名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

船山の森

2009年06月24日 | セカンドルーム

  山頂から久々野町を望む

昨日登った船山(1.480m)は、飛騨高地の南部の山で、位山を中心に川上岳、船山がそれぞれ三角形の頂点に位置していることから、この地方では位山三山と呼ばれている。
高天原や天岩戸など古代神話や伝説も多く残り、都の造営に徴用された飛騨の匠たちが通ったといわれる官道「東山道飛騨支路」の一部が往時の姿で保存もされている。
それとは裏腹に、船山は観光開発や地域振興に利用し尽くされた山で、山頂には巨大なアンテナ群が林立し、スキー場のゲレンデやリフトが山頂近くまで伸びている。
久々野町から山頂まで舗装道路が通じていているので、登山の対象としては魅力は無いが、反対側の位山峠からの登山道にはブナやナラの巨木が繁り、せせらぎや野鳥のさえずりしか聞こえない静かな山域が残っている。
飛騨地方でもかなり奥地まで伐採が進み、原生林は少なくなってしまったが、ここは岐阜大学の演習林になっているので、樹種や樹形を間近に見ながら森林浴が楽しめる。

 

スライドショウで初夏の森林浴をお楽しみ下さい。
(上映期間は1ヶ月間です)

コメント (2)
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