さんぽみちプロジェクト

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レンタサイクル利用促進に一工夫 堺市の「さかいiびじょん」

2012-04-01 23:44:48 | WAKAYAMA NEWS HARBOR

きょうから4月。外はいくぶん暖かくなり満開の桜が待ち遠しい。この時期、サイクリングも気持ちがいい。

先日、大阪府堺市を訪れた際、観光客も住民も気軽に利用できるレンタサイクル事業さかいコミュニティサイクル」に出合った。事業形態は和歌山市の「城まちeco観光レンタサイクル」と変わらないが、利用者向けの情報提供という点で工夫がある。

南海電鉄堺駅のコンコースに設置された電子看板さかいiびじょん」がそれだ。各拠点のレンタサイクルの貸し出し状況(空き状況)、そこまでの路線バスの経路、直近の発車時刻表、最寄りの観光名所が大画面で配信されている。画面には地図が挿入されており、初めて訪れる観光客にもわかりやすい。ウェブサイト(http://www.sakai-i.net/)からも確認できる。

  

目的地、レンタサイクルの貸し出し所、路線バスのルートを可視化させ、目的地まで遠距離であっても、バスと自転車の合わせ技で移動を実現しようという試み。その土地に慣れない人にとって、それぞれの情報が断片的ではなく、一括で収集できるプラットフォームがあることは頼もしい。

和歌山市の「城まちeco観光レンタサイクル」は、委託業者の変更に伴い4月19日(木)まで休止。20日(金)から再開されるという。昨年度までは電話予約や、自転車の乗り捨てなど、観光客にうれしい制度がたくさんあった。

これからも、レンタサイクルと交通機関、観光地、店舗など、多様な主体が協力し、利用者目線の情報提供が活発にされることを期待し、応援したい。

 (次田尚弘/広島)


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