名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

山里の晩秋風景

2008年10月31日 | セカンドルーム

  

ホウの木の枝に数枚残っていた葉もすっかり落ちて、むき出しの枝が寒々としている。

 
廃屋の脇には柿がたわわに生っているが、どういう訳か鳥も動物も寄ってこない。
側にあるイノシシ罠を警戒しているのか、山にはもっとおいしい食べ物がたくさんあるからだろうか。


後片付けが終わって人のいなくなった田んぼには、藁の束が一列に並んできれいに積まれていた。
なんだか、ほほ被りをした人形の行列のような姿が面白い。


爽やかに涼を誘っていた湧き水も、今は見ただけで冷たそう。
10月も今日で終わり、山里の秋は足早に去っていくようだ。

  「飛騨の紅葉」をUPしたのでご覧下さい。

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高い山に雪が

2008年10月30日 | セカンドルーム

  笠が岳

今朝はいつもより冷え込みが強かった。
近くの高台に登ってみると、高い山はここ数日間の雪で白くお化粧をして、久し振りに顔を見せてくれた。


先週登った穂高や焼岳は麓近くまで雪に覆われていた。


乗鞍スカイラインも、26日から雪が降り続き閉鎖されていたが、ゲート辺りまで雪が積もっているので、今シーズンもこれで終わりだろう。


西の空は快晴で、白山が青い空にくっきりと浮かんでいた。

 
鮮やかだった紅葉も終わり、シラカバはすっかり葉を落としていた。カラマツ林の下を歩くと金色の針が雨のように降ってくる。
山里の冬は、目から先に入って来るようだ。

 

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日帰り温泉

2008年10月29日 | セカンドルーム

 

この辺りの古い家は、風呂場と便所が母屋と離れた別棟にあることが多い。
建て替えたり、リホームした家は中に作るが、昔のままの家も結構残っている。
冬の寒い夜などは、積雪のため長靴を履いて行くので、足の不自由な人は大変だ。
こんな不便な構造は、外で野良仕事をしていてそのまま使ったり、汲み取りや排水のため、外に作らざるを得なかったからだろうか。
わが家も屋根続きであるが、いったん土間に下り外扉を開けて行くことになる。
夏場はシャワーで済ませていたが、ひと気のない風呂場はとても寒くて湯を沸かす気にもならないし、真冬には凍結して使えなくなってしまう。
そんな訳で、この時期になると近くの温泉に通う回数が増えてくる。


少し走れば、色々なタイプの温泉場があるので、これも冬の楽しみの一つになっている。
料金も500円程で入浴できるので、銭湯と同じように気楽に行ける。
今日は「ホテル・アソシア高山リゾート」のランチ付きの日帰り温泉へ行ってきた。
山あいの鄙びた岩風呂もいいが、たまにはちょっとリッチな気分になれるホテルの展望風呂も悪くない。

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きのこの原木栽培

2008年10月28日 | セカンドルーム

 

昨夜まで降っていた雨も上がって、秋晴れが戻ってきた。
ナラやクリの葉は赤茶けた色に変わり、朴や桑の木は風が吹くと大きな葉を盛んに落としている。


まわりの紅葉は、いまだ鮮やかだが、既にこの辺りまで落ち葉の季節がやってきた。
裏山のナメコは、5回ほど収穫をしてほぼ終わり、数本のほだ木から小さな笠が少し出ているだけとなった。

 
木の枝に隠れて見えなかった、直径17センチほどに育った大きな椎茸を今朝見つけた。
雨が降ると大きく育つといわれているが、たまにこんな椎茸が採れる事がある。
椎茸は、これを含めて10本ほどの収穫しかなかった。
シーズンの終わりなので、今夜の夕食は、豪華に焼き椎茸の1本付けと、ナメコ汁で締めくくりをしよう。

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冬支度

2008年10月27日 | セカンドルーム

 

朝から雨が降ったり止んだりの、肌寒い一日だった。

 
今日は、汚れや破れが気になっていた居間の障子を6枚張り替え、隙間風を防ぐためにカーテンを取り付けた。
毎年やっていることなので、少しずつ手際が良くなってきたが、新しい障子紙をぴったりと桟に貼っていく作業は結構手間がかかる。
広いだけが取りえの古民家は障子戸が30枚以上もあり、とても全部は出来ないので、残りは破れた個所を補修するだけにした。


ピンと張った真っ白な障子は、見た目も気分が良いし、これだけでも冷たい風が防げるので、冬に備えて大事な仕事になっている。
夕方のニュースで平湯峠で雪が降り、乗鞍スカイラインは積雪のため、昨日から閉鎖されていると伝えていた。
いずれこのあたりまで下りてくるので、良いタイミングで冬支度が出来た。

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せせらぎ街道の紅葉

2008年10月26日 | セカンドルーム

 

名古屋からの帰りは、いつものように東海北陸道郡上八幡ICで下りて、せせらぎ街道経由で高山へ戻ってきた。
街道沿いの紅葉はちょうど見ごろであったが、あいにく秋雨に濡れて色がくすんでいた。
いつも静かな街道は、日曜日ということもあって、雨の中を紅葉見物の車がたくさん行き来していた。

 
標高1113mの西ウレ峠は、かえでが散り始め、赤や黄色の落ち葉が地面に敷きつめられて美しかった。

 
峠を下っていくと色もまだ鮮やかで、もうしばらくは楽しめそうだ。

 
途中の清見庵で飛騨産の新そばを、山の紅葉をおかずに楽しみ、「清見クラフト展」を見学して帰って来た。
留守にしていた家は、室温が8℃ほどで冷え冷えとし、いつもの事ながら名古屋の暖かさが思い出される。

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名古屋へ

2008年10月25日 | セカンドルーム
昨日、ユキ(柴犬)を連れて名古屋へ来た。
夏の間は高山で留守番をしていて、3ヶ月振りに来たので、少し落ち着かない様子だ。
玄関先の狸を胡散臭そうに窺がっていたが、デフォルメされていても、よく出合う本物と見誤るのだろうか。
飼い主も落ち着き無く、OB会の打ち合わせに出たり、知人の作品展やMTB(自転車)展示会に顔を出したりと、いつものようにせわしない日を過ごした。
名古屋は、町を歩いていても秋の気配がどこからも感じられないほど暖かい。
高山では夜になると暖房を使っていたが、夕食の牡蠣鍋は汗をかきながら食べた。
鍋料理は、まだちょっと早かったようだ。
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山から帰って

2008年10月24日 | セカンドルーム

 

以前サプリメント、給水チューブ、プレスサーモ肌着、携帯トイレを登山に備えて購入した旨の記事を掲載(10月5日付)したが、2点について試す機会があった。
今回の登山で「aminovital pro3600」を、1日につき3袋ずつ飲んだ。
行動時間が長かったにもかかわらず、疲労は翌日に余り残らなかったし、いつも起こる漆痛や背筋の痛みもほとんど無かった。
私の体重は61キロ前後であまり変動は無いが、下山後温泉に入った後に計ったら60キロに減っていた。
今日計ったら元の体重に戻っていた。僅か数日で1キロも増減したのはちょっと驚いたし、ここ数日は、いつもの量の食事をとっても空腹感が満たされず、食後にカップラーメンやアンパンなどを食べていた。
サプリメントは気休め程度と思っていたが、体が活性化し代謝機能が高まったことを自覚するくらいの効き目があった。
通常以上に体力の消耗が激しい場合は、アミノ酸の疲労回復力、持久力アップという面では効果がありそうだ。


給水チューブは今回はじめて使ったが、これは優れものだった。
ボトルをザックに入れ、チューブの吸い口をショルダーに固定しておけば、行動中でも自由に口にくわえて給水できる。
子犬がお母さんの乳首をくわえてチュ-チュー吸う姿を思い出すが、吸い口の感触が良いので、いつもの倍ほどの水分を取ってしまった。
こまめな水分補給の効果も、今回の登山で実感することが出来た。
体力の衰えとともに、それをカバーする工夫をしなければならないのは切ないけど、山でバテたり筋肉痛で苦しむよりはましかも知れない。

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西穂高岳から焼岳へ(10月21日)

2008年10月23日 | セカンドルーム

 

 中尾峠から焼岳

初冬の山小屋は静かで、6時の夕食が終わると9時の消燈を待たず、相部屋の4人は全員布団に入って寝てしまった。


今日は日の出と共に小屋を出て、割谷山を越えて焼岳を目指した。

 
森林限界を越えない道は、ツガやシラビソ、ダケカンバの森を縫って続き、日陰には霜が残り泥濘も凍っていた。

 
所々で視界が開け、振り返ると昨日登った西穂高が遠ざかり、前方にはこれから登る焼岳の噴煙が近づいてくる。
左手眼下に上高地が金色のカラマツに彩られ、右手に笠が岳が屏風のように広がり、息をのむような美しい風景が次々と展開される。
割谷山をトラバースして、下ったところに山小屋があり、眼前に焼岳が聳えている。
ここは11月3日まで営業するとのことであった。北アルプス山域の山小屋は、通年営業の西穂山荘を除いて、ほとんど閉鎖されている。
小屋の脇から小高い山を越え、旧中尾峠へいったん下って、いよいよ山頂を目指す。

 
眼前の溶岩ドームから噴煙が立ち上り、足元の穴から硫黄臭い湯気を吹き上げ、緊張感と期待で胸が高鳴る。

 
山頂へはガレ場の急登が続き、硫黄を吹き出す噴火口やゴーゴーと唸る噴気孔の脇を通って登っていく。

 
山頂からの眺望は素晴らしく、穂高連峰を背にした上高地や、乗鞍岳、白山、笠が岳などの大パノラマを堪能できた。
下山路は上高地、中の湯、中尾温泉があるが、中尾へ下ることにした。
このルートは旧鎌倉街道の裏街道として、落ち武者や駆け落ち、夜逃げなど、訳があって密かに利用されたとも伝えられている。


峠の途中にある秀綱神社は、飛騨を治めていた戦国武将三木秀綱が金森氏に敗れ、信州を目指して落ちて行く途中で非業の死を遂げた。
縁のある中尾の人たちが、不運の武将を祀り、道中の安全を願って建てたと言われている。

 
麓に近づくにつれて、まわりの紅葉がいっそう鮮やかになり、原生林や白水の滝など見所も多く、今までの疲れを忘れさせてくれる。


温泉の噴煙で中尾に近づいたことを知り、長い行程を無事に終えてほっとした。
夕闇迫る山の紅葉を見ながら、露天風呂に入り2日間の疲れと垢を洗い流して帰路に着いた。

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西穂高岳独標(10月20日)

2008年10月22日 | セカンドルーム

 

 西穂高岳

1泊2日の西穂高岳と焼岳登山は、天気にも恵まれ山頂からの雄大な眺望と麓の紅葉を堪能することが出来た。

 

新穂高ロープウエイの鍋平あたりまでは、錦を散りばめたように山が燃え上がり、終点の千石平のダケカンバは金色の葉を舞い上がらせていた。

 
観光客で賑わう千石園地を後に、登山届けを書いて、ここから登りに入る。
冬山用の道案内が5~6Mほどの高さに取り付けられていて、このあたりの雪の深さが想像される。


シラビソやツガなどの樹林帯を登っていくと、所々で西穂高岳や西穂高山荘の赤い屋根が見え隠れして、少しずつ近づいていく様子が分かる。

 
山荘を後に、急坂をしばらく登ると前方が開け、丸山の向うに西穂高岳が迫っていた。
眼下には梓川が白く蛇行し、赤い屋根の帝国ホテルがマッチ箱のように小さく見える。


急角度に屹立する独標は、目印を頼りに三点確保で慎重に登っていく。

 
独標頂上に着き弁当を食べていると、笠が岳に雲が掛かり始め、奥穂高から吊り尾根へと広がっていった。

 
ドイツ人の家族が子供を背負子にくくり付けて、しっかりした3点確保でガスの中を登ってきた。
しばらく天候の回復を待っていたが、好転の見込みが無さそうなので、ここで引き返すことにした。
4年前に来た時も同じような天気であったが、3人のパーティーだったので西穂山頂まで往復した。
ここから先は滑落や落石などで深刻な事故が度々起こっているので、一般登山者は独標で引き返したほうが無難だ。


小屋へ下ってきた時は、既にこのあたりもガスで覆われていた。

 
ピーク時は4~500人の泊り客でひしめき合う小屋も、今夜は団塊以降の夫婦二組と男4人で、ゆっくり食卓を囲んだ。
社員食堂風のメニューも、氷点下に冷え込む夜には、温かいご飯と味噌汁が何よりのご馳走だった。

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焼岳山頂

2008年10月21日 | セカンドルーム
噴火口の脇を通って頂上に着いた。
穂高を背に紅葉に彩られた上高地が箱庭のよう。
これから昼飯を食べてのんびり下山。
12時30分携帯で投稿
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焼岳へ

2008年10月21日 | セカンドルーム
早朝西穂高の小屋を出て中尾峠に来た。
これから焼岳に登って中尾温泉に下ります。今日の行程は8時間程なので日暮れには家にかえれそう。
11時携帯で投稿
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西穂高独標

2008年10月20日 | セカンドルーム
西穂高岳独標に着き360度の眺望を楽しみ、弁当を食べ終ったら急にガスが湧き上がり視界を遮ってしまった。コーヒーを沸かしてしばらく様子を見ていたが、一向に晴れない。残り2時間程の行程は幾つもの岩場の連続なので無理することはない。今日はここで小屋に引き返すことにした。
後は晩飯を食べて明日の天気を祈って寝るだけ。
16時30分携帯で投稿
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西穂高山荘

2008年10月20日 | セカンドルーム
西穂高山荘に着いた。これから山頂を目指します。
写真は西穂高岳です。これから山頂を目指します。
10時50分携帯で投稿
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西穂高岳へ

2008年10月20日 | セカンドルーム
西穂高岳登山口へ来てます。
これから山頂を目指し、今夜は西穂高小屋に泊まる予定です。
明日は焼岳に登り中尾へ下る予定です。
電波が届けばまた送ります。
8時30分携帯で投稿
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