名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

高山へ

2010年05月31日 | セカンドルーム

 

名古屋で3泊して高山へ戻ってきた。
清流と緑の風が爽やかだが、木陰では少し肌寒く感じた。

 
それでも、池の睡蓮が咲きそろい、初夏らしい雰囲気が漂ってくる。
気がかりだった畑や田んぼの苗も、順調に育っていたので、ひとまず安心した。

田んぼの水は、近所の人にお願いしておいたので、問題は無かったが、畑は乾燥気味で、水遣りで生気を取り戻した。


裏山もすっかり緑に覆われ、下草の背丈も数日の間にずいぶん伸びていた。
いよいよ草刈出動の時期が近づいてきた。
この時期は、あまり留守に出来ないが、何かと予定があって、名古屋へ行き来することが多い。
小旅行の気分で悪くは無いが、しばらくは畑の水遣りと、田んぼの水管理が欠かせないので、のんびり遊んではいられない。

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名古屋でショップ回り

2010年05月30日 | セカンドルーム

 

名古屋へ来ると、一日は栄か名駅の繁華街へ出かける。
目的もなく、人ごみを求めて出歩くこともあるが、今日は気になっている店や商品を見てまわった。

 


話題の商品iPadを見るために、Apple  Storeへ行ってきた。
たくさんのデモ機種が置いてあったが、体験をしようとする人たちがまわりを取り囲み、手にすることも近づくことも出来なかった。
やっと肩越しに、人が操作しているところを見る程度であるが、画面は鮮明できれいだった。
テレビで放映されていた電子書籍のページをめくる様子は、遠くから見ていてもリアルで面白い。
この情報端末で、どんな情報を得たいのかはっきり整理しておかないと、宝の持ち腐れになりかねない。
落ちついたらもう一度見に行こうと思うほど、魅力的な商品ではあった。

 

閉鎖したままになっていた「石井スポーツ」が、栄の別の場所にオープンしたとの案内が来たので行ってみた。
横浜の本店も含めて、いったんすべてを整理するということを聞いていたが、再開できたようだ。


オープニングセールは、バーゲン商品が用意されていて、ここも大混雑だった。
今までの店は、マニアックな登攀道具なども揃っていたが、ウェアが中心でファストファッション店の展開に似ている。
登山用品などは、安いからといって、まとめ買いをするような物ではないと思うのだが、客は籠に一杯詰めていた。
山好きなおやじがいて、何かと相談に乗ってくれる専門店は、成り立たなくなっていくようだ。
最後に回った東急ハンズで、家具の部材を買ったが、DIY関連の商品の品揃えは少なくなり、お手軽完成品ばかりが目に付いた。
田舎へ行けば、壁の塗り替えから塀の修理、屋根の塗り替え、上下水道の修理まで自分でやる人が多い。
ホームセンター以外に、プロ用の道具や機械、材料を扱う専門店があって、丈夫で頑丈な道具類は使い捨てではなく、不具合があればその場で修理してくれるし、解らないことは親切に教えてくれるなど、サービスの質も違う。
都会では、古いスタイルの客を迎えてくれる店が、だんだん少なくなっていくようだ。

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名古屋の一日

2010年05月29日 | セカンドルーム

 

今朝の名古屋は爽やかな五月晴れで、散歩をしていても気持ちが良い。
午前中は、孫が通う小学校の運動会へ行ってきた。

ビルに囲まれた小学校は、児童数が減った今も、広い運動場で伸び伸びと演技をしている。
四方を山に囲まれた山里の運動会を思い出すが、どちらも住民や子供の数が減って、学年単位の競技は出来ないが、上級生にリードされながら一生懸命がんばる1年生の姿は、可愛らしくてほほ笑ましい。


午後は同級生の叙勲を祝う会が、名古屋のホテルであったので出席してきた。
瑞宝章の授与は、28年間に亘って調停委員の仕事に従事し、成績を挙げたことが評価されてのことだ。
専業主婦の傍ら、世のため人のために、手弁当で長期間尽くすのは大変なことだと思うし、こじれて当事者間で解決できない揉め事を、上手く調停するのは難しかったことだろうと思う。
晴れがましい席はと、固辞されたこともあって、同窓会的な雰囲気で会が企画されたのは良かった。
勲章と縁は無いが、その年齢にはなったことを、妙に自覚する会でもあった。

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名古屋へ

2010年05月28日 | セカンドルーム

 

飛騨地方にもようやく太陽が戻ってきた。
風は冷たいが、5月の陽光で、山が輝いている。

丸まって縮んでいたトチの葉が、太陽に向かって一斉に開いた。
昨日までは田んぼに入っても、長靴を通して水の冷たさが伝わってきたが、今日は水も温んでいた。
午前中で野良仕事を終え、朝取り野菜を手土産に名古屋に向かうことにした。

未だちょっと細いが、畑で取れるのはネギしかなく、少し寂しいので裏山で山ウドを掘って、みやげに加えた。
水路で洗い、藁で束ねてダンボール箱に入れたら、このまま市場へ出荷できそうな感じになった。


例によって、せせらぎ街道の「清見庵」の蕎麦で腹ごしらえをした。


同行のユキ(柴犬)も、この店と馴染みになり、広い庭で日向ぼっこをしながら、おとなしく待っていてくれる。


西ウレ峠のカラマツは濃い緑に、ナラやクリも淡い新緑に変わっていた。
冬枯れの雪景色が、ついこの前であったような気がするが、今日は初夏の風景だった。
この街道は、季節の移り変わりが肌で感じられる。


坂本峠越えの旧道が開いていたので、久し振りに通ってみたが、まるで緑のトンネルを抜けるようで気持ちが良かった。
飛騨と美濃を結ぶ峠道は、険しい山中を通るので、冬季は閉鎖されるし、大雨や土砂崩れなどで通行止めになることが多く、年間半分以上も閉ざされる。
1車線の曲がりくねった道だが、鹿や猿に出遭うことはあっても、対向車に会うことはめったにない。
秋の紅葉と初夏の新緑が特に美しいので、この時期は名古屋の往復に利用している。

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ヤマフジの花が咲いた

2010年05月27日 | セカンドルーム

 

 

淡い紫色のヤマフジの花が、あちこちで咲き、甘い香りを放っている。
ナラやトチの木などに蔓が絡み、遠くから見ると、まるでその木の花のようだ。
蔓に絡まれた木は、樹形が悪くなったり、枯れることもあるので、あまり歓迎されない。
蔓以外にもとげのあるタラや野ばら、野いちごなども、山仕事をする人たちには嫌われる。


ヤマフジと同じ時期に咲く桐の花も紫色で、ヤマフジと見間違うことがある。

今日も北東の風吹いて、肌寒かった。
今週はこんな日が続き、朝夕は暖房が離せない。
強い風と雨に叩かれたためか、低温のために根付かないのか、田植え後の苗があちこちで浮いていた。
田に入って補植をしたが、水も風も冷たかった。


前の田んぼで、近所のおばあさんも同じ作業をしていたが、午前中で終わらず午後も引き続きやっていた。


田の補植が終わった後は、トウモロコシの定植をした。
5月4日にポットに蒔いた種が、やっと10センチほどに育った。


黒いマルチを畝に張って、地温を上げているが、肝心の太陽が出てこない。
田や畑の仕事を、すべてやり尽くしたとしても、成果はお天気次第で変わってくる。

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雑草に勝てない

2010年05月26日 | セカンドルーム

 

五月晴れはどこへやら、飛騨地方は今日も、不安定な天気が続いている。
このまま梅雨に入ってしまったら、日照が必要な作物は育たない。
飛騨特産のほうれん草も、6月から出荷のピークを迎えるが、低温と日照不足で2週間ほど遅れているようだ。
田植え後の水温上昇が苗の育成に不可欠だが、日照不足で水温が上がらない。
育ちが遅れている苗の傍らで、雑草だけは日ごとに逞しく育っていくのが不思議でならない。


庭は雑草に覆われて、地面が見えなくなってしまった。


畑の周りやのり面も、知らぬ間に雑草が密生し、裏山も刈り取らないと入れなくなってしまう。


雨の合間を縫って草刈を始めたが、すぐに激しく雨が降り出し、度々の中断で仕事がはかどらない。


何とか畑の周りは終わったが、庭までは手が回らなかった。
天気が回復すれば、雑草はすさまじい勢いで伸びるので、今のうちに刈っておきたかったが、雨を理由に先送りをしてしまった。
理由はともあれ、いったん野良着を脱ぐと、やる気まで失せてしまう。これでは雑草に勝てない。

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ピアスではありません

2010年05月25日 | セカンドルーム

 

2日続きの雨がようやく上がって、時々薄日が差すこともあったが、時折雷鳴がとどろき、にわか雨も降った。
昨日は、乗鞍スカイラインが6センチほどの積雪で、通行止めとなっていた。
飛騨地方の天候が、なかなか安定しない。


今日は田んぼに入って、隅や植え残したところへ、苗の補植をした。
湿度が高いせいか、目せせりやブヨが盛んに飛び回っている。
ブヨは防虫スプレーで防げるが、目せせりにはぜんぜん効果がない。
目せせりは、名前の通り目の周りを飛び回るので、何とも鬱陶しい虫だが刺すことは無い。
ブヨは音も無く来て刺すので、嫌な虫の筆頭だ。
最近は耐性が出来たのか、腫れることは無くなったが、その痒さは蚊の数十倍もあるので刺されたらたまらない。
今は動物や昆虫が、最も活性化する時期で、野山に限らず家の中まで入ってくる。
虫を捕らえようと、部屋や通路まで蜘蛛の巣が張り巡らされる。


今朝はトイレに蛇が横たわっていて、一瞬足がすくんでしまった。
ユキ(柴犬)にもマダニが付くようになったので、目や口のまわり、耳など皮膚の薄い場所を調べて取り除いている。
今朝は、小豆ほどのマダニが、ユキの耳に吸い付いているのを見つけた。


血を吸って風船のように膨らんだマダニは、ピアスのようで笑ってしまったが、犬にとっては迷惑この上もない。
昨日も全身を隈なく調べて、見つけた1匹を潰しているのに、見落としたのが一晩で成長してしまったのだろうか。
病気を媒介したり、貧血を起こすこともあるので要注意だ。
しばらくは、犬も飼い主も動物や虫と隣りあわせで、緊張の毎日が続く。
気味の悪い写真はパスしてください。

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飛騨地方は今日も雨

2010年05月24日 | セカンドルーム

 

飛騨地方は、今日も雨が降り続いている。
時には激しい雨音で、テレビの音が聞こえないほどであった。
恵みの雨もこれ以上降ると、作物にも良くなし、土砂災害の危険もある。
今年の天候は、程ほどが無くて極端過ぎるように思う。

家から田んぼまでは、片道500mほどの距離がある。
大八賀川に架る橋を渡り、空き家の前を通り、休耕田の池の脇を過ぎた突き当たりに田んぼがある。
しばらくの間は、起きぬけに田の水の様子を見に行き、足りなければ水を当て、畦を一周して異常が無いかを調べる。


まだイノシシが来た痕跡は無いし、罠にも掛かっていない。
去年は田植えの後に、畦を壊されて水が抜けてしまったので、油断は出来ない。

見回りの緊張感を解きほぐしてくれるのが、小道の脇に咲き始めた初夏の花である。


池の睡蓮やあやめが開花し、つつじや野ばらのつぼみも膨らんでいる。
青空が戻ってくれば、辺りをもっと鮮やかに彩り、田んぼへ通う楽しみを一つ増やしてくれる。

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田植え後の恵みの雨

2010年05月23日 | セカンドルーム

 

飛騨地方は明け方から、本格的な雨が降り出した。
気温も急に下がって、肌寒い雨の一日だ。
予定していた田植えを、1日繰り上げて昨日のうちに済ませておいたのは正解だった。


頼んであった苗も届いたので、天候悪化の前に田植えをしようということになり、急遽昨日の午後にすることになった。


今年は近所の人に、田植え機を使ってやってもらうことになっていたので、助手として苗箱を運んだり、後始末をする程度で手持ち無沙汰を感じるくらいであった。
苗箱から苗を外して田植え機に装着すると、機械の爪が1センチ角で苗を摘まんで、一定間隔に植えていく。
均一に苗が発芽していれば、3~5株ほど植えていくが、発芽していなかったり、薄い部分もあるので、数日後に余った苗で補植する。
植えた直後は根が定着していないので、3日間ほどは田に入らない方が良いとのことだ。


代かきの終わった田んぼに、波紋を描きながら田植え機が、エンジン音を響かせながら、快調に植えていく。


四角い田んぼなら、まっすぐに進めばいいが、山あいの田は山や崖など地形に合わせた変形の田が多いので、操作が難しそうだ。


2条植えの小型機は、小回りが利くようだが、それでも隅や際までは植えられない。
田植えは1時間ほどで終わったが、去年は鶯の鳴き声を聞きながら、2日掛かりで手植えをしたことを思い出す。

 
田植えが終わった後は、田面の露出部分が無くなるまで水を張り、田植え機や苗箱などを洗って作業は無事に終わった。
後は田んぼが干上がらないように、朝夕の水管理と雑草の除去が当面の仕事になる。
田植え後の恵みの雨は、か弱い早苗に元気を与え、にわか農夫にも憩いのひと時を与えてくれた。

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「乗鞍スカイライン」のヒルクライムと剣が峰登頂

2010年05月22日 | セカンドルーム

  鶴が池

昨日は好天に恵まれ、開通間もない乗鞍スカイラインを自転車で往復してきた。
麓の駐車場から、標高2700mの畳平までは、15キロほどの距離で、標高差が1500mある。
シャトルバスは、1時間足らずで登っていくが、車体の重いマウンテンバイクで5時間ほど掛かった。
最近は自転車で登る人をよく見かけるが、ほとんどが軽いロードレーサーで、いつもすいすいと追い越していく。
日ごろは、未舗装の林道を走ることが多いので、サスペンションやフレームのしっかりしたMTBを利用している。
槍・穂高方面へ行く、悪路の右俣林道などでは威力を発揮するが、全面舗装のスカイラインでは、車体が重いMTBは適さない。
そのために高価なロードレーサーも買えないので、登山装備を背中に背負って喘ぎながら登っている。
畳平に着いた時は、かなりへばっていたが、登山とは使う筋肉が違うのだと自分に言い聞かせて、剣が峰(3026m)を目指した。
雪の無い時期は、往復3時間ほどのコースであるが、緩んだ雪に潜り込んだり、アイゼンの爪が利かなかったりで、大幅に時間をオーバーしてしまった。
薄い空気加えて、肩の小屋から急斜面を直登したのもこたえて、頂上に着いた時には息がすっかり上がってしまった。
山頂の展望に大満足した後は、自転車をデポしたエコーラインのゲートまで下り、再びスカイラインを走って麓を目指した。
防寒着に身を固め、ヘルメットの紐を締めて、1台の車にも追い越されること無く、あっという間に平湯峠のゲートに着いた。
田んぼトレーニングのおかげで、足腰に異常は無かったが、鍛えていなかったお尻の皮が擦りむけたのは、想定外だった。

 残雪の乗鞍岳をスライドショーでご覧ください。

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自転車に乗って乗鞍岳へ

2010年05月21日 | セカンドルーム
乗鞍スカイラインが15日に開通したので、自転車で畳平まで走り、乗鞍岳にも登ってきた。
S字やヘヤピカ-ブに悩まされたり、急坂にあえいだりしながら、何とか登り切りました。最高の天気に恵まれ、残雪の山を楽しんできました。
これから温泉に入って、汗を流してきます。
5時20分 携帯で投稿
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雨上がり

2010年05月20日 | セカンドルーム

 

雨上がりの今朝は蒸し暑かった。
30%を切っていた湿度が、一挙に80%を越している。
気温が上がると、地面の水分が湯気のように立ち上っていく。
こんな天候は、作物の成長を促すが、雑草の繁茂や虫の発生にもつながる。


土が濡れて軟らかい間に畑の草取りを始めたが、ここ数日で雑草がずいぶん大きく育っていた。
スギナ、イヌタデ、オオバコ、ハコベ、ドクダミ、ヒメシバ、タンポポなど等が、競って生えている。
雑草の勢いに負けず、虫の発生も目立ってきた。
蝶の幼虫は、葉ものを食い荒らすし、「目せせり」は顔の周りを飛び回り、目や鼻の穴に飛び込んでくる。
雑草を放っておくと、土壌の養分や水分を奪ったり、日光を遮り作物の生育を阻害する。
農作業の大半は、草取りといわれていたが、現在は除草剤の普及により、作業が飛躍的に軽減されている。
小さな家庭菜園なので、何かと問題のある除草剤で雑草を抑えたり、殺虫剤で虫を殺したりはしない。
多少収穫量が減ったり、虫食い痕があっても、安心と安全を優先している。
これから収穫までは、雑草や虫との本格的な戦いが始まる。

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田んぼの筋トレ

2010年05月19日 | セカンドルーム

 

いつも水面で休んでいる鴨の一家が、6羽に増えていた。
水を張った田んぼは、天敵のキツネやイタチに襲われることが無いので、安心して子育てが出来るようだ。

昨日までは乾燥注意報が出ていた上に、初夏の強い陽射しで皮膚も畑も乾き切っていた。
定植した苗に水をやっても、瞬く間に大地が吸ってしまう。
ただでさえ潤いの無い顔や手が、干し椎茸のように干からびてしまった。


今日は、久しぶりの雨が大地や肌を潤してくれた。
恵みの雨は、苗を逞しく育て、木々の緑を瑞々しくし、乾いた肌もしっとりとさせてくれる。


田んぼの仕事も、田植えを待つだけとなり、今日はちょうど良いタイミングで、雨の休養日となった。
田に入っていると、お昼や夕方近くに猛烈にお腹が空いて、ふらふらになることがある。
子供の時以外に、激しい空腹の経験はあまり無いが、そんな時は、浅ましいことに食べ物のことで頭がいっぱいになってしまう。
農繁期は1升飯を食うと言われているが、その気持ちが良く分る。
トラクターの力を借りても、田の隅を起こしたり、やり残した所は人力でしか出来ない。
泥に足をとられながら、鍬を打ち込む仕事は、かなりハードなトレーニングに匹敵する。
ジムの筋トレやランニングは、度々3日坊主を味わっているが、田んぼの筋トレが続くのが不思議でならない。
野良仕事は、待った無しで次々とメニューが出てくるので、途中で投げ出すわけには行かないからだろう。
また、秋の収穫という目標がはっきりしているから、モチベーションが維持出来からかも知れない。

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今日の農作業

2010年05月18日 | セカンドルーム

 

飛騨地方は今日も晴天で、絶好の農作業日和になった。
乗鞍スカイラインは15日に開通し、連日の好天で、残雪もめっきり少なくなってきた。
遅霜の心配もなくなったので、今日は夏野菜の植え付けをした。


苗を買いに行った隣町の「乗鞍ファーマーズマーケット」は、買い物客で賑わっていた。
ここは丹生川町の農家の人たちが、朝取り野菜や苗を持ち寄って販売している。
野菜は新鮮で安いし、苗も地元産が土地に合っているので、丈夫で育て易いと評判が良い。


トマト、キュウリ、ナス、ピーマン、オクラなど夏野菜の定番苗を15本買ってきた。
育苗中の苗もあるので、これから少しずつ品種と本数を増やしながら畑を埋めていく。


午後は近所の人に、田んぼの代かきをしてもらった。
代かきは、田んぼに水を入れて泥と混ぜながら田面を平らにする、田植え前の最後の作業である。
泥を攪拌して水漏れを防ぎ、雑草の繁茂、害虫の発生も抑える効果がある。


昨年は鍬とトンボで、泥まみれになって悪戦苦闘したが、今年はトラクターのお蔭で短時間できれいに仕上がった。

←近所のおじいさん 


最後は丸太を引っ張って、トラクターの轍や、多少残った凸凹を均して今日の作業は終わった。
苗は23日に届く予定なので、順調に行けばその日に田植えが出来る。
ようやく、米つくり前半の山場を迎えることが出来た。

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下呂温泉へ

2010年05月17日 | セカンドルーム

 

 下呂温泉街

昨夜は、下呂温泉の水明館に一泊した。
接待、団体旅行が盛んであった頃に、施設が大型化し、東海地区の温泉街の中でも群を抜く規模である。
この旅館も、団体客の減少をカバーするため、個人客のニーズに合ったプランをたくさん用意している。
インターネットで検索して、部屋のタイプや食事のメニューなどから選んだが、プランが多くて迷ってしまう。
和室と、飛騨牛ステーキがメインのフレンチと、ややミスマッチ的なコースを選んだが、量もほどほどでおいしかった。
大浴場も3ヶ所あるので、それぞれ違うタイプを3回楽しんだ。


設備も整い清潔で、老舗旅館ならではの良さもあるが、玄関先での仰々しい出迎えや、部屋係り2名の案内など、今どきちょっと過剰な気がしないでもない。
去年は、下呂温泉の湯快リゾートに泊まったが、料金もサービスも対照的で、気軽に温泉を楽しみたい人たちで大賑わいだった。
温泉街の衰退が言われて久しいが、名古屋の奥座敷として栄えた下呂温泉も、個人客やグループ客の開拓に懸命のようだ。
14日から手伝いに来ていた助手の慰労を終えて、下呂で北と南に別れた。


田植えまでの間が空いたので、ちょうど良い骨休めになったが、今日も周りの田んぼでは、忙しそうに働く人たちの姿が多かった。
倒れた苗を起こしたり、空いた所へ苗を補充したり、水の管理など、しばらくは目を話せない。
快晴無風で、植えたばかりの苗には恵みの天気であるが、田に入る人にとっては、照り返しが強く真っ黒に日焼けする。


若いお嫁さんは、顔をすっぽり覆っているので、どこの誰だか分からないが、おばあさんは菅笠だけなのですぐに分かる。
これからは、害虫や雑草に加えて、紫外線が参戦してくる。

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