感じ。

「こりゃ儲けもの」

いい物を見させていただきました。
竜飛にお立ち寄りの際には是非覗いてみてください。

さて今度は階段を上る番です。
下りよいよい上りは辛い、とんでもない汗をかきながらまた再び362段を上ったのでした。

階段国道の先には竜飛崎灯台。
そこに行くにはまた、今度は“階段町道”を上らなければいけません。

正直、しんどかった。
でもここまで来たら行くしかない。
私は最後の力を振り絞って階段を上り、灯台と展望台を見学してきました。
階段を下りて灯台下の駐車場へ戻った時には、しばらく動けませんでしたね。

いよいよ竜飛とお別れ、12:00発の町営バスに乗ります。

最前列に座って道中を観察。

まずは使われなくなった、素堀とはっきりわかるトンネルがあちこちに見えました。
今は新道ですんなり通り過ぎますが、
その昔はさぞや…と思わせる旧道跡でした。

それと同じですけどね、旧道がいかに地形通りに海岸線に忠実に沿い曲がりくねっていたか。

青函トンネル工事に伴う物資輸送の必要性があり道路が良くなったと想像させられますが、
その前はどんなに曲がりくねっていた細道で苦労して道を辿っていたことか。
それはこの路線バスがたまに入り込む路地の細さでも十分うかがい知ることが出来ました。

最後に、旧東日本フェリーのターミナル跡。
三厩は1998年に航路廃止になるまで海峡の対岸にある福島町までフェリーが運行していました。
その看板が今だに残っているなんて。

過去の痕跡はいたるところに残っているものなのです。

続く
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竜飛は快晴、津軽海峡夏景色 … さぁ、竜飛(前半)

2009-08-19 21:12:05 | 道外の旅日記
8月16日、日曜日。
世間はお盆休みの最終日。

私は早朝5:30、青森駅にいます。

これから津軽半島をひたすら北上、竜飛へと向かいます。

まずは青森駅6:03発蟹田行き。
この列車は特急つがるなどで使われている特急車両、E751系での運行です。
どうせ乗るなら、特急用車両でゆっくり行きたいではないですか。

6両編成の車内はもちろん空いているのですが、その少ない乗客になぜか若い女性が多い。
なんでかなと思っていると彼女たちはほとんど蟹田駅で降りていきました。
あぁ、朝帰りか。

蟹田駅には6:42に到着、7:17発の三厩行きに乗り換え7:56に三厩駅到着。

ここからはいよいよ竜飛への道になります。

竜飛の集落へは外ヶ浜町営バスで約30分、運賃は200円均一です。
三厩駅出発は8:06、車内は3列シートが9列並ぶ小型バス。
ところどころ対向車とのすれ違いも出来ないような細道を北へと進みます。
海岸の狭い平地に寄り添うように家々が並び、あちこちに小さいながらも港があり神社が見えます。

行きのバスで気になったのは、外ケ浜町役場三厩支所。
旧三厩村役場ですがこれがまた年季の入った建物で、よくぞここまで頑張ってきたなと誉めてあげたい。

そうなんですよ、役場なんて見栄張って立派な建物にする必要ないもの。
それこそ地元建設業者を潤して終わりであとで維持費に四苦八苦。
この支所の建物を見ると、この土地に住む人々の見識の高さがわかりますね。

役所は我慢しても住民は200円でバスに乗れる。
そんな単純なものではないのでしょうけれど、私のふるさとと比べるとその落差に愕然とします。

バスは進みまずは私の最初の目的地の“青函トンネル記念館”へ。

青函トンネルというのは実は複雑な造りをしていまして、
普段列車が通る本坑のほかに作業坑、先進導坑、斜坑、連絡誘導路があります。

この施設の目玉はその斜坑を地下まで降りて、
当時作業坑として使われていた一角に設けられた“体験坑道”までケーブルカーで行けること。

私が真っ先にここを目指したのもこのケーブルカーに乗りたいがためです。

開館は8:40、9:00の“青函トンネル斜坑線”の始発に乗りました。
運転士が乗り込んだケーブルカーは片道8分、体験坑道を見学しまた帰りはケーブルカーに乗ること8分。
行きかえり44分の海底体験でした。

でも、海底に行って帰って来た実感は全然なし。
限られた時間では難しいでしょうがぜひ竜飛海底駅(定点)まで行ける方策を考えてもらいたいものです。
それでこそ、ここにある価値が出てくると思うのですが。

地上に戻ってみればあとは青函トンネルのいろいろな展示があります。
ざっと瞥見して記念館を辞しました。

ところでケーブルカーというのは、頂上の駅のすぐ上にケーブルを操作する運転室があります。
そこでケーブルを伸ばすとゴンドラが下がり、縮めるとゴンドラが上がるという単純なもので運転士はいません。

ところがここにはそんな運転室が見えません。
運転室はなんと、建物の外にありました。
そこに操作員がいて、ケーブルを操作していたんだ。
操作する人が見えないところでケーブルを動かすので、ゴンドラに運転士が必要なんですね。
青函トンネルというのは常識では図れないスケールを持つ工作物だったのだと言えるでしょう。

さてあとは帰りのバスの時間まで、竜飛の街並をじっくり味わうこととしましょう。

続く
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竜飛は快晴、津軽海峡夏景色 … 青森上陸まで

2009-08-18 16:01:15 | 道外の旅日記
ここ数年是非行ってみたいところのひとつだった津軽の先端、竜飛。

行きたいとは思っていても、やはりそうそう行けるものではありません。
何かきっかけがないとねぇ…。

待っていても来ないきっかけを無理やり作りました。

“お盆休み、帰省もしないし”

どんなきっかけだぁ?

とにかく行ってきました、お盆のど真ん中に。

青春18きっぷ、という毎年期間限定で発売されるお得な切符があります。
普通列車に限り、1日乗り放題のきっぷが5回分で11,500円。
1日あたり2,300円で、行けるところまで。

便利な切符なのですが、札幌から南へ向かうとなかなか接続が悪い。
まともに乗り継ぐと、その日のうちに北海道を脱出することができないのです。

なるべく効率よく行こうとすると、どこかで普通列車以外の乗り物を使わなければいけません。
さて、今回はどうするか…。

8月12日、琴似駅6:59発小樽行き。
この列車は7月14日に長万部へ行ったときに乗りました。
今回も長万部駅まではそのときと同じコースを辿ります。

小樽駅は8:07発。
7月に乗った時は1両でしたがこの日は150系と40系の2両編成。
お客さんも倶知安まで立ち客が出るほどの盛況ぶり、
北海道のローカル線でこれほどの込み方を見るのは久しぶりです。
帰省客でいっぱい、さすがお盆ですね。

途中で帰省客を下ろしながら11:13、2両編成に程よい乗客を乗せて列車は長万部駅に到着。

小樽からここまで乗り通した客に、帰省の人はいません。
帰省の人はここまで普通列車なんかに乗らないから。
ここで降りた数十人のほとんどは、鉄ちゃん。

JRはここでの接続が悪い。
この時間だと長万部駅からはどこへ行くにも普通列車だと2時間ほど待ち時間があります。
数十人の鉄ちゃんたち、軒並みここで2時間を過ごすのか?
なんともヒマなお話です。
このお盆に、他にどこか行くところはないのかね。

私はそんな鉄ちゃんになんかに構っていられません。
ここで飛び道具。

長万部駅前11:43発、函館行き路線バス。
路線バスとはいっても車両は高速バスで使う快適な車。
冷房完備でシートもリクライニングするという、JRの普通列車とは比べ物にならない快適さです。

予定では、これで森駅前まで行ってJRに乗り継ぐ予定。
ただし、乗り換え時間は3分。
バスが少しでも遅れれば乗り換え不能でこのままバスに乗って函館まで行くしかありません。

結果的にはバスは定刻ぴったりに森駅前に到着、私は無事にJRに乗り継げました。
この乗り継ぎが上手くいったことが、3日目の予定に影響を与えました。

さて、ここからまた普通列車の旅ですが…。
車内が蒸し暑い!

よくこんなもんに、好き好んで乗るヤツがいるもんだ。
今まで乗っていたバスとは大違い、車内の扇風機が生ぬるい空気をかき回して更に不快。

隣のホームにはガラガラの客車を連ねた“SL函館大沼号”が停車中。
せっかくSLを走らせても、お盆とはいえこんなに空いていたのではJRも浮かばれんな。

森駅の出発は13:19、1両のキハ40は赤井川・仁山経由で14:36、五稜郭駅に着きました。

五稜郭駅からはまた40系単行、14:49発の木古内行きで終点の木古内駅(15:50着)まで。
ここからは16:19発の八戸行き特急スーパー白鳥30号で蟹田駅まで行きます。

青春18きっぷは普通列車限定ですが津軽海峡線の木古内ー蟹田間は普通列車が走っていないため、
特例でこの区間だけを乗車するときに限り特急料金不要で乗ることができます。

木古内からは多数の乗客が乗り、立ち客で満員のまま列車はトンネルをくぐりました。

さすが特急は早い。
17:10、あっという間に蟹田駅です。

ここでも大量の下車。
18きっぷを使う人が多いなぁ…と思いましたが違いましたね。
下車客のほとんどが駅を出るとそのまま街へと消えていきました。
津軽海峡を挟んで向こうとこっち、お互いの交流は私が思っている以上に多いようです。

あとはこの日のラストラン、17:30発の青森行きに乗り定刻18:11、青森駅に到着。

とにかくバスが予定通りに走ってくれてよかったな。

続く
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今日から出かけます

2009-08-15 02:06:42 | 道外の旅日記
朝出発し、帰ってくるのは17日の夜になります。

今回も青森ですが、メインは竜飛岬。

さて、どんなことになりますやら。
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