さんぽみちプロジェクト

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和歌山新報で日曜日一面に連載中の「WAKAYAMA NEWS HARBOR」と連携。

市街地を流れる一級河川 「和歌川」と河川公園の魅力

2020-08-23 13:32:34 | WAKAYAMA NEWS HARBOR
前号では、こんもりとした緑の虎伏山に建つ「和歌山城」の歴史と魅力を取り上げた。
和歌山城を中心に更に広域で市街地を見てみたい。すると、和歌山城の東側を大きく蛇行して流れる「和歌川」が目に飛び込んでくる。
今週は和歌川と河川公園の魅力を紹介したい。


【写真】市街地を蛇行して流れる「和歌川」(写真右側)

和歌川は市街地を南北に流れる一級河川。今から600年程前までは紀の川の下流域として和歌浦へと注いでいたという。
当時発生した巨大地震と津波をきっかけに地形が変わり、紀の川は現在の流れになったとされる。
それ故に和歌川は一級河川「紀の川」の派川となっている。

この和歌川、市堀川、大門川、真田堀川、有本川を合わせ「内川(うちかわ)」としても知られる。
真田堀川の上流に位置する「宇治ポンプ場」と、有本川の上流に位置する「有本ポンプ場」から紀の川の水を取り入れると同時に、和歌川終末処理場近くの「和歌川ポンプ場からも水が送られている。
送られた水は市堀川を経由し紀の川と合流する。

和歌川大橋付近から小雑賀橋を経て新堀橋にかけての岸辺には「和歌川河川公園」が広がり、テニスコート10面、児童野球場2面、サッカー場1面、ゲートボール場1面を誇るスポーツ施設のほか、美しい桜並木が特徴の遊歩道もある。

バス停からも程近く駐車場も完備された公園。近年、水質が改善され綺麗になった和歌川。ぜひ、川と親しむ機会を作ってみては。

(次田尚弘/和歌山市上空)



2020年4月に撮影した「和歌川河川公園」小雑賀橋-新堀橋間の桜。







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