さんぽみちプロジェクト

さんぽみちプロジェクトの記録。
和歌山新報で日曜日一面に連載中の「WAKAYAMA NEWS HARBOR」と連携。

賑わい戻る、有楽町 「南高梅」求める来館者

2020-06-28 13:32:29 | WAKAYAMA NEWS HARBOR
前号では、移動制限の解禁を受け、営業を再開した、わかやま紀州館の観光コーナーを取り上げた。
前回、同館を取材した5月下旬から約1ヶ月。緊急事態宣言や東京アラートの解除を受け、都内では徐々に元の賑わいを取り戻している。

わかやま紀州館がある東京交通会館は、JR・東京メトロ有楽町駅から徒歩1分の好立地。地下1階にある同館は乗り換え客の通り道となり、夕方ともなると仕事帰りの人々で賑わう。


【写真】店頭に並ぶ「南高梅」(わかやま紀州館)

筆者が訪れた19日午後6時30分頃、店頭で一際注目を集めるコーナーがあった。
そこでは、県産の青梅の袋詰めが販売されていた。3Lサイズの大きな青梅だが、今年は天候不順で収穫量が少なく店頭入荷分が無くなり次第、販売を終了するという貴重なもの。梅酒づくりに欠かせない本場・紀州の青梅とあって、買い求める仕事帰りの人々が多く見られた。

購入した会社員の50代男性は「毎年、自家製梅酒を作るのが楽しみ。格別に実が大きい和歌山産の青梅(南高梅)にこだわっている。
関東出身で和歌山に縁は無いが、梅の一大産地であることは知っている。いつか実際に行ってみたい」と話していた。

県をまたぐ移動制限が解禁されたとはいえ、遠距離移動が活発化するまでに、もうしばらく時間がかかりそう。
アンテナショップとして旬の地場産品の販売や情報発信を積極的に行う同館の役割は大きい。

いかなる状況下でも和歌山の魅力を伝え続ける。これからの活動に大いに期待したい。

(次田尚弘/東京千代田区)
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移動制限の解禁を受け 観光コーナーの営業再開、紀州館

2020-06-21 17:34:55 | WAKAYAMA NEWS HARBOR
政府は19日から新型コロナウイルス感染防止策として自粛要請していた、北海道と首都圏(1都3県)の移動制限を解禁。
全都道府県をまたいだ移動が可能となったこの日、東京有楽町にある県のアンテナショップ「わかやま紀州館」では、旅行相談や旅行代理店向けの営業活動を行う「観光コーナー」の営業を再開。休館となった4月9日から約2ヶ月ぶりとなる。

わかやま紀州館の観光コーナーは、県の特産品などを販売する物産コーナーに併設され、県や観光連盟、各市町村が配布する観光パンフレットなどを多数配置。気軽に相談できる窓口があり、観光地の詳細やアクセスなどの情報を得ることができる。


【写真】営業を再開した観光コーナー(わかやま紀州館)

窓口には感染防止のため、お手製のビニールシートが貼られ、館内の換気を促進するための送風機も設置。事業課長の山本圭治さんは「安心して来館いただけるようスタッフで工夫して設置した。
県をまたぐ移動も徐々に認められるようになったので、段階的ではあるが県内への誘客促進に向けた活動を再開していきたい」と意気込みを語ってくれた。

物産コーナーの営業時間は通常通りの午前10時~午後7時(日曜・祝日は午後6時まで)、観光コーナーは午前10時~午後7時(土曜・日曜・祝日は休館)となる。
館長の村越隆文さんは「物産・観光の両コーナーの営業を再開できて嬉しい。首都圏で和歌山に興味のある方がいれば、わかやま紀州館をぜひ紹介いただきたい。和歌山の魅力を発信していきます」。

感染防止の徹底を図りつつ、新しい生活様式の中での観光振興のあり方が模索されている。

(次田尚弘/東京千代田区)
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明日から運航再開 南紀白浜―羽田 1日1往復から

2020-06-14 13:37:52 | WAKAYAMA NEWS HARBOR
前号では、有楽町にある「わかやま紀州館」の店頭で販売されていた、特産品と紀州漆器のコラボ商品の話題を取り上げた。

新型コロナウイルス感染症により大きな影響を受けている観光業。羽田空港から各地を結ぶ航空便は未だ多くの路線で欠航が続き、南紀白浜便も例外ではない。
首都圏と和歌山を容易に移動できる唯一の移動手段は観光業に限らずビジネスにおいても大切な存在。


【写真】欠航を告げる案内表示(11日、羽田空港で)

1日も早い運航再開を願う声が多いなか、いよいよ明日から1日1往復のみであるが定期便の運航が再開。先月18日から約1ヵ月ぶりとなる。

再開されるのは羽田空港を午前10時25分に出発するJAL215便と、南紀白浜空港を午後0時10分に出発するJAL214便で、95人乗りのエンブラエル190型機による運航。
1日1往復、小さな機材での再開であるが首都圏との繋がりの復活は心強い。

この路線に大型機材が導入されたという話題は記憶に新しい。現在は欠航中だが、羽田空港を午前7時25分に出発するJAL213便、午後4時40分に出発するJAL219便、南紀白浜空港を午前9時20分に出発するJAL212便、午後6時35分に出発するJAL218便はボーイング737-800型機による運航で、座席数は165席と215便や214便と比べて大きな機体。
これは、県と空港周辺の6自治体、南紀白浜エアポートが日本航空への要望書提出により、昨年10月27日から実現したもの。

羽田空港の係員によると、来月以降は元の運用に戻るという。
夏のシーズン、白浜に活気が戻ってほしい。

(次田尚弘/東京大田区)
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家呑みで乾杯! 特産品と紀州漆器のコラボ商品

2020-06-07 16:41:06 | WAKAYAMA NEWS HARBOR
前号より、先月26日から物産コーナーの営業を再開した、千代田区有楽町にある「わかやま紀州館」を取り上げている。

営業再開した店内では和歌山県の特産品が多数販売されている。
今週は新型コロナウイルスの影響下でも県産品の魅力を伝え販売を伸ばそうと工夫された、和歌山ならではの商品を紹介したい。

有楽町駅前の東京交通会館の地下1階にある「わかやま紀州館」。
特産品を販売する物産コーナーと、旅行相談の受付や旅行会社と旅行商品の造成を図る観光コーナーで構成されている。

物産コーナーの入り口付近で見つけた商品が「家呑みで乾杯!春のおすすめセット」。
3種類用意され、


【写真】店頭に並ぶコラボ商品(わかやま紀州館

Aセットは「樽出し梅酒、柚子もなか、ぬりもん de Verre 盃(さかずき)」、
Bセットは「吟醸 文(日本酒)、うつぼ小明石煮・ぽりぽり揚、塗り枡」、
Cセットは「きわみ みかんジュース、ドライフルーツ南高梅・はっさく、ぬりもん de Verre 盃」。
いずれも、和歌山が誇る食品と、伝統工芸品「紀州漆器」のコラボレーション。

県を跨ぐ移動自粛が求められるなかでも、和歌山を旅した気分を味わえるよう工夫された商品。売り切れとなっているセットもあり、人気の高さがうかがえる。
価格は各1900円(税込)とお買い得だ。

県観光連盟のウェブサイトでも「おうちで楽しむわかやま」と題し、土産品や物産のオンラインショップを紹介。
首都圏エリアから県内への受け入れ自粛が続くなかでも、県の魅力を伝える取り組みが続けられている。

(次田尚弘/東京千代田区)
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