さんぽみちプロジェクト

さんぽみちプロジェクトの記録。
和歌山新報で日曜日一面に連載中の「WAKAYAMA NEWS HARBOR」と連携。

ゴールデンウィークの行楽に「情報満載!観光スポット検索」

2012-04-30 21:45:30 | WAKAYAMA NEWS HARBOR

ゴールデンウィークの到来。今年は9連休という方も多いかもしれない。この連休をどう過ごすか。まだ予定が決まっていないという方には、県内を旅するプチ旅行をおすすめしたい。

 

和歌山県観光連盟のウェブサイト「情報満載!観光スポット検索」では、レジャー17分野)、自然(16分野)歴史(13分野)から興味のある項目とエリアを選択すれば、おすすめのスポットが表示される。このサイトの特徴は、検索ヒット数が多く、表示される説明の中身も濃いなど、情報量が豊富であることだ。市販のガイドブックには掲載されないような、隠れスポットも多い。

 

  

 

【写真】「情報満載!観光スポット検索」のウェブサイト

 

連休中は交通渋滞が嫌だという方には、このサイトにリンクする「観光お役立ちサイト・わかやま交通ナビ」が便利だ。出発地の最寄り駅から観光名所までの経路に加え、乗り換え検索もできる。電車の乗り換え検索は様々なサイトで提供されているが、電車とバスを通して表示されるケースは少ない。

 

このサイトは共にスマートフォンからも利用できる。ぜひ、このゴールデンウィークを、気付かなかった和歌山の魅力に触れる機会にして欲しい

 

サイトのURLは、

http://www.wakayama-kanko.or.jp/findspot/index.cgi(情報満載!観光スポット検索)、http://wave.pref.wakayama.lg.jp/navi/traffic/index_jp.php(わかやま交通ナビ)。

 

(次田尚弘/和歌山)

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地場産品・企業のPR 全国的に様々なキャンペーンで

2012-04-22 11:35:42 | WAKAYAMA NEWS HARBOR

先日、広島市内の旅行代理店を訪れた際、ユニークな企画のポスターに目が留まった。

 

 

JALひろしま宝しまキャンペーン2012」。日本航空広島県内の自治体、観光連盟や企業が協力し、広島空港利用者に抽選で地場産品をプレゼントする企画だ。期間中に広島空港発着路線に2回搭乗すれば応募資格が得られる。

 

このようなキャンペーンは各地の観光連盟などで実施されてきたが、これは地場産品や地元企業をPRし知名度を上げることによる、地域活性化に着目されている。商品はお菓子や酒に加え、調味料やくつ下が8市町の各企業からそれぞれ1品ずつ提供されている。ポスターには商品の写真や説明とともに、各首長の顔写真とメッセージを掲載するなど、市町と地元企業が協力し産業の活性化を目指す姿勢、それが県全域で行おうという気運が感じられる。

 

和歌山県でも各市町村の地場産品をPRする「プレミア和歌山(県優良県産品推奨制度)」があり、製造、生鮮、観光資産の各分野から「和歌山らしさ、和歌山ならでは」の地場産品や観光資源を認定している。首都圏などでのPR活動も盛んだ。

 

県外に向けて、地域の魅力を情報発信するという気運が高まる今、和歌山は「プレミア和歌山」というトリガーを持っている。大阪市内や関西空港に近いという利点を活かしながら、様々な切り口でのキャンペーン活動が実施されれば、魅力ある和歌山の更なる知名度アップにつながるように思う。

 

(次田尚弘/広島)

 

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一筆書きの気軽な旅行を提案 広島・宮島・岩国地方の事例から

2012-04-15 19:43:01 | WAKAYAMA NEWS HARBOR

県外の方と和歌山の観光名所や特産物について話す機会がよくある。 行ったことがある観光名所として多いのが 「白浜」。 アドベンチャーワールドや海水浴が挙げられる。 高野山白浜をセットで訪れた方もいるが、 「白浜以南は遠い」 「和歌山市は高速道路や特急列車で通過した」 というケースが非常に多い。

先日、 広島市の観光担当者と情報交換をする機会があった。 広島における観光の課題は、 宿泊せずに次の観光地(県外)へ行ってしまうケースが多いこと。 最近は九州新幹線の開業により、 広島を通過してしまうことも。 広島も、 和歌山と似た課題を抱えているようだ。

そこで、 広島市は自らが事務局となり、 広島市に隣接する6市町村が協力し、 広島・宮島・岩国地方を対象とした 「ひろみやいわ 観光ガイドブック」 を発行。 観光客の県内滞在時間を長くする取り組みがされている。 観光客がその土地へ訪れる目的はさまざま。 ガイドブックでは、 各エリアの見どころを、 平和・自然・歴史・特産品・ミュージアムの5種類にカテゴライズ。 そこには、 観光客の好奇心をそそり、 かつ、 1泊2日から2泊3日で周遊でき、 満足してもらえる仕掛けがある。

        

このガイドブックは、 広島県西部山口県東部の一部を網羅したもので、 広島県全域を対象とはしていない。 しかし、 3つのエリアを一筆書きで訪れたいと思わせる 「気軽さ」 がある。

広島の事例に倣い、 和歌山市とその周辺地域の観光という視点から見れば、 田辺・白浜や、 泉南 (りんくう) を一筆書きで訪れる、 気軽なプランをPRすることが、 「和歌山市を通過してしまった」 をなくす方法の一つかもしれない。

(次田尚弘/広島)

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雑賀衆のパワーを今の和歌山にも

2012-04-09 00:01:00 | WAKAYAMA NEWS HARBOR

3月25日の日曜日、和歌山市本願寺鷺森別院とその周辺を会場に、孫市の会主催で催された第8回孫市まつりに参加した。本堂でお昼前から「ななこの会」の仲間達のリードで、集まった子供達と共にお手玉を使った楽しい遊びを存分に楽しんだ後、同じく本堂で午後1時から、和歌山市立博物館の主任学芸員である太田宏一さんの「火縄銃と雑賀衆そして戦国時代」と題した講演に聴き入った。

 

【写真】講演する市立博物館の太田さん

雑賀の地は「和歌山」の地名より早くに「在日鹿野(さいかの)」として万葉集にも詠まれ、今よりはるかに広範囲にわたる物流の中心であり、商工業が発達し、多くの人々がそこに集まっていたという。「紀湊(きのみなと)」と呼ばれる港湾を拠点に通行税を徴収したり、回船業を営んだりすることで財を蓄え、さらに鉄砲を手に入れるに至り、軍事的にも無類の強さを誇っていたらしい。

注意すべきは、「雑賀衆」とは地縁的集団を指し、浄土真宗を基盤とする結びつきは「雑賀一向衆」などと呼んで区別すべきであることだという。両者は重なる部分もあるが、微妙にずれてもいるのだそうだ。

いずれにしても重要なのは、雑賀孫市を代表とする雑賀衆が、織田信長などのような「職業軍人」ではなく、一般市民であったということだ。かの時代の漲るパワーを、ぜひとも現代の和歌山に甦らせたいと念願する。

(宮本年起 / 和歌山)

 

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レンタサイクル利用促進に一工夫 堺市の「さかいiびじょん」

2012-04-01 23:44:48 | WAKAYAMA NEWS HARBOR

きょうから4月。外はいくぶん暖かくなり満開の桜が待ち遠しい。この時期、サイクリングも気持ちがいい。

先日、大阪府堺市を訪れた際、観光客も住民も気軽に利用できるレンタサイクル事業さかいコミュニティサイクル」に出合った。事業形態は和歌山市の「城まちeco観光レンタサイクル」と変わらないが、利用者向けの情報提供という点で工夫がある。

南海電鉄堺駅のコンコースに設置された電子看板さかいiびじょん」がそれだ。各拠点のレンタサイクルの貸し出し状況(空き状況)、そこまでの路線バスの経路、直近の発車時刻表、最寄りの観光名所が大画面で配信されている。画面には地図が挿入されており、初めて訪れる観光客にもわかりやすい。ウェブサイト(http://www.sakai-i.net/)からも確認できる。

  

目的地、レンタサイクルの貸し出し所、路線バスのルートを可視化させ、目的地まで遠距離であっても、バスと自転車の合わせ技で移動を実現しようという試み。その土地に慣れない人にとって、それぞれの情報が断片的ではなく、一括で収集できるプラットフォームがあることは頼もしい。

和歌山市の「城まちeco観光レンタサイクル」は、委託業者の変更に伴い4月19日(木)まで休止。20日(金)から再開されるという。昨年度までは電話予約や、自転車の乗り捨てなど、観光客にうれしい制度がたくさんあった。

これからも、レンタサイクルと交通機関、観光地、店舗など、多様な主体が協力し、利用者目線の情報提供が活発にされることを期待し、応援したい。

 (次田尚弘/広島)

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