さんぽみちプロジェクト

さんぽみちプロジェクトの記録。
和歌山新報で日曜日一面に連載中の「WAKAYAMA NEWS HARBOR」と連携。

免疫力アップで風邪予防に効果 橋本・高野口町の「ナタ豆茶」

2013-11-17 19:20:43 | WAKAYAMA NEWS HARBOR

今シーズン一番の寒さを観測した1週間。街では風邪の人が増え、病院ではインフルエンザの予防接種を求める患者が多くなった。

 

マスクの着用、手洗い、うがいは風邪予防の基本だが、日々の生活に健康志向の試みを加えることもひとつだと思う。

例えば、免疫力を高め、風邪やインフルエンザ予防にもつながるという「ナタ豆茶」。

最近、橋本市高野口町で製造、販売が行われ、地元のみならず県外でも販売されるようになった。

今週は高野山麓で収穫される「ナタ豆」について紹介したい。

 

ナタ豆」は全長約30センチ、幅約5センチの大きな鞘に包まれ、その名の通りナタのような形をしている。

古くから漢方薬として膿を出す効果があるとされ、蓄膿症や歯槽膿漏の改善に使われてきた。

成分として含まれるコンカナバリンAが、免疫機能を活発にさせる働きがあるとされ、細菌やウイルスの繁殖を防ぐほか、肌荒れの改善に効果があるといわれる。

このシーズンに持って来いの健康飲料だ。飲んでみると一般的な「ほうじ茶」に少し苦味を増したような感じだ。

 

橋本市高野口町で「ナタ豆」を栽培し加工販売を営む島村農園さんは、県内のみならず関西各地の店頭やネット販売による販路拡大に尽力されている。

 

 

 

【写真】大阪市内の複合施設で販売された「ナタ豆茶」(今年 9月)

 

今年9月には大阪市内の複合施設で「おいしい紀州のナタ豆茶」として販売。

和歌山の新ブランド「ナタ豆茶」で、この冬を健康に過ごしたい。

 

(次田尚弘/大阪)

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年内に「改正道路交通法」施行 求められる、自転車利用の環境整備

2013-11-10 13:30:13 | WAKAYAMA NEWS HARBOR

秋の行楽シーズンを迎え、和歌山市内でもレンタサイクルに乗る観光客を多く見かける。

筆者も県外でレンタサイクルを使うことがあるが、慣れない土地での走行には細心の注意が必要だ。

 

岡山市北区の「あくら通り」は、通勤・通学などの日常生活に加え、岡山城後楽園を巡る観光客にも多く利用される道路。

国土交通省の施策「自転車通行環境整備モデル地区」に選ばれ、一方通行の2車線の道路のうち第1車線を「自転車専用通行帯」として整備。

 

 

【写真】自転車専用通行帯(岡山市北区)

 

道路を青くペイントし、歩行者、自動車を明確に分離することで交通整理と安全性の確保が図られている。

 

和歌山市内でも和歌山市駅前吹上砂山の2地区が同様のモデル地区となり、歩道内に自転車と歩行者の通行位置がわかるサインを表示するなどの実験が行われた。

報告書によると一定の評価を得られたものの、自転車通行帯の幅が狭く自転車同士のすれ違いが危険であるなどの指摘があり、今後工夫が必要であるという。

 

今年6月に公布され、年内に施行される「改正道路交通法」では、13歳未満の児童や70歳以上の高齢者を除き、自転車は道路左側の路側帯のみ通行可能となる。

自転車にも一定のルールが整うことは望ましいが、交通量の多い道路での自動車との並走に戸惑いがあることも確か。

初めてその地へ訪れる観光客などにおいては、地域住民に比べ危険予測が劣ることもあるだろう。

レンタサイクルの利用が進む今、安全で楽しい観光を促進するための環境整備が求められる。

 

(次田尚弘/岡山)

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国体・大会を盛り上げよう 開催前年、長崎県の取り組み

2013-11-03 22:17:34 | WAKAYAMA NEWS HARBOR

再来年開催される「2015紀の国わかやま国体・大会」。普段の生活の中で国体の近づきを感じる機会が増えてきた。

 

 

2015紀の国わかやま国体・大会」の前年は長崎県での開催。「長崎がんばらんば国体・大会2014」の開催まで1年を切った長崎県を訪ねた。

 

 

【写真】長崎駅高架広場に設置されたメッセージ付プランター

 

長崎駅に降り立つと、「また長崎に来てください」「国体を盛り上げよう」などと書かれたプランターが並ぶ。

長崎市によると、開催1年前を「広報啓発活動強化月間・おもてなしの心推進月間」と位置付け企画したという。

今年5月からは13の競技と種別によるリハーサル大会を県内の各競技会場で実施。開催を前年に控えた躍動感に触れることができた。

また「おもてなし活動宣言」を募集し、リハーサル大会での応援や競技会場の清掃などへの協力を募っている。

 

和歌山県でも同様に、来年のわかやまDCや再来年の国体・大会高野山開創1200を前にした「わかやまおもてなし宣言」を8月末から募集。早くも2000人を超える県民からの応募があったという。

 

また、運営・情報支援ボランティアの募集も9月から始まっている。

運営では受付・案内、会場整理など約4900人を募集。

情報支援では聴覚障がいのある選手・役員や観客等に、手話、要約筆記(手書き・パソコン)で情報を伝える役割で、合わせて600人を募集。

 

開催まであと約700日。小さなことでも、個人、組織で協力できることを見つけ、来る国体・大会を盛り上げたい。

 

(次田尚弘/長崎)

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