さんぽみちプロジェクト

さんぽみちプロジェクトの記録。
和歌山新報で日曜日一面に連載中の「WAKAYAMA NEWS HARBOR」と連携。

国産品の消費拡大を応援 首都圏でポイントプログラム開始

2012-10-28 13:37:55 | WAKAYAMA NEWS HARBOR

国産の農産物を買うと、抽選で国産の農産物が当たる??

国産食料品の消費拡大と食料自給率向上を応援するポイントプログラム20()からスタートした。

 

 

 

【写真】広島県内で馴染みの地産地消促進の取り組み

 

プログラムは、農林水産省の「国産食料品等ポイント活動支援事業」。

大手スーパーのイトーヨーカ堂と連携し、キャンペーンを実施。

首都圏113店舗で、同社が販売する国産米(19品目40アイテム)を購入すると、税抜100円につき1ポイントが付与される。

このポイントを「国産食料品応援ポイント=こくポ」といい、獲得したポイント数は、会計レジで発行されるクーポン券で確認できる。

専用のウェブサイト(http://kokupo.jp/pc/index.html)にアクセスし応募すれば、毛蟹や和牛など全国の特産品が当たる。

国産品を消費することがさらなる国産品の消費につながるという食料自給率の向上に貢献できる制度は、地産地消を促進し得る新たな流通の循環モデルになると思う。

 

昨今、地産地消が注目され和歌山では「和産和消」という言葉が生まれた。

スーパーの各売り場へ行けば地場産品を集めた棚やサインが施され、消費者も地産地消に貢献できる機会が増えてきた。

 

筆者が暮らす広島県では、地産地消の域を機械製品や衣類にまで拡げ、それを販売促進する協同体が形成されている。「選ぶなら身近な良いものひろしま製品」をスローガンに、県が中心となり構成する団体は、「BUYひろしま」という共通のステッカーで地場産品の消費拡大を視覚的に訴えている。

対象となる産品には広島県府中町に本社を置くマツダ車も含まれるなど幅広く、地場産品をウェブ上で検索できるシステムの公開や積極的なイベント開催など、地産地消の一体感を覚える。

 

地産地消を心がけることは地域の発展に貢献できることを皆理解しているが、努力の域であることは否めない。

もし「こくポ」のようなポイントプログラムが、地域で実施されれば、地産地消の一体感が更に深まるだろう。

 

(次田尚弘/広島)

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まちづくりに貢献できる 60年以上続く、寄附金付年賀はがき

2012-10-21 22:33:24 | WAKAYAMA NEWS HARBOR

今年の年賀状どれにする??

最近、このような会話が出たご家庭があるかもしれない。

 

 

 

筆者の自宅にも郵便局から年賀状のDMが届いた。

今年の和歌山県版(寄附金付年賀はがき)は「紀州てまり」。

各都道府県に縁のある品や風景などの絵柄が印刷され、1枚につき5円の寄附金が付加されているお馴染みの年賀はがきだが、この寄附金が何に使われているか、どうすれば寄附を受けられるかご存知だろうか。

 

日本郵便株式会社のウェブサイト「年賀寄附金による社会貢献事業助成」によれば、平成24年度は寄附金付年賀はがき および年賀切手と、郵便事業株式会社(当時)から拠出した寄附金を合わせて約7億8千万円が全国の約300団体に寄附されたという。

寄附金は、社会福祉の増進、青少年の健全育成、非常災害時の救助・災害の予防などに役立てられ、昨年度は「東日本大震災の被災者救助・予防(復興)助成」という特別枠も用意された。

 

和歌山県内では、社会福祉の増進目的として田辺市の社会福祉法人へ、非常災害による被災者救助と災害の予防目的として、新宮市の社会福祉法人と和歌山市のNPO法人、それぞれ1件へ寄附されたという。

 

寄附金付年賀はがきは昭和25年から発行されており、寄附金は累計で約478億円にのぼり、歴史と実績がある。平成25年度も年賀寄附金の配分を希望する団体の公募が始まっている。

申請の受付期間は11月30日まで。申請後審査が行われる。詳しい情報は同社のウェブサイト(http://www.post.japanpost.jp/kifu/)から入手できる。

 

寄附金付年賀はがき、とりわけ地方版は、年始の挨拶と共に我が町自慢ができると同時に、少しの負担額でまちづくりに貢献できる。

60年以上前から続くこの仕組みに参加するのもよし、寄附を受ける対象になる組織の方は活用を検討してはどうか。

 

(次田尚弘/和歌山)

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和歌山からも出品 東広島市「酒まつり」で12銘柄

2012-10-14 14:40:46 | WAKAYAMA NEWS HARBOR

日本三大酒所として知られる広島県東広島市の西条地区で、6日(土)と7日(日)の両日、全国の日本酒を利き酒できるイベント「酒まつり」が開催された。和歌山からは12銘柄が出品した。

 

 

 

【写真】利き酒で賑わう和歌山県のブース(阿部さん撮影)

     

 

酒まつり」は東広島市観光協会の主催。同市西条駅からほど近い西条中央公園に「酒ひろば」が設けられ、全国927銘柄の清酒を入場料(当日券1800円)のみで自由に試飲できる。

全国から日本酒ファンが集まり、御猪口を手に目当ての酒を注いでくれる各都道府県ブースを訪れる。

 

本連載特派員で広島市安佐南区在住の阿部創志郎さん(24)は、広島大学在学中から毎年欠かさず訪れている。

今年は中部・北陸・甲信越地方のブースで長蛇を成していたが、和歌山県のブースを訪れた男性グループらが「関西の酒も旨いぞ」などと話し、大きく盛り上がっていたという。

 

阿部さんから教えてもらった県内の出品銘柄を聞きウェブ検索すると、各酒造会社の力作ぶりや他の銘柄に触れる機会になった。

紀北から紀南まで和歌山も全国に誇る酒所。スーパーの酒売り場などへ行けば小瓶で購入できる。新酒の季節、ぜひ和歌山が誇る酒を利き酒したい。

 

  

(阿部創志郎、次田尚弘/広島)

 

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人気沸騰の地産飲料 夏の記憶「ご当地サイダー」

2012-10-08 16:45:29 | WAKAYAMA NEWS HARBOR

すっかり秋らしくなった今日、過ぎた夏を手繰り寄せるつもりはないが、外勤が多い筆者にとってエネルギーをチャージしてくれたのが「ご当地サイダー」だった。

 

思い起こせば毎日のように高速道路のサービスエリアや新幹線の車内販売で購入していた。勤務地の中国地方であれば、国内生産量1位の「広島レモン果汁」と瀬戸内海に浮かぶ因島(いんのしま)が発祥の地とされる「はっさく果汁」、伯方島の「伯方の塩」が入り、酒所の東広島市の銘水で作られたという、地域の魅力をふんだん加えた「レモン&はっさくサイダー」は、ご当地サイダーの典型であったし、山陽新幹線の車内販売で買えた「広島レモンサイダー」は売り切れの時さえあった。これは、湯�・広島県知事の「広島レモン1個1個が広島の宝物」という思いから開発されたという。全日本空輸の機内メニューにも採用された。

 

大阪市内のコンビニエンスストアへ入れば「JAわかやま 生姜丸しぼりジンジャーエール」が販売され、売り切れのことも。

これも同社の機内メニューで提供されるなど、至る所でご当地サイダーに出会う機会があり、ビジネスマンらの喉を潤してくれた。

 

 

 

和歌山のご当地サイダーといえば、「熊野サイダーうめみかん(田辺市)」「熊野しそサイダー(田辺市)」「ゆあさいだー(湯浅町)」などがある。

秋冬にかけては体を温め、風邪予防になるような、趣向を凝らした「ご当地ホットドリンク」なるものが販売されるのだろうか。

果実王国和歌山ならではの商品が企画、全国へ流通されることを期待したい。

 

(次田尚弘/広島)

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