さんぽみちプロジェクト

さんぽみちプロジェクトの記録。
和歌山新報で日曜日一面に連載中の「WAKAYAMA NEWS HARBOR」と連携。

県外で「たま駅長」グッズ販売 中国道のサービスエリアで

2012-03-25 23:17:09 | WAKAYAMA NEWS HARBOR

県外で 「たま駅長」 のグッズが買える。 先日、 中国自動車道安佐サービスエリア (広島市安佐南区) を利用した際、 売店で 「たま駅長コーナー」 を見つけた。 和歌山電鐵の駅や同社のウェブサイトで販売されている商品の一部、 ボールペン、 鉛筆、 ファイル、 ドロップなどが販売されている。

 

なぜ広島の地で? と思われるだろう。 理由は、 同サービスエリアの施設運営を、 和歌山電鐵の親会社にあたる両備グループ (本社、 岡山市) が行っているから。 同コーナーの貼り紙には、 「安佐サービスエリアとたま駅長の関係」 と題し、 「当社の社長が、 たま駅長の生みの親なのです」 と、 小嶋光信社長がたまに駅長を任命したエピソードが紹介されている。

インフォメーションコーナーのスタッフによると、 たま駅長グッズは1年以上前から取り扱っており、 ファンだけでなく、 たま駅長の愛らしさに引き止められる人気コーナーだという。 筆者は同僚らと同サービスエリアを利用したが、 皆が 「これがローカル線を救った、 たま駅長か。 実際に見てみたい」 と話す。 これがきっかけでファンになり、 実際に貴志駅を訪れた者もいる。

和歌山県とは縁のない土地であっても、 運営主体が同じという共通点を切り口にグッズを販売し、 そこから新たなファン、 和歌山への観光客を獲得するという、 両備グループの取り組みに感銘を受けた。

(次田尚弘/広島)

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吹上・寺町は歴史あふれる街 他県の風景を見て気づく懐かしさ

2012-03-18 21:10:54 | WAKAYAMA NEWS HARBOR

寺町」 という地名に懐かしさを感じるのは私だけであろうか。 職場がある広島市中区にも寺町という町がある。

 

市内中心部にある広島城から1Kmほどに位置する同町は、 その名の通り寺院が立ち並ぶ。 残念なことに、 同町は原爆の被害で現在は区画整備されているものの、 大通りから一本中へ入ると、 和歌山市吹上寺町と似た風景が広がる。

 寺町という地名は全国に存在する。 東は宮城から西は福岡まで、 約15地域にあるが、 一つの規則性がある。 それは、 かつて城下町として栄えた街に存在するということだ。 和歌山市の場合、 城南エリアからの敵攻めの際の盾にするため、 寺院を1カ所に集めた。 今の真砂浄水場も、 かつては寺院であり、 東西に広がる寺町一帯は城を守るべくして形成された。 広島市も同様の理由であるという。

筆者は和歌山市吹上地区の出身。 通勤途中、広島寺町を目にすると、 ふと故郷の風景が目に浮かぶ。 徳川家ゆかりの報恩寺、 番町皿屋敷のお菊さんを供養した地蔵菩薩がある窓誉寺、 首大仏がある無量光寺。 歴史あふれる故郷が懐かしく感じられた。

 

 

 

【写真】 和歌山市寺町周辺

 

あと2週間もすれば桜が開花する。 暖かい日差しの下、 歴史あふれる城まちを散策したくなった。


(次田 尚弘)

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和歌山への旅を身近に 格安航空会社の関空就航で

2012-03-16 23:48:52 | WAKAYAMA NEWS HARBOR

前号(3月11日付)では、 JRの新型車両導入による紀南エリアへのアクセスの快適性を取り上げた。

空からのアクセスが一段と便利になる格安航空会社LCC)も、 集客に大きく貢献できると思う。

ご存知の方も多いと思うが、1日、関空に日本で初めてとなるLCC、Peach Aviation(ピーチ・アビエーション)が就航した。 関空を拠点とする全日空系列の航空会社で桃色のデザインが特徴。 まずは、福岡―関空と新千歳―関空の運航をはじめ、 25日からは長崎―関空、来月1日からは鹿児島―関空に就航。 さらに7月1日から香港―関空、 9月30日から台北―関空に就航予定という。

各地から関空までのアクセスがより近くなることはもちろんだが、 旅費が安く抑えられるのは大きい。 片道運賃(6月30日搭乗分まで)は、福岡線で3780円~、新千歳線で4780円~、長崎線で3780円~、 鹿児島線で4280円~と格安だ。

関空から最も近い和歌山市は、 関空から、 車、 バス、 電車で約40分の立地。 空港バスの本数も多く、 バス、 電車共に1回の乗り換え(和歌山駅)で紀南へのアクセスも容易だ。

関空から各地へのアクセスが便利になったと感じられた方が多いかもしれないが、 同時に、 関空へのアクセスもますます便利になっている。 県外の親戚や友人に 「和歌山まで安く来れるで、 来てみいよ」 とお声掛けいただきたい。

私ことであるが、 先日、 県観光連盟より 「わかやま応援団」 を委嘱された。 筆者も県外で、 和歌山へのアクセス向上をPRしていきたい。

(次田尚弘/広島)

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「わかやまさんぽみちプロジェクト」次田代表を「わかやま応援団」に委嘱

2012-03-13 14:15:56 | さんぽみちプロジェクト

和歌山県の魅力発信に協力する著名人や社会人、団体を「わかやま応援団」として委嘱している和歌山県は、3月9日あらたに、和歌山市出身で広島市のNTT西日本社員・次田尚弘23歳を「わかやま応援団」に加え、委嘱状を交付しました。

現在はNTT西日本広島支店・法人営業部で公共・システムエンジニア部門の仕事を担当しており、慶応大学環境情報学部在学中の平成20年12月から「わかやまさんぽみちプロジェクト」を設立し、代表として和歌山新報に記事を連載のほか、FM和歌山での番組や、東京のわかやま喜集館(きしゅうかん)の電子看板、インターネットのサイトなどで県・市の情報発信を行っており、この結果報告は通信と放送の融合による地域情報化政策の実際と展望 - 和歌山さんぽみちプロジェクト社会実験報告書として電気通信普及財団の第26回 テレコム社会科学学生賞に佳作入賞し、大学卒業後の2011年3月に「和歌山市観光発信人」にも委嘱されています。

県庁・北別館で行われた委嘱式で、県・観光交流課の飯田修章課長が仁坂知事からの委嘱状やオレンジ色のスタッフジャンパー、「わかやま応援団」の名刺などが手渡されました。飯田課長は「台風12号からの復興している元気な和歌山の姿を、中国地方の皆さんにも広く発信して欲しい」と託すと、「美しい自然と人の温かさを一生懸命発信します」と応えました。「わかやま応援団」は、平成21年2月から始まり、これまでにラジオパーソナリティの浜村淳さんや、元・阪神タイガースの藤田平さん、ウオーキングトレーナーのデューク更家さんなど、和歌山とゆかりの深い1団体51人に委嘱されていて、今回は53番目で最年少の受賞となり、広島県在住者に委嘱されるのは初めてとなっています。

表彰式の様子は、当日の9日にテレビ和歌山や和歌山放送ラジオで放送、Webに掲載、また和歌山県広報リレーブログや13日付の和歌山新報にも掲載されました。

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JRの新型車両に期待 アクセスの快適性をPR

2012-03-10 23:07:57 | WAKAYAMA NEWS HARBOR

前号(3月4日付)では、 「定着してきた紀南の復興」 を取り上げた。 間もなく春休み。 大型連休を迎える和歌山にとって、 さらなる集客の鍵になるのは何だろう。

考えられるのは他府県からのアクセスだと思う。 例えば、 17日にお目見えする、 JR西日本の新型車両(287系。 紀南方面へのアクセスの快適性が、 集客の鍵になるかもしれない。

  

【写真】 新型くろしお287系 撮影 中尾佳正

新型車両は、 特急くろしお号として使用されてきた従来の車両(381系)を置き換えるため、 春のダイヤ改正に合わせ、 同列車の一部に導入。 新大阪―白浜間を一日4往復、 7月までに車両を増やし、 京都・新大阪―白浜間を一日7往復するという。

所要時間は従来とほとんど変わらず、 新大阪―白浜間を約2時間30分で結ぶ。 新型車両は、 座席間隔や足元スペースを広く取り、 遮音構造を導入するなど、 快適な空間を乗客に提供できるという。

さらに、 きのくに線の特急の名称 「オーシャンアロー」 「スーパーくろしお」 「くろしお」 を、 全て 「くろしお」 に統一するというから、 観光客にも分かりやすい。

「紀南へ向かう特急は、 新型車両の導入で、 さらに快適になります。 名前はくろしお号です」。 「和歌山の南部へ行くには、 結構時間がかかるらしいね」 という問いの返答に、 ぜひ使ってみたい。

                                     【次回に続く】

(次田尚弘/広島)

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