名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

夕食のメインはホタルイカとアサツキの味噌和え

2012年04月30日 | セカンドルーム

 

飛騨地方の今日は薄曇りで、気温も平年並みになった。
代掻きの終わった田が少しずつ増えて、あちこちの水鏡が周りの風景を映している。

散歩コースにある池に、今朝もカルガモの夫婦が羽を休めていた。

近寄っても警戒して飛び立つこともなく、寄り添って悠々と泳いでいる。
仲良しカップルはどこかに巣を掛けて、子作りに励んでいるのだろうか。

山菜が日替わりで出てくるようになり、いつの間にやらコゴミも顔を見せていた。
荏ゴマと和えた一品は、飛騨の郷土料理によく出される。
コゴミは山菜特有のえぐみやあくが少ないので、お浸しにして鰹節などを掛けて食べている。

今日は町のスーパーで、旬のホタルイカを買ってきた。
畑の脇にはアサツキがたくさん生えているので、ホタルイカとアサツキの味噌和えを作ることにした。
今夜も、旬の山の幸と海の幸が楽しめそう。

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山里の田起こしと苗代つくり

2012年04月29日 | セカンドルーム

 

早起きの鶯の鳴き声で目覚め、6時頃に散歩に出かけている。
ホトトギスも加わり、森も賑やかになってきた。

 


大型連休は農家の人たちにとって貴重な時間なので、田起こしをするトラクターのエンジン音があちこちから響いてくる。


この辺りは5月中旬に田植えをするが、これから堆肥や肥料を入れて田を耕し、代掻きなどをして田植えに備える。


稲苗は農協などで購入しているが、昔ながらに苗代を作って苗を育てる農家も数軒ほどある。
田んぼの一角を保温シートで覆い、その中で苗箱に蒔いた籾は適温と十分な水分を吸って発芽する。


昼間の気温が上がる時はシートの裾を上げて風を通し、夜間は閉じて保温をするなど、1ヶ月ほどは気を抜くことが出来ない。


わが菜園も畝立てが終わり、14面に区画してトンボでならして完成した。
おそ霜の心配もなくなったので、夏野菜の苗や種を蒔く準備は終わった。

落ち葉に隠れて気が付かなかったが、山ウドが芽を出していた。


行者にんにくも食べごろに育っていたので、摘み取って夕食のおかずにすることにした。


ウドの茎は皮をむいて短冊にして、味噌をつけて食べると甘味もあり、野の香りがしてとても美味しい。
行者にんにくはウドの葉と一緒に炒めるつもり。
今日も野良仕事で大汗をかいたので、山菜の精気から元気を貰いたい。

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裏山の芽吹きと干し椎茸作り

2012年04月28日 | セカンドルーム

 

朝日が射すと、朝露に濡れた野山から盛んに湯気が立ち上る。
今日も一点の雲も無く、初夏のように爽やかな一日だった。

まわりの山はまだ冬枯れの姿だが、森が少しずつ色づいてきた。

トチの新芽は赤い殻を脱いで、小さな葉先が飛び出していた。


タラの芽は淡いピンクと緑の裾模様が瑞々しい。


朴の木はとがった芽に夜露を乗せて、天に向かっている。

ナラやクリ、クワなどは芽吹きが遅く、まだ固い蕾のままである。
どういう訳か、葉っぱの大きい木から芽吹きが始まる。
間もなく山がほんのりと赤く染まり、淡い緑が鮮やかさを増すと、山里も本格的な新緑の季節を迎える。


裏山の椎茸も最盛期を迎えて、毎日大きなざるに1杯程収穫している。
雨の後に気温が上昇して、椎茸の成長を促しているようだ。

隣を押し退けるようひしめき合って出てくる様は、いつもながら自然の営みの力強さを感じる。
まだ小さい子がたくさん出ているので、もうしばらくは収穫できそうだ。

干し椎茸作りには絶好の天気になったので、波板トタンに並べて天日干にした。
このあたりの人は、椎茸に限らずワラビやゼンマイなども乾燥して保存食にしている。
生椎茸に比べて香りや旨味が増し、栄養素が凝縮されビタミンDも100倍以上に増えるといわれている。
山と太陽の恵みで、健康食品がたっぷり出来そうだ。

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高山の桜と美女峠の水芭蕉

2012年04月27日 | セカンドルーム

 

朝から晴れ上がり、初夏のように爽やかな一日だった。
買い物で高山の町へ行ったが、市内の桜は今が盛りと咲き誇っている。
中橋から見た満開の桜と柳の新芽のコントラストがきれいだった。
帰りは462号線を通って、美女峠から飛騨農園街道を走って家に戻った。


沿道の桜は今がちょうど見ごろで、芽吹き前の山腹も点々とピンクに染められている。

山口町の桜ヶ丘八幡神社のしだれ桜は、すだれの様に地面まで垂れ下がっていた。

 

5月1日に例祭が行われるが、桜吹雪の獅子舞は絵になるだろう。


美女が池の桜はまだ蕾であったが、水芭蕉は咲きそろっていた。

 


湿地の中を通る桟道が新調されていて、周遊しながら水芭蕉の鑑賞が出来る。

飛騨農園街道から見た乗鞍岳の雪は、昨日の雨や初夏のような陽気でずいぶん少なくなっていた。
明日から大型連休が始まるが、飛騨地方も場所によっては桜がまだ楽しめそうだ。


 

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野山の恵み

2012年04月26日 | セカンドルーム

 

飛騨地方の今日の天気は、雨が降ったり止んだりのすっきりしない一日だった。
高山市街地の桜は今が満開で、花を散らす雨になってしまったが、乾燥気味の大地には恵みの雨になった。


集落の桜の蕾が大きく膨らみ、わずかに紅を差していた。


農道の脇の水仙は蕾も多く付けているので、もうしばらくは楽しめそうだ。

道端のつくし行列は、盛りを過ぎてすっかり大きくなってしまった。

 


湧き水のほとりでは、わさびの白い花が咲き、クレソンも密集して茂っていた。


夕食のおかずに、数本ずつ摘んできた。
まな板に置いて熱湯をかければ、お浸しが出来上がる。
わさびのつんとした辛さは春の香りがいっぱいで、クレソンはくせが無く淡白なので、サラダのほうが合いそうだ。

 

裏山の椎茸も勢いよく出ていた。
手ごろな大きさだけを取ったが、レジ袋に2つ分ほどあった。
取れたての椎茸は、軽く炙って塩を振って食べるのが一番好みに合う。
これからしばらくは、野山の恵みが食卓を賑わせてくれる。

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せせらぎ街道は春模様

2012年04月25日 | セカンドルーム

 

今朝8時に名古屋を出て高山に向かった。
いつものように東海北陸道の郡上八幡ICで降りて、せせらぎ街道を走ってきた。
郡上市明宝の芝桜がちょうど見ごろで、山の斜面にピンクのじゅうたんを敷き詰めたように咲いていた。


桜は散り始めで、花吹雪が芝桜に降りかかっていた。

 


清見町大原のカタクリ群生地は咲き始めたばかりなのか、花の数はまだ少なかった。


沿道のカラマツも芽吹き始めて、わずかに緑がかっている。

シラカバやミズナラは、灰白色の中に少し淡い緑が顔を出している。

 


冬季休業中だった「そば処清見庵」は、4月14日から営業を再開していた。
コブシの咲く山を眺めながら、5ヶ月ぶりに手打ちそばを味わった。

 

街道の脇を流れる清流は春の日差しを受けて、淵や瀬は青や白に輝いている。

ユキはここで水分を補給して、最後の一走りに備えた。

高山市内の桜は今が満開で、江名子川沿いの桜を見物して家に向かった。


家の付近の桜はまだ蕾で、連休の後半あたりには開花するだろう。


庭の雑草も、数日見ぬ間に目立って伸び、沿道の風景もすっかり春模様になっていた。

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名古屋は早くも初夏

2012年04月24日 | セカンドルーム

 

名古屋の最高気温は26度で、5月下旬の陽気とのことだ。


柳が芽吹き初夏の爽やかさだが、黄砂が飛来して遠くのビルが霞み、せっかくの新緑も冴えない表情だ。
高山では肌寒い日が続き、朝晩の暖房が必要だったが、外を歩いていると汗ばむほどで、上着が邪魔になった。


ユキも急な暑さに対応できず、大きな口を開けてあえいでいた。


左目の白内障を患っているユキは、名古屋に来てから段差や階段を怖がるようになった。少し症状が進んだようだ。
高山の獣医師で治療を受けているが、薬は進行を遅らせることは出来ても、元へ戻ることは無いといわれている。
手術で治すことも出来るが、病状が進んでいると成功の可能性は低いようだ。
障害物を避けて慣れた場所を散歩していれば、嗅覚や触覚は鋭いので、人間ほど困ることは無いとも言われた。
山里で12年間も苦楽をともにしたユキは、人間の6~7倍の速さで歳を取るので、既に後期高齢犬になっている。
これから何かと手を差し伸べてやらないと、自立が難しくなっていくことだろう。
自分の明日の姿を思い描きながら、手厚い介護をしてやろうと思ったりしている。

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安全のための点字ブロックは「転倒ブロック」だった?

2012年04月23日 | セカンドルーム

 

今日も名古屋は、雨が降ったり止んだりでぱっとしない一日だった。
夕方になってようやく天気が回復し、明日は夏日になると天気予報が伝えていた。

話は変わるが、小雨の降る広小路通りを歩いていて、派手に転倒してしまった。
歩道に設置された黄色い点字ブロックを踏んだ瞬間に足が宙に舞い、尻と背中と肘が同時に着地したような感覚だった。
交差点近くのやや傾斜した歩道を、大股で歩いていたのがいけなかった。
通行人がたくさん居て恥ずかしかったので、痛さを我慢し何気ないふりをしてその場を立ち去った。
家に帰って打ったところを調べてみたが、痛みもなく傷もなかったので一安心した。
柔道で出足払いを掛けられたように見事に転び、転倒の瞬間に3点で上手く受身をしたようだ。


点字ブロックの半円球は滑り難そうだが、長方形の縦方向はいかにも滑りそうなので、雨降りには避けて通った方がよさそうだ。  転んだ後に靴裏で試してみたら、濡れたブロックはツルツルで凍結した道路のようだった。
家人に話をしたら、私も雨の日に滑って尻餅をついたと言い、娘も自転車で滑ったとのことだ。
わが家に限らず、他にも転倒した人がたくさん居るのではないだろうか。
視覚に障害のある人に点字ブロックは強い味方であるが、足腰が弱った人や車椅子を使う人にとっては障害物にもなりかねない。
一方の安全のために他方が危険にさらされるのは世の常であるが、せめて滑り止めを施すぐらいのことはしてほしい。

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雨の日曜日

2012年04月22日 | セカンドルーム

 

今日の名古屋は朝から雨で、時々風が強く吹き、雨足の早い荒れ模様の一日となった。
買い物のお供で名駅まで出かけたが、雨のせいか人出は少なかった。
LABI名古屋でパソコン売り場を覗いたり、本屋へ寄って情報誌を2冊買ってきた。
「アウトドアで役立つデジタルツールの本」と「アスキーPC5月号」の特集記事が目を引いた。
登山の小道具は携帯コンロやヘッドライト、ナイフなどアナログがほとんどであったが、最近はハンディGPSをはじめトランシーバーや雪崩ビーコンなどを使う人が増えている。
携帯電話の繋がる山域も増えているがまだ限定的で、衛星電話を利用してインターネットと接続している人や、携帯用のソーラーパネルで電源を確保して、パソコンや携帯電話を利用する人も増えているようだ。
山にいるときぐらいはインターネットから離れても良さそうだが、これも楽しみ方の一つであり、安全確保の手段になっていくのかもしれない。

最近はWi-Fi対応機器が増えて、ケーブルで繋がなくてもデータ通信が自由に出来るようになった。
今まではLANコードで繋いでインターネットを利用していたが、今はその必要が無く居間でも寝室でも家中どこでも使える。
家の中だけでなく公衆無線LANを使える場所が、飲食店やホテル、駅のホームや新幹線、空港など、どんどん拡大している。
一刻一秒を争うビジネスマンではないので、どの程度の必要性があるか分からないが、ネット生活の幅は広がりそうだ。
小型でもパソコンは重いしかさ張るので、タブレット端末なら気軽に持ち歩けて、情報収集や発信も容易に出来るだろう。
現物を見たり情報誌で知識を得ているうちに、ハンディGPSとタブレット端末が欲しくなってしまった。
町の中には、眠っている子を起こすような罠が、山里の猪罠のように巧妙に仕掛けられている。

 

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今日は名古屋で会合のダブルヘッダー

2012年04月21日 | セカンドルーム

 

昨日の夕方、せせらぎ街道を通って、郡上八幡から東海北陸道経由で名古屋へ来た。
街道の風景も冬から春に変わりつつあり、峠の積雪も消えて日陰に僅かに残るだけだった。


池も水温む風情で、さざ波一つ立たない湖面に映るカラマツが美しい。
坂本トンネルを越えて美濃路へ入ると、沿線の桜が満開で、長良川サービスエリヤは既に散っていた。

今日は、もと会社OB会の中部地区総会と懇親会が名駅のホテルであったので出席してきた。


前年度の活動報告や、今年の計画発表などの議事が終わり、例年通りの懇親会が始まった。


新入会員の紹介や会員の近況報告の合い間に、ビンゴゲームを楽しんだり、旧交を温めたりしながら楽しいひと時を過ごしてきた。
事務局の説明によると、全国の会員で90歳以上が30名、80歳以上が280名で、最高齢は102歳とのことだ。
長寿社会の象徴のような会であるが、元気な先輩が多いので平均年齢も高くなり、会員数も増えていくことだろう。

夜は中学時代の仲間の会合が、名古屋のホテルであったので出席して来た。
5月に行われる同窓会の最後の打ち合わせで、出席人数の確認や当日の段取りなどを決めた。
3年前の出席者は120名だったが、今回は90名ほどになりそうだ。
3年間で身辺の変化もあり、今後出席できない人も増えていくことだろう。
期日が過ぎても出欠の返事が無い人が110人ほどいたが、忘れたり返信を出すのも億劫に感じる人も増えていくようだ。
計らずも今日はダブルヘッダーの会合で、ご馳走をたらふく食べ、感じることも多々あって収穫の多い一日だった。

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飛騨の熊・猪犬訓練所

2012年04月20日 | セカンドルーム

 

熊牧場で飼われていた熊が従業員を襲ったり、札幌の郊外に現れたりと、野生動物の動きが活発になっている。
このあたりで熊の目撃情報は未だ聞かないが、ウリ坊を連れた猪が、休耕田や草むらを盛んに掘り起こしている。
春は猪の出産期で、子育てのため、お母さん猪がミミズや草の根を食い漁っているようだ。
猪は毎年5頭ほど子を産み、1年半で性成熟するので、栄養状態が良ければどんどん増えていく。


生後4ヶ月の授乳期が終わったウリ坊は行動力も付き、時には水路に落ちたり罠に掛かって命を落とす事がある。


天敵に襲われたり捕獲もされるので、成獣までの生存率はそれほど高くないようだ。


高山の郊外に、猪や熊猟をする猟犬の訓練所がある。
ここでは、巣に潜んでいる猪を追い立てたり、熊穴を見つけて追出す訓練を受けている。
狩猟で成果を出すには、1に犬、2は猟師の足、3に鉄砲と言われるように、犬は極めて重要な役割を果たしている。

広い柵の中には数頭の猪が放し飼いにされ、のんびり遊んでいるが、訓練のときは猪に絡ませたり、体当たりをさせたりと命がけだ。

看板には「訓練中に犬または人が殺されても一切の責任を負いません。犬に猪や熊が殺傷されても賠償を求めません。」と、恐ろしげな文言が掲げられていた。
ペットのマナー教室と違って、真剣勝負の訓練で勇敢な猪犬や熊犬が育つのだろう。
 
狩猟期になると、猟に向かう犬が家の前を通ることがある。
飼い犬のユキは興奮して激しく吠えるが、訓練をされた猟犬は見向きもしないで、平然と通り過ぎていく。
人を咬んだり、飼い犬を襲うことは無いと言われているが、厳しい表情を見ていると、いつ本能をむき出すか不安に感じる。
猟師も高齢化が進み、猟犬と一緒に山を走り回る人も少なくなり、箱罠猟が主力になってきた。
待ちの捕獲だけでは猪の勢いは衰えず、今年も劣勢ながら知恵比べの攻防が始まる。

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狂犬病予防注射に行ってきた

2012年04月19日 | セカンドルーム

 

昨日は澄み切った紺碧の空が広がっていたが、今日はいくらか霞が掛かっていた。
車のフロントガラスに細かい塵が付着しているのは、黄砂か杉の花粉のようだ。

スギ花粉の飛散がピークを迎え、枝に触れただけで煙のように花粉が舞い上がる。
外にいる間は、花粉のシャワーを浴びていると思うとぞっとする。
鼻の症状は今のところ軽症だが、目はやたらに涙が出るし痒くてたまらない。
ヒノキの花粉も飛び始めたので、これが目を刺激しているようだ。
来年はヒノキの実をかじって抵抗力を付けようと思ったりする。


裏山のほだ木から、椎茸が盛んに出るようになった。
先週見たときは、数本のほだ木から小さな椎茸が少し出ていただけであったが、気温が上がってきたので急に出始めた。


空気が乾燥気味で大きく育っていないが、一雨降れば食べ頃に成長するだろう。


ユキを連れて狂犬病予防注射に行ってきた。
予定日は用事があるので隣町の会場へ行ったが、見知らぬ犬がたくさんいて興奮気味だった。
獣医さんの手際が良くて、首輪を持って押さえている間の一瞬で終わってしまった。
料金は3070円で、内訳は注射済票交付手数料として550円を高山市へ、注射料金の2520円は獣医師会へとなっている。
飼い主の義務として、予防注射は欠かさず打ってきた。
予防注射の徹底で、1956年以降に狂犬病の発症は確認されていない。
放し飼いも禁止され、飼い犬も躾をされているので、人を咬むケースは稀である。
予防注射の実施率が40パーセントと低いのは、こういった背景があるからだろうか。
注射嫌いのユキはほっとしたのか、日向でひたすら眠っていた。

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山里の春色が色濃くなってきた

2012年04月18日 | セカンドルーム

 

今日の飛騨地方は雲ひとつ無い快晴で、初夏を思わせるような陽気になった。
陽射しが強く、野良仕事をしていると肌がじりじりと焼けるようだ。

頭を少し出していたつくしが、ここ数日の暖かさでにょきにょきと出てきた。

裏山で自生している行者にんにくが、鮮やかな緑の芽をあちこちで出していた。


さすが山菜の王様と言われるだけあって、厚味のある朴の枯葉を持ち上げたり突き破って、生命力の強さを誇っている。
行者や修験者は、行者にんにくを食べて厳しい修行に耐えたと言われている。


ユキも急な暑さに戸惑いながらも、残雪をうまそうにかじっていた。


乗鞍スカイラインの除雪作業が、5月下旬の開通を目指して急ピッチで進められている。
山腹を縫うように走るスカイラインの一部が見えていたが、先日の雪で隠れてしまった。
今年は遅くまで雪が降ったので、除雪作業はかなり手間取ることだろう。


御岳もまだ雪がたっぷり残っているが、少しずつ白いラインが上がっていく。
山の表情が穏やかになり、里も春色が日ごとに色濃くなっていく。

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今日の野良仕事

2012年04月17日 | セカンドルーム

 

今日は薄す曇りの空から時々太陽が覗き、少し体を動かすだけで暑く感じた。
桜の蕾もピンクに色づき、少し膨らんでいる。


今日は2面の畑の荒起こしをして、堆肥を漉き込んだ。
計3面の畑の荒起こしは終わったので、石灰を撒いてもう一度耕した後に畝を立てれば、種を蒔いたり苗の植え付けが出来る。
一輪車で堆肥を運んで畑に撒き、耕運機で耕す作業は久しぶりの力仕事で汗をかいた。
やり始めると、きりの良いところまでやってしまう悪い癖があり、いまだに大汗をかいたり、水分の補給も怠ったりしている。
夏には間があるが、まだ野良仕事に体が慣れていないので、しばらくはフル回転は控え、水分補給にも気を使った方が良さそうだ。

毎年5月の連休に、町からチビッコ農夫たちがやって来て、トマトやキュウリ、トウモロコシ、スイカ、枝豆などの苗や種を植えることになっている。
夏休みには、豊かに実った野菜の収穫にやって来る。
その間、兼業農夫は水遣りや草取りをし、動物の侵入を防ぐために囲いを作ったりする。
収穫祭までに手間隙は掛かるが、楽しみはそれ以上にあるので、野良仕事を飽きずにやっている。

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飛騨の山里に春が来た

2012年04月16日 | セカンドルーム

 

高山祭りが終わると飛騨に春がやって来ると言われているが、間違いなく季節が変わってきた。


田畑で働く人の姿も増え、陽射しも暖かく風も和んできた。
野山の草木も萌えはじめ、動物たちの動きも活発になる。
渓流沿いのダンコウバイが黄色い花を付け、土手の水仙も開花した。

 


蕗のとうは大きく開き、つくしも小さな頭をわずかに出していた。


イノシシの動きも活発になり、閉じられていた箱罠の扉が開かれ、好物の米糠が撒かれていた。
冬篭りをしていた小動物や昆虫も、身の回りで動き始めた。
池の周りではブヨの仲間が群れ飛び、蜘蛛も巣を張り巡らしている。
戸棚の裏や隙間で冬を越したカメムシも、外へ出るため部屋の中ででウォーミングアップをしている。

 


山すそにはミツバチの巣箱もたくさん置かれて、女王の入城を待ち構えている。

 


サワラの幹をくり抜いたり、板で箱を作ったりと形は様々だが、ハチが入りやすいように自然に似せた巣箱が良いとされている。
ハチが入るための穴や隙間が作ってあるが、大きすぎると天敵のスズメバチや野鳥が入るし、小さいとミツバチが嫌がって入らないので、穴の調整が難しい。

 
熊もミツバチが大好物で、たっぷり蜜が溜まったところを、先回りして横取りしていく。
爪で穴を開け、手ですくって舐めたり、小熊に食べさせている姿を想像すると、何となく愛らしく感じるが、仕掛けた人はた巣箱を壊され、蜜まで取られてはたまらないだろう。
最近はミツバチが減って、イチゴや果樹栽培をしている人たちは、受粉が出来ずに困っているし、純粋な野生ミツバチの蜜も貴重品になった。
これを狙って頭の黒いねずみが、軽トラックで巣箱ごと掠め取っていく。
熊にももとると云うと熊に失礼だが、こんな行為はのどかな山里には似合わない。

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