さんぽみちプロジェクト

さんぽみちプロジェクトの記録。
和歌山新報で日曜日一面に連載中の「WAKAYAMA NEWS HARBOR」と連携。

きい探訪 No22 ~紀美野町~

2015-06-28 14:45:35 | WAKAYAMA NEWS HARBOR
今週は、正式・特別競技のホッケーと、デモンストレーションスポーツのゲートゴルフパークゴルフが行われる紀美野町を紹介したい。

紀美野町は2006年1月に、旧野上町と旧美里町が合併してできた人口約1万人の町。
自然豊かな町で、ススキの草原で知られる標高870メートルの「生石高原」では高原ならではの雄大な眺めと涼を求めることができる。
また、世界屈指の口径を誇る望遠鏡を備えた「みさと天文台」、犬や猫との触れ合いを楽しめる「県動物愛護センター」、県外からの来客も多い人気のパン屋さんなど、家族で楽しめる名所も数多くある。


【写真・AR動画】 町立みさと天文台

これからの時期、「みさと天文台」は紀美野町ならではの観光スポット。
月の無い夜には肉眼で天の川が見えるほどの恵まれた環境で、木曜から日曜の夜には約1時間の「夜間の観望会」が開催される。

また、海南市からみさと天文台がある旧美里町へと向かう国道370号(高野西街道、紀美野町赤木地区)には、アスファルト舗装の道路上に特殊な溝を彫り込み、自動車のタイヤとの摩擦により音楽が鳴る仕組みを取り入れた「メロディーロード」がある。
星の町としての地域活性策として取り入れられ、時速40キロ程度で走行すれば「見上げてごらん夜の星を」のメロディーを車内に居ながらにして聴くことができ、気分を盛り上げてくれる。

都市部から近くして、日常を忘れ、心を和ませ癒してくれる空間がここにある。

(次田尚弘/紀美野町)
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きい探訪 No21 ~海南市~

2015-06-21 16:41:41 | WAKAYAMA NEWS HARBOR
今週は、正式・特別競技のバスケットボール銃剣道ライフル射撃(CP除く)と、デモンストレーションスポーツの日本拳法バウンドテニスカローリング武術太極拳エアロビックが行われる海南市を紹介したい。

海南市は2005年4月に旧海南市旧下津町が合併してできた人口約5万人の市。
黒江地区では地域の伝統工芸品である「紀州漆器」、内陸部の地区においては棕櫚(シュロ)を用いたタワシ製造に始まる日用雑貨の製造、および、酒の醸造が盛ん。
なかでも日用雑貨の製造においては、スポンジやハンガーなど水回り品のシェアが全国の8割を占めるといわれる。
山間部は旧貴志川町に隣接し、イチゴや桃の生産が盛ん。

おすすめしたい観光名所は、紀州漆器の伝統に触れられる「黒江の街並み散策」だ。
黒江地区の中央を走る川端通りに沿って、かつての漆器職人の住居兼作業場や問屋がノコギリの歯のように規則正しく並び、古風な景観を楽しめる。


【写真・AR動画】紀州漆器の里「黒江の街並み」(海南市)

紀州漆器伝統産業会館うるわし館」では紀州漆器の歴史について学べるほか、漆器の販売も行われている。
また、お盆や弁当箱に絵付けを行う「蒔絵(まきえ)」体験ができるコーナーもあり、旅の思い出づくりに最適。

また、地元の酒造会社が運営する、酒造りの歴史が学べる資料館「温故伝承館」や安価で試飲ができる茶屋もおすすめ。
伝統文化が凝縮された黒江の街並みを歩いてみては。

(次田尚弘/海南市)
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きい探訪 No20 ~日高川町~

2015-06-14 14:01:02 | WAKAYAMA NEWS HARBOR
今週は、正式競技のカヌーアーチェリーが行われる日高川町を紹介したい。

日高川町は2005年5月に、旧の川辺町中津村美山村が合併してできた人口約1万人の町。
町の東部にあたる旧中津村美山村では林業が盛んであることから紀州備長炭の生産量日本一を誇る。
一方、町の西部にあたる旧川辺町では柑橘類の栽培のほか、鮎の養殖も盛ん。
能や歌舞伎で有名な「安珍清姫伝説」の舞台となった「道成寺」では国宝の千手観音菩薩をはじめ数々の仏像が祀られている。

近年、日高川町の特産として知られるようになった「ホロホロ鳥」は旧中津村で飼育されている。
ヨーロッパでは美味として名高い鳥で、フランスから日本に導入。
1982年から県養鶏試験場が飼育を始めた。
同町では、紀州備長炭ホロホロ鳥を全国に売り出そうと、焼き鳥の長さで世界一を競うイベントを開催するなどPRに余念がない。

おすすめしたい観光スポットは、国道424号沿いの「椿山レイクブリッジ」だ。


【写真・AR動画】 椿山レイクブリッジ(日高川町初湯川)

日高川にダム湖を形成する椿山ダムにかかる吊り橋で、やまびこを体験できる名所となっている。
国道沿いに駐車スペースが整備され、そこから体験できる。橋の対岸にある公園「グリーンパーク椿山」からも可能で、夏季になると多くの親子連れで賑わう。
また、椿山レイクブリッジの上流部には、国体会場となる「美山漕艇場」がある。

雄大な自然と恵まれた特産品の数々が自慢の日高川町へぜひ。

(次田尚弘/日高川町)
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きい探訪 N019 ~有田川町~

2015-06-07 15:45:08 | WAKAYAMA NEWS HARBOR
今週は、デモンストレーション競技のスポーツチャンバラリレーション3 (3人制ゲートボール)、ティーボールが行われる有田川町を紹介したい。

有田川町は平成18年に旧の吉備町・金屋町・清水町が合併してできた人口約27000人の町。
町の西部(旧吉備町)には住宅街が広がり、東部(旧金屋町・旧清水町)は緑豊かなエリア。
有田みかん」のほか、生産量日本一を誇る「ぶどう山椒」、この地方を代表する「なれ寿し」、有田川の清流で育まれたワサビの葉を巻いた「わさびずし」や鮎が特産品。

おすすめしたい観光名所は、旧清水町にある棚田「あらぎ島」だ。


【写真・AR動画】あらぎ島(有田川町清水)

農林水産省の「日本の棚田百選」に選定される風光明媚な土地で、大小54枚の水田が階段状でかつ扇形に広がる。
面積は約7千坪と広大で、有田川がΩの形に曲がりくねり、その円の中央部に棚田が形成されている。
道の駅あらぎの里」を目標に、国道480号と並走する旧道上に棚田を見下ろせる展望所が整備されており、春夏秋冬、様々な風景を楽しめる。
毎年9月には同町に縁がある秋篠宮悠仁親王殿下の生誕を祝し、棚田を照らす「キャンドルイルミネーション」が行われる。

同町は有田川を中心に自然との調和が美しい町。
高速道路の有田I.C、有田南I,Cを利用すれば京阪神からも遠くない場所。
ぜひ、有田川が育む自然と触れ合ってほしい。

(次田尚弘/有田川町)
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