さんぽみちプロジェクト

さんぽみちプロジェクトの記録。
和歌山新報で日曜日一面に連載中の「WAKAYAMA NEWS HARBOR」と連携。

一筆書きの気軽な旅行を提案 広島・宮島・岩国地方の事例から

2012-04-15 19:43:01 | WAKAYAMA NEWS HARBOR

県外の方と和歌山の観光名所や特産物について話す機会がよくある。 行ったことがある観光名所として多いのが 「白浜」。 アドベンチャーワールドや海水浴が挙げられる。 高野山白浜をセットで訪れた方もいるが、 「白浜以南は遠い」 「和歌山市は高速道路や特急列車で通過した」 というケースが非常に多い。

先日、 広島市の観光担当者と情報交換をする機会があった。 広島における観光の課題は、 宿泊せずに次の観光地(県外)へ行ってしまうケースが多いこと。 最近は九州新幹線の開業により、 広島を通過してしまうことも。 広島も、 和歌山と似た課題を抱えているようだ。

そこで、 広島市は自らが事務局となり、 広島市に隣接する6市町村が協力し、 広島・宮島・岩国地方を対象とした 「ひろみやいわ 観光ガイドブック」 を発行。 観光客の県内滞在時間を長くする取り組みがされている。 観光客がその土地へ訪れる目的はさまざま。 ガイドブックでは、 各エリアの見どころを、 平和・自然・歴史・特産品・ミュージアムの5種類にカテゴライズ。 そこには、 観光客の好奇心をそそり、 かつ、 1泊2日から2泊3日で周遊でき、 満足してもらえる仕掛けがある。

        

このガイドブックは、 広島県西部山口県東部の一部を網羅したもので、 広島県全域を対象とはしていない。 しかし、 3つのエリアを一筆書きで訪れたいと思わせる 「気軽さ」 がある。

広島の事例に倣い、 和歌山市とその周辺地域の観光という視点から見れば、 田辺・白浜や、 泉南 (りんくう) を一筆書きで訪れる、 気軽なプランをPRすることが、 「和歌山市を通過してしまった」 をなくす方法の一つかもしれない。

(次田尚弘/広島)


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