さんぽみちプロジェクト

さんぽみちプロジェクトの記録。
和歌山新報で日曜日一面に連載中の「WAKAYAMA NEWS HARBOR」と連携。

きい探訪 No34 ~滋賀県大津市~

2015-09-27 13:42:20 | WAKAYAMA NEWS HARBOR
昨日、総合開会式が行われた紀の国わかやま国体
これまで、県内全市町村の会場とその周辺の魅力を取り上げてきたが、一部の競技は県外でも開催されることをご存知だろうか。
今週は、ボート競技が行われる滋賀県大津市の「滋賀県立琵琶湖漕艇場」とその周辺の見どころを紹介したい。


【写真】国体会場となる「滋賀県立琵琶湖漕艇場」

滋賀県立琵琶湖漕艇場」は、JR東海道線石山駅から南東に約1キロ、琵琶湖の南端に位置し、1000m×6レーンを常設する。
漕艇場に並走する「湖岸道路」沿いに公園が整備され、湖面を走るボートの勇姿を見ることができる。
国体競技は27日から30日にかけて行われる。

お薦めのスポットは、1994年に世界文化遺産に登録された「延暦寺」だ。
788年に天台宗の開祖・最澄が比叡山内に寺院を建てたことにはじまる。
京都府と滋賀県の県境に位置する比叡山の谷や尾根で分かれた、「東堂」「西塔」「横川」の3つの地域で構成。
この3地域の総称として「比叡山延暦寺」と呼ばれる。

滋賀県側からのアクセスは、京阪石山駅から京阪石山坂本線(大津線)で坂本駅下車。
ケーブル坂本駅からケーブルカーで延暦寺駅へ。
今年3月、京阪石山坂本線に「きいちゃんラッピング電車」が登場。
出発式にはきいちゃんも駆けつけ、盛大に行われたという。
同列車は、坂本-石山寺駅間を1日13往復運行。
国体というキーワードで身近に感じられる滋賀県大津市へぜひ。

(次田尚弘/大津市)
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きい探訪 No33 ~和歌山市(4)~

2015-09-20 23:52:49 | WAKAYAMA NEWS HARBOR
今週は、開会式・閉会式が行われる「紀三井寺公園陸上競技場」とその周辺の見どころを紹介したい。

紀三井寺公園陸上競技場」は、県内唯一の日本陸上競技連盟第1種公認競技場
1964年4月、屋外庭球場・球技場・補助競技場と共に完成。
1971年の黒潮国体のメーン会場として活躍。
2011年から改修工事を行い、2013年に完了。
 400m×9レーンの全天候型ウレタン舗装、天然芝フィールド、大型電光表示板、夜間照明設備を備え、約1万9千席の観覧席を有する。

同競技場から西へ約500mにある「浜の宮海水浴場」は、和歌山市のベイエリアを一望できるお薦めのスポット。


【写真】浜の宮海水浴場から望む和歌山のベイエリア

ビーチからは和歌山マリーナシティ雑賀崎が望め、シーサイドロード沿いの歩道で、ウォーキングやジョギングをするのもよし。
昼間は青い海の向こうにヨットや船が浮かぶ豊かな情景を楽しめ、夜はマリーナシティの夜景に酔いしれられる。

もうひとつ、お薦めしたいのが、競技場から南へ約1キロにある県立自然博物館だ。
第一展示室の水族館ゾーンでは、県内に生息する生き物を展示しその数は約550種6000点という。
大水槽では黒潮の海を表現し代表的な魚を展示。
和歌山の大きな魅力である海に、多くの方々に触れて、知ってもらいたい。

紀の国わかやま国体は、いよいよ26日に開会。
このコーナーで、全市町村の会場とその周辺の魅力を伝えてきた。
県外から訪れる選手や家族へのおもてなしに役立てていただければ幸いだ。

(次田尚弘/和歌山市)
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きい探訪 No32 ~和歌山市(3)~

2015-09-13 13:57:48 | WAKAYAMA NEWS HARBOR
今週は、正式・特別競技の「テニス」が行われる、「和歌山市立つつじが丘テニスコート」とその周辺の見どころを紹介したい。

【写真】和歌山市立つつじが丘テニスコート

和歌山市立つつじが丘テニスコート」は、和歌山市の北西部、和歌山駅から約9キロに位置し、昨年7月に新設された施設。
屋内外に硬式テニス・ソフトテニス兼用の合計20面のコートを備える。
5階建てのクラブハウスにはロッカールームやシャワールーム、会議室、歓談ルーム、プロショップなどを完備。
市の体育施設予約システムからも予約可能で、施設の指定管理者が主催するテニススクール(有料)も開かれるなど、初心者からプロ選手まで、幅広く利用できる施設となっている。

同施設から北西に約3キロに位置する加太港から船で約20分のところにある「友ヶ島」は、紀淡海峡に浮かぶ別天地。
友ヶ島は、地ノ島・虎島・神島・沖ノ島の総称で、船での上陸が可能な沖ノ島には戦時中の砲台跡が点在。
それらが、アニメで描かれた舞台と似ているといわれ、近年は県外からの観光客が増加。
島内を1時間30分程で周遊できるハイキングコースも整備されている。

目前に淡路島が迫り、コバルトブルーが映える海峡を行き交う無数の船を眺められるなど、和歌山市内から僅かな時間で俗世間から離れたひと時を味わえる友ヶ島
温泉や鯛料理を楽しめる加太港とセットで訪れていただきたい、市民にもおすすめのスポットだ。

(次田尚弘/和歌山市)
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きい探訪 No31 ~和歌山市(2)~

2015-09-06 18:23:45 | WAKAYAMA NEWS HARBOR
今週は、正式・特別競技の「体操」「バスケットボール」「ハンドボール」「フェンシング」「柔道」が行われる、「和歌山ビッグホエール」、「武道・体育センター 和歌山ビッグウエーブ」とその周辺の見どころを紹介したい。

両会場は和歌山駅から南へ約1キロに位置する。
旧国鉄の貨物ターミナル跡地を再開発し、1997年に和歌山ビッグホエールが竣工。
その名の通りクジラをイメージしたデザインが特徴で、屋上からはクジラが潮を吹く様子を表すための噴水機能が備わっている。

和歌山ビッグウェーブは前者のサブアリーナとしての役割をもち、2012年に竣工。
レスリングマットやフェンシングピストを常設し、メインアリーナは約1500名の観客を収容できるほか、武道場も備える。

近隣でおすすめしたいスポットは両施設と同じ敷地内にある「県民交流プラザ 和歌山ビッグ愛」。
地上12階にある展望ホールから見る和歌山市街地の眺めは最高だ。
小高い虎伏山に建つ和歌山城と周囲の緑、奥には紀ノ川河口と和歌山港が見え、穏やかな紀州・和歌山を実感できる。

先月29日、30日、「紀の国わかやま国体・大会」の直前イベントとして行われた回遊型3Dプロジェクションマッピングでは、44年前の黒潮国体和歌山の自然、文化の映像が流され、多くの観客らで賑わった。


【写真】石垣に映し出された国体ロゴ(砂の丸広場)

和歌山市の魅力を再発見するよい機会。
訪れる選手たちに胸を張って自慢できる地域の魅力を伝えたい。

(次田尚弘/和歌山市)
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